夏子
「Jリーグ開幕！」
…を観に等々力へ行って来ました。 川崎フロンターレ対名古屋グランパス戦。 地元の友人がシーズンシートを持っているのでよく誘ってもらえる。 試合を観るというよりは友人と会いたくて行くような感じ。笑。 サッカー漫画を描いてた頃よりだんぜんたくさん観に行ってるね。 最近のフロンタ―レはチト成績が芳しくないけど…。 監督も変わり顔と名前が一致する選手はほとんど居なくなってしまった。 長年お世話になった元広報のアマノ君も居ないし…ケンゴも居ない。 初優勝の後、あんなに強かったのに…。 まあ世代交代、というやつだろうか。 私は試合が始まる時にバックスタンドに掲げられるドラえもんの大きなフラッグを観るのが楽しみだったんだけどこの日はなし。 あれー…残念。 （原作者の藤子不二雄先生が川崎在住であったので多分その縁だったんだけど） それでもやはり生で観るサッカーは楽しかった。 前半は正直退屈だったんだけど（ノーゴールだったし）、後半先制点をモノにすると！あれよあれよとゴールラッシュ！ 実は先制点はハーフタイムにトイレに行ってその後ショップをぶらぶら見ていてすでに後半何分か経過していて戻って椅子に座ろうと下見た時に先制点入ったのよね。 だから目の前で入ったにも関わらずその瞬間を見逃してしまった！ 友人が、 「なっちゃんがトイレ行くと点入るんだよね？！ 入ったよー！」と大喜び。 まあいっか。 とりあえずお決まりのマフラーを振る… 見てないクセに。苦笑。 実際私がトイレ行くとしばしば点が入るのよね…。 後半直後って点入りやすいから…かな？ その瞬間は目撃できなかったんだけどやはりゴールゲットすると思わず「ばんざい！」してしまう。 両手をこう、まっすぐに。笑。 条件反射ですな。 できればもう１点、今度はちゃんとその瞬間を見たい〜と思ってたらまあ獲るわ獲るわ。 その後３点！ 計４ゴール！ かろうじて名前がわかる程度の若手選手だったけど思わずばんざい！ そして寒いので持ってきていたマフラーを思い切り振る… スタジアムが沸く光景はいつみても美しい… みんなマフラーを振って…。 前半はイマイチだったけど後半は敵陣ゴールがよく見える席だったのでパスの連携もドリブルもセンタリングもよく見えた。 みんな足さばきがきれいだ… 昔はパスにこだわるあまりドリブルがあまりなかった時期があったのに、今はどんどんドリブルしたり、イライラさせられたサイドばかりのパス回しとかではなくどんどん中央へ、バイタルエリアにグラウンダーのボールをぐいぐい通していく… あれー、ホントに日本サッカーうまくなってるんだなー。 まるでみんな三笘みたいだ… 思えば何年か前は等々力の左サイドに三笘が居たのよね。 私も１，２回は目撃したっけ… 鷺沼の星♪…えへへ。 三笘はもう居ないけどそのスタイルはしっかりと受け継がれているような気もした…。 ４−０！でこれ以上ない優位で後半の笛を待つ… あれ、アディショナルは８分？ 最近長いのよね… なんでもゴールすると平均３分は喜んでいるからその分組み込まれる… やきもき。で、 （土曜開催で多くのJの試合は翌日曜日だけど） 「もしかしたら暫定１位かな？ だって得失プラス４はちょっとないもの… できればこのまま０点でおさえてほしい…」 と期待してたら。 やりました！ ４−０で完勝！でした。 かつてのフロンターレを彷彿とさせるようなゴールラッシュ。 やっぱりゴールが入るとうれしいものだ… 当たり前か…。 夢中になってボールの行方を追ってた頃を思い出す… ドキドキワクワクはあまりしないものの、その分ゆっくり試合運びを観ていられる…。 前みたいに「漫画のネタ！探さなきゃ！！」って焦ってストレスを感じるようなコトはない… 純粋に楽しむだけでいいんだ…苦笑。 サポの友人が言うには、 「今日の試合は、新監督の長谷川さんのメッセージのような気がするな。 家長とか小林ユウとか今まで必ず出ていた選手ばかりじゃなくて、 若手でもどんどん起用するぞ、って…チャンスはあるんだぞ、って」 だそうだ… 私はもう家長とか小林ユウとかくらいしかなじみがないんだけど、ようやく世代交代が進められていくんだろうな。 この日は２万３千の大観衆… 初めて等々力のフロンターレ戦を観た時は４千人くらいだったっけな… 隔世の感が…。 きっとまた観に来よう。 地元にＪ１があるのはやっぱりとても幸せなコトだしね。
PS. 開幕戦なのでイベントがあった。 誰かタレントが来るかな？と期待してると３代目Jソウルブラザース？の 若手のイケメンが始球式をしてくれた。 友人と 「あのコ、川崎出身なんですって」 「へえ、川崎のどこだろう？」 「南部あたりのやんちゃ君かな？」スマホで調べると、 「お、白幡町…犬蔵ですって。がちがちの北部じゃないの！」 しかも私の育った鷺沼のほとんど隣よ！おほほ。 …ローカルニュースでした！笑。
「まんが寺子屋便り」
またまた先週日曜日、まんが寺子屋を開催。 近所の子供たちのリピーターも増えたし、講師陣もだいぶ慣れてきた。 （といってもやはり全力投球なので皆ぐったり疲れる…のはトシのせいだろう。トホホ） で、前回リピーターの小学生のAちゃんから 「なつこ先生、花子君描いて！デジで色付けて」のリクエストがあり、 「疲れたから次に…」と、ごまかしたのですが。 絵描きが絵を描くのを避けてどうする、と自宅でトライしてみた。 「地縛少年花子君」という人気漫画・アニメだそうで。 ちょうど後輩のスケキヨから 「今アニメやってますよ！」のメールをもらって、参考に見てみた。 まともにアニメを見るのは何十年ぶりだか？苦笑。 当たり前だけど何一つ刺さらなかった… というかよくわからなかった。 そりゃそうだね。笑。 で、色を付けてみた。 次回に、Aちゃんに見せてあげたかった。 喜んでくれるといいなあ、と。 で、出来上がったのがこれで。苦笑。
そして先週の寺子屋でAちゃんに見せてみた。 「Aちゃんー、花子君描いたよー」プリントアウトして見せる。 すると 「あー！花子君だー！！」喜んでくれた。 喜んでくれたのですが。 「ここの、封印は少し色が白いの」 「目の色が違う！」 「人魂のココが違う…」 「髪の毛はまあまあ」 ですって！ ダメだしされちゃった！爆笑。 直すの面倒臭かったので「へえ、そうなんだー」とごまかす。 Aちゃんはお友達と楽しそうにおしゃべりしながらパパにおねだり（？）して買ってもらった自分のタブレットで夢中で描いている。 しばらくして、Aちゃん私に 「あのね、私も花子君描いたんだよ」 「えー、見せて見せてー」 ファイルを開いて見せてくれた。 これです。
いいね！ 素晴らしい！ のびのびして勢いがあって。 そう、勢いがあるの。 私の花子君には勢いがない。 そりゃ技術的には、手とかデッサンとか構図とか、そういうのは小ぎれいでも断然Aちゃんの花子君の方がいい絵だ！ 愛がこもってるんだよね。 好き！ があふれてはじけそう！ 「推し」ってこういうコトなのよね… 心をこめるというのは。 私の負け！ 敵わない。 後で迎えに来たお母様が 「前回なつこ先生が描いた花子君を見て、すごく刺激を受けたようで。 私も花子君描く！って…」と教えてくれた。 へえ！そうなんだ… 私が描いたのを見て、自分も描きたくなったなんてうれしいなあ。 推しの花子君、自分だって描けるんだから！って夢中で描いたんだろうな。 きっと描いてる時間は楽しかっただろうなあ。… 寺子屋に通うようになって１年弱… 実際Aちゃんすごく上手になっているのよね。 特にタブレットを買ってもらってからは、目覚ましい上達ぶりだ。 絵、って刺激を受けた時すごく上達するんだよね。 どんどん神経繊維が増殖して、活性化されるんだ…。 思春期の始め、まだ柔らかい脳みそと感性… 未来しか可能性しかない10代… Aちゃんの「スケッチブック」（タブレットだけど）に少しだけ関われたのならとてもうれしいな。 そりゃ自分も今までたくさんの作品を描いてきて、なにがしかの影響を読者さんに与えることはできただろうと思うけど、こういう形で目の前で子供さんの変化の瞬間を「目撃」したのは多分初めてだろう。 子供、ってすごいね。 （まるでアゲハの脱皮や羽化を見た時みたいな） よかったよかった。 …ちなみに、私が小学生高学年の時好きだったのは…… 野口五郎でした。きゃ。笑。
PS. 家に帰って、参加者の作品を何度もスマホで見るんだよ。 自分の作品以外でそんなコトしたことなかったなあ。 いとおしい、というか。
