受験シーズンも峠を越えたんでしょうか。 大人になってほんとうによかった、と思うことのひとつに試験をしなくてもいい、ということがあげられますね。 受験生のみなさんがんばってますか。 で、新聞などにのっていた問題をまねして私もたわむれに作ってみました。 (何のために・・・) 問。次の単語を使って文章を作りなさい。 「よしんば」 「さだめし」 「いわんや」 「ひねもす」 「なかんづく」 「つぶさに」 「あたかも」 「つまびらかに」 「おしなべて」 「おのずと」 (辞書使用可) ....と担当のモリタ君に出題したらさすがに編集者、なかなかおもしろい答えをかいてくれました。 「よしんば 塀内さんがスノボを好きだとしても ひねもす ゲレンデに居続けることは心配である。 いわんや 一週間も連絡なしに北海道に行くなど あたかも 失踪したかのごとく感じられ肝を冷やした さだめし 口うるさく感じられるであろうが つぶさに とはいかなくても予定などはなるべく つまびらかに していただければ おのずと 安心した毎日をおくれるのだが...。 おしなべて 編集というものは小心者であるが なかんづく 私などはその際たるものであろう。」 短時間でこれだけできたのはすばらしいですね。さすがさすが。 みなさんも頭の体操でやってみてはいかがでしょう。 ちなみに問2もつけときます。 「たまさか」 「そぞろに」 「おもむろに」 「よんどころなく」 「しとどに」 「もんどりうつ」 「しれっと」 「いささか」 「じゅんじゅんと」 「あざとい」 「いみじくも」 などなど。国語に自信のあるかたぜひ送ってくださいな。 しかし役にたたない知識だなあ。
夏子
「♪アルプス一万じゃーく こやりのうーえでアルペン踊りをさあ踊りましょ」 ・・・という歌があって、アシスタントがふと 「こやり、ってなーに?」と聞いた。 博識な私は 「日本の北アルプス山脈に槍ヶ岳、という切り立った美しい山がある、その頂上に近い肩のあたりに形のよく似た小さいピークがちょこんとあって、それを小槍、というのだ。」と教えてやった。 (私は高校のワンダーフォーゲル部で槍ヶ岳には登ったことがあるが、ルートが違ったので小槍には立っていない。なのでそこでアルペン踊りができるスペースがあるかどうかは知らない・・・。) といったらアシどもは 「ほんとですかー?」だと。 「ほんとだ!」 「じゃあ小槍はいくつもあるんですか?」 「小槍はひとつだ!槍ヶ岳の肩だけ!」 「ええー」 あんまり信じてない。自分の無知を棚にあげて・・・。 ふん。 さらに「ヤッホー」の語源はドイツ語の「ヨッホ」=頂上からきている、と教えてやったら 「あ、ユングフラウヨッホのー・・・」と、これは 信用したようだ。(ちなみにユング=若い、フラウ=娘さん) 「ふだんから嘘ばっかりいってるからですよー」だと。ちっ。 いつぞやは 「パパイヤにはパパインという酵素があって身体にいい、プロゴルファーの岡本綾子はそれで腰痛を治したのじゃ。」といったらやっぱり 「パパイン、ですかー?」と疑い深い目で見ていた。 また 「サッカーの小野伸二の父親は実はマラドーナで、マラドーナが19歳の時ワールドユースで来日した時にイタシタのだ。だから小野の技術は父親ゆずりで年令もぴったりくる・・・」というのはレッドな嘘です。 P.S ラストは信じないように。
先週川崎市の某中学校へ行って「職業体験学習」なるものの「講師」をやってきました。 (実は一昨年についで2回目) タイトル通り中学2年生が何人かのグループになって希望する職業、「パン屋さん」とか「本屋さん」などの職場に行ってどんな仕事か体験したり話を聞いたりする課外授業なんですってさ。 「お笑い」なんてのもあるらしい。 で、私は「漫画家」。 そのことをアシスタントたちに言ったら「今の中学生はいいなー。希望すれば本物の漫画家に会えるんだー。」 ホント、同感。 ああ、あたいも中学の時に本物の漫画家に会えてたら…。 あ、でも「パン屋さん」や「ケーキ屋さん」もいいな。 「ラーメン屋さん」「お寿司屋さん」も…。 って、ハラへってんのか。
まあ自分がどういう事ができるのかはよくわからないけれど本物の中学生に会える機会なんて滅多にないので、割と興味津々で行ってきました。 で、お勤めをはたしてきました。 …いやぁ、実に面白かったですねぇ。 現役の中学生、女の子ばかり7人。 (前回は男の子もいたのに。男の子はどこに行ったんだ?) 詳細はいずれ「漫画の描き方」か何かでルポしますので、おおまかな感想だけ。 ずばり、女の子たちは実に賢く元気!とっても積極的!で、かわいい!お肌がキレイ! ああ、その純真な瞳でこの身も心も老廃物のふきでた私を見つめないで…! なんちゃって。 たしかにこの年代は女の子が元気で男の子は無口になる年頃ですけど、それを差し引いても女の子すごい。 「どんな漫画読むの?」と聞いたら「ジャンプ」と「花とゆめ」が多かった。 正統派の少女漫画はあまり好きじゃないんだって。 う〜ん。 10年後、この子たちが働きだす頃にはひょっとしたら少年漫画は女の子にのっとられているかもしれないなー。 やっちゃえやっちゃえ。 P.S 中学校なんてウィルスの巣みたいなとこ行ってインフルエンザうつされたらどうしようとマジ心配してたんですがピークは2週間前くらいだったんですって。 ホッ。
先週末、長野の八方尾根へ行って滑ってきました。 老舗のスキ−場らしくそれはそれはスケールの大きなゲレンデで大満足でしたねえ。 天候も雪質も最高で。 長野オリンピックの時の会場にもなりあっちこっちにその記念のプレートとか飾ってあって。 あの原田の涙のジャンプもここのスキ−場だったんですね。 展望リフトに乗って一番上まで行くと、晴れ渡る空に見事な後立山連邦の大パノラマ。 白馬岳、杓子岳、鑓が岳の白馬三山がもう眼前にせまる迫力で。 ちなみにハクバ、ハクバというけれど「しろうま」が正しい。 いやあ、きれいでしたねえ。 山は真っ白で、空は青で。 もうここにこないかもしれない、来てもこんなに晴れることはないかも・・・と思うと面倒くさがりで写真ぎらいの私も思わず「写ルンです」買ってパチパチ。 そこにいたほぼ全員がカメラやケイタイで撮りあって。 よいものを観ました。(拝む感じで) それとは逆に悲しかったのは宿がバツだったこと。 駐車場が有料だったり朝風呂に入れなかったり何よりごはんが・・・ごはんが・・・。 夕飯のメインがコロッケとメンチでさ・・・。朝は納豆だけ。 小学校の時の修学旅行を思い出した。くすん。 せめて野沢菜くらいだしてくれ。 コーヒーもつかず、お湯をわかすポットは有料。(300円!) この宿ははずれ。マイナス3・0点。(6・0点を基準として) 次に期待。 さて、八方の女王になったか、というとここのゲレンデは広すぎてイマイチ確認できず。 しかし見たところ初級者っぽいネ−チャン多し、ほぼ女王、ということで。 ほぼ、って何だ・・・。 でもさすが老舗のスキ−場らしくスキーのエキスパートは多かった。 フリースタイルの上級者が魅せてくれたエア(ジャンプ)には思わずリフト客から歓声があがったなあ。 見事。