「JUSTANSER…?」
何か月か前にパソコンでサポートダイヤルみたいなのに問い合わせて質問に答えてもらったことがあった。 具体的なコトは忘れたし、役にたったのかどうかも覚えていない。 前に一度マイクロソフトを騙る詐欺に逢ったコトがあったから慎重にしてたけど… もしかしてAIチャットだったかな? 後日、カードから4800円が引き落とされていて、うーんチト高いかな…と思っていたのよ。 それがJUSTANSER JAPAN、ドルを円に換算。 数か月前… 忘れていたら毎月4800円引き落とされてるの。 あれー?たしか1度だけだったはずなのに…。 どうやら会員になってるらしい… なった覚えはないのにな。 アマゾンプライムみたいに、こちらから断りを入れないといつのまにか会員になっているのかな…。 あれー??? *ちなみに、今調べて見たら自動的に会員になるしくみだってさ。 聞いてないよー。 詐欺、ではないらしいが詐欺、って言う人もいるようで。 さすがに毎月4800円は高い。 しかも何にもしてないのに。苦笑。 電話番号が明細についてたので電話で解約しようかとかけてみたら音声ガイダンスが流れてきて。 なんか面倒臭くなって用事もあったしその時はやめた。 結局その引き落としのクレジットカードそのものを解約することにした。 こっちは簡単に解約できた。 その口座からは、ネトフリやユーネクストとか、いわゆる配信系のものの引き落としが多く、さほど重要な口座振替(公共料金とか税金とか)ではなかったので「まあいいか。カードが無くなれば引き落としもできまい」と思ったのよ。 もし引き落としができなければ改めて連絡メールがくるだろう、と。 ユーネクストとかネトフリとか、よく利用するものだけを新しく手続きすればいいかな?と。 でも少し考えて、もしかしたら料金未納のまま履歴だけが続いたら? もしかしたら延滞ペナルティみたいなものがあるかもしれない。 NHK料金なんかそうなんだよね。 きちんと「解約手続き」をしないと、いわゆる未払い金だけがどんどん積み重なる恐れもあるかも…。 まさか「差し押さえ」になったりしたら…。 どこまでしらばっくれることができるだろうか? 1度質問してサポートをもらったのは事実だけど、会員になった覚えはないのに。 やっぱりうさんくさいのかな。 ネットで検索してみたら、詐欺とは言わないものの、困っているのは私だけではないようだ。 きちんと解約したいのはやまやまだけど、この手の音声ガイダンス、ってなんか「たらいまわし」的なのも多いのよね。 スマホとかでも、いつのまにか変な吊り広告から詐欺サイトにつながっちゃうコトもしばしばで。 ああ、面倒くさい! いっそ全部しらばっくれようか…笑。 それにしてもつくづくスマホやネットの広告の何と多いことか! 最近よく見かけるのが「何秒後に報酬を得られます」っていうの。 報酬って何さ? ポイントでもたまるのかな? 「その記事の続きが読めたり画像が見られるのが報酬ですよ」って友人が。 「え〜〜何それ〜〜!」 芸能ゴシップなんかが報酬かい! にしても、知らないタレントやユーチューバーとかのニュースなんてどうでもいいんだから見なきゃいいのね。 でもつい見てしまう…笑。 動物の動画とかは楽しいけどね。 書き込みも時々してたりして。笑。 最近は、AIが言葉のチェックなんかしてるのね。 前に、「頭悪いんじゃないの?」とか書いたら「誹謗中傷チェック」にひっかかって1週間くらい書き込みができなかった。 最近は「もう少し柔らかい言葉になりませんか?」ってチェックが入ったりするの。 えー、言葉狩りじゃん。 どこかトンチンカンなのよね、AIって…。 機械だからしょうがないか? でもいくらでもかいくぐる事はできる。 一文字「〇」で伏せたり、当て字を入れたり。 昔からネットで「基地外」とかあったっけな…。 そんなコトに頭と時間を使う自分もどうかと思う…苦笑。 くだらないと思いつつ、もう習慣でネット見てる。 朝、目が覚めるととりあえずスマホ見てしまう。 なくなったら寂しいとも思う…。 思えば、本も読まなくなってる。 いかんなあ。苦笑。 腹立つのはネット、って大昔のニュースがシレっと混じっている事。 それは「ニュース:」ではないじゃんよ! 自分も少しづつバカになっているような…。 で、AIが「バカという言葉はもう少し柔らかくなりませんか?」ってチェックが入ったり。笑。 「愚か」はどうだろう… 「カバ」にしてみたら…。 今度試してみるかな。 …よせ、って。 とりあえずJUSTANSERはしらばっくれようと思う。 4800円払え!って追っかけてくるだろうか? 果たして…。
PS. 今朝、覚悟を決めて(?)JUSTANSERに電話した。 そしたら音声ガイダンスはあったものの、すぐ人間が出てきてサクサク 解約できた。 なーんだ。 とりあえずよかった。 カード解約しなくてもよかったのかな。 でも、なくてもいいカードだし、最近のカードはやたらクレジット機能 もついてるので困ることもなかろう。 カードの断捨離にはなった。 ふう。
夏子
「アゲハ通信」
一昨日、最後のアオムシが蛹化を始め、無事サナギになりましたので今年のアゲハ飼育は終了となりました。 (報告する事か?!笑) アゲハ同僚のK田さんも 「昨日最後の2匹のうち1匹は蛹化、もう1匹は残念ながらだめだった(死ん じゃったようで)…で、終了ですっ。 これでお餌の葉っぱを無理して探す必要もなくなりましたっ」と 後輩のスケキヨさんとこもすべてサナギになったはいいですが 「なかなか羽化しませんっ、越冬の様相に… ていうかホントに蝶になるのかな… 少し心配…」 すぐに蝶が見られないのは少し残念ですがこればっかりは人間はどうすることもできませんので。 見守るだけですね。 いやあ、今年はずいぶんたくさん飼育したわ。 夏が長かったせいか?後から後から幼虫を見つけ、餌の葉もよく育ち。 多分7,80匹くらい育てたかな。(!) 途中、寄生やら病死やらで12,3匹ダメだったけど、後半はなかなかいい感じで見守れました。笑。 K田さんから「アゲハ用の葉っぱ、ネットで買えますよ」と情報をもらい3,4回購入したっけな。 (なぜだか)関西方面の園芸ショップで、アゲハの食糧の柑橘系の葉を販売してるんだわ。 屋上のキンカンやレモンだけでは心もとなかったのですぐ注文した。 200グラム(と言ってもピンとこなかったけど)だ4,5千円。 チト高いとは思ったけど幼虫はまったなし、だからね。 しかし届いたのはかなりワイルドな葉っぱで。 夏ミカンとかハッサクとかのおむすび海苔みたいにでかく、ボリュームがあるのはいいだけど宣伝してるほど柔らかくもなく、エカキムシの這った跡も結構あって…。 「あれー、思ってたのと違うー」と少しがっかり。 それでも幼虫に与えてみると… よく食べてくれた! うちの屋上のキンカンの葉が上品な懐石料理なら届いた葉っぱはファミレスの食べ放題、みたいな趣き…。 虫にはどっちでもいいようで。 量もそれなりにあるので取りあえずよかったよかった。 おかげでK田さんやスケキヨさんにも分けてあげる事ができた。 二人とも調達には結構苦労して、空き地とか公園とかの柑橘の葉っぱを探していた、との事。 事務所の近所にもカンキツ系の樹木はしばしば見かけて。 特に斜め向かいの一軒家の庭先にはそれはそれは素晴らしいミカンの木があってね。 K田さんと、通りかかるたび 「すごいなあ、このミカンの葉っぱ、柔らかくてすごくキレイだよね… これをウチのコ(笑)に食べさせてやれたらなあ…」と 二人で指くわえて見てたんだわ。 さすがに他人ん家の木だから勝手に取ったらそれは「泥棒」となるわけで…。 「ココの人と知り合いになれたらなあ。」 「売ってくれ、って頼もうか?」 「いや、それももしかしたら失礼にあたるし、怪しまれるかも」 「だねえ…」 「残念だなあ…」 でも本当にきれいなミカンの葉でさ…。 「あ、アゲハの幼虫居るよ!ほら!」 「ここにも!小さいアオムシ、カワイイなあ…」 「カワイイねえ…」 それを見ていたKネコさんがあきれて、 「充分ヘンな人だよ!見るとこ違う!」と笑う。 でもまあ、地植えの柑橘は素晴らしいけどヤドリバエの寄生の心配もあるんだよね。 だからなるべく自分で何とかしたいと思い、屋上に新たにキンカンとハッサクの苗を買ってきて植えたのよ。 来年に備えてね。笑。 今年の飼育はすべて終了したので、虫かごをきれいに洗って、片付ける。 サナギは今14コ。昨日まで毎日1,2羽くらいずつ羽化して旅立って行った。 あと何匹かは羽化して、何匹かは越冬になるだろう。 できれば無理して秋の終わりに蝶になるよりも春を待って飛んで行ってくれた方が望ましいのだけれど。 やはり春の方が蜜のある花が多いから。 花ならどれでも蜜があるわけでもないらしいので。 (ツツジやサルビア、やっぱり春夏の花だね) ようやく終了。 少し寂しくて、でもさわやかだ。 こんなビルだらけの都会に来てくれて育てさせてくれて、美しい姿を見せてくれて、時には癒され時に学び、自然のプログラムの緻密さや完璧さに圧倒され… 本当にありがとう。 また来年、待ってるね。
先日に実施した「まんが寺子屋」のレポートです。 専用のSNSを作成したのでご興味のある方は覗いてみてください。情報や、作品などもアップしております。 https://x.com/motosumi2023
好評につき、定員いっぱいになることも多くなったので10月は1日追加をいたしました。 リピーターのお子さんたち8人(1名は父兄の方、一緒にお絵かきを)、いつもと同じでも単調だろうとこの日は講師の井上正治先生の提案・主催で「オリジナルキャラを作ってみよう!」という特別プログラムなどを。 まずウォームアップで、いつもの動物フィギュアを使って1コマまんが。 リピーターの小学生たち、割と同じ動物を選んだりしちゃうのでこの日はブラインドで袋に入れたフィギュアを選んでもらう。 すると、 「えー、ゴリラ選んじゃった〜やだあー」とか 「馬、むずかしい〜」 「鳩だ、よかったあー」など。 うるさいので(笑) 「1回だけ取り替えてもいいよ」と。 「やったー、1回だけ取り替えていいって!」 「わあー、ねこ取れたあ」など。 やはり猫や犬が人気。 中にはハシビロコウやゴリラ、とかを選ぶマニアも。 私はだいたいおこじょを選んだり。 今日は私もブラインドで犬を取った。 講師の佐藤誠司先生の出す今日のお題は、 「ハロウィンで、トリック&トリート!と言ったのに お菓子をもらえませんでした。何て答えますか?」 講師陣も子供と一緒に一コマ漫画を描く…。 「講師陣は条件を一つ。仮装をさせること!」 しかし私、 「えー、ハロウィンの仮装? 困った、何にも浮かばないよ…」 「俺も…。一言せりふは…お菓子をくれなきゃ○○しちゃうぞ…か…」 「困った、下ネタしか浮かばないよ、お菓子をくれなきゃウ〇コしちゃうぞ」 「あ、同じ!俺もそれを描こうと…」(バーカ!) 「下ネタは禁止ですよ!」 ありゃりゃ。 うーん、うーん、何も浮かばない… プロなのに情けない…。 「だいたい俺らが小さい頃はハロウィンなかったもんな…」 かぼちゃか…かぼちゃなんて、母ちゃんの煮物かおばけかぼちゃ・ヘイスタック・カルフォーンしか浮かばない… 知らねえって誰も。 (ヘイスタック・カルフォーンは大昔のプロレスラー。笑) もうウ〇コしか…苦笑。 「おやヘイウチさん、いつも早いのに、今日はどうしました?」 「下ネタ禁止だから…苦笑」 作品はSNSを見てください。 *すみません、「動物1コマ」は、まだアップできてませんでした。 画像が手元になく、後日追加します。 申し訳ありません。 講師陣はやや低調でしたが、子どもたちは楽しいモノをたくさん描いてくれました。 動物キャラの頭の上にちょこんとかぼちゃ乗っけたり、かぼちゃの行灯持たせたり。 サクサク描いてくれて。 すごく可愛い〜♪ それに比べて講師の情けなさ…笑。 そして本題の「オリジナルキャラを創ってみよう!」に入る。 講師の井上君がわかりやすく指導してくれて。 女の子でも男の子でも動物でも、架空のイキモノでもいい。 妖怪でも妖精でも。 宇宙人でも。 「憧れのヒーローでもいい、お友達でも手下でもいいよ。 どんな顔、どんな髪型、どんな服を着て、どんな性格なのか… イメージしてみよう。 どんな力を持っていて、弱点なんかもあるとおもしろいよ。」 ドラえもんは、どら焼きが好きで、ねこが苦手だね…とか。 ちょっといじわるだったり。 クラスの中にも居るでしょ? 「いるー!」 「はたらく細胞」ってアニメでは「赤血球」「白血球」「キラーT細胞」とかをイメージしてるよね? 「あー、知ってるー!!」 瞳イキイキ! 描く気満々だ! さあ、描いてみよう! 教え方がいいので(笑)みんなどんどん描いてくれた。 SNSを見てください。 講評も付けています。 好きな動物を選ぶコも複数。 いわゆるキャラ付けもどんどんイメージしてくれた。 井上先生のアドバイスがよかったんだろう。 女の子キャラを創ってくれたコはわりとクセが強い… いわゆるお姫様、ではなくちょっとダークな、ネガティブな要素(呪いとか悪とか)を加えるのがお好みのようで。 色も割と渋め… ラベンダー系とか。 女の子は誰しも赤やピンクが好きとは限らないのね。苦笑。 ですので、「赤とかをアクセントで少し使うと引き締まるよ」とアドバイス。 デジタルツールで「血しぶき」を教えたらおもしろがってどんどん血しぶきを… おいおい! いつもはコピックなんですが、最近は「デジタルで色付けしたい!」コが増えて。 端末が足りなくなったが何とかあるものでまかなった。 さすが産まれた時からスマホがある世代、デジタルの扱いはすぐ慣れて、どんどん作画していく…。 指で直接タブレットに描いていくタイプのものもあって。 指で描いた方が達者のコも。 たしかに指の方が柔らかい線が出せるだろうな。 だいたいGペンなんて、考えてみたらものすごく描きづらいペンだよ。 私も(人物は大丈夫だけど)Gペンで背景描くのは苦手だったなあ。 漫画家はすごいなあ… なんちゃって。笑。 付き添いのお母様に「タブレットを欲しがるので買ってやりたいんですが…どんなのがいいでしょうか?」 で、講師の後輩がボクのは○万円で…と答えると 「ええっ、そんなに!?… ちょっと無理だわ…」 それでもそのお母さんのお子さんは鉛筆でどんどん描いている、それを見て 「大丈夫ですよ、Mちゃん、ほらどんどん描いている、デジタルがなくても絵はいくらでも描けますよ」と言ったら 「そうですね!そうですね…」と夢中で描く娘を見守り…。 飲み物もおやつも後回しで黙々と…。 お母様が「もう時間だから。帰ろうよ」と声掛けても 「あと少し、あと少し…これだけ…」と。 漫画って、本来描くのにお金はそんなにかからない、紙とペンがあれば。 私が子供の頃はスクリーントーンは高価だったけど、それがなくたって漫画を描くコトはできた。 高校生でも、応募原稿を仕上げるコトはできたし、プロを目指すコトは充分できたものだ。 夢がある、ってそういうことだろう。 お金がなきゃ描けない事は絶対ない… それにプロになればお金はどっさり…笑。 まず、絵を描いて楽しんでほしい。 ここで描く作品はまだまだ拙いし既成のアニメキャラをマネて描いたとしても実質的には何の評価にもならないのだけれど。 描いてる時間、紙に向けるまなざしはとても純粋。 小学生が2時間休憩も取らずに集中できる、ってすごいコトだし 「あ、○○ちゃん上達してる!」ってびっくりする事もしばしば。 楽しかった時間… 思いを紡いでくれれば講師の私たちもとてもうれしいし幸せな気分になるものです。 それに今日の課題はオリジナルキャラ創り… ワンランク上!です。 唯一無二、自分だけのキャラだよ 胸をはろう、子どもたち! なつこのまんが寺子屋 お問合せは044-982-0151 コミュニタスもとすみまで (月・火・木・金 13〜16時)
PS. 講師陣も最高ですしね…笑。 上級者・プロ志望者にもレクチャーできますので。
話題の「極悪女王」を観た。 もちろん一人ではネトフリにログインできず、電話でサポートしてもらって。苦笑。 いやー、おもしろかったー。 ログインしてとりあえず1話を見て… で、そのまま全部見て、翌日また全部見たってことは、相当おもしろいというコトだろう。 とにかく金かけてる! 金かければこんなにおもしろいドラマを日本人のスタッフで、俳優で創り上げるコトができるんだ! 地上波のしょぼいドラマとは天と地ほどの差が…。 これだけじっくりお金と時間をかけることができるとは、脚本家(鈴木おさむ氏)も冥利に尽きる、というか幸せだっただろうな。 本当に、桁違いらしいし。 渋谷のあちこちにどでかい宣伝広告がかかっていて、それだけでも億単位だろうな。 駅の柱とかにキャンペーンポスターを1週間貼るとすぐに100万超えるから。 内容は知られているように女子プロレスもの、ダンプ松本とクラッシュギャルズのノンフィクションに近い(?)ドラマ。 私は80年代と90年代に女子プロレスものの読み切りと短期連載の作品描いたから、だいたいの流れや選手、全女の全盛期とその衰退もほぼ知ってる。 ライオネス飛鳥やダンプ松本の本名も知ってたし(苦笑)長与千種は、ああ、本名だったな、とか横田利美はジャガー横田ね、とか。 登場してくるレスラーもほとんど知ってた。 悪名高きレフェリーの阿部四郎もすぐ思い出した。笑。 ビューティーペアの全盛期ももちろん知ってたけど特別好きでもなかった…のに歌は歌えたりして。笑。 クラッシュも出始めからちょこちょこ見てたなあ。 長与千種を見て「へえ、このコ空手やるんだ、強くなりそう」とか顔がカワイイなあ、とか思ったもんだ。 だいたい私小学生の頃「小畑千代」のファンだったから。 (知らねえって誰も…笑) 当時女子プロレスのテレビ中継があってね(!)私夢中になってみてた。 その後の「マッハ文朱」とか「ミミ荻原」、ビューティペアからクラッシュギャルズ、その後神取忍(全女じゃないけど)や北斗晶… ちょこちょことチェックはしてたなあ。 ちなみに一番好きだったのはジャガー横田。 どちらかというと小柄で、でも抜群の動きで仕掛ける技は見ていて本当におもしろかった。 ドラマじゃ「華がない」なんて言われてたけど。苦笑 評判通り、俳優さん達がすごかったね。 きれいな女優さんが、体重10キロ増やすだけでも相当の覚悟だろうに、プロレスの受け身から多分ブリッジからロープワーク、締め技や投げ技まで、その練習だけでもどれくらいの汗と打ち身があったやら…。 想像するだけでも「ひゃあ!」だわ。 内容はある程度は予想通りだった。 髪切りデスマッチとか、だいたい知ってたし。 結果も。 おもしろい、というよりヒリヒリと痛い… 苦しいドラマだった。 もちろんいい意味で。 ダンプも長与千種も、強くなればなるほどどんどん孤独になり、身体も心も、本当に血を流しながらの叫びはまるで悲鳴のようだった…。 どんなにファンの熱狂的な声援を受けても、仲間がいても、孤独な心には届いてなかったのか…。 見ていてこっちも苦しくなるくらい。 登って登って天下を獲っても、さらに登るしかないのに登る先が見えなかったりなかったり… だいたい登らなければ墜落するしかないのか…。 そういった苛酷な側面は当時からなんとなく感じてた。 勝負の世界ってそういう面があるから。 私はプロレスの、いわゆる「ギミック(仕掛け)」が好きじゃなかった。 悪役レスラーの凶器攻撃とか場外乱闘とかも好きじゃないし。 マイクパフォーマンスも嫌い。 なんで男のプロレスはあんなにおしゃべりなんだか。笑。 もちろんなぜかはわかっているけど。 ドラマの中で「全女のプロレス、って何だよ?」ってセリフがあった。 「ジャガー横田のプロレス」が私的には全女のプロレスだなあ。 観に行きたいプロレスというか。 だからダンプや長与千種の時代になって、流血や凶器で「善玉・悪玉」の抗争が売りになってからはあまり見なくなった。 「こけおどし」は好きじゃなかったし。 実際の女子プロレスもあまり興味はなくなり…。 彼女たちの純粋な情熱をいいように利用するプロモーターの男達の存在も不快だった。 必要悪、だけどね。 (だから斎藤工とかをぶん殴るシーンは爽快!笑。やっちまえー!!) でもドラマの二人はとてもよかったなあ。 「少女たちが闘う物語」と閉めていた。 「女性」じゃなくて「少女」。 彼女らを熱狂的に支えていたのも「少女たち」。 ふたりはお互い「つながりたかった」のかな、と思う。 入門したてのまだちっぽけな少女の頃、落ちこぼれで、でも二人でがんばって… で、極端な形で二人は夢を実現して… でも孤独な魂は戦いでしか、血を流すことでしか「つながること」ができなかった…。 かつての記憶、ちっぽけだった自分自身、を最後の戦いの中で一瞬映す場面はせつなくて美しかった… よかったなあ。 (あ、2話めのラストの、ゆりやんの瞳に映る飛鳥のバックドロップも印象的だった!) 実際の女子プロレスはそんなにも好きではないけど、ドラマはとてもよかった。 こんなドラマが創られたコトにも感動した。 というわけで「極悪女王」おススメです。 一つだけクレーム入れるなら、ジャガー横田とデビル雅美、もう少し似せてほしかった。 剛力彩芽と唐田えりかはクラッシュの二人に寄せてたのに。 ジャガーとデビルはもっと華やかでキレイだったよー。
PS. あ、80年代取材で後楽園ホール行ったのよ。 で、バックヤードにも入らせてもらって。 ファンだったジャガー横田に花束渡して(笑) ケーキを20個くらい差し入れして。 そのケーキをクレーン・ユウが控室に持って行ったら控室の向こうで 「キャー♪」って乙女の声で歓声が聞こえたっけな。 で、メイク前のダンプ松本が通りかかって、後輩のコに「あのねえ、一斗缶 がどっかいっちゃったから用意しておいてね」って舌ったらずな乙女の声で 話してた。 ドラマの、ゆりあんの乙女の声と同じだったなあ。 もちろん一斗缶は…ね。 懐かしい思い出。