「大阪へ」
先週、日帰りで大阪へ行ってきました。 遠くへ出るのは何カ月ぶりか… 新幹線なんて10年以上ぶりかも。 以前、ここでも紹介したかと思うんだけど、大阪在住の島川大器君という青年の猫保護活動を昨年から支援しているので訪問してきたのであります。 詳細は↓ twitter.com/neko18taikiを見てみてください。 猫好きの方は必見、もう猫、猫、猫…ですよ。笑。 コロナ禍が少し落ち着いてきているのであまり寒くならないうちに。 18匹の猫に会いたいのでね。 島川君には、彼が仕事などで上京した際に何度かお会いできているんですが。 まるで「少年マガジン」のはじめの一歩(島川君が大好きな漫画)から抜け出てきたような、まんま熱血ボクサー青年であります。 猫保護活動でも彼の性分が伝わってくるのですが、想像よりずっと「熱血」です。 自分も長いコト漫画の中でこういう熱血少年・青年を描いていたのですがリアルスポ根漫画キャラといいましょうか、実際に目の当たりにするととても新鮮というか… あれ、私こういう男の子をずっと描いてきたのかな、自分は空想の中でキャラを描いてきたのに、本当に現実にそういう男の子いるんだ… と、ちょっと感慨深いものがありました。 本当に、「リアルはじめの一歩的キャラ」なんですよ。 ボクサーって、多分真面目なコが多いんだろうな、と思っていました。 だって真面目でなけりゃボクシングやっていられませんよ。 ボクシングだけではないんだけれど、おしなべてスポーツ、特にプロスポーツの世界は華やかなのはほんの一瞬、ほとんどは地味―で退屈(?)な基礎練習の積み重ねだもん。 本当に、来る日も来る日も。 さらに体重制限のある競技だし怪我とかした日にはもう…。 部活ならともかく、成人してからあえてボクシングの世界に飛び込むんだからその情熱、覚悟は相当なものだろうね。 そこらへん、チンピラとは違うのね。 ケンカと違うんだよね。 ボクサーは、ケンカもできるけど、しないんだよね。 (ま、ボクサーがケンカすると傷害罪で一般人より罪重くなるし。苦笑) そのボクサー君が猫保護? へえ! しかも「はじめの一歩」ファン! シンパシーや興味がわいたので、それが支援のきっかけですが。 で、大阪へ。 奮発してのぞみのグリーン車! (ま、めったに乗らないので… 芸人さんとか乗ってないかなーと期待したんですが残念ながら。苦笑) 速いし綺麗だし快適でした。 品川から乗車、新横浜を過ぎたあたりでおもむろに駅弁などを食べていたらちょろっと富士山が見えた。 晴天なのできれい。 確か三島のあたりで絶景の富士山がずーッと見えるはず…と楽しみにしていたのですが 駅弁も楽しみにしていたし美味しかったので気が付いたら名古屋でした。笑。 2時間半ほどで新大阪。 昼頃到着。 島川君と再会。 そしていよいよ18匹の猫と! 今まで猫のイラスト描いたりSNSとかで拝見していたんですが実際に会うと…。 いるわいるわ、猫、猫、猫! 猫まみれだ〜〜♪ きれいで新しい猫ハウスに、そこここに猫、猫! みんなこっちを見てるー、きゃああ。 猫天国!! 私にスリスリしてくれるコも♪ 実際見るとなんかデカい! 雑種だからかな、一番小柄なコでも3.5キロくらいでうちのピーチさん(3.1キロ)より重いとは。 一番重いコは6,7キロあるそうな… 抱っこするとずっしりと…。 頭蓋骨からしっかりしている。 雑種だからかな。 頑丈な印象。 そしてどのコも器量よしでお行儀がいい。 赤茶系の猫がいないので全体にモノトーンでクールだ…笑。 きっときょうだいも多いんだろうな。 「母が保護した猫なので今となっては血縁関係はわからないです」との事。 私のためにわざわざ朝ご飯をお預けにして「もぐもぐタイム」を披露してくれた。 おお… 18個のお皿は壮観だ… そしてどの猫もお行儀よく食べる。 うちのアビ子みたいに他の皿、他の皿、と次々に首つっこんだりしない…笑。 島川君がいかに気をくばっているかが伝わってくる…。 昨年亡くなったお母様の形見のような猫たち、「僕にとって特別なコ」と慈しみ、誠実に猫世話に励み、愛情をそそぐ…。 18匹の猫を保護するのは大変だろうけど、うれしそうに猫にまみれている…笑。 今日も明日もあさっても。 島川君が頑張っている限り、私も支援を続けるつもりです。 できましたら彼のSNSを覗いてみてあげてください。 twitter.com/neko18taikiです。 猫好きの方は必見! 猫、猫、猫…の猫まみれ、猫天国ですよ。笑。
PS. 大阪は、何となく川崎に似てました。 古い家屋とこぎれいな住宅街、新しい歩道と街路樹、でもそこここに 「昭和」の路地が残る…。 新大阪駅も、JR川崎駅付近に似てる。 賑やかだけどやはり昭和のアーケードが点在し、そして駅はピカピカ。 似てるかも。 もちろん大阪の方が大きいけど。
夏子
「川崎えれじい」
川崎フロンターレ、シーズン初めからずっとぶっちぎりの強さでほとんど危なげなく優勝決めましたね。 決定戦は、たまたまテレビ付けたらNHKで生中継してくれていたので観たところ、優勝。実際は引き分けですが2位のマリノスが負けたので決まった。 それにしても、あんなに静かな優勝決定戦もなかっただろうなあ。 友人が等々力に行ってたというので後で聞いたら、実際静かだった、と。 制限付きながら観客は一杯に居たんだけど、みんなマスクして拍手と身振り手振りで応援してたそうな。 意地でも「声は出すまい、フロンターレのためだけではなく、J全体、スポーツやエンタメ全体のために!!」 って感じだったのか… 「レッズのサポが暴れたりしなかったかな?って少しだけ心配してたけどそれもなく」 みんな感染予防を順守して見守ったそうな。 ちょっとうれしいな。 こういう姿勢が現在の感染者激減の一因ともいえるんだろう…と納得した次第です。 守りたいんだよね、たいせつななにか、を。 それぞれなのか、みんな同じただひとつ、なのか…。 取り戻したいのは「日常」。 で、知人から「中村憲剛の映画があるそうですよ!」と聞いてどんなものか宣伝を観てみたんだけど、ちょこっと見た限りではいろいろ「川崎」を語る感じ。 もちろんケンゴは大好きだけど 川崎出身としては、なんかちょっとこそばゆくて…。 多分観ないかな…苦笑。 川崎…川崎… たまたま生まれ育ったのが川崎で、単なる「事実」で特別な感情はないのよね… 残念だけど。 だってふるさとなのに「山」はなく、「川」はヘドロでいっぱい。 子供の頃の一番古い記憶は工場と公害だもん。苦笑。 戦後の公害のメッカ、教科書にも載るくらいの。 4歳までその工場だらけの南部に住んでたからね。 あ、川崎は東京と横浜に挟まれた細い地形で、南部と北部でなんとなく分かれてる。 フロンターレの等々力はちょうど真ん中くらいかな。 武蔵小杉。 今は「ムサコ」とか言って人気のある町になったんですって? 何よ、ムサコって…。 地元の人はムサコなんて言わないわよ…苦笑。 で、子供の頃ね。 今のJR川崎の駅前はビルや車でいっぱいで。 工場の煙突の背景が並んでいたのかな。 道路も広くて、すると交通事故なんかも頻繁にあったんだろうね… ある時お父さんが子供たちに、 「交通事故でお婆さんの乗っていた車を大型トラックが乗り上げて轢いて しまって、すると婆さんの頭蓋骨が半分ふきとんで、お巡りさんが こぼれた脳みそを拾ったんだ…。」 だから車に気を付けろ、と言いたかったのかな、父ちゃんは。 そんな話を聞かされた子供時代だからねえ。 しばらくトラウマになったよ… 脳みそを拾う…苦笑。 それと公害ね。 暑い日には「光化学スモッグ警報」が出てね。 目が痛くなるの。 これが出ると部活とかできなくなるからホッとしたっけな。 空は青空だったけどね…。 川崎って土地は、その昔プロ野球の大洋ホエールズがいてね。 (左門豊作の時代…漫画やんか!) でも川崎球場が汚くていや、って言って(ほんとか?笑)横浜に移っていったんだ。 その後の川崎球場にはロッテオリオンズが来て。 でもやっぱり汚くていや(うそつけ!)って言って千葉に行ったのさ。 サッカーでも、読売ヴェルディはJリーグが誕生した時、「川崎」を名乗りたがらなくてさ。 川淵チェアマンが「企業名はダメ!」っていうのにしばらくコソコソと「読売」とか「東京」を名乗ってた…。 そんなに「川崎」を名乗りたくないかい!!苦笑。 たくさんのチームが出て行った町が川崎さ… 私もじゃんよ!笑。 (別にきらって出て行ったわけではなく、都心の方が仕事で便利だから移っ たんだけどね。 そんでも川崎に住め、って言われたら泣くな…こら!) 田園都市線一駅離れると住所が「世田谷区」や「横浜市」になれるから、二子新地ではなく二子玉川、鷺沼じゃなくてたまプラーザにするのさ… ローカル過ぎ!! 中川家のコントみたいだ… 中川家好き♪ で、川崎フロンターレができて… 97年創設、っていうから24年か…。 フロンターレはこの5年で4回のJ優勝。 「川崎」を名乗るのをとことんいやがったヴェルディは今は…苦笑。 隔世の感がありますな…。 フロンターレのおかげでようやく全国区になっただろうか。 圧倒的な知名度のある東京と横浜に挟まれてるからやっぱり地味かな。 川崎の駅前は開発されてすっかりきれいになったようだ。 今行ったら私は絶対迷子になるな…笑。 昨年ちょこっと行って「銀流会通り」の通りを見つけた時はうれしかった… さいか屋や不二家はなくなったけどこれだけは残ったか… 知らないって、誰も。笑。 とにかく、また優勝できてよかったよかった。… でもスタジアムの垂れ幕で「川崎魂」って書いてあるのは今でもちょっと恥ずかしい。笑。
PS. 移籍していったけど三苫薫と田中碧は川崎でしかも鷺沼出身!なんだよ。 何丁目かな… 私は鷺沼2丁目なんだけど。 番地がわかったら歩いて家を探すんだ…こら! それからあの久保建英君も川崎の麻生出身… ねえ、川崎すごくない?笑。
「…引き続き断捨離的な」
毎日何かしら処分しています。 なんか押し入れの中身の8割以上、いや9割くらいはいらないものかもしれない…苦笑。 机の引き出しには「いらないモノ入れ」… なんだそりゃ。 (クリップとか、画びょうとか… 小さい消しゴムや極限まで使い込んで短い鉛筆…など) 今日も事務所でアシさんたちとトーン収納ケースを予約していた有料の不燃ごみに。 もちろん全部じゃないし、アナログトーンも3割くらいは残してある。 多分、今後出番はないだろうなあって思うトーンとか。 さすがにいきなり捨てるにはシノビナイ…って毎度。 片付けマイスターのこんまりさん(近藤麻理恵さん。もちろん知り合いではない…笑)によれば、「愛着があるなら捨てる時じゃない」的な文言が。 ですから思い切って捨てられなくても仕方ないのだ、と割り切る… というか割り切ってない。苦笑。 いずれ捨てるのはわかっていても…。 事務所にもあるわあるわ、古いカーテンやらナゾの洗剤やら。 「このプラスチックのかけらは何に使うモノか?何かの部品だろうか」 何かのパーツだったとしてもすでに10年以上も出番がないのだから捨てても差し支えなかろう。 家電やパソコンのケーブルも引き出し一杯あるある。 延長コードとか。 これも長年出番がないんだから不要だな。 コード類は埃や劣化は危険なので、こういうモノは躊躇なく捨てられるな…。 なかなか捨てられないのはぬいぐるみとかマスコットとか。 マスコットはポケモンフィギュア(出来がいいのよ!)とか…笑 …ぬいぐるみは …UFOキャッチャーで取ったやつ! 20年以上前にはまって取りまくったぬいぐるみ、9割方捨てたんだけど少しだけ、猫のマーチングバンドシリーズがなかなか捨てがたい…。 色とりどりの丸っこい猫が、トランペットやら楽器持っていて…。 特に出来がいいわけでもないのに… 結局今回も残す。 自宅にも、ぬいぐるみがいくつか…。 こういうのは年末年始の神社に持って行ってお焚き上げでもしてもらわないとなかなか…。 (毎年そうしようと思って忘れる。苦笑) もともとぬいぐるみなんか好きでもないのに。 時々旅行とかでついテンション高くなって買っちゃったケースがほとんど。 クマとか犬のとか。 ぬいぐるみとはいえ、愛らしい目を見てしまったら… とりわけ汚れてたり、みすぼらしく色褪せたりしてたらいっそう愛着がつのり、ますます捨てられない。 で、今回も残す。 いつごろからか、なるべくこの手のモノは買わないようにしてるんだけどね。 子供のころからぬいぐるみとは縁がなかったし。 そしてとりわけ捨てられないのが… 自分の単行本。 幸せな事に、たくさん出していただいたので著者献本がかなりの量になって。 だいたい15〜20冊くらいいただくのよね、新刊が出る時に。 しかもオフサイドとかJドリームとかは巻数が多いので夥しい量に…。 機会があれば全巻セットにして欲しいって方や団体とかに差し上げていたけど。 なぜだか巻数で残り本の数にばらつきが出てくるの。 今はもう全巻セットにできなくなって。 だからオフサイドの○巻だけ、とかなんて誰かに差し上げるわけにもいかなくて、もうどうにも始末できなくなって。 それでもさすがに自分の本は捨てられない。 自分のでなくても本をゴミにして捨てるのには抵抗があったけど…。 じゃ、ブックオフに…ってわけにも。苦笑。 (1度だけ売ったコトがあるけど。苦笑。もちろん自分のじゃないよ!) とりあえず自分の単行本だけは置いてある。 管理責任。 今後、誰かに読んでもらえることはないけど…。 今は電子書籍で読んでもらえるしね。 そしてさらに悩ましいのが「生原稿」。 これも自分で保管するしかない。 さすがに捨てる気にはなれない。 もう漫画家としての責任みたいなものだ。 一応きちんと押し入れに収めてあるけど取り出すことはないのよ。 たまに「生原稿貸してほしい」とか「カット使わせてください」とかあるけどその1枚を取り出すのが恐ろしくて… というか出して、また仕舞うのが面倒くさい。 それに原稿って結構重いのよね。 その上劣化も進んでいるのでそれを確認したくないというか…。 他の漫画家さんはどうしてるのかなあ。 「日本の文化として漫画原稿は国が責任もって保管しよう!」てな動きがずいぶん前にあったけど立ち消えになったようだ。 手塚治虫先生とかならともかく、私の原稿なんか国家に保管してもらうのもなあ。 恥ずかしいや。 それにやはり自分で責任持つべきかと…。 生きている限りは。 その後はどうなるのかな。 私と一緒に燃やしてもらうかな。 いっそ、自分の本で火葬はどうだろう。 そういうサービスとかないかな。 作るか!…苦笑。
PS. 漫画ではないけど、山の写真集は幸い機会があって山梨の文化館みたいな ところに寄付する事ができた。 少し縁のあるトップクライマーの花谷 泰広氏のつてで。 花谷さんも、「自分の山の本、持て余していたので…」と。 よかったよかった。 やはり本は、誰かに読んでもらいたいもの。 自分のでも、そうでなくても。 山の書籍は貴重だしね。 高価だし。