塀内夏子オフィシャルWebsite
サイトID
週刊なつこの部屋 最近のなつこ
スペース スペース スペース
スペース 最近のなつこ
なつこの本
なつこのぷれみあ本
ギャラー



ギャラー
EVIL 3
Amazon


ギャラー
なつこの百名山
Amazon


ギャラー
EVIL II
Amazon


ギャラー
Amazon
スペース
スペース
スペース

『Amazon』のページが開きます

<Renta!>
9月1日先行配信済み

<kindle>
(*配信開始と同時に
Kindle Unlimitedへエントリー予定)

<DMM>
<楽天kobo>
<コミックシーモア>
<紀伊国屋書店>
<BOOK☆WALKER>
 

EVIL II『Amazon』のページが開きます
 

EVIL 3『Amazon』のページが開きます
======= EVIL3 =======
<Renta!>
2022年8月1日先行配信済み


<kindle>
(*配信開始と同時に
Kindle Unlimitedへエントリー予定)

<DMM>
<楽天kobo>
<紀伊国屋書店>
<BOOK☆WALKER>
<honto>


2015年2月26日

「ゆるキャラ」

 月3回行っている編み物教室(なんと機械編み!)の近くにオシャレなデザインスタジオみたいなところがある。
いかにも都会っぽい、業界っぽいたたずまいで。
あんまり人間がいるところは見ないのだけれど・・・。

 そこのスタジオのディスプレイに十何年か前に一世風靡したポスペのモモ(ピンクのクマね♪)の人形が10体ほど並んでいる。アイコン
多分モモを創ったデザインスタジオなんだろう。
身長(?)100センチくらいかな、みんなそれぞれ違ったコスプレのペイントをされていて、金太郎やらだるまや、ドラえもん風など、色とりどりに飾られてる。

 で、その中の一体に、私の一番の御気に入りのデスメタル風のモモがいるの。アイコン
デスメタルだから白黒の、怪しげなペイント、額には「殺」の文字(笑)。
殺伐としたコスプレだけどシルエットはモモだからね、ギャップもいっそう可愛いの♪
そのデスメタルちゃんを毎回ガラス越しにながめて楽しんでいたのだけれど・・・。

 先月あたりからいなくなっちゃった。アイコン
覗いてみると、どうやら外からは見えないところに置かれている・・・。
諸般の事情だろうか・・・。
額の「殺」がいけないのかな・・・。

「あれー、デスメタルちゃんいなくなっちゃったー・・・残念―・・・」

 で、先週なんとなく
「最近一番のお気に入りのデスメタルちゃんがいなくなっちゃって寂しいです・・」と紙に書いてスタジオのドアの下にはさんでおいた。
そしたら昨日。

 デスメタルちゃんもどっていた!アイコン

 端っこで、ちょっと目立たない場所だけど。
私のメモ見てくれたのかなー、きっとそうだろうなー、と
うれしくなって、
「デスメタルちゃんがもどってうれしいです、ありがとう」と
またメモ書きして差し込んでおいた♪
きっと見てくれるだろうな、そして「産みの親」だもの、喜んでくれるだろう・・・。

 すっかり定着したゆるきゃらブーム、日本中にさまざまなゆるキャラがあふれかえってる。
古くは「ケロヨン」や「サトーのサトちゃん」、「ピーポ君」(あんまりかわいくはない・・・ありがたくもないかも・・・笑)
ポスペのモモは、ここらあたりのゆるキャラとは一線を画した洗練された「プロの作品」だったなあ。アイコン
あのデザイナーさんは昨今の、日々生まれる幾千のゆるキャラ達をどう見るだろう・・・。

 フジテレビのバレーボールキャラのバボちゃんはなかなかいいデザインだと思う。
テレ朝の水泳キャラ「パチャポ」は造形は可愛くないけど(カッパだしなあ・・・)
ネーミングのセンスはいいなあ。
「彦にゃん」なんかはもう古参の正統派ですね。
しかし「遷都君」は微妙だ・・・・。
「クマモン」は好きだけど「ふなっしー」は好きじゃない。
梨汁ぶしゃー!ってちょっと・・・・。
ゆるきゃらがしゃべるのは邪道じゃないか?
知人は「コゲパン」が好きだ、と。
新潟のスキー場の「レルヒ大佐」は全然可愛くはないけど割と好き。
世田谷にも「がーやん」というゆるきゃらがいる、と。
(でもまったく造形は覚えていない・・ということはダメな方?)
三軒茶屋にもいるらしいが名前も知らない。
この「三茶のゆるキャラ」は以前に公募されていて私も
「お茶坊主さんちゃん」というキャラをデザインして応募しようと思っていた。
調子イイ奴なんですよ、お茶坊主だから、
「いっちゃん」と「にちゃん」と「さんちゃん」の3兄弟で・・・なんて考えていたんだけどプロが応募するのはいかがなものか?と躊躇して、気に入ってたのだけれど結局やめた。
だいたいプロが応募して落ちたらカッコ悪いし。
むしろ私は審査員になってしかるべきだろう・・・
誰も頼んじゃいないよ!笑。

「キティちゃん」や「ミッフィー」は別格ですかな。
「ゆる」じゃないしね。
稼ぎ出す額がけた違い。

 もともと地産地消、ご当地系で、マイナーで愛される事が定義、「ゆる」のゆえん、ですかな。
しかしさすが世界に誇るサブカルチャーの総本家、「カワイイ」大好きの日本国、ピンからキリまでさまざまなゆるキャラが生息してるんでしょうね。
栄光あれ!アイコン
それなりに。

P.S
 私は安土桃山時代かな?「鳥獣戯画」が好き♪アイコン
 あの迷いのない修正は効かない一気描きのペンタッチ(筆だ)、
 完璧なデッサンとデフォルメ・・・
 そしてユーモアあふれるあたたかい対象(動物)へのまなざし・・・
 ジブリやデイズニーに勝るとも劣らず・・・
 いにしえの名もなきデザイナー・・・
 いや職人さん、に脱帽だ。

 

夏子

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
2015年2月19日

「男前じゃのう」アイコン

 黒田博樹のカープ復帰は久々にさわやかな話題ですね。
昨年、ヤンキースからカープに移籍、のニュースを聞いた時はあれ?あんまりいい提示額じゃなかったのかな?とか思ったのですが、まったくそうではなく、ヤンキース以外からも複数の高額なオファー(20億!!!)があったとのこと。
うわ、それを蹴って、ですか!アイコン
しかも日本で一番貧乏(?)と言われるカープへ。
いくら古巣とはいえ・・・。
恩返し、というには少しだけ時期が早いのでは・・・とか。
まさか故障で不安が?とか。
でもそういう理由で古巣へ、というのは違いますよね。
(まして黒田なら・・・)

 スター選手であればあるほど「いつ引退するか」は永遠のテーマですね。
ピークのうちに潔くやめるか、力尽きるまで続けるか。
まあ前者でも後者でも本人が納得すればどちらでもいい。
江川の引退は「早すぎ?」とも思ったけど、江川の球が一番速かったのは高校の時だそうな。
サッカーの中田ヒデは、ちょっと早いよ、もう少し後始末みたいな事を・・と。
せめて公式記者会見くらいやってほしかったわね。
キングカズは・・・いや、本人が納得するまで。
レジェント葛西・・・まだまだトップレベルで飛んでますし。

 黒田選手、テレビのインタビューで、「もう自分にはそんなに球数が残ってないから」と。
で、力のあるうちに、これがメジャーで闘い続けた自分の球だ、と広島のファンに見せたかった、と。
メジャーに渡る時に快く送り出してくれた、すばらしいカープファンに自分の投球を見せたかった、と。
多分最後になるから、見せるなら力が落ちる前に・・・・。

 う〜ん、久々に泣きそうになったわ。
「球数」って言葉を選んだセンスにうなった。

 そうだよね、メジャー投手は「球数」との戦いでもあるのよね。アイコン
日本人選手は、投手も打者もカウント2・3(今は逆か、3ボール2ストライク、ね)が好きだそうだ。
ぎりぎりに追い込んだら(打者なら追い込まれたら)最後に何で勝負にくる?
その駆け引きが野球の醍醐味なのだろう。

 昔、工藤公康が巨人で投げていた頃、ツースリーの局面、打者はヤクルト古田(懐かしっ)、その工藤、キャッチャーのサインに何度も首を振った。
古田もそれを見て、何が来るか読む・・・
球種は、コースは・・・・
駆け引きだ・・・アイコン
そして何度目かのサインで工藤投げる。
古田は空振り(だったかな?とにかく打者アウト)、工藤の勝ち!!

 実はキャッチャーのサインは特に意味はなく、何度も首を振ることで古田の読みを混乱させることが目的だった!
何なんだ!?
漫画のネタかい!?笑。
これ、打者が古田だから通じた作戦だったね。
もし(有りえないけど)長嶋さんタイプならきっと、何も考えず来たタマにバット降り抜いただろうね。
そんでホームラン?なんて。

 こういう駆け引きが日本選手はとても好きらしいの。
(見る方もそうだわ、きっと。私も。結果がすべてじゃないんだ・・・)
だから松井秀樹はツースリー(スリーツーか・・・)からの選球眼がメジャーの誰よりもよかった、と聞く。
そして今シーズン日本球界に復帰する松坂は、メジャーの球数制限には随分苦しんだそうだ。
彼も、駆け引きを駆使してピッチングを組み立てて、追い込まれてからが自分のピッチングだった、と。
何でも100球投げてからがホントの、松坂大輔の本領だったそうな・・・。
う〜む。

 話がそれたけど、「球数」。
黒田博樹という投手の球数。
自分の力の限りを認めるのは相当な葛藤があっただろうな。
アスリートならできるならまだ、まだ、まだ!できるなら永遠に・・・と思いたいだろうに。

 20億のオファーを蹴った事がスゴイのではなく(いやスゴイケド)
自分の「終わり」を冷静に見つめ、決断したことが凄いなあ、と思ったのでした。

「金額」はプロの実力の証のひとつ、でも「金額」より自分の残っている「球数」に重きをおいたその信念、決断・・・
いやあ、「男」じゃのう(広島弁のつもり)。アイコン
そうありたい、と志はあってもなかなかそうはできないのが現実。
昨季、ヤンキースのローティションをチームでただ一人守り抜いた実力はダテじゃないですね。
うーん、男だなあ。

P.S
 黒田、って前から俳優の小林稔侍に似てるなあ、と・・・。

 

夏子

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
2015年2月12日

 小学校の先生がイスラム国関連の、処刑の映像とかを生徒に見させたんだって?アイコン
しかもモザイクなし、で。
げげっ。
「報道のなんやらとか、命の大切さ?とかを考えるために」とか何とか。
勘違いしてないかな?

 大人の私だって例の画像は見れなかったけどー。アイコン
見たい気持ちはもちろんあっても、見ちゃったらヤバイ!ってのはなんとなく想像がつく。
(その想像が、よけい恐怖を増幅させたりもするのだけれど・・・)

 子供の頃(70年代か・・)、「グレートハンティング」というゲスな映画があった。
世界の狩りにまつわるエピソートのドキュメントなんだけど、これがまたグロいの。
だって売りが「ライオンに食い殺される人間」とか「白人に狩られて殺されるインディオ少年」とかだもの。
(しかも、頭の皮はがされ、局部を切り取られて、とか)
ゲロゲロ・・・。
今改めて調べてみると、どうもドキュメントを装った、ヤラセ、つまり「作りもん」だったようなのね。
ほっ。(何が・・・)

 でも当時はこれ、本物、っていうフレコミで、しかも街中やテレビでばんばんCM映像流してたんだよ。アイコン
ゲゲッ。
だから当時(宣伝を)見た時の嫌悪感は本物なのよ。
(当時はポルノ映画の看板も野放しだったっけな・・・よく男子が喜んでいたっけな・・・)
ちなみに、この映画を一般公開したのは世界で日本とイタリアだけ、とも。
日本はエロとグロには寛容だった、らしい。
ゴールデンタイムでも普通におっぱいとか映ってたもんね、「芸能人水泳大会」とか「時間ですよ」とか。

 中学生の時、家で普通に昼間のテレビ(地上波しかない)見てて、映画のコーナーでさいきなりこれが紹介されるんだもの。
日本テレビの「テレビジョッキー」だったかな、「スゴイ映画がやってきましたよー!!」と司会者が興奮して紹介して。
当時、映画が好きだったから映画紹介コーナーは毎週かかさずチェックしてたわけ。
インターネットなんか当然存在してないからテレビのそういうコーナーでしか情報は得られなかったから貴重でさ。

 お昼を食べながら番組見てたら「ライオンに食い殺される映像」が飛びこんできたわけよ。アイコン
当時はやらせ、なんて言葉知らなかったから、ドキュメント、と言われれば当然信じるわけ・・・ね。
で、ライオンが人間を引きちぎって食い殺したり、人間が虐殺されたり・・・・
ゲロゲロ。
ちょうど焼肉食べていて・・・というのはウソ。
そんな映像を見て、しばらく気持ちが悪かったなあ。
ドキドキして、脳みそがゲロゲロ映像で一杯になって。興奮状態というか。
(さすがに本編を観に行く気にはなれず、物好きの友達が観に行って、
「内臓を引きずってたよ・・・」とか教えてくれたけど。)
ゲロゲロ・・・・。

 映像って直接的な刺激だからダイレクトに脳に刷り込まれちゃう。
「見たモノ」ってなかなか消えないから。
「恐怖」とダブルで刷り込まれちゃうと、なかなか忘れられない。ヘタすると一生覚えている。アイコン
(そしてその「恐怖」と「興奮」の回路が繋がっちゃうと「サディスト」という変態になり・・・脱線)

 特に子供には刺激が強すぎるよね。
「理性」や「理屈」や、時に「感情」なんかよりずっと強いから、「刺激」による「興奮」って。
えさを見の前にしたうちの猫と同じ、理屈は通用しない。
「命について考えてみる」なんて上等なお題はすっとんでいっちゃうさ。

 私は怖いけどそういうの見たい、というタイプの子供だったけどそういう私でも、(グレートハンティングの部分映像を)見た後かなり怖い、というより気持ち悪くなって、吐き気がしたからね。
大人になった今だって、イスラム国関連の映像には慎重だ。
「閲覧注意」には注意する・・・
そういうのに詐欺とかウィルスが混じっているらしいし。

 そういうのばっかり見ていると、脳みそのどこかがマヒしちゃうよね。アイコン
刺激、っていうのはだんだん慣れてくるから。
先日うっかり、「生首」の画像見ちゃって、一つ目はげげってなったけど二つ、三つで慣れて来て・・・・「うん、人の首だ・・・」と妙に冷静だったりして。
馬鹿な・・。

 まだ幼い、頭の柔らかい子供、これから様々なものごとの価値観とか感性を構築していく子供には安易に見せちゃいけないモノなんじゃないかな。
「人は人を殺すものだ」なんて、幼い脳みそに刷り込ませるなんて、罪深くはないのか・・・。アイコン
それとも「人は人を殺すものだ」と教えるべきか?いや、それはもう少し、成熟してからで充分ではないのか。
せめて二十歳になってから・・・
お酒かい。

 しかも例の「イスラム国」関連だよ。
ホンモノだよ(おそらく・・・)。
大人の私だって見られないものを、逃げ場のない教室で見させられたなんてかわいそうだ。
(しかも「見たい」という好奇心を制御できなかっただろうし)
それも一つのテロではないかい?
まったくその教師、どうかしてるわ。アイコン
でも学校に少なくとも一人はおかしな教師がいるらしい・・・
剣呑剣呑・・・。

 それから、国会で野党の何人かが総理の判断を批判してるのも不愉快だった。
だったらアナタならどう対処できたのか、聞いてみたいものだわ。
言うだけなら簡単だよ!と。
うーん、なんでこんな世の中になっちゃったのか・・・。アイコン
そう言いつつも、頭の中で「イスラム国」がぐるぐると。
ある意味すごい存在感・・・。
どうにもならないのかな・・・・。
ならないんだよね・・・。
ううう。

P.S
 サッカー代表監督、迷走してるのかな。
 それにしても「ダレソレに断られた」とかの情報がダダ漏れで少々
 みっともない。
 でもなんで日本人監督じゃいけないのかな。
 2年くらいは日本人監督でもアジア予選は突破できると思うけど。
 日本人監督だと、無名なので強豪国とのマッチメイクができず、そうする
 と日本主催で興業がうてず、儲からない(放映権料やスポンサー)から、
 という筋書き?
 ううむ。

 

夏子

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
2015年2月5日

「自己責任論・・・もう一度」

 昨年山岳保険に入った。アイコン
特に気にしていなかったけど一応、。
う〜ん、冬山は行かないし、遭難するような登山はしてないのだけれど、怪我とかした時も治療代が出るらしい、ので。

 掛け金一年でだいたい25000円、死亡時(!)200万円くらい、との事。
(たいてい捜索費用とかに充てるとか)
ま、遭難する予定はないので・・・笑。

 団体で加入するタイプの保険、ということなので一応山岳クラブにも所属、という形をとって。
(そこのクラブは岩登り=ロッククライミングが主なのでますます私は名前だけ)
でも一応、会則みたいのに署名・捺印して。

 で、その会則に、「山は自己責任で登ること」ってあったの。
そりゃ自分の意思で登りたくて登るのものなので、言わんとしている事はなんとなくわかる。
わかるけど会長さん(みたいな方)に質問をしてみた。

「あのー、自己責任で登る、というのは具体的にはどういうことですか?」
そしたら
「うん、何か起きても助けは期待しないでね、ってことですよ
 誰かが助けてくれるとか、依存しないこと。自分の力で登って下りて
 ください。」

・・・。
突っ込んで聞きたい事もあったのだけれど、和気あいあいとした飲み会の席だったのでそれ以上聞くのはやめた。
でもちょこちょこと疑問がわいてくるわけ。

 だって、そりゃ自分の意思で登るんだし誰だって他人に迷惑とかかけたくないに決まっている。アイコン
それでも、たとえば怪我とかしちゃった時やはからずもばてちゃった時とかはどうなんだろう?
助けを求めるしかできない時はどうしたらいいのか?

 準備が足りなかったとか判断をあやまったり、ミスといえる過失はできるだけ避けるように心がけている。
悪天候なら止める、とか睡眠・栄養はちゃんと取っておく、とかのレベルだけど。
それでも不測の事態は起こるじゃないか。

 それはどんなベテランでも同じではないのか?
ベテランは、より困難な山に向かうし。

 自分だけは遭難したりしない、でももししちゃったら、ほっておいてください、と言うつもりなのかな。
ええ、「自己責任」なので皆さんは先に行ってください、助けは要りません。
自分はこのままここで死んじゃっても仕方ないです、という事なのか?
で、他の人も、そうですね、自己責任なのであてにしない、という約束ですよね、そこで死んじゃっても仕方ないですね、とでも!?

 ええー?自己責任ってそういうコト!?
なんか違う、なんか言葉の使い方が違うー。アイコン

 以前、テレビの登山レスキューもの(冬山編)を見た時。
そこはスキー場で、なだれが起きた時の捜索のドキュメントだったんだけれど、救助された人(その人もレスキュー隊員)の言葉が印象に残っている。
「雪崩で完全に埋まっちゃった人間は、自分じゃ何もできない、ひたすら
 助けを待つしかないんですよ」と。

 その人も、とっさに口の周囲に手を持っていって呼吸のスペースを確保しておいたそうなのだけれど。
そうして何とか救助を待って堪えたそうな。

 高校のワンゲル(レベル低ッ)では、誰かがばてちゃったらその人の荷物を少し分けて背負った。
普段の登山でも、困っている人がいたら手を差し伸べる。
悪天候で、コンロを持ってこなかった登山者がいたらお湯を分けてあげたり。
バンドエイドあげたり、正露丸や胃薬や・・・。
(幸いさほど、苛酷な場面には遭ってないけど。ま、低レベルの登山ですし)
だって団体行動だし。
たとえ同じパーティーでなくても。一期一会だとしても。
必要なら助ける。

 その登山クラブの知り合いに、
「もしこのクラブの誰かが登山で遭難したら救助に行きますか?
 仕事とか大丈夫で、時間の余裕があって、行けるのなら・・・」と質問。
すると知り合い、即答。
「もちろん行くよ。行くに決まってる、仲間だから」
・・・・・。

 では当人の方はどうだろう?
もう自力ではどうにもならない、助けが必要なら、このままでは死んじゃうかもしれない、という局面だったら、「助けてほしい」と思うだろう。
待っている家族なら「助けてあげて」と切に願うだろう。
助けを請うてほしい、思うし。
自己責任?
そんなのどっか飛んでっちゃった!

 自己責任、と言っておいても、結局自己責任じゃ済まなくなるなら、だったら「自己責任」という言葉の意味は何なんだろうね。
どうにも、言葉だけが一人歩きしてるような気がしてしょうがないのよね・・・・。
なんか実体のない、重いようでいて実はイメージだけだったりして。

 お財布落として自己責任、
会社辞めたら自己責任、
借金しても自己責任、エトセトラ。アイコン
でも、こと「命」がかかわることなら自己責任、はNGということか。
しょせんただの「言葉」、現実の、目の前の「命」はもっと重くてやっかいで。

 そういえば、サッカーでは自己責任、って言葉あんまり聞かないね。
「このシュートは外しても自己責任ですので」
「PKだけはGKの自己責任だろう」なんて使い方は聞いたことない。笑。
だってそれじゃ済まないもんね、現実に。
それと何となく似ている感じ。

P.S
 そのサッカー、アギーレ監督解任。
 よかった、アジア杯後、「このまま続行」との報を耳にした時は
 ゾッとしたもんね。アイコン
 で、次はフェリポンか?う〜ん、どうだろう・・・・
 日本人監督でとりあえず2年、とかじゃだめなのかな。
 その間でよさそうな外国人監督を見繕っておく、とかさ。

 

夏子

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
 
Back No 2024
 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2023
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2022
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2021
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2020
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2019
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2018
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2017
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2016
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2015
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2014
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2013
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2012
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2011
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2010
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2009
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2008
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2007
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2006
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2005
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2004
 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2003
  12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2002
  12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 4月 / 3月 / 2月 / 1月
Back No 2001
 12月 / 11月
スペース
スペース
(C)ポニーテール企画