先週末、北海道に滑りに行ってきました。 50年ぶりの大雪(札幌で)とか騒がれた割には肝心のスキー場は雪不足の上気温が高く(2〜3度。12月の倶知安にしては高い!)、積もった雪が重いったら! 湿雪なので水分多め… 一応パウダー、と言えなくもないのですが…。 雪重いと板をコントロールするのに筋力が必要で疲れるんだわ…ふうう。 これがパウダー、軽い雪だともうほんとに軽〜く快適に滑れて「これこそ世界の誇るパウダースノー!」なんだけどね…。 しかも2日目は吹雪の上強風で、リフトやゴンドラが運行できず、一日待機、まったく何にもできなかったわ。 まあ前日の重い雪でかなり疲労してたのでいっか…ふうう。 ここ数年、泊り客は中国やアジア富裕層が8割を占め、日本人スキーヤー(スノーボーダー)は少数派。 それももう慣れっこなんですが…。 一時期と比べ、スキー(スノボ)をする中国人も増えました。 以前は単に、雪を見に来る客の方が多かったのですけどね。 雪を見るだけで嬉しそう、な。 しかし、食事とかいろいろ、高くなったなあ。 もちろん美味しくなってもいるのですが…。 10年くらい前までは、お昼代節約して(ごはんをタッパに詰めてふりかけをかけただけ、を食べたりして)とにかく滑りたい!系の20代スノーボーダーなんかをよく見かけたのに今はあまり…。 日本人の若者は確実に減っている… う〜む、確かにウィンタースポーツはカネかかるのよね…。 知り合いのT君、まだスノボが珍しかったころからアメリカやカナダでぶんぶん滑っていて。 (以前描いたスノボ漫画、「ラッセル」のモデルにもしたっけ) もう20年近く前になるのかな、そのT君がアメリカで滑っていた頃、近所のちびっこが滑りたい、って言うからスノボ教えてあげたり、一緒にゲレンデ連れて行ったあげたりして。 一緒に滑る同年代の友だちがたまたまいなかったらしく、よくT君の後くっついてきたそうな。 で、子供だからお金もなく、よくお昼ご飯おごってあげたりしたんだって。 そのちびっこがかのショーン・ホワイト!で。 数年後、日本でたまたま五輪中継みていたT君、金メダルを獲った彼を見て、「あ!ショーン君だ!」と驚いたそうな。 いい子だったらしいよ。 もちろん私は会った事ありませんが。笑。 話がそれました。 ところで大雪による新千歳空港の混乱に怒った中国人旅行者が大暴れしたんですってね。 その日はすでにもうスキーリゾート地に入っていたので残念ながら(?)見られず。 いたら見たかったな…笑。 ま、さもありなん、というところか。 泊まっているホテルでも中国人客がひんしゅくを買っていてさ…爆買い?笑。 そのリゾートホテルで夕食を予約しようとしたのよ。 そしたらちっとも取れないの。 8時頃(腹ペコよん)の予約をやっと取って、レストランに行ったら、テーブルはガラガラなのさ。 あれ?予約がいっぱいだったのじゃないの?と不思議に思って店員さんに何気に聞いたら、中国客がドタキャンしたんですって。 普通にドタキャン。 だいたいいつもドタキャン。 しかも、50人、60人の団体予約を入れても平気でドタキャン♪ ホテルの全部のレストランに同じ客が重複して予約入れて、で、ドタキャン♪ ドタキャンのオンパレード♪♪ ドタキャンマーチだ♪ さらに1時間2時間平気で遅刻するんですって。 いっそ来ないでくれたら…。 せめてキャンセルの連絡入れてくれればテーブルが空いて他のお客入れられるものを…。 ホテル側としても、予約を受けたからにはそれなりの準備をして待っているのに…。 おかげでしわよせはこっちに来るわけ。 予約が取りづらくなって。 「中国人の予約は受けるのやめたら?私達は予約入れたら必ず守るのに」とホテルの人に言うと、 「お客様を差別・区別するわけにはまいりませんので…」と、力なく笑う…。 翌日、別の店でも支払いをする時「…ドタキャンありました?」って聞いたら「…ありました」と力なく笑う…あ、この表情…やっぱりね。 トホホ。 朝食のビュッフェのマナーの悪さもすでにおなじみよね…。 多分世界中でこれやってるんだろうな。 でも中国人旅行者を無視できず… 世界中、あらゆるところで。 このスキー場も、中国人を無視してはもはや成り立たず…。 従業員の人達が気の毒になったわ。 やりたい放題、「蹂躙」という言葉がぴったりな。 もうずっとこういう状態が続いてるんだろうな、従業員の顔から表情がなくなったような気がするよ。 言葉もサービスも丁寧なんだけど、どこか気持ちが入ってないというか、空疎、というか、ぬらりひょんというか。(…なんだそりゃ) 事務的、というのとも違う。 (事務的、はもう少し強さがある) 相手はお客様、仕事だから仕方ない、わかっているけどやるせない… だからもう何も感じないようにしよう… といったところかな…。 きっと世界中で同じことが… きっともっと桁違いのふるまいも…。 ああ、いやだいやだ。 カネモチ、ってやーね。 私はこういうカネモチになるまい… そこまでカネモチでもないか… じゃ安心だ…笑。 何日目か、別のレストランで食事してたら近くのテーブルにとあるアジア系の御一行様が。 でもその家族、ちょっとフンイキが違ってた。 マナーがいいのよ! 子供は普通にはしゃいだり走ったりするんだけど、ちゃんと注意してるの。 お父さんらしき人が。 聞き耳を立てたら(立てるな…)しゃべっているのは英語だ… 子供も…。 で、4人いる子供には赤ちゃんもいたけど世話しているのはお母さんじゃなさそうだ。 シッターさんみたいだ。 しかも二人も。 わあ、かなりの富豪のようだ… どこかの貴族か王族か… ちらちらと観察… 英語だからシンガポールか香港か?… 何気にボーイさんに探りを入れたら(はしたない…) 香港の富豪、とのこと。 シッターさんはタイ人、ですって。 わあ、やっぱりね。 なんかすごく品がいいの、お母さんらしきご婦人もまだ若く、美女ではないけど知的な雰囲気が…。 そしてお父さんらしき人がイケメン!笑。 美青年、というよりはたくましい、りりしいアスリート系。背も高く胸板も厚い… ちょっとそこらの成り上がり者とは違うね、滲み出る知性を感じたわ。 ホンモノ感、大物、セレブリティのオーラというか…。 どうせならこういうカネモチになりたいものだ… お呼びでないか…笑。 中国系ってたまに若い美女はいてもイケメン、ってほとんど見かけないのよ。笑。 たいてい俗物丸出しみたいなメタボのおっさんと厚化粧でブランドもので固めたオバサンとか。ははは。 ま、中国人だけじゃないけどね、その手のヤカラは。笑。 ニセコほどじゃないけど豪州系も常連の顔。 彼らは特にお金持ちではなく、真にスキー、スノボが目当てね。 だからスキーマナーがよく、必ずヘルメットかぶっているからすぐわかる。 もちろんスキーも上手く、ほんとはいけないゲレンデ外(オフピステや山スキー)も好んで滑っている…苦笑… 事故るなよ! お箸もちゃんと使いこなし…って今どき普通か! オージーには極上のパウダースノーを味わってほしいなあ、心から。 だって彼らは明るいし嬉しそうだし話しかけると笑顔で応えてくれるもん。 差別じゃないよ!笑。 ま、いろいろ。
P.S どなたさまもよいお年を!
夏子
「泣けるツボ」
これを見れば絶対泣ける、とか泣きたい時に読む本とかあるらしい。 「泣ける○○」ってすっかり定着してる感じね。 (そんなに泣きたいかね…笑いたい、とかはわかるけど) 女性は泣ける系、昔から好きですけど昨今は男子も多いとか。 私もこの手の「泣けるツボ」ある。 あ、それ弱い!ってパターンが。 「死」とか「病気」、「戦争」や「事故」「災難」「災害」系はちょっと苦手。 病気は気の毒ではあるけどそれで泣けるか、ってちょっと泣けないし泣いてる場合じゃないでしょう。 その他も同じで…。 できれば「感動」で泣きたいわ。 後味のいい、すがすがしいものがいいわね。 笑いながら泣けたら最高だわ。 ちなみにいしいひさいちの「がんばれタブチ君!」は当時大好きで、ギャグで笑いを通り越して感動した唯一の漫画。 (泣ける漫画で感動するのは当たり前で、笑える漫画でその域に達するのは…) そんなかんじの「マイ泣きツボ」の一つに「手を振る」というのがある。 先日見たテレビ番組。 モンゴルを走る自転車レースのドキュメントで、たまたま見ていたんだけどいいシーンあったのよ。 世界レベルのレーサーが広大なモンゴル草原を走るのだけれど、地元のモンゴルの人達が(多分ボランティアで)おもてなししてるの。 彼らにとってはレースがめずらしいんだろうね、世界に触れる数少ない機会、らしくて。 水や軽食用意して。 子供たちも一生懸命休憩地のレーサーのドリンク運んであげたりして。 (お小遣いでももらえるのかな?と思ったけどそうでもないみたい) で、レースも最終日、コース(といっても果てしない草原)脇でモンゴルの子供が自分のチャリに乗って、見送っていた。 レーサーも、チビに手を振ってあげてた。 ただそれだけ。 チビにとってはレーサーは憧れだろう。 レーサーもそれを感じただろう…。 いい「絵」だったな。 青い空、白い雲、さえぎる物一つないモンゴルの草原。 それだけで充分絵になるのに。 うう、こういうの弱い。 ググっとこみあげてくる水分が…。 いつだか読んだ、新聞の投書もよかった。 電車の好きな男の子とそのお母さんが書いた文章で、散歩の途中、大好きな電車が通るのを陸橋から眺め、手を振るんですって。 すると、だいたい同じ時間にそうするので、運転手さんもその場所で汽笛(?)を鳴らしてくれるようになって。 もう息子も大喜びで飛び跳ねて手を振る、運転手さん、ありがとう、といった内容の投書。 いいなあ。「情景」が目に浮かぶよ。 運転手さんもチビが喜んでくれてうれしかっただろう。 昨今の、ポケモンGOしたり鼻ほじってる場合じゃない…苦笑。 投書切り抜いて取っておけばよかったな…。 で、今まで経験してきた「手を振る」シーンがよみがえってくる。 スキー場で、リフトから「がんばれー」と手を振ったらゲレンデで体中で応えてくれた 2歳くらいの坊や(多分)。 98年、フランスW杯を観に行った時、スタジアムへ向かうシャトルバスに、手を振ってくれたパリのおばあちゃんたち。 ラスベガスで、別れ際バスから手を振ったら、笑顔で両手で振返してくれたガイドさん。 いにしえの名画、「旅情」でもラストシーンでキャサリン・ヘップバーンが遠ざかる列車の窓から見送る男、ロッサノ・ブラッツィ(彼女に渡そうと思っていたくちなしの花を渡しそこね、でもその花を高く掲げて…)にいつまでも手を振っていた。 つかの間の恋の苦さ、別れの悲しさを見事にさわやかな、美しいものに変換してしまってたな。 名画たるゆえんか…。 すがすがしさとせつなさと美しさ、何より「力強さ」があるんだよね… 明日への希望、とか生きる喜びとか。言葉は月並みなんですが…。 映画をあげたらきりがないのでここまでで。 「ありがとう」 「さようなら」 「忘れないよ」 「大好きだったよ」… 「この国へようこそ」 「楽しんでください」 「良い旅を」 「また来てね」 「また会いましょう」 「元気でね」 「いい子でね」 「がんばって」 「がんばれよ」 etc、エトセトラ。 ただ手を振るだけで、いろんなメッセージが伝わってくる。 ポイントは、一期一会。 名前も知らない人達、つかの間、すれ違ったにすぎないのに何とも言えず暖かいメッセージが伝わってくるの。 後味がさわやか、というか。 セリフはいらない、でも言葉以上に思いを伝えてくれる。 もちろんお金も手間もかからない。笑。 悲しくて、せつなくて、でもさわやかで、元気よくて。 漫画の演出でもよく使ったっけな。 動きが大きいので画面映えして、ラストが引き締まるんだわ。 便利だったな…。 気まずい時とか微妙な親戚関係等のお別れなどの際試してみてください。 効果ありますよ、きっと。 どうせ電車(またはバス、車)は出て行くので後ひかないし。笑。 最近はね、登山の最中富士山見ると手を振るね。 山梨方面だと近いから富士山がでかいのよ。 「富士山〜〜」って友だちみたいに叫びながら。笑。 「富士さん」かい。 富士山は手がないので(当たり前だろ!)振返してはくれないけど(当たり前だ!) そこにおられるだけで、「よくきたな」「がんばったな」「気を付けて帰れよ」「寝る前に歯みがけよ」「締め切り守れよ」「ビバノンノ」…カト茶?…笑…と言ってくれてるような気がします。 言ってない?いや、 言ってる! 伝わってきてます、間違いなく。
P.S 十数年前、ボリショイバレエを観に行った時、皇太子殿下と妃殿下様が来ら れてて、思わずミーハーみたいに手を振ったっけな。 ご成婚間もないお二人、輝くように美しかった…。
「等々力劇場…」
先週の23日、CS準決勝、川崎フロンターレ対鹿島アントラーズ戦を見に等々力競技場行ってきました。 (ちょうど今決勝のレッズ対鹿島戦テレビでやっているので何ともピントのずれたコメントになっちゃって…苦笑) 準決勝の結果は…。 0−1で鹿島勝利。トホホ。 なんとなくそうなるような予感(…)はしてましたが、口に出すと不吉なんで秘めてた。 広報のアマノ君にも悪いし。苦笑。 ま、予想を裏切らず、案の定の結果。 なんでかなあ……。 けが人をかかえていてベストオーダーを組めなかったとはいえ、ホームで、しかも引き分けでもOK、という有利な状況だったのに。 「いっそ最初から0−0狙いでいっていれば」と知人にこぼしたら、 「前半の入りはそんな感じだったよ。」とのこと。 もっとも、それができるような試合巧者だったらこの場にいない、J最終戦のガンバ戦で取りこぼしてはいなかっただろう。 あの日も浦和が引き分けに持ち込まれたのに。 フロンタは前半2−0で勝ってたのに…。 あのまましっかり勝ち切ることができていたら、年間首位でCSを迎えられ、準決勝の、23日の等々力はなかった。 そういえば前期も終盤までけっこうな勝ち点差で首位だったのに。 確か終わりの方で下位に取りこぼしたような記憶が(お決まりの…苦笑)。 チャンスは何度もあった。 そのたび、勝ち切れなかった。 サッカーはゴールを決めなきゃ勝てない、とよく言われる。 でもゴールを決めても「勝てない」ことがあるなんて知らなかった。 時に、3点も4点も取っても、ただ1点が取れずに「勝てない」なんて…。 なんとなくそれが「フロンターレの法則」になっちゃったりしたらやだなあ。 (あ、もうなってます?トホホ…苦笑) もっとも、フロンターレは前期後期年間通してすべて2位だった。 来季からは元の1シーズン制にもどる。 もし普通の1シーズン制だったらタイトルはなしだったのだからあきらめもつくかな…苦笑。 でもせっかく最後の2シーズン制のチャンスだったのなら…悔しいかな? 23日は高校時代の友人4人と観に行ったので試合後は女子会になった。 それはそれで楽し…苦笑。 そのうちの一人はご主人と共にシーズンシートを持ってる熱烈サポ。 もちろん川崎在住。 試合後その彼女に 「フロンターレのサポ、ってあまり怒らないのかな?こんな負け方で」と 聞いたら、 「うん、割とおとなしいね。みんな適当に小杉か中原行って飲み会かな」と。 う〜ん、これが浦和や鹿島のサポだったら…ねえ。 試合中、ゴール裏の垂れ幕に「川崎魂」と書いてあるのを見て川崎育ちとしては少々気恥ずかしかった。 友人に、 「なんだろうね、川崎魂って。どんなのを指すのかな」 「はて…?」 川崎は、東京と横浜に挟まれて、東京の縁側みたいに細長く、南部と北部と等々力のある中部に分けられる。 南部には古くからの住人が多く、中部もそんな感じ、で、北部は(戦後東急が開発して)高度経済成長期以降よそから来た人が多い。 (私は生まれは南部、4歳の時北部に引っ越し、20代までの多感な時期を川崎で過ごす…) 多摩川を越えればすぐ東京、世田谷なのであまり川崎市内で遊んだり買い物したりすることはめったにない。 子供の頃は田んぼも畑もけっこうあったがいつのまにかマンションばかりになった。 都心へのアクセスがよいのですっかりベッドタウンだ。 はい、ローカルネタです。苦笑。 だから地元意識は薄い住人が多い。 自分たちは田舎者じゃないと思ってる。 川崎「都民」みたいな?苦笑。 そんなところに20年前(!)に川崎フロンターレが産まれたわけ。 だからねえ… あんまりサッカーだけに集中してるわけでもないのよね…。 そこらあたりが他のJチームと違うかなあ。 あまり熱くないんだよね、川崎気質というか神奈川気質、というか。 「そういえば、高校の頃、目立ちたがるヤツ、って嫌われたよね」 「そうそう」 「人気があるのは、寡黙で実力のあるタイプ、不言実行型というか」 「そうそう」 例えば、マリノスの中村俊輔とか、ああいうタイプがヒーローだったかな。 ケンゴは東京のコだけど神奈川気質、だわね。 噂の天才少年(元バルサの)久保君、もフロンタの育成出身。 そういうタイプ、わかります? そこらへん、レッズとかと違うかな。 おしなべて、海外のサッカー選手、サッカー事情もレッズ的かな。 だったら… 誤解を恐れずに言うなら、だから勝てないのかな、ここ一番に。 本当に本当に正念場に、「絶対に勝ちたいんだ!!!」っていうメンタルが、レッズや鹿島より少ないのかな。 サポーターも優しすぎるのかな。 なんかあまりよくない意味で「部活」みたいだな、と感じました。 みんなが楽しそうに泣いたり笑ったり。 家庭的でそれはいい事ではあるけれど…。 そうそう、小林悠が高額オファーを蹴って残留、のニュースを見ましたが、正直移籍も有り、かなと思ってました。 せっかく高い評価をいただいたのだから思い切って新天地でがんばって、たくさんゴールを決めて、「フロンタ育ち!」と誇ってほしかった。 サポだってきっと喜ぶ…。 高い年俸はプロの証ではないですか。 そういう私も、応援してるチームが負けてもさほど悔しくはなくなった。 こういう事もあるさ…と。 トシを経て、苦みも覚え…苦笑。 20年前くらいだったらもっと…。 じゃ私のせいかな。苦笑。 一つだけ悔しかったのは、今年でフロンタからいったん離れる広報のアマノ君、勝って彼の涙を見れなかった事。 「タイトル獲ったらFドリーム描いてください!約束ですよ!」と 10何年来言っていたアマノ君、私としても「F」ではなくアマノ君のA、「Aドリーム」を描きたかった。 そして今日、このページで、「等々力、とどろく!」って書きたかったな。 それが一番残念かな。 苦笑、苦笑、くそう、…。
P.S あ〜あ、PKの1点を守り切ってレッズ勝利。 さすがだわね。
「できるだけ楽に山に登る方法」
先週末、富士五湖の精進湖近くの「三方分山=さんぽうぶんざん」という低山に登り、今年の登り納めとなった。 ケガも事故もなくてよかった。 先々週の本栖湖近くの「竜ヶ岳」と同じく、晴天の下間近に富士山を拝みながら気持ちよく登り、下った。 風は穏やか、陽だまりはあたたかく、少し汗がにじむ身体に冬の空気はひんやりと気持ちがいい。 落ち葉の積もる登山道は足にやさしく…。 どこまで行っても富士山はすぐ横にそびえてくれている。 山頂近くなると木々の間から遠く南アルプスも見える… 北岳・間ノ岳・農鳥岳の白根三山はもう真っ白な雪化粧だ。 まるで白い龍が漂っているみたいだよ。 青空に映えてなんて美しいことか…。 北岳と間ノ岳は2回ずつ登ったけど農鳥は登っていない… 多分登ることもないだろう… だって登るのは普通にきつく、さらに6時間下り続ける…という下山路がねえ…。 登る6時間より下る6時間、の方が私はやだなあ。 太ももが半端なく痛くなるんだよ…。 百名山でもないからいいか… なんちゃって。 それにくらべたら最近は日帰り登山でせいぜい3〜4時間の山行だからいい気なもんで。 で、この日はどうしたらできるだけ楽に山に登れるか?なんてことを登りながら考えていた。 基本では、登りも下りも小さい歩幅で小刻みに登る(下る)のが一番身体に負担をかけないそうな。 しかし私はこの小股登りが苦手で…。 ゆっくり、大股でざくざく登るのが好きなんだけどね…。 靴を滑らせるように靴底半コ分くらい前に出してキャタピラみたいに進ませるのが好きで。 特に勾配がきつい時ほど小刻みが基本なんだけど…。 大股に登るのが癖になってたからなかなかリズムがつかめない…。 というわけで先日新しい(?)登り方を発見した。
どうだろう? 重力や反発を利用しているのでその分身体は楽なはず… 物理は苦手なので数字で表せないけれど…。 実際、兵隊さんみたいに振り上げた足を地面にガッ!と振り下ろすと、その振動が筋肉に刺激になって気持ちがいい。 多分マッサージ効果みたいに乳酸を散らしてくれてる感じ?がする。 ただし、欠点としては足を大きく振り上げた時に股関節に負担がかかっているかもしれない。 あまり長時間これを続けるとよくないかな。 だって普通の登山なら軽く1万歩いっちゃうからね… 1万回足の振り上げをしたら…。 単純に負担がかかりそうだ。 さらに強く地面を踏むので足の裏にも(1万回?)負担がかかっているだろう。 その時にかかる衝撃で足の裏から赤血球が壊れると聞く。 以前に、陸上の長距離選手から聞いたことがあったが、そういう理由でマラソンとかの選手は貧血との闘いがあるそうな。 そうそう、世界の長距離を席巻しているアフリカ勢の選手は走る時足の裏半分くらいしか地面に付けないそうな。 この走り方は腹筋や骨盤が発達してる彼らしかできないらしいけれど軽く、忍者のように滑るように走る…結果、疲労の溜まりが少ないんですって。 う〜ん、日本人がマラソンで勝てなくなったわけだ…。 ところで登山というのは骨粗鬆症予防になるらしい。 ほら、宇宙飛行士さんとか、無重力状態というのは身体によくいでしょ。 水泳なんかも水の中は浮力で身体の負担が減るでしょ、楽な分 骨を鍛えるのには向かない。 その逆で、登山は重力に逆らい身体を上に運ぶ連続だから鍛えられて骨密度が上がる、と。 ちなみに太っている人はその身体を維持するだけで、結果骨が鍛えられてるんだってさ。 痩せてる人は骨粗鬆症になりやすいそうな…。 うまくできてるのね。 で、私のあみだした「ロシアの兵隊さん式登山法」(笑)ですが。 重力を利用して登る、という理屈だと骨は鍛えられない、ということになるのかな。 (その前にそのロシア式〜は正しいのか…笑) 登山というものは基本きつい。 楽に登れる山なんか存在しないし、もしあったらそれは多分山じゃない。笑。 「ロシアの兵隊さん式登山法」を学会に発表しようと思っていたが(どの学会だあ!?)残念だかあきらめよう。 登りがきつい時は「あ、今私の骨は鍛えられている!」と思う事にしよう。 重力を背負う、と言うことは、 「苦しい」ということはたしかな意味があったのだ。 苦しいだけじゃなかった…。 そういえば私の骨密度は年齢のわりにかなりいい数字だったんだよ。えへん。 山に登ってきてよかった、うん。実感。 (それにロシアの兵隊さんみたいに登ってたら変!だって。笑)
P.S 今頃になってあの「PPAP」が頭の中をぐるぐると…。 遅いんだよ!苦笑。
「アマノ君に捧ぐ…追悼じゃないよ!笑」
あ〜あ〜あ〜。 2016年のJリーグも終わりました。 正確には天皇杯も(フロンターレは)残っているんでまだなんですが…ねえ。 結局CS決勝はまさかの(あ、失礼)鹿島の勝利、ということで2年続いて(らしい)年間3位がJ優勝ですって。 う〜ん、正直なんだかなあ。 どうせなら(何がどうせなのか…苦笑)浦和レッズに優勝してほしかったわ。 だって通算1位だし。 ま、ルールがそうなってるんだから仕方ないけど…。 それにこのへんちくりんな制度も今年限りですしね。 (いっそう何なんだ?!?!?の思い拭えず…) だから通算2位だったフロンターレは最後のチャンス、幸運だったとも言える…お呼びでない? ひどい〜うえ〜〜ん。 とは言えここ数年、すっかり私のサッカー熱は冷めていた。 代表戦も、ちっともおもしろいと思えず。 その割にメディアの扱いは大げさで大騒ぎで… さらにFIFAのスキャンダルでしょ。 もうほとんどどうでもいいとすら思っていた。W杯すら…。 ひいきの選手はピークを越え、寂しさばかり。 そのサッカーとの絆はただ一つ、フロンターレの広報のアマノ君だった。 彼がフロンターレで、Jリーグでがんばっているからかろうじてフロンターレの勝敗をチェックしてサッカーへの興味を持続させてたんだけれど…。 アマノ君、今季でいったんフロンタを離れて五輪委員会の方へ活躍の場を移す、と。 23日、等々力でアマノ君に会えると思っておにぎりとかゆで卵とか差し入れを持って行ったのよ。 アマノ君いつも当日は忙しくてろくにお弁当も食べられなかろう、と。 おにぎりなら歩きながらでも…なんて。 でも当日は会えず。 (負けたしね) 数日後もらった電話によりますと、アマノ君23日は体調をくずし、ほとんど等々力の医務室で寝ていた、とのこと。 「いやあ、すいません、あの日はもうオレ39度の熱は出るわゲロ吐くわ…、で 全然全然だめだったんですよ〜、試合もあの通りで…。 天皇杯も残ってはいるけどもう等々力でやるゲーム、ないんですよ。 天皇杯の決勝も今年は大阪だし…。 だから、だから23日が最後の等々力だったのに、試合も負けたしオレの等々 力の最後の仕事がアレ、なんて… なんか、そういう運命なのかなあ?!…」 うん、もはや運命かな…と言いたいのをこらえる。 口に出すと本当にそうなっちゃいそうで…くすん。 (案内窓口で係員から受け取った)アマノ君からのマフラー、あったかかったよ、と言うのが精一杯。 実は自分でもマフラーもユニも持って行ったんだけどね、6,7年前のだけれど一生懸命振り回して応援して…。 「おにぎり、ありがとうっす!翌日がつがつ全部食っちゃいましたよ。 美味かったっす!…」 いい奴だなあ、アマノ君は。うん。 いつも遠征先とかからお土産や、スポンサーのドール経由の果物や野菜とかを私宛に送ってくれた。 チームの負けが込むと、泣きベソな電話が来ることも。 ひとしきり不安を吐き出したり…。 広報の企画で(漫画関係で)私の口利きが必要そうな時は遠慮なく言ってきてくれた。 (力になれるなら私もうれしかった…) 今まで、ファン感謝デー用とかいろいろ、似顔絵などもずいぶん描かせていただいた。 絵を描く事で協力できれば…と、楽しんでサポートした。 ささやかながらフロンタを、Jリーグを応援してきたつもり。 それもこれも、サッカー応援、というよりはアマノ君応援、の気持ちが大きかった。 アマノ君だから、彼の頼みなら、と請けたのだ。 その彼がフロンタを離れる。 もう等々力に行ってもアマノ君いないんだ! ええええ…。 なんか寂しい。 すごく寂しい。… もう10年以上も前になるのか。 私の漫画を好きでいてくれて、「フロンターレを応援してほしい!!」って電話をかけてきてくれて。 「オフサイドの阿部、最高っす!泣けます!!イカロスも何気に好き♪」とか…。 何かあるたび、三軒茶屋まで駆けつけて来て、直接イラストとか依頼してきたんだよ。 メールとかで用事済ます人多いけど、彼はいつもいつも、できる限り足を運んで来てくれた。 そういう人、少ないんじゃないでしょうかね、昨今は。 その情熱にほだされて、30枚以上もイラスト描いたっけな。 シーズンに1度か2度くらいしか等々力行けなかったけど、そのたびタダで試合を…笑。 まだJ2の頃、初めてフロンタ見にいった試合は広島戦。 J2落ちしたばかりの広島は当時は格上、入場の時広島の選手の方が頭一つくらいでかく、強そうに見えて…。 その試合を1−0で勝利した時、 「先生!!!勝ちました〜〜〜〜!!!」と男泣きのアマノ君とハグしたっけ…。 それからというもの、私を「勝利の女神」と呼んで尊んでくれて…。 実際浦和戦とかいいカードを選んで観に行ったものだから、ほら、フロンターレって大物食いできたのよね。 お祭り好き、というか。 (その割に下位に取りこぼすという伝統が…苦笑) J1に上がった時。 優勝まであと1歩だった2009年。 それに迫った今シーズン。 震災に見舞われた東北支援もずっと続けて…。 まだサントス時代のネイマールが等々力に来た時もお世話になって。 …etc、etc……。 そのアマノ君がいなくなる。…… 来年からは東京五輪委員会の方に(多分広報として)活躍の場を移すという。 そしたら特にサッカー担当というわけではない、とのこと。 でも彼ならりっぱな仕事をしてくれるだろう。 アスリートの為に、全力を尽くして走り続けるだろう。 今までと変わらずに。 そして4年たったらまた戻る可能性もある、とのこと。 その時に、その前に、その後に、フロンターレはタイトルをいつか獲れるだろうか。 今回は果たせなかった「Fドリーム」を私は描ける日がくるだろうか。 (私としては「Aドリーム」なんだけど…) 「僕はあきらめてませんよ!ほら、今年(メジャーリーグの)カブスが 百何年かぶりで優勝したじゃないですか!だったらフロンタも…!!!」 百年後じゃアタシもあんたも生きてないよ!笑。 遠い夢だと思っていた日本のW杯出場、初勝利、初ベスト16、そして欧州でも多くの日本人選手の活躍… サッカーで見たい夢はほとんど叶った。 あとは…フロンターレのタイトル奪取だけだ。 せめて自分の足で、歩いて等々力に行ける内に…苦笑。 アマノ君の歓喜の涙を隣で、同じ場所で見たい。 それが残ったただ一つのサッカーの夢だ。 FURRAY! FURRAY! アマノ!! がんばれ!! これからも。
P.S 先週末、近場で山梨百名山の一つ、本栖湖横の竜ヶ岳に登る。 晴天の上に真横にどでかい富士山の見守り付き! これ以上ない贅沢♪