「じゃがいもの木」 梅雨が明けてんだかなんだかわかんないうっとうしい天気ですね。 雨が降りそうで降らないもんだから、つい野菜達の水やりを油断したら・・・ ゴーヤが半分くらい枯れてしまいました。 せっかく緑のカーテンにしようと思っていたのに・・。 替わりに朝顔の苗を植えたんだけど、果たして無事に花を咲かせてくれるか・・・。 (朝顔、懐かしいね。小学生の時の観察以来だろうか・・・ その時は種から育てたっけな) 久しぶりに芋虫を発見。 たぶんコナガの幼虫。 かなり大きい・・はしでつまんで処刑。 幸い一匹だけのようだった。 ほっとするやらつまらない(?)やら。 そして最後の楽しみにしていたじゃがいもの収穫は・・・ ゼロ! まったくなし! 一個も! 土をほじくったら、そこには芋はなく、ぶどうのから袋のようなうすい皮だけが。 どうやら葉にすべての栄養を取られたらしい。 そういえば育てている時、アシのK子ちゃんと、 「わあい、大きくなってるぞー、葉もたくさん茂ってるしー」って喜び、 どんどん大きくなるじゃがいもを見て満足だった。 その内、2メートル以上の背丈になり、 「ねえ、じゃがいもってこんなに背高かったっけ? 北海道で見たじゃがいも畑のはせいぜい50センチくらいの高さ だったよ?」 いくらなんでもおかしい、これではまるでじゃがいもの木だ、ってんで葉を落としてそれ以上伸びないようにしたんだけど、遅かったようだ・・・・。 あああ・・・。悲しい。(可笑しい?) 家庭菜園の先輩であるアシのKネコの父上によると、 「じゃがいもの苗?はて・・・じゃがいもは種イモから収穫するものなんだけど、 苗なんかあるの??」と。 どうやら私の育てていたじゃがいもは観賞用らしく(?)イモは収穫できないとのこと。 そういえばじゃがいもの花ってたしか白い花だったと思うけど私のは紫色のあやしげな花だったっけなあ・・・。 で、じゃがいもは全滅。 すべてひっこぬいて、今は何にもなし。 残っているのはトマトが少々、なす、ピーマンが少量ながら切れ目なく実をつけている。 虫よけに、と植えたマリーゴールドだけが夏の日ざし(曇りの方が多いけど)の下、あざやかな黄色やオレンジの花を咲かせている。 あとバジル。 パスタはあきちゃってほとんど食べないので葉ばかり茂っている。 みかんが小さな実をいくつかつけているけど。 (収穫は冬) 芋虫やゲジゲジやら、大騒ぎもしたけどいよいよ終りが近付いている。 楽しかったのかな。 気持ちよいくらいたくさん汗もかいて。 来年は何を植えようか。 野菜は大変だからひまわりでも植えてみようかな。 (これも小学生の時以来) P.S 藍ちゃんよかった、私もほっとした。
夏子
「トムラウシ山の・・・」 北海道大雪山で遭難ありましたね。 吹雪や雪崩とかじゃなくて10人も死亡するなんて、ちょっとショックでした。 (記憶にない・・・) 何年か前に私もトムラウシ山に登り(コースは違うけど)、天候に恵まれたので最高でした。 北海道では一番に好きな山、頂上付近の感じもよく憶えていたんで(すごく美しい場所。お花畑があった。)ひとしお残念。 新聞等で知った情報で事故の原因を推測するに・・・。 私ならこのツアーには絶対参加しない。 1日の行程が9〜10時間、しかも3日間、というのはかなりハードです。 (しかも18人もいたらどうしても時間は遅れがちになるし) 北海道の山は、北アルプスとかと違って山小屋から山小屋が遠いんだよね。 だからエスケープルートも難しいんだけど・・。 私は1日に動くのは6時間、多くても7時間にしてる。 なんらかの事情でルートや行程が変更になるのはよくあって、そういう時に(さらに2時間とか歩かなければならなくなった時など)余力を残しておきたいし。 何よりくたくたになる事が登山の目的じゃない! 断じて。 いやですよ!苦しいだけじゃ。 困難を上回る喜びがなけりゃ、何のための登山か。 しかも予備日が1日もない。 私は北海道に行く時は絶対予備日を1〜2日入れておいた。 もちろん天候を考慮して。 実際に予備日を使ったこともあったし、予定通りに登れて観光したことも。 (北アルプスでは台風きちゃって山小屋に2日、ゴロゴロしてた事も。) せっかく飛行機に乗ってまで行くのだから、なおさら有効的に過ごしたい、と。 ここらへんは主催側に問題があったんじゃないかな・・・。 その他に。 いつもいつも感じるのだけれど、中高年の方々って本当に我慢強い。 本当にがんばりやさんだなあ、と。 絶対文句とか言わないし、どんなに時間をかけても黙々と登る。 弱音なんか吐かない。 (もっともがんばりやさんだから登山するのだろうけど。) 十何人かの寄せ集めのパーティーで、自分が疲れたとか登りたくない、とか言い出せなかっただろうなあ。 他人に迷惑になるから、と。 だとしたら・・・せつない話だ。 16日にニュースで一報を聞いた時、十何人、というからなんとかみんなで抱き合ってでも一晩耐えて、翌日下りるなりヘリを待つなりしていてくれないかなあ、と祈っていた。 (頂上付近はヘリならすぐ見つけてもらえるし、充分着陸できる形状だし)私が感激した頂上手前の一面のお花畑のあたりで・・・。 その前に、その日は動かないでほしかったなあ。 残念だ。 本当に悲しい。 P.S 連休は南アルプス鳳凰山へ。 久しぶりにパノラマを見られた♪
「マイケルー・・・」 ・・・が死んじゃってテレビとかでやたら曲や映像が流れるのでなんかまた聴きたくなって、CDを買ってしまいました。 過去に買った事もあったんだけどどっかいっちゃってね。 (多分CDじゃなかった。テープとか) 特別ファンじゃなかったけど・・・でも考えてみればファンじゃないのに買っていた、っていうのすごいよね、マイケルが。 純粋に曲が聴きたくて、だもん。 「オフ ザ ウオール」「ロック ウィズ ユー」「ビリー ジーン」etc.・・・。 懐かしい曲の数々、「スリラー」「ビート イット」「バッド」他たくさん・・・ ほど同世代なんで20代の思い出が湧き出てきちゃったよ。 「オフ ザ ウオール」はたしかテープを買ってさんざん聴いたっけな。 まだ漫画家になっていなかったなあ。 大学にもろくに行かず、アルバイトの遅番をしながら昼頃起きて、一人暮らしのアパートで何をするでもなく、中古レコード屋で安く買ったレコ−ド聴きながら、漫画家になりたかったくせに漫画を描くでもなく、友達ともろくに会わず、もちろん彼氏がいるわけもなく・・・・。 おい、何してるんだ! ・・って言いたくなるような、今考えるとしょうもない、情けない20代の始まりの頃。 孤独で、むしろそれを好み、他人とかかわるのがわずらわしく・・多分孤独の意味もわかってなかったんだろう。 引きこもりみたいのが気持ちよかった反面、早くここから出なくては、とも思っていた。 まあ一言でいえば「欲求不満」の固まり。 その引きこもりの、不健康で気持ちのよいアパート(四畳半風呂なし・トイレ共同)で週マガへの投稿漫画描いたっけな、一人で。 「スリラー」や「バッド」の頃は漫画家になっていた。 新しい世界で、編集さんや他の漫画家さんなど、新しくできたたくさんの友人とマイケル(他にもたくさん、マドンナ、ヒュ−イ&ニュース、ボンジョビ、a-ha、スティング、ありゃキリがないー)を見て、聴いて、おしゃべりしたっけな。 いろいろな事を含めて、結局楽しかった20代。 うん、ほろ苦い思い出や悲しい事や悔しい事もあったけど、それを100倍以上上回る、いい思い出がある。・・・・ ひとりぼっちで吉祥寺あたりをうろついてた二十歳の頃。 みすぼらしくてちっぽけだった自分・・・でも「不満」はあっても「不安」はなかったんだな、うん。 P.S 改めて聴いて、マイケルってほんとにすごかったんだな、と実感。
「ゲジゲジ協奏曲」 ・・・出ました、虫ネタ第2弾(!!!)。 屋上のマイ菜園にて。 梅雨でじめじめした日が続いたので・・・。 ある時むしって捨てて置いたままにしていた葉の下に、小さなゲジゲジが 数匹。(!!!) ひゃあー。 びっくりしたけどそのままにしておくのはもっといやなので器具ではさんで駆除。 5、6匹取ったところでよく見ると・・・ 植木鉢の下に数10匹のゲジゲジ! ひゃあああ!! さらによく見ると、花台にしていた赤松のベンチが腐っていて、そこを温床にして 夥しい数のゲジゲジの大家族がーーーー!!!!!! ひゃあああああああーーー!!!!!! いるわいるわ、もう重なるように長さ2センチくらいの小さなゲジゲジが たーくさんーーーー!!! まるで日野日出志の漫画の世界みたいなーーー!!(古い?) いい具合にじめついて、しかも天敵がいないのでいいように繁殖してしまったようだ! うわおおお!! アシのK子ちゃんや植木屋さんと一緒に2日がかりで取るわ取るわインスタントコーヒーの空きびんに半分くらい、300匹くらい取った。 「つくだ煮にできそうなくらいの量ですね!」 したくない〜〜〜〜!!! 赤松の台は撤去し、殺虫剤も撒き、晴れ間もはさんだのでゲジゲジ一家は全滅したようだ。 後日、確かめたら(ぜんまいのように)丸くなった死骸と、苦しそうに横たわる生き残りの数匹が・・・。 戦いは終った・・・。 嗚呼・・・・なんかナ○スのホロコーストみたいな気分が・・・。 奮闘(大した事ないけど)した割に収穫はといえば、ピーマンとなすが5〜6個、甘くも酸っぱくもない、こんなに味のないのは初めて、ってくらいのまずいトマトが7、8個。 つくづく野菜作りは大変なのだな、お百姓さんはすごいんだなあ・・・。 で、今日、とうもろこしを4個ほど収穫。 何これ、この短いとうもろこしは何?って感じの8〜10センチくらいの長さの不思議な形(太さは普通サイズ)のとうもろこし達。 あーあ、・・・とか言いながらゆでて食べたら・・・ あーらびっくり!!! すごい美味しい!!! 「何これ、砂糖入れたの?!」ってくらい甘い! 瑞々しい! 丈は短いけどものすごく美味しいーーーー!!!!! こんなこともあるんだー・・・・。 よかったな、うれしいな・・・。 虫にはまいるけどなかなか楽しい野菜作りであった。 あとはじゃがいもの出来はいかに?だ。 虫との戦い第3弾は果たして・・・? P.S 梅雨の合間に蓼科山へ。 涼しかった。
「イカロスの男」 今日週刊スピリッツの取材でハンドボールの宮崎大輔氏(以下敬称略)に会ってまいりやした。 テレビでは何度も見てましたが実物は・・・・ かっこいいですよーー! なんといっても身体がさあ。 ハンドボーラーってバランス取れたいい筋肉持ってらっしゃるのよね。 上半身ががっしり鍛えられていて美しい・・・ ボクサーは絞り上げてがりがりだしサッカーは案外細いしね。 萌♪ 宮崎君は、はきはきした礼儀正しい青年です。 (一流のアスリートはたいていそうですね) くわしくはスピリッツの記事で。 (39号、「明日のない空」の掲載号だす。) ・・・で、見たかったのは跳ぶとこ。 写真撮影のため何度がシュ−トうってもらいましたが、その跳躍! シ−ズン前なのでまだ5、6割くらいの仕上がりだと思いますが、やはり、ハンドボールは飛びますね。 宮崎大輔は翔びますよお。 宙を飛んで、たしかに一瞬止まっている・・・実際は1秒も滞空してないはずだけど、宮崎大輔はほんとに、あたかも永遠のように宙にとどまっているのよ。 その美しさ・・・・。 月並みな言い方だけど、天翔る鳥のような、イカロスの大飛翔のようであります。 嗚呼・・・・よいものを見た・・寿命が伸びるぞ・・・。 しかも撮影のためとはいえ、試合でもないのにオフに何度も何度も跳んでくれて、有り難いことであります。 その撮影も無事すんだ後編集さん達が遊びでゴールの中に入り宮崎大輔のシュート(!)を受けさせてもらったのさ。 実は私も!(7メートルシュートを) こんな機会はもう一生ないだろう、と思ってね。 宮崎君ももちろん私にぶつからないように手加減してくれましたし。 編集氏「塀内さん絶対動いちゃだめだよ!」 私「はいっ」 で、宮崎大輔が走って来て、跳んだ!私の目の前に迫るイカロスの腕(かいな)が・・・ ドカーン!!! ・・てな感じで、うわああああ!キターーー! 凍り付く私。 (当たり前だけど)微動だにできませんでした・・・。 車に跳ねられる瞬間ってこんな感じかな、だったら私は絶対曵かれるな・・・。 走って来る車の前で動けない猫みたく・・。 「試合中はもっと高く跳ぶんですよ、GKがこう、あごをあげるくらいに」と、宮崎大輔。 そうかあ、もっと高いのか・・・ そしてそれを阻むDFの選手と、それを止めようと立ちはだかるGKがいるんだよな・・・ 鍛え上げた男達の空中戦、時速100キロ以上の弾丸、すごいだろうなあ・・・ 私がそこにまぎれこんだらまちがいなく駒みたいに刎ねられて死ぬね・・・ その前に大迷惑だな・・・。 シ−ズン始まったらきっと試合見に行こう。 宮崎大輔は今シーズンスペインへ行ってしまうけど、日本リーグの選手もきっと熱く跳んでくれるだろう。 ハンドボールはほんとうに飛ぶんだよ。 P.S 宮崎さん、マネージャーさん、カメラマンさん、記者さん、担当編集さん、 本日はほんとにありがとうございました。