「夏山危険?」 暑い…。 とうとう来ちゃいましたね、猛暑。 昨年あたりからもう逆らわない(?)事にしてます。 おとなしくエアコンを付けて…。 今までは節電とかもあって「エアコン付けたら負け」みたいな感情があったのですが。 もうだめですね…とっくに白旗。苦笑。 で、本来なら山開き、トップシーズンの夏到来のはずですが、この猛暑の前ではなかなか難しくなってきました。(私だけ?) 3年続けて途中で登山を中止してしまいまして。 一昨年は新潟の守門岳、昨年は東北の姫神山、そして今年は先週末、八ヶ岳の近くの甘利山からもう少し先まで登る予定が1〜2時間も経たない内にギブアップ。 バテたわけではなく、でもこのまま続ければ多分バテだろう、と思い、 「ここで中止して戻る」の決断を。 多分こういう理由で取りやめるパーティーはほとんどないと思う。 でもね…。 「熱中症」という言葉がなければ多分登っていたと思う。 それでバテたとしたら、「自分が弱かった」と反省するだけだっただろう。 でも連日テレビでしきりに「熱中症の注意」や「恐怖」を聞くものだからさあ。 だから登山が苦しくなったらそれは「暑さ」のせい、って事になるのかな。 でも夏山が暑いのは夏だから、だし、登山が苦しいのは当たり前、で。 苦しくない登山なんてありえないし。 がんばらなくて登れる山なんてないから、だからその線引きが自分でもよくわからないの。 「体力がなくてバテた」のか、 「異常な暑さでバテた」のか。 春先から何度も足慣らししてるし体調も整えて臨むから、多分後者の方が多いかもしれない。 ということは猛暑の時は登山は控えた方がいいのかな…。 標高の高い北アルプスとかでも昨今はかなり暑く感じますね。 松本なんかは盆地なので長野でも暑い時は暑いけど、上高地へ入ればまさに高原、ひんやりと涼しかったものだけれど、その限りではなくなってきたみたいだ。 一応、標高100m上がると気温は0.6度下がるらしい。 だから気温34.5度の猛暑なら1000mクラスの山なら気温は28.9度? 2000mクラスならさらに6度低くなるはずですが、登っていると一応運動だから体温上がってきてかなり暑い。 もちろん汗はだらだら。 樹林帯なんかはさわやかで快適なんですけど、2000m以上、森林限界を超えて直射日光のあたる稜線とかに出ると、もうかなりしんどかったですね…。 せめて風さえあれば…。 3000m級の稜線なんかは下から上がって来る風が、本当にクーラーのようにひんやりと涼しくて最高なんだけど、そこへ行くまでがねえ、結構暑いわきついわ…そりゃ3000mだからね…。 ロープウェイで一気に行かれる山もあるけど(霧ヶ峰とか西穂高とか)、それはそれで登山の醍醐味としては…贅沢言うな。笑。 以前に登った薬師岳や岳沢、平標なんかはかなりバテたけど、あれは熱中症だったのかどうか…。 あの時は今ほど猛暑ではなく、熱中症という言葉もほとんど聞かれなかったっけな。 翌日には何とか回復したのでただバテただけだったのか…。 でも「がんばる」と「それ以上は危険」の境があいまいだ。 でも自分で判断するしかないし。 でも稜線で熱中症になったりしたらもうどうする事もできないです。 熱中症になった時の対策は、「涼しいところへ安静に」「冷たい水で首や脇を冷やす」などだけれど そのどちらもできないのは本当に怖い。 登山中にそんなに頻繁に水分も取れませんし。 (もちろん普段より多めにドリンクとかは携帯してますが) 木蔭もない炎天下の稜線で、自分が熱中症になってもつらいけど、同行者がそうなるのもつらいですね。 ちょっとゾッとします。 もはや「危険」の領域。 (そういう事態になったこともあります) ほとんど「恐怖」です。 今でもテレビのニュースで猛暑の話ばっかり。 さらに遭難防止のために「無理のない登山を」とか「自分の体力に応じた計画を」「天候が悪ければやめる」とかが常識のように言われている。 でもそしたらいくらでも「取りやめ」できちゃうんだよね…。 現実、雨で登るのやめるパーティーはほとんどないんですよね。 (縦走中の停滞、はあるかも) みんなどしゃぶりでも登ってる、元々我慢強い人でないとわざわざ登山しないし、ね。 仲間に迷惑かけたくないから苦しくても言えない、ケースも多かろうと。 ああ、やだやだ! 苦しいだけの登山なんてやだ! 登るのは大変でも何かイイ事、楽しい事(きれいな景色とか美味しい水とか)がないとやだ! あくまで趣味で登るんだから、まして「危険」なんてもってのほかだ。 もし「熱中症」という言葉がなければ私はここまで「慎重」「神経質」、時に「臆病」になってなかったかもしれません。 とはいえ、知らなければもっと危険、ですかね。 でも、熱中症、という言葉のせいでなんとなく自分が弱くなっちゃた気がする…実際。 とりあえずもう8月は登山やめておこうかと思います。ううう。 もう「夏子」も返上だね…。 ああ、情けなや。くすん。 はやく秋にならないかなあ。 紅葉登山、が一番好きだなあ、ゆったりしていて。 冬枯れの山も妙味♪
P.S だからイモトすごいなあ、 マッキンリーはすごかったですね。 本当によく登ったと思います。
夏子(返上?)
「新国立…」 白紙撤回か…安倍政権の人気取りなんて揶揄されてるけどアレがあのまま不本意な形で進んで行っちゃうよりはよかったんだろう。 おそらくもう引き返せない状況になってからさらに建築費が「追加」「追加」ってなったり、その後の維持費が莫大、その上使い勝手が悪い…なんてうんざりするよりはましだろうな。 遅すぎてないことを祈るわ。 相変わらずのすったもんだと責任のなすりあい、「俺は知らなかった」「前政権の」「前知事の」の大合唱。 ばかやろー!って言うのも虚しかった。 コンペでデザインを選んでおきながら「コストの事なんか考えなかった」「あんな大きいもの作ったことないし」はあきれるのを通り越して…もはやホラー? (あの有名建築家氏、なんか江頭2:50に似てない?) あのイラク人の建築家もある意味いい迷惑ね。 でも「アンビルドの女王」つうのはギャグ? まるでバカボンのパパみたいだ。 (バカボンのパパは植木屋だけどたまに大工もしていた。 玄関を開けるとすぐトイレで、ここから入るのだ、って便器の中へ入って 行った…もはやシュール) そういう人のデザインをなぜ…。 あんな流線型のスーパージェッタ―みたいなスタジアムよりもっと、普通のスタジアムがいいな。 さりげなく、美しく、そして力強く。 そういう風が日本的だ。 どうせなら屋上に太陽光パネルをのっけて電気作る。 最近流行り(?)の地熱発電とか。 地下の大気を持ってくる地熱エアコンとか。 (冬は暖かく、夏は涼しい地下の空気) 北アルプスの有名な「岳沢クーラー」は地下空洞の自然のトンネルが地下のひんやりした空気を持ってきて、なぜだか涼しい風が漂うポイント(登山道)があるのだ。 まさに自然のクーラーだった。あそこに住みたいくらいだった…笑。 富士山麓にもそういうとこあったな…。 ほかにも天然ガス田とか。 関東は、何キロか掘ればたいてい温泉が沸き出るらしく、ガスもあるらしい。 ただしパイプラインにお金がかかるので採算ベースにはならなかった。 個人宅で小規模でやるのがせいぜい、と。 またはエネファームとか? 私のマンションには井戸あるの。 憧れの井戸。 機会があって、掘ってもらったの。 私の井戸♪ 40万くらいかかっただろうか。 毎日漕がないと安定した「水の道」ができない、というので3年ほど漕いでいるけどなかなかきれいな水は出てこないね。 それでもトイレを流すとかには充分で(実際使ってはいないけど)、濾過機を用意して濾して、沸かせば充分に飲むこともできよう…。 昔は井戸しかなかったんだし。 もっとも飲み水は保健所の審査が必要らしいね。 私の住む世田谷は地盤がいいらしい。 固くて。 地名に「〜沢」が付く町が多いから、元々は水が豊富な沢筋だったんだろう。 下北沢、奥沢、代沢、深沢、駒沢etc. 渋谷、は「谷」ね。 あそこは周りより少し低いので大雨の時は冠水してしまう…谷のゆえんか。 さらに究極の再生はうんこ!からガスを作る! すでに北欧のどこかの都市でやってたのをニュースで見た事がある。 うんこから作ったガスを引っ張ったレンジで料理作る、食べながら「料理は何の問題もありません…気分的には少し微妙です。」って 言ってた。 最近世界で人気の日本式カレーを名物に…あ、悪趣味ね。 まあ井戸はおいといて、震災以降あれだけ騒がれているのだから究極の「再生エネルギースタジアム」なんてできないものかね。 日本人の知恵と技術を持ってすれば世界一のエコスタジアムはできないわけはなかろうと思う。 見た目は地味でも、 「ここはこうなんですよ」とか 「実はこんなところにこんな工夫が」 「エアコンは実は電気じゃなくて…」とか。 「のら猫100匹連れて来て、食べ終わった皿を嘗めさせる…猫でエコ。 うちでは時々してる。笑。 油が好きなんだよね、猫は。 あとで洗うのが楽だよ! そんな世界一のエコスタジアムができたら日本人としてなんて誇らしいことだろう、胸をはれるだろうなあ。 未来への贈り物にふさわしい… 百万人の子や孫に…。 聞いた話ではその手のデザインもコンペで出ていたけど落ちたらしい、と。 ま、噂だけど。 再生系は多分儲からないんだろうね、ゼネコンが。 そ、結局はカネの話かい。 都心の一等地だから売店とかモールとかくっつけちゃえばいいのに。 小さい病院とか銀行とか郵便局とか。 (猫カフェも…) そして普段から利用できれば家賃が入ってくるし、五輪以降も充分使えるし。 そして万が一の時、帰宅難民対策や緊急時災害対策とかも入れておけば震災以降のシンボル的なスタジアムになるに違いない… ま、しょせんたわごと、独り言だから…。 日本的な、日本にふさわしいスタジアム、間に合うといいのだけれど。 ああ、この6年間が取り戻せたらなあ…残念だね。
P.S ミラノのジュゼッペメアッツァ、通称サンシーロは赤と白でかわいかったな。 でも収容人数8万を、災害時数分で脱出できるように出入り口が工夫され てる、って聞いたことある。(調べたけど詳細はわからなかった) また、前に漫画でも描いた、サウジアラビアの首都リヤドのキングファハ ドスタジアムは美しかった。 砂漠のスタジアムらしく、屋根にテントをあしらった外観はイメージ的にも ほんとに砂漠にぴったりで、実に画面映えしたものだ。 懐かしい…。
夏子
某野球評論家の御大がさ、なでしこの女子W杯準優勝を「2位じゃだめ」って言ってたね。 う〜ん、だめかなあ。 少なくとも私は準決勝までは楽しんでたぞ。 感動もしたし。 4年前は見慣れてなくてスピードに違和感あったけど、だいぶ楽しめるようになってたし、選手の名前や顔も覚えて。 決勝トーナメント、負ければ終わっちゃうから、最終日(決勝)まで楽しみが続いたのは幸せではないか。 優勝できなかったから、ってそれまでの日々が消えてなくなるわけではあるまいに。 ドイツもイングランドも、できれば最後の出番がほしかったと思うぞ。 なでしこをうらやましい、と思っただろう。 決勝の2チームは勝ち残った者だけ、勝利者たちの祭典ではないか。 (それを言うならW杯そのものが勝利者たちの…だね。昔94年W杯を アメリカで観て痛感したものだ。日本はホラ、ドーハのアレで…なつかし) が、しかし。 その解説者氏が言わん、としてることもわかるな。 試合である以上、選手である以上勝利を目指すのは至極当然ではある。 そしてトップ選手であればあるほど「負けず嫌い」だし。 とりわけ、水泳とかのレース系の競技と違い、2チームが勝ち残る系、だと特に最後の一つ、優勝がより際立っちゃう。 柔道なんか、銀メダルは「敗者の証」みたいな雰囲気あるし。 高校野球も優勝の一校以外はすべて「負け」の記憶で大会を終える…。 結果がすべてじゃない。 でも結果がすべて。 両方成り立っちゃうのも事実かな。 いにしえの札幌五輪、70m級ジャンプ、我らが日の丸飛行隊の金銀銅の独占はこの上ない栄光、誇りなんですが、ところがその金メダルの笠谷選手の記憶では、70m級の次に行われた90m級ジャンプで失敗したことの記憶の方が鮮明だった、という記事を読んだことがある。 本人にとっては、札幌五輪は「苦い記憶」でしかない、と。 苦い、と。 あの感動が!ひゃあ。 甘い、しょっぱい、時には酸っぱく、ピリリと辛い(痛い)時も。 そして競技を極めていくうちに「うまみ」を覚え、最後に「苦味」… …ちなみにこの味覚の順番はかの名作「包丁人味平」(ビッグ錠巨匠原作)より引用しました。 かように選手というのは「勝ち」がすべて、なんですね。 もったいないというか、凄いというか。 もっとも、それくらいの気概がなければ世界で戦っていけないわけですね。 やっぱり凄い、と言うべきか…。 さらには最後の「苦い」を味わえるのも考えてみれば一握りの選ばれた勝利者のみ、でもある…。 でもどっちかが勝ったらそうでない方は負け、なのだから仕方ないじゃん! 勝負をかける、競技者の宿命ですな。 ああ、心臓に悪い…こっちは見ているだけなのに…笑。 まあ、負けるのは悔しいけれど、それを正しく受け止めることを「強さ」と言うのではなかろうか。 競技に限らず。 私は敗者が、涙と悔しさをこらえ、拳握りしめてじっと堪える「絵」が好みですな。 去年のブラジルW杯の時のメッシみたいな。 きゃ、萌♪ ところで宮間主将が「女子サッカーをブームでなく文化にしたい」と会見で言ってましたね。 で、その「文化」とは具体的には何ぞや? 先日何の話題だったのかは忘れたのですが 「普段、日常的にやっていること、食べているものが文化」と言う言葉を耳にしました。 なるほど。 だったら宮間主将の願いは女子サッカーを「普通に」したい、普通に日常に存在してほしい、プレーしてほしい、という事になりましょうか。 4年に一度、W杯でなでしこをテレビで見て応援するもの、ではなく。 もっと、普通に、男の子がサッカーをやるみたいに、女の子がサッカーをやれれば…。 女子サッカー部のある中学は少ない昨今、それが難しいのは現実ですが。 あれば続けられる、続けたい女の子、多いかな。 なでしこを見て、憧れて…。 宮間主将は女の子たちにちゃんと答えているかと思いました。
P.S ちなみに、ドイツとかイタリアとかも、学校単位の部活ってないそうです。 スポーツをやりたい子は町中のクラブに入る、と。
「ハーフタイムの過ごし方」 やっぱなでしこですかね。 あ、火曜日の読売新聞の朝刊に、私のコメントが載りました。 が、短いし決勝戦前の取材のものなのでまあ当たり障りのない平凡なコメントですが。 やっぱりああいうの、って記者の主観が入る、というか記者がその時ほしい、と思うところをチョイスするものなのね。 多分テレビなんかも同じか、と。 字数制限もあるし記事の内容やテーマにもよるし。 言った言葉そのままではなくてもある程度正しければ私はチェックは入れませんね。 あくまであちら(新聞)のものだし。 でもいきなり紙面で自分のコメント見るのは驚くので事前に読ませてもらってはいますが。 でも新聞に載るの、って光栄だし恥ずかしいけどうれしいし、何より友達とかアシさんがすごく喜んでくれるのね。 内容の量とかにかかわらず。 で、なでしこ。 準決勝までは感動。 連覇は厳しい?と言われていたのでいろいろな幸運もあったかもしれないけどよくぞ勝ち進んだと思う。 でも正直決勝はひどいと思った。 むごい、というか。 前半16分で4失点とは、世界戦決勝にあるまじきスコアではないか。 ガチの公式戦で前半で3,4失点というのははっきり言って終わってる。 選手の方が知っているでしょう、その絶望は。 せっかく積み上げて人生のすべてをかけてがんばってがんばって最終日まで勝ち残ったので16分で大切なものがこぼれ落ちて行くのは、当の本人にとって衝撃はいかばかりか。 昨年のW杯のブラジル戦(ドイツ相手だったっけ?)思い出しちゃったわ。 でもあの時のセレソンはもうすっかり戦意を失ってさらにずるずる失点を重ねたっけね。 それにくらべたらなんとか2点を取り返したのだからブラジルよりははるかにタフでした。 (メンタル強くなければあの場所に立てないし) がんばって、がんばって、あきらめなかったけど、でももっとがんばる人達が世界にはいた、という事ね。 いやあ、アメリカは強かったですね。 さながらブロック・レスナー(知らねって)みたいな…あの前半16分の4ゴールときたらローマン・レインズにみまった10連発のスープレックス、「スープレックス祭り」の如く… だから知らねえって、誰も!(くすん) もともとフィジカルは凄いし、テクニックもあるし、さらに前回大会になでしこから学んだ、という組織守備なんかを見に付けられちゃあ… ちょっとかなわないわ。 今回のアメリカを見てたら「臥薪嘗胆」という言葉を思いだしました。 中国の故事成語なんだけど、「臥薪」も「嘗胆」悔しさを忘れないために苦心してチャンスを待つこと、だそうな。 「臥薪」はその時までふとんなどではなく薪の上で寝た…こっちは知らなかった。 「嘗胆」は毎日悔しさを忘れないために苦い肝を嘗めた…これは有名ね。 「会稽の恥」という言葉もセットになっている。 古代中国の王様と王様が、会稽という山で戦って、負けた方が屈辱を味わい、受けた恥、をさす。 「会稽の恥」をすすぐ、と言った感じで使う。 アメリカはまさにこういう時を過ごしていたのだろうな。 会稽ならぬ、ドイツの地でなでしこにPK戦の末敗れ、W杯を持って行かれた。 その悔しさたるや…本当に肝を嘗めていたんだろう、薪の上で寝ていたかもしれない、と思うくらい、雪辱をはらさん!!の気迫をひしひしと感じのでした。 その執念の強さにやられたかな! その前回大会で優勝の歓喜のなでしこの中でただ一人、スタメンをはずされて悔し涙を流した大儀見、3年前のロンドン五輪で決勝のアメリカ戦で決定的なチャンスをはずした岩淵。 ふたりとも同じように肝をなめる日々だっただろう。 あれが試合に例えれば「前半」なら今大会は「後半」、4年(岩淵は3年)の月日は長く厳しく、そして地味なハーフタイムだ。 その長きハーフタイムを堪え、「後半」を得た事が凄いなあ、と思う。 がんばってなければその「後半」のラウンドは来なかった、本当にがんばったんだなあ、「がんばる」って「長さ」、でも変換できるんだなあ、と感動しました。 そんでもって、もっとコワいのが虎視眈々と、ハーフタイムを過ごしていたわけね。 前半16分に4失点、というのは決勝戦では異常、ですよ。 アメリカは確かに強かったけれど、なでしこだって勝るとも劣らず、それほどの実力差があったとは思えない。 ひどい、むごい、を通り越してなんか「不思議」。 あの時の選手の心情たるや、多分もう「真っ白」「パニック」、なんだかわからない、と言ったところか? 今はきっと振り返りたくもないでしょうが、時がたって、振り返って見られる時が来たらぜひ語ってください。 あの時何が起こっていたのか。 後輩のために。 ついでにアメリカチームがどんなイメージトレーニングとかしてるのか、ぜひ知りたいものですね。 絶対何かやっているはず。 メンタルの整え方、というか。 (長谷部に聞く?笑) 特別メソッドとか、自己啓発とか。 バーチャル試合とか不思議な水、とか…オカルトか? ホントに肝を嘗めた、とか。 昔柔道の山下が五輪前イメージトレーニングやってたら 「いかん、どうやっても俺が勝ってしまう!!」は笑話。 そして今回の決勝(あの16分間)が屈辱ならば、それを前半とし、願わくば「後半」のピッチに立てますように。 そして今回感動した、と言うなら見ている方も「ハーフタイム」の過ごし方を楽しもう。 W杯はクリスマスと同じ、待ってる時間が楽しいもの、として。 (私はクリスマスはどうでもいいけど) 最後に。 天然芝のピッチでやらせてやれよ! FIFAの肥溜め糞野郎の汚職にまわすカネがあったら! (新聞の取材でも言ったけど、やっぱりカットされちゃったけれどね)
P.S 決勝戦、タイムアップの後、澤とワンバックがユニフォーム交換するかと 思ってた。 あ、女子だからしないんだ、と女子大会を実感。 P.S2 火曜日、等々力にフロンターレ対ドルトムントを観に行く。 久しぶりのサッカー観戦、やっぱり満員のスタジアムは華やかできれい ですね。 等々力の新メインスタンド、初めて行ったけど、売店とかなんか外国の スタジアムみたいでかっこよかった。
「くすん・・・」 お財布失くしちゃった。・・・ 正確には置き忘れちゃった、と。 日曜日、梅雨の合間の貴重な晴れ間ということで登山に行ったのよ。 山梨方面、大菩薩嶺の連山で「小金沢山」という山へ。 そりゃもう快適な山行、ひんやりとさわやかな風は極上で、稜線に出たら笹原がいい感じで。直射日光は汗冷えをしそうな身体にはむしろ優しく暖かく…。 頂上へ向かう樹林帯は少々きつかったけれど、まあ充分に達成感があり…。 で、気持ちよく下山して、普段はあまりしないのだけれど山小屋で売っているジュースかなんかを買って飲んで、頭から水でもかけるか(気持ちいいんだ、これが)、と水場へ行ったのよ。 水筒に水を入れようとお財布を横に置いたのね。 そしたらさ、水筒に気をとられて… 置いてきちゃったの、お財布。 頭に水をかけて、タオルで拭いて、買ったジュース飲んで一息ついて…そしたら 「あれ?私お財布どうしたっけ…あ!!」 気が付いてあわてて水場にもどったら…もうなかった。 何度も探したけどなかった。 陰も形も…。 いやな事だけどせめて現金だけ抜いて、財布は捨ててくれてたら…。 (カードとか保険証が入っていたから…) 山小屋の人に「お財布届いてませんか?」と聞いたけれど、やはり見つからず、あきらめて帰ったのさ。 ああ、あたしのおさいふ…。 現金は多くは入れてなかったから、気になったのはその他のもの。 保険証を悪用されたらどうしよう、とか。 (私になりすましてサラ金からお金借りたりとか) あ、PASUMOも、まだ4000円くらいあったな… クレジットカードは1枚だけか…普段あまりカードで買い物しないから。 TUTAYAのカードも入ってたけどポイント少し前に全部使っちゃってたわ。 でも近所の薬屋とかパン屋のカードは… あ、クリーニング屋さんのデポジット金が3000円くらいあったな… あ〜あ…。 キャッシュカードは… 2枚入ってた、クレジット機能は付いてない… メガバンクのものだけど、大昔の、まだ統合前のカードだ、ハートマークの、漫画家になってから始めて作ったM銀行の… もう30年近く使っているやつけどまだまだ磁気は大丈夫で、今でも充分使えるやつ… あれで何億もおろしたっけ…ウソつけ! もう1枚は、こっちも統合前の支店のもので、大好きなバックスバニーのイラストのやつ、ああ、あれもう少し使いたかった… 現金より惜しいかも…。 今はもう絶対手に入らない一品なのに… ううう、これが一番惜しいか…。笑。 最初ショックで、だんだん腹が立ってきて…。 いままで節約とか、ちまちまポイントためていたのに…。 一瞬でパアかい… あ〜あ…くそう、もうポイントカードなんか使うものか…。 保険証の悪用とかが怖いので日曜だったけどその日のうちに交番に届けたわけ。 カードの失効も日曜だけどその日のうちに電話で済ませることができた…。 PASUMOとクリーニングのデポジット金はもどしてくれるそうだ。 よかった。 現金とバックスバニーちゃんのカードはあきらめるしかない。 残念だけど、怪我とか事故に比べたら全然大したことじゃない…そう思って気を取り直すしかないわ。 厄落とし、にするか…。 昔イタリアで落とした財布、戻ってきたことあったけど…。 いままで「あれ?おさいふどこに置いたっけ…」ということがあってもたいていすぐ出てきたけど、今回は山のふもとで、もうどこかに消えちゃって…。 誰かがポケットに…とか考えたくなかったし…。 いい機会だからもうカードなんか持つの止めるか。 ポイントカードとかやたら増えてうっとうしかったんだ…。 でもやっぱり残念だ… 傷心をいやすためにみかんゼリーでも食べるか… うまいわ… そういえば、高校の部活(ワンゲル)で山から下りて帰る時みかんゼリー買って食べたっけ… あれはうまかった… 黄緑色のゼリーにみかんが3つだけ(!)入っているのがうれしかった… 夏合宿が終わった時はフンパツして2個買って食べたっけな…1個65円くらいだったか… 高校生には贅沢だ… 今日の「贅沢みかんどっさりゼリー」も、もう1個食べたろ… うん、うまいうまい… 食べながら「もう2度とカードポイントなんか貯めるものか…くそう…」と……。 悔しいよう、美味いよう… 悔しいよう、やっぱ美味いよう… 山から下りたらみかんゼリーだよな…。 そして2日たった今日、概ね手続きを終え、あとは保険証の再発行だけだわ、と出かけようとして玄関前の郵便ポストを見た時。 見かけない小包が。 「おや?…あ…」 もどってきたの。 お財布。 見覚えのある茶の皮、二つ折りの覚えのある厚み、重み…あれ、私のお財布だ…。 (小銭が多かったのでずっしりとね、重いの) 中には見知らぬ方の住所と名前。 男の人みたいだ。 やはり水場に置き忘れていた。 拾ったその男性が、下山してすぐ送ってくれていたのだった。 多分山小屋とか現地の(山梨の)交番とかに届けても、取りに行く手間を考えてくれたんだろう… ありがとう、ありがとう。 その方の短い手紙の文章の中に「〜大切なおさいふを〜」とあった。 「大切な」。 そうだ、大切なものだった。 大切だったけど、失くしちゃったものだから私は頭の中で「大切な」を消去した。 大切なら大切なほど、失くした時に悲しいじゃないか… お財布に限らず…。 頭の中で「ただの、単なるモノとしての」お財布を失くした、という事にしていた。 だからその方の文章の中の「大切な」という単語にはっとする。 その方がもどしてくれたのは「大切なお財布」だった。 モノとしてのお財布だけじゃない、 「大切な」という単語ももどしてくれたのだ。 一瞬でも「誰かがポケットに…」と思った自分を恥じた。 日本ではお財布落としたら必ずもどってくる、って世界の人が驚く、とニュースでよく耳にするけど。 ああ、やっぱりほんとうなのね、うん。 (厳密には普通郵便にお金入れちゃいけないんだよね。ま、それは置いといて)
P.S すぐにお礼状書きました。 (ぶしつけですが図書券付けて) その人住所と名前書いておいてくれた。 ちゃんと御礼を伝える事ができてそれもよかったです。 まれに、郵便事故とかがないわけではないのでこういう時には ちゃんと記名した方がいいですね。 P.S2 なでしこ勝ったね。(今ベスト4) こっちもよかったよかった。