回転ドア事故、怖いですね・・・。 私も子供の頃、電車のドアに手を引き込まれそうになったことあったな。 小学校1、2年生くらいだったか・・・ 一人で電車に乗ったんだからもう少し上だったかな? もっとも私の場合は自分が悪いんだけどね。 ドアのそばに一人で立っていると、ふと、中学生くらいのお兄さんが閉まる自動ドアを手で止めて遊んでいる。 私もついまねをしてみた。 (してみるな、って!) でも私は「開くドア」を止めようと手でおさえてしまった! 自動ドアは自動で戸袋に入っていく、私の力ではドアは止まらない、私の手はドアガラスにくっついたまま引き込まれていく! その時初めて怖くなって手をひっこめようとするんだけど真空状態なのか、手の皮膚とドアはぴったりくっついたまま離れない! 「大変なことをしてしまった!!」 一瞬いたずらを反省するんだけど手ははなれない・・・ ああー!・・・ と、とっさに、そばにいた知らないおじさんが私の手をひっぱって離してくれて、大事にはいたらなかった・・・。 「いたずらしちゃだめだよ」とかなんとか言われたような。 私はドキドキして「ありがとう」も「ごめんなさい」も言えなかったような覚えがある。 電車のドアには必ず「戸袋に手を引き込まれないように」という注意書きのシールが貼ってある。 (たいてい、子供か動物が挟まれて泣いているようなイラスト入り) 子供の頃もそれを見ていた。 字は読めたけど意味はわかっていなかったというわけだ。 子供というものは意味もなく思いがけない行動を取ったりするものだ。 (私なんて特に・・・ええ。) お母さんも大変だろう・・・ といって24時間手をつないでいるわけにもいくまいし・・・。 それでも機械の回転ドアってやっぱりあんまり便利じゃないんじゃないかなあ。 大人でも怖いと思うもん。 ちなみについこの間も私は自宅マンションのオートロックドアで、閉まりかけるドアを止めようと、頭(!)を差し込んだ。(!!) 何か挟めば自動ドアが感知して閉まるのを止めると思ったら、自動ドア止まらない! 私の頭を機械の力でぐいぐい押して(!)閉めようとする! 「ばかやろう!何かが(私の頭だ!)挟まっているんだからもう一度開くのが当たり前だろう!!」 と、頭をはさみながら心の中で自動ドアのセンサーに向かって叫ぶ! 買い物袋のネギかなんかさげたまま。 2、3秒ぐいぐい挟まれてやっとドアは開きなおった。 痛かったのなんの、って・・・。 2、3日耳の横痛かったよ。 まったく機械、ってばかなんだからよう・・・私もばかか。
夏子
ハルウララ、そんなにみんな好きですかね? あんまり日本中が大騒ぎしているとへそまがりとしては何かシラけてしまう。 去年のたまちゃんとかさ。 一昨年の「ノ−ベル田中さん」とか。 何がそんなにありがたいのかな。 娯楽やアイドルに飢えてるのかしら。 何か気軽に愛情やお金をそそぎたい何かを。 責任が伴うとうっとうしいので気楽に楽しめて飽きたらすぐに離れられそうなお手盛りのアイドルを。 殺伐としたニュースが多い中、感動したいのかしら。 負け続けても一生懸命走る姿が健気だと。 そりゃ馬だから走るのは本能じゃん、ムチいれられたりしてさ。 とか思っちゃう、へそまがりとしては。ははは。 なんか、かけっこでビリケツに拍手おくる雰囲気に似てて私がハルウララなら「かんべんしてくれ」と叫ぶかも。 でも「絶対当らない」ってんで交通安全のお守りに、っていうのはおもしろいよね。 その売り上げで自分の飼い葉代稼いでいる、ってんだからえらいかも。 昔バブルのころ共同で馬主になる、っていうのが編集部で流行って、私も一口のってさ。 そのお馬ちゃんは5戦して0勝、(しかもいくつかはタイムオーバーで罰金)あっという間に引退(乗馬用になったらしい)させられちゃって。 まさかハムに・・・とか思うといたたまれなくなってこの世界にかかわるのはよそう、と、一頭きりで止めちゃったけどね。 一度だけ会いに北海道の静内のファームに行ったなあ。 「私のお馬はどこですか?」と訊ねたら「うしろから来るのがそうです。」というので振り向くとものすごく大きな(肥満してたんだって、怪我のため練習不足で)でぶ馬が「ばふー」って言いながら歩いて来たっけ。 それでもやっぱりお馬さんというものはかっこよく、愛らしい顔をしているものでした。 走る姿はやはり美しく・・・。 あの子に比べたらハルウララは幸せかな。 でもハルウララ人気に乗じて同じレースの本命に賭けて儲けた人いる、っていうからそっちの方も盛り上がってるかも。 あとは「初勝利!」のトップニュ−ス聞きたいね。 (あるわけないか・・・でも未勝利馬戦とか・・・・ないない・・・) P.S まさか人気投票で出走馬を決める暮れの有馬記念、に出てこないよね・・・。
「女子マラソン代表選考」 何も笑わなくてもいいのに・・・。 というのが感想。Qちゃんの記者会見の。 正面を見ているようで見ていない、きちんとしゃべっているようで微妙に質問の要点をずらす・・・。 本音は何ひとつしゃべっていない・・・ しゃべることはできなかった・・・(?) 本音を言うにはあまりにも痛い・・・のだろうかと。 これとよく似た記者会見を思いだした。 97年、あのワールド杯アジア予選、日本ラウンド対韓国戦で逆転負けを喫した時の加茂監督の会見と雰囲気よく似てたなあ。 あの時も加茂監督、顔はこわばって、開口一番に出たのは 「こんなにたくさんの人が来てくれて(スタジアムに)感無量・・・」てな内容だったような。 小出監督も同じような事をまずしゃべってた。 衝撃の大きさ、痛さは同じくらいか・・・。 (サッカーの方が大きかったかな?) あまりに衝撃がでかいと人間は不自然になるのはかえって自然なのか? そう思ったくらい不自然な感じだったなあ。 記者たちはたくみに本音を引き出そうとするんだけど微妙にそれをかわしながら自然をよそおう... 目線は絶対あわせるようとはしない・・・。 そこを触られると龍がものすごく痛がる、という「龍の逆鱗」を記者たちはあの手この手で必死で触ろうとするんだけど、Qちゃん決して触らせようとはしなかった・・・。 (記者は泣かせたいんだろうね) 必死でとりつくろう表情が悲愴で、滑稽な感じさえしたなあ。 あれを「さわやか」というアナウンサーの感覚がわからない。 少し前の女子レスリングの山本姉妹の涙を思い出した。 あれは美しかった。 真正面を見てボロボロ泣いて「悔しい」と。 ほんとに自然で感動したな、私。 あんな堂々とした、まっすぐな泣き方があるんだ、ほんとに全人生賭けてきたんだなぁ・・というのが伝わってさ。 アスリートが負けたんだ、痛くてつらくて当たり前じゃないか・・・ そのことを全身で必死で受け止めているようで。 正直、Qちゃんと小出監督からはそれを感じなかった。 頭ではわかっているけど腹までなかなかおちてこない・・・そんな感じ。 そりゃそうだろうけど。 私、負けた選手が無理して笑うの、ってあんまり好きじゃない。 だって一人になった時、家に帰って、必死でとりつくろっていた笑い仮面がはがれた時に、人間がどれほどの落差の表情をみせるか、って。 そのおぞましさ、まるで般若の面の比じゃないだろうと・・・。 怖い・・・。 でもQちゃん、ほんとに小出監督好きなんだね。 試合めざしてボルダーとかで走っていた時は身体はきつくても、どんなにか充実して、幸せだっただろうね。 まるで竜宮城みたいな気分か・・・。 でも夢は醒めちゃった。 さながらあの会見のふたりは玉手箱あけてぽかんとしている浦島太郎のように見えました。 P.S 会見見ながらずっと思っていたのは、「男子の枠ひとつわけてやれよ ・・・」でした。
先週末、滑って(スノーボード)いた時のこと。 吹雪いていたので合成樹脂みたいなものでできている顔マスクを買って使ってみたんでした。 顔の下半分を完全に被い、息はできるようにぼつぼつの穴が口のあたりに開いていて、鼻の部分はつんととんがってまるで外人みたい。 (もちろん息ができるように穴あり) さらに耳も完全に隠れてこれでどんなに風があたっても大丈夫。 で、完全防備でいざ、滑ってみたんですね。 ビューン。(?) たしかに寒くはない。 寒くはないがなにか滑りにくい....。 視野が狭くなった感じがある....。 目はゴーグルで、特に変化はないのに....。 耳まで被うので風の音が聞こえづらく、皮膚にあたる感覚、というものがなんとなく鈍くなったようなのだ。 どうやら私のようなへっぽこボーダーでも「斜面」というものを、目で見ていただけじゃなかったんだな。 顔にあたる風で、音で、もちろん目で、体で、五感でもってとらえていたのであった....。 おお...。 (寒いじゃないか...寒いのいやなら滑るな、って...) 東京のマンションで特に不自由もなく寒いこともなく暮らしていて、動物としてはかなり退行しているな...と思う今日この頃、思いがけず自分の肉体に残っていた「力」を見つけて驚きと喜びを感じたのでした。 そのあと、上級斜面ですっ転んでころんころんと3回転ほどころげ落ち、まさに身体全体で斜面を感じたのであった....。 P.S うまく受け身をとったと思ったのに翌日、軽いムチウチ症状がでてしまいました。 いてて。
先日、仕事が早めにアップしたので翌日の予定を変えておいしいものを食べに新宿に行こう、ということになりましたの。 そしたらアシのKさんが、 「あ、あたしこの近くの八百屋さんに焼き芋の予約入れちゃった。明日、直で新宿だったら頼んでおいた焼き芋取りにこれないや。」 ....焼き芋の予約があるのかよ....。 Kさんは焼き芋マニア、三茶の仕事場近くの八百屋さんの焼き芋がうまいんだと。 仕方がないので 「じゃあ私がその焼き芋受け取って新宿まで持っていってやるよ。」 「え、ほんとですか、社長(私のことね)すみません、ありがとうございますー。」 というわけで翌日私は受け取った焼き芋袋にぶらさげておしゃれして新宿はオペラシティまでタクシーで向かったんですわ。 20分ほどでオペラシティに着く。 53階のおしゃれなイタリアンレストラン・サバチーニヴェラヴィスタに焼き芋ぶらさげて行く....はずが気がついたら手ぶらだった。 ・・・・タクシーに芋忘れてきた! ひゃあ〜。自分の芋ならあきらめるところだけれど頼まれた芋だし、タクシーの領収書、手に持っていたんでソッコー電話したんですね。 「もしもし!たった今タクシーに忘れ物しました!」 「はい、○○タクシーです、忘れ物は何ですか?」 「焼き芋です!」 「はい、焼き芋ですね?ただいまドライバーに問い合わせます。」 ・・・数分後無事焼き芋は戻りました。 「実は、訳あってその芋は私が食べるのではないのです。私のアシスタントが予約して....」などと言い訳するわけにもいかず、にこにこ笑いながら「これですね!」と、芋の入ったビニ−ル袋を高々と持ち上げて走って届けてくれた運転手さんに、「ありがとう〜!!」と、私はやけになって大喜びして受け取ったんでした。 まだ焼き芋はあたたかく、すぐにそれとわかるおいしそうな香りをぷんぷんさせていました。 アシのKさん、「社長、すみません〜、ありがとうございますう、ぷふっ。」 ・・・春先のちょっといい話でした。 ぷふっ。 P.S 私は芋はひとくちも食べませんでした。