今シーズンは雪が少なく、GWまでゲレンデがもちそうもないみたいなのでいつもより早くスノボシーズンを終える…。 2,3月は転んで怪我したり風邪ひいたりぱたぱたしてあまり滑りに行かれず。 少々残念…。 というわけで先週末、今年初めての登山。 群馬県(かな?)の榛名山系の一つ、榛名富士へ。 登って下りて2時間足らずのかるーい登山、みなみらんぼう式なら難易度は「おにぎり一つ」。 (つまり一番軽い) 百名山を完登してからはもっぱら埼玉とか群馬とかの近場で日帰り登山をたしなむ。 新緑とか紅葉とか陽だまりとか、なかなか手軽で楽しめる。 今から思えば南北アルプスや北海道の百名山はきつかった…3000メートル峰とか、もう一度登れと言われたら泣くかな。 岩とか沢筋とか、足場がきつくて。 それに比べたら低山はだいたい登山道は土とか落ち葉なので柔らかくて快適なのよ。 まるで昔絵本で見た「山道」みたいだ。 おじいさんが薪を拾うような。 里山育ちでもないくせにどこか懐かしいのよね。 日本人の源風景、かな。 小学唱歌で歌ったっけ…ウサギが美味しいふるさとォ?♪ この曲の、「志を果たしていつの日にか帰らん」とか 「山は青きふるさと、水は清きふるさと…」ココ聞くと泣ける… 遠い家族は…友は…時間の長さを表現してるとか……歌詞の行間を感じるというか。 とりわけ、今回みたいな災害が起きるとね、よけい。 阿蘇山や大分の山登りに行ったっけ、きれいだったなあ、九州の山。 里山は新緑が始まっていたけど山の上の方は緑が芽吹くのは来週あたりかな。 天気は曇りっぽかったがいい感じでひんやりと風はさわやかで快適な山歩きを楽しめた。 よかった、今年も登れた…ホッとするね。 時間にゆとりがあり、体調もまずまずで心身とも、それ以外でも特にわずらわしい問題もなく山に登れる、というのはよいことだ。 無事出発できるという事が。 自然に親しむのはもちろんの事だけど、それ以上に精神衛生上のメリットがあるなあ、とつくづく思う。 ちゃんと早起きができた、とか途中でいやになってほおりだすことなく真面目に淡々と歩を進め、ちゃんと頂上まで到達し、帰りもふてくさくなることなく(笑)正しく降りてこられたとか。 (そりゃ降りなきゃ家に帰れないのだけれど) ごみをキチンと持って帰ったとか、すれ違う他の登山者に挨拶をしてルール通りに道を譲る、とか。 (ふつう登りの人優先ね) 気持ちのよい汗をかいた、とか。 おにぎりを食べたとか。 どれもみな当たり前の事なんだけどね。 なんかいちいち「健康」なんだよね。 お天道様に恥じないというか。 長らく仕事に追われ、夜更かしをしたり(徹夜はしなかった) (30代の頃は)夜通しカラオケしたり飲み会にふけったり。 グルメレストランで豪華に外食したかと思えば出前で済ませたり…。 早起きして山に登るなんて、考えもしなかったっけなあ。 登山なんてダサいと思ってた…。 もちろん目いっぱい漫画を描いていたからそれはそれで充実していたけど、なんか「夜する仕事」だったからね、漫画って。笑。 夜型がカッコイイとか。 でもこうして今、時間にゆとりができて山に登れる、というのはなんか「真人間」になれたような気分だ。 土曜とか日曜に山に登り、いい感じで疲労し、夜は小学生のようにぐっすり眠れる… 身が清められる、というか。 心身の老廃物が排出していく感じ。デトックス、ってやつ? これが、結局朝起きられなかったとか途中でやんなって帰っちゃった、とかのていたらくだったらだらしないし情けないよね。 よかった、自分はだらしない人間じゃなかった…ってお墨付きをいただいた気分。 それに「山登ってきた」って言うともれなく「へえ、それはスゴいですね」って言ってもらえるの。 イメージがいいんだよね。 知的な感じしない?ははは。 昨今はむしろカッコいいというか。笑。 ほんというと前の日は気が重いんだよね。 もともと家にいるのが好きな方だし。引きこもり上等だし。 雨降って中止になったらいいな、とか思わないでもない。笑。 でも実際そうなるとね、なんか物足りない…。 一日だらだら、家の中で適当に過ごしちまった、おまえ今日何も成してないだろう、なんて自己嫌悪しただろう。 (たまにはいいけどさ…でも漫画家ってだいたいそうだから。締め切り前以外は) あ、子供の頃こんなさわやかな日々だったな。 毎日大した悩みもなく、考えなくても明日はきちんとやってきた。 (大人になるとね、いやでも明日はきてしまう…苦笑) 今は、悩みはないわけではないけれど「何とかなるだろう」「なるようになるかな」と思えるゆとりはできている。 トシはとってみるもんだ。笑。 いいですよ、登山は。 お勧めです。 汗かいて、土の上歩いて。
P.S しかしねえ、なんだって代議士とか選挙とか政治とかって人の悪口ばっかり 言うんだろうね。 日本でも、海外でも。 ろくなもんじゃねえぞ。 山のひとつも登ってみろ…。
夏子
「絵の力」 ニットの機械編みを習いに行って2年たった。 少しづつ機械操作を覚えてきてはいるが毎回なにがしかの失敗をして 「3歩進んで2歩下がる」てな感じだろうか。 先生は喜寿を迎えられた方で生徒さんには私の母と同世代の方もおられる。 あたしはね、一番年下。 だからどう、ってわけでもないけどちょっと不思議な気分ね。笑。 先日そのお教室のそのご年配の先生から 「ヘイウチさん、私の似顔絵描いてくださらない?」と頼まれる。 (漫画家、とはなんとなく言ってますが。でも私がどういう絵柄の作品を描いてきたかは特に知らせてない。) なんでも、フェイスブックのアイコンにしたいそうな。 写真を使うのはどうも… 少しオブラートかけてイラストがいいの、とおっしゃって。 まあ絵を描くのはお手の物、ではありますが、けっこう「検閲」が入る。笑。 「年寄りくさくしないで」 「可愛く描いてほしい」 「豊齢線は入れないで」 「ラベンダー色を使って、背景とかで」などなど。 鉛筆でラフを描いてお見せしたら、 「目をもっと可愛く大きくして」 「丸顔にして」(丸顔というよりは細面なのに…) 「口が大きすぎる」エトセトラエトセトラ…笑。 リテイクが出るわ出るわ。 「おばあちゃんみたいに描かないで」に、思わず 「だっておばあちゃんじゃないですか!正真正銘の…」と言ったら 先輩のお姉さまから「それを言っちゃだめ!」と言論統制まで。笑。 年配の方は、可愛く描くのが一番。 でもただ可愛い、だけでは一応絵描きのプライドにかかわる。 どこか似ていなければ悔しい…。 何度も何度も消しゴムをかけ、1ミリにこだわった末、何とか自分でもまあまあの出来に仕上がり、軽く色を付ける。 先生がよく好んで着ておられるラベンダー色とピンクやオレンジのやわらか系を配色して。 「先生〜、イラストできました〜」 と差し出す。 絵を見せる瞬間、ってこっちもいつもドキドキする。 かつて担当さんに原稿を渡した時と基本変わらないね。 一応自信のある出来だが…。 先生、とても喜んでくださった。 差し出した絵を一目見た時の表情でわかる、目が見開いて輝くから。 そして全身で笑う、喜んでくださっている。 「可愛い〜〜〜!!似てる〜〜〜」 そりゃ検閲が厳しかったから…笑。 よかったよかった。 描いたこちらもうれしいものだ。 (描いてる間も楽しかった) そして一週間後くらいに。 フェイスブックにアップしたらもう大評判、大好評だったそうだ。 「似てる、可愛い!」 「○子さん(先生のお名前)こんな感じ、こんな感じ!」 先生のご主人も一目見て、爆笑されて 「うん、似てる」 「口が似てるわ、でも似顔絵で、口を似せる、ってすごいかも…」 「さすがプロ、ねえ…」と。 ええ、まあ一応絵描きだし。 特徴をとらえるのは似顔絵の基本ですし。 「誰に描いてもらったのー…」とうらやましがられたそうな。 えへへ。 (ちなみにお金払うとおっしゃるのを断ったら赤い毛糸たくさんくださった) こちらは漫画家なので周りに漫画家はいっぱいいるけど、普通はあまり漫画家という生き物を見る機会はないかもね。 もう一人、最年長の方のイラストも描いた。 こちらは頼まれたわけではなく、 可愛くておもしろいおばあちゃまなので漫画家の性(さが)というかなんとなく描いちゃった。 口癖とか、キャラをしこんでセリフ入れて落書きみたいに鉛筆で紙に描いて「これ、○田さん」って見せたら。 そしたら一同大爆笑。 大ウケってやつね。 ただの鉛筆描きなのにとても喜んで、「家族に見せる」って言ってバッグにしまいこんだ。 そして息子さんや嫁さんに見せたらやはり喜んでもらえたようで、 「お義母さん、楽しんでるのねー…」と。 うん、いつも楽しそうなんですよ、その方。 もう80いくつなのにいつもエネルギッシュで楽しそうにお教室に通われるから、こっちもさぼってなんていられない、てな感じで…。 そういうの、伝わったんだな。 絵描き名利につきますな。 こちらもうれしい。 「描かせていただいた」というか。 その絵も、きちんと色をつけて描き直してさらにグレードアップした一枚のイラストにして改めて差し上げた。 もちろんとても喜んでくだすった。 絵、って喜ばれるんだよね、こっちが思っているよりずっと。 写真とはまた違った味と「力」がある。 心をこめて描くからね。 強いよね、絵って。 「くまもん」も、みんなうまいなあ。 漫画家だからうまいの当然だけど、ほんとに気持ちのこもった美しい絵ばかりだ。 見ていて楽しい…って言っちゃいけないかもしれないけど…。 いいくまもんばかりだった。
P.S 私も描きたかったけど上の絵描いててエネルギーが切れてたのと、ツイート の仕方がわからず… 情けな…苦笑。
「リオ五輪悲喜こもごも」 …というより「ROAD TO RIO」、五輪出場権の選考会の、ですけどね。 残念だったのはもちろん男子バドミントン。 よりによって世界ランキング2位の選手がよりによって賭博とは。 よりによって五輪開催年、よりによってメダル候補が期待されている、これによって多いに盛り上がりが期待できたマイナー競技の千載一遇の大きなチャンスだったのに。 (ここ数年バド、強いんだよね、男子も女子も) しかも21歳という伸び盛り… もしかしたら全盛期だったかもしれなかったのに…。 悔しいというか悲しいというか。 あきれるというか。 やっぱり悲しいかな。 会見では、なんか本人はまだピンときてないような感じだったな。 「反省」とか「後悔」とか、なんか言葉だけのような。 でもこれから実感してくると思うよ。 リオ五輪が近くなって、メディアでそのニュースが流れるたび、 「あ、オレ五輪行かれないんだ」って気づくだろう。 なんでオレあの場に居ないんだ? 金メダル争うはずだったのに、といちいちハッとするだろうな。 そして、「あ、こういうことだったんだ、五輪を棒に振った、ってことは」と力が抜けていく感じを味わうだろう。 明日起きても、いや今日これからもすることが何もない…って。 真っ白、ホワイトアウト。 方向もわからない。 しかし本人はともかく、なんで周りの人が何とかできなかったのかな。 賭博は違法だ、ってことを、なんで殴ってでも教えなかったんだろう。 逮捕もあり得るんだよ!って。ほんとに殴ってでも言ってほしかったよ。 これはあくまで推測ですけれど、「結果出してる選手だから」遠慮したのかな、と。 ほら、お相撲なんかでは大関止まりだった親方は横綱に素行の注意できない、っていうでしょ。 番付がすべて、というか。 だから嫌いなんだ、私。 「結果がすべて」ってせりふ。 よく耳にするけど。 時に、上っ面だけの言葉に聞こえる。 その言葉を切り札みたいにしてる人間って底が知れてるような気も…。 結果がすべてじゃないよ! 断じて! これも想像だけど、いわゆる「指導者」の立場の人間が実績であの選手に敵わないものだから腰が引けてたのかな? 「俺は世界を知ってるゼ、あんたは知ってるのかい?」と言い返されたら何も言えない、と思っちゃったのだろうか。 (あくまで想像です) 本当に何言われても彼に教えてほしかったなあ。 それが大人の分別でしょうが。 結局、一番大切な試合を棒に振っちゃった。 周囲の人ももちろんだけど、彼は自分を裏切ってしまった。 かけがえのない自分の名前を、競技人生をBETして失くした。 そのことにいつ気づくかな。 残念だ。本当に残念だ。 よかったのは水泳の北島。 長い長い栄光の軌跡、昇りつめてそして、帰り道、復路まで全力で戦うさまを見せてくれた。 上り坂だけじゃなく、下り坂まで見せる。 カッコいいとこだけじゃないんだ。 苦しみもがき、降りてくるところまで見せる、これが本当の「背中」を見せる、ってことじゃないだろうか。 しかも最後のタッチまで勝負を競ったんだから。 (しかもNHKで生中継だよ!) 見事な水泳人生の放物線の着地、だと思いました。 てっぺんまで到達して、太陽を何個もつかみ、そして復路も最後のひとタッチまで全力で。 勝利を渇望し、でも記録が及ばなかったことを知り、無言でプールから上がり、立ち去る後ろ姿、背中。 それを惜しみなく見せてくれた。 あの場面。 本当の「勝利」だなあ。 美学というか。 (頂点で鮮やかに引退するのもかっこいいですけどね、まそれは好みの問題で) 忘れ物は何一つないだろう。 …とはいえ昔ほど楽しみじゃないんですけどね、オリンピックは。 ドーピングやら利権やら。 テロやら環境汚染も。 (ブラジルの政情も不安定だしジカ熱騒ぎも…) カネ、カネ、カネ! いつからこんなに金にまみれたものになっちゃったんだか。 金メダルじゃなくてカネメダルかい…。 (叩くとカン、カン!って薄っぺらい音がするだろうさ) あ、たしか84年のロス五輪からかな。 カネにまみれ始めたのは。 なんかいつのまにか「アマチュア規定」もどっか飛んで行っちゃったしね。 一応テレビ中継は見ると思うけど、簡単には感動するもんか。 楽しみも 中ぐらいなり おらが五輪 …元は誰の句だっけな。 一茶だったっけ?
P.S 「乙武君」問題。 そんなに罵倒されることでしょうか…。 乙武君(40男に君、付けはないけど)は何がなんでも 「さわやかな好青年」でなくてはいけないんでしょうかね?…。 なんか、ネットって「自分は安全は所に居て、いくらでも他人を非難でき る」面があっていやな感じです。 聖書では、「罪なき者から石を投げよ」とあります。 クリスチャンじゃないですが。 みんながみんな、清く正しいなんてそんな世界「カルト」みたいでキモく ない?
「情報社会?」 ツイッターやフェイスブック、LINEももちろんインスタグラム?も誰かのを覗くくらいで自分ではやってなくて、でも少し前に知り合いのFBを覗こうとしたら「ログインが必要」って出てきて見られなくなったの。 昨日まで普通に覗けていたのに〜。 仕方ないのでなんとなく中途半端にログインしたら…。 すると、即座に「FB」に登録されたみたいで、知り合いならともかく、よく知らない人や全く知らない人からなんだか「友達申請」っていうの?「誰それさんのお友達ではないですか」とか「塀内夏子さんのお友達は何人」とかよくわからないメールが来たり「塀内さん、フェイスブック始めたの?」とか知り合いからメールが来たりして、 あれ、なんか面倒くさいことになってしまって…。 (大した数ではないんだけど微妙に変な感じというか) あわてて「削除」っていうのか「メールをはねつける?」みたいな手続きをして。 (それもよくわからないんだけど) それでも時々誰かのフェイスブックを覗いたりコメントしたりすると私の名前にカーソルを持っていくと、なぜだか「生年月日」が出ちゃうわけ! 別に隠すこともないし年をごまかすつもりもないんだけど、わざわざ出すこともないのに!!!!って気分。 微妙にうっとうしい! あれえ〜〜〜。 なんだこりゃあ。 一度だけログインしただけなのにい〜〜〜。 せめてね、電話番号がついていて電話かけたらせめて人間が出てきてくれたら「すいません、全部削除してもらえませんか?」って頼めるのに…。 先日も、とあるサイトに出来心でどうでもいいようなコメントうっかり書きこんじゃったら、なんと本名でのっかっちゃったじゃないの! せめてハンドルネームにしておけたら…。 あ〜あ。 (だってログインは本名とアカウントをのせなきゃできなかったものだからさ) 内容は、大したことではなく、過激でもおもしろくない、ほんと他愛ない事をうっかり書いちゃったから、で、本名だから微妙に間抜けで。 あーあ、ネットって面倒くさいね! これに懲りてうっかりしなくてもいい書き込みはやめとくわ。 (せめてハンドルネームで…) それにしてもみなさんマメにアップしてますよね。 有名な方からそうでない方まで。 漫画家さんも多くの方がやっておられる。 大好きな先生のだとやっぱりうれしくてひんぱんにチェックしちゃいますね。 (そうかと思うとまったく何もされてない先生も…知りたいのになあ…樹村みのりさん、とか) ネットのない時代では考えられないですよね。 10代の頃、好きな漫画家さんやタレントさんとか、少ない情報誌とかの隅の隅まであさって、ほんの少しの情報を見つけては有り難がったっけな。 ハリウッドの俳優さんとか。 (ロバート・レッドフォードやアル・パシーノとか好きだった〜) もちろん漫画家先生のも。 ロードショーとかの雑誌をお小遣いをはたいて手に入れ、それこそ隅から隅まで…。 ほんの小さな写真を発見してはうれしくて…。 大した内容でなくても、バカンスでどこ行ったとかビールの好みは何、とか。 だって必ずしもひいきの俳優さんの情報があるとは限らないから。 まるで宝くじに当たったみたいに喜んだものだ。 でもそう毎月は買えなくて…。 中学の時、ある時職員室で多分先生が誰か生徒のを没収したんだと思うけど「ロードショー」のバックナンバーが置いてあってさ。 今と違って、バックナンバーなんて手に入らない時代で。 当時の私にとってはそれはそれは貴重なもので…。 「あ、ロードショーの何月号!何か月か前のだ!もちろん私が見てない号の!…」 私はそれが見たくて見たくて、職員室に出入りしてはそれがそこにあるのを確認して… 表紙が誰だったか忘れたけど、女優さんで…で、ほしくてほしくて…。 で、ある時、学期末だったか…職員室に誰もいなくて…。 私それ、盗っちゃったの!!!! 盗んじゃったの。 ドロボーしちゃった!きゃ!! 周りに誰もいないのを確認して、そーっと手を伸ばして…。 そして手にしたらあとは脱兎のごとく…あの時はドキドキしたなあ! しばらくは罪悪感があって、正直に白状して返そうかとも思ったんだけど、それもなんとなくできず…。 家に帰ってから、それでも1ページ1ページ大切に見たっけな。 あの時は漫画でも雑誌でも、すべてのページをありがたく見たものだ。 (はみだしぴあだって全部読んでたんだから…あ、知りませんか?) あれだけ一生懸命大切に読めば、盗まれた本も浮かばれるだろう…笑い。 もう時効だから。 許してちょ。 インターネットで、世界中で出回っている情報の99.9パーセントはDMやスパム、つまりゴミメールと言われる。 あのロードショーを盗んだときはインターネットはなかった。 手にする情報はつまり、貴重な0.01パーセントだった、という事かな。 (いやその、ハリウッドの誰かが結婚した離婚して、っていうのもナニかな…苦笑) 大切だったのは違いなかった。 ドロボーするほど。 おい!笑。
P.S それから、少し前に事務所で本の断捨離したとき、20年くらい前の「キネマ 旬報」みたいな雑誌があってさ。 (表紙と特集はテレビドラマの「ER」!時代を感じるなあ…) で、「あ、それも捨てちゃって」って言ったらアシさんが、 「でも社長、これ持ち出し厳禁、って書いてありますよ、いったいどこから… あ、週刊少年マガジン編集部、って書いて…」 「…いいよ、捨てちゃっても」 「だめですよお〜〜〜!!!」 …そんなこと言ってももう返せないし…。 もし週マガのどなたか見てらしたら、私、どうしたらいいですか? へへへ。 …こらっ。 P.S2 さっき近所の八百屋さんに野菜買いに行った帰り、商店街で小学生くらいの お孫さんとおばあちゃんとすれ違う… 夕方の商店街らしい風景… おばあちゃんらしい人が歩きながらお孫さんに何かつぶやくように教えて る… 耳に入る… おばあちゃん、「働けど〜…」 お孫さん、「働けど〜?」復唱、またおばあちゃん「働けど〜…」ってそ りゃ、石川啄木の「一握の砂」ではないですか! 「働けどー、働けどなお わが暮らし 楽にならざり じっと手を見る〜…」 ってやつゥ〜〜!? なんてミモフタモナイ歌教えてるんですか! 希望と可能性に満ちたお孫さんにさ! P.S3 水泳の代表決定戦で。 池江選手の15歳の号泣、いいなあ。 まるで宝石のような世界一きれいな涙。 これをすくって、欲しがる魔女とかがいそう。 飲んだら永遠の若さと美貌のご利益があるのだ、とか言って。