よく、アシさんや編集さんに 「なんかいいDVDな〜い?」とたずねて、よさそうなのを借りて見る。 それがアタリだったりして、翌日感想を言い合ったりするとまた楽しい。 「ラブ・アクチュアリー」はよかったです、ぼくのイチオシです、とか 「かもめ食堂」いいですよ、とか。 「なんか、サスペンスでお勧めないかい?普通に人が死ぬような」 「『デッドコースター』はどうですか、人がたくさん死にます。」 「なんか、ホラーとかゾンビものはやだな、『羊たちの沈黙』みたいな 猟奇ものや心理サスペンスがいいな」 「『SAW』はよかったね。2はイマイチだったけど。」 時々、よかったんだけどタイトルが出てこないのがある。 「『戦場のピアニスト』に出ていた眉のたれた、東ヨ−ロッパ系の男優さんが 犯人役で出ていたサスペンス、良かったんだけどタイトルがどうしても 思い出せない〜」 「高岡早紀と津川雅彦が出て来て、どろどろしてるんだけどおもしろかったんですよ、 ああでもタイトルが出てこない〜」 思い出せ! しかし時には 「『パイレーツ・オブ・カリビアン』はブーだった・・・ジョニー・デップの 無駄遣いだ・・・」とか 「トム・クルーズの『宇宙戦争』はブツブツ・・・あんまりひどいんでどのくらい ひどいかぜひ見てもらって感想を聞きたい」 「このあいだ見た『日本沈没』よりはおもしろかったっす・・・」 「あまりに批評がアレなんでそんなにすごいのか『ゲド戦記』を見てみたいなあ。」 etc.・・・。 おもしろくてもそうでなくても、感想を語り合えるのは映画を見たあとのデザートのような、格別の楽しみです。 好きなものを語る・・・そして共感したり反論したり。 どんな映画を見てきたかでその人の人生までわかる・・・(大袈裟か)。 ひょっとして、映画より楽しいかも。 だから誰か「変態村」見てくれよ〜。 「変態村」について語り合いたい今日この頃。 いや、けしておもしろかったわけじゃないんですけど・・・。 P.S 東ロ−ロッパ系の男優さん、エイドリアン・ブロディでした。 中には、映画評がすごくよくて、肝心の映画よりよかったことも。 ははは。 「イカロスの山」6巻発売中。よろしく。
夏子
「サービスエリアにて」 先日、関越道のどこかのSAのトイレでのこと。 その週は連休だったのでトイレがとても混んでいて、ざっと50人くらいは並んでいたか。 「うへー」とまいったけど仕方ない、並ぶしかないな・・・と並んでいたら。 障害者用トイレにも30人くらい並んでいる。 「ええっ?」 いいのかしら?「どう見ても普通の人じゃん」と何人かひそひそ。 混んでいるし気持ちはわかるけどそこは並ぶべきじゃないよ。 どう見ても健常者。ほとんど。 子供が下痢とか、よーっぽど切羽詰まっているなら別かもしれないけどさ。 「空いているなら使ってもいい、該当者が来たら譲ればいいじゃん」という声もあるけどそれも反対。 障害のある人が皆車椅子を使っているわけじゃないし、外見だけじゃわからない事情だってあるはず。 第一、その人たちに、「すみません、先に使わせて下さい」と言わせるのか。 その人たちのためのトイレなのに、どうして当たり前に使うのに気をつかわせなければならないのか、譲る、というのは見当違いだと思う。 シルバーシートもだけど、そういう場所はいつも空けておくべきだと思う。 どんなに混んでいても。 本来使う人が当たり前に使えるように。 「そこは並ぶべきじゃない」と言おうとしたけどやめた。 尿意をおさえて(股間はおさえてないにしても)言い合いをするのはしまらないし、何より50人以上並んでいた一般トイレの方が断然回転がよかったのでね。 便器の数が全然違う、ちょっと頭使えばすぐわかるっち。 私が用を済ませても障害者用に並んでいた輩はまだまだ番がこなかった。 ははは、天罰だ。
「変態村」見ました。 「数独」も制覇しました。 ふうう〜。 「変態村」はフランス映画でした。 ですので田舎のフランスの雰囲気があり、なかなかダークでアンニュイなムードです。 で、おもしろかったかというと・・・う〜ん、5点満点で3点。 つまりまあひどくはなかったな、と。 「食人族」みたいには。 感想は・・・うん、この村はやはり変態の村だな、と。 妙に納得しました。 どう変態なのかはふせるけど、確かに変態の集まりである・・・ 変態以外の何者でもない・・・タイトルに偽りなし。 というよりこのタイトルをつけた人すごいな。 このタイトルが一番おもしろかったりして。 変態の映画のくせに(?)メイキングなんかついてて、監督さんがいかにこの映画を撮りたかったか得々と語るのさ。 この監督さんが若いんだけどオタク、っぽくて、こいつもきっと変態なんだろう・・・。 ちなみにジャンルは一応監禁物かな。 原題は「CALIVERI」で張り付け、という意味でした。 数独も終りました。 上級本一冊、105題すべて解きました。 これで私は数独上級者です。 でもすべて終ってやるパズルがなくなって寂しい。 誰かもっとむずかしいパズルをくれ〜。 もっと寂しいのは「変態村」も数独も私のまわりで誰一人やっちゃいねえし見ていねえ事。 だからこれについて誰とも語り合う事ができない・・・寂しい・・・孤独だ。
「変態村」 ここ一ヶ月くらい、レンタルビデオ屋さんで「変態村」ってDVDが気になっていた。 その時は貸し出し中だったので借りられず。 ツタヤに行くたびにチェックしてたんだけど、いつの間にか置き場所が変わってしまってそれきりに。 どこへ行ってしまったんだろう・・・。 「店員さんに聞けばすぐ教えてくれますよー」とアシさん。 「でも変態村どこですか?って聞くの恥ずかしい。 その上、ありましたよー、変態村、と大きな声で言われたら・・・」 「それもそうですね・・・」 「仕方がない、自力で場所を探すよ・・・」 ・・・と言って数週間。 「今日も変態村見つけられなかったよ・・・」 「残念ですね・・・」 「検索してみました、アマゾンによるとホラーものらしいです。 でも内容はたいした事なさそうですよ。」 そんなことはわかっている。 多分タイトルだけの、B級(Cかも)のただグロイだけの低予算のシロモノだろう。 同じようなケースで「食人族」って超くだらないグロビデオ見たことあったな。 どうせろくなものじゃない・・・。 でもなぜだか気になるこのタイトル、ああ変態村はどこに。 そして今日。 とうとう見つけ、借りました、「変態村」! ああ、うれしい。 ようやく旅が終ったのだ。 あとは見るだけか・・・。 どうせくだらないんだろうな。見なくてもいいか・・・。 私にとっては探すことが目的だったのだ。 ビデオ棚を探し、たまさか逸品に巡り合えたり、懐かしい作品に再開できた事も。 古い日本映画をあらためて見てみたり・・・。(ナルセミキオとか) ありがとう、変態村。 君を探した日々は幸せだったよ。 (一応見るけどね、なんか面倒くさくなっちゃった) P.S ホラー棚にあった「産婦人科」っていうのもそそられる。