いやあ、今週はカーリングに燃えた萌えた。 おもしろかったわあ、大興奮。 カーリングは五輪とかではしょっちゅう見てたけど、日本は序盤は結構面白い試合見せてくれるんだけど後半はもたなくて、たいてい7,8位くらいで終わる、という印象だった。 だから今回も、またそんな感じかな、いやメンバー変わってもっとさえないかも…なんて思ってたのにいやいや、大したものだ。 選抜されたメンバーの日本代表ではなく北海道の一つのチームが日本代表として派遣されたので、この間のソチ五輪とかで見知った選手ではなく、まったく初めて見る選手たち。 これがまあ… 強いこと! 可愛いこと! でもってきれいなこと! カーリング、って真剣に勝負に臨むまなざしや緊張感が、独特の雰囲気を醸し出して、なんというか「美人度」がアップするね。凛々しいというか。 ゲーム自体がテレビ向き。 こんなこと言うとオヤジくさいとか、競技と関係ないじゃないか、と突っ込まれそうだけど。 でも、つまり見ているうちに感情移入してくる、選手が好きになる、と言う事は、それはそれでスポーツ観戦の本質ではないかな。 ゲームに引き込まれる、選手を応援したくなる、試合が進むにつれ、こっちはドキドキハラハラ、ナイスショットにばんざいをして叫び、惜しいショットや敵にしてやられた時は「ああー…」と溜息をつく。 選手と同じ表情をし、時間を共有し、そして勝利に酔い、何とも言えない幸せ感に満たされ明日への希望が湧いてくる…。 どんどん競技が、選手が好きになる。 いつしかそれは愛になり…。 まさに「応援」の原点ではないですか。 今回いいな、と思ったのはプレーオフ第2戦でロシアに競り勝った時、選手が泣かなかったこと。 そして惜しくもスイスに負けた時に悔し涙をぼろぼろ流したこと。 こうでなくっちゃ! いいねえ、悔し涙。 最近はやたらアスリート(特に男子)の涙を見るけど、正直「泣くほどのことをしてきたかな?」「泣く資格あるのかな?」って感じる場合もあった。 泣くのが定番、というか。 (特に箱根駅伝、泣きすぎ!まるで乙女) がんばってがんばって、これ以上できない、ってくらいがんばっても、もっとがんばる奴が世界にはいるってことを思い知らされる。 競り合って競り合って、思わぬ展開、神様はどこにいる!?勝利の天秤は行ったり来たり、あと少しで!というところでスルリと栄光が抜けていったり…。 「これぞ決勝戦!」というてっぺんを駆け続け、闘い続けた後、訪れる結果に図らずも涙して… そういう涙を見たいものだ。 今回のカーリングはそのレベルだったと思うなあ。 おもしろかった、うん、おもしろかった。 …なのに少々メディアの扱いが小さくはありませんかね。 後輩の漫画家のK君と、メールでずっとツイートしあってたけれどね。 「始まりますよ!これから」 「いやあ、ドキドキ」 「海外勢はでかいなあ、日本が可愛く見えること!」 ゲームが始まり、 「ああ〜、やられたあ!」 「よし!取り返した!」 「ビッグエンドがほしいですよね!」 「あせるなあせるな、辛抱して1点ずつ返せば…」 「ここはブランクあり、かも」 「そうすると次は有利な後攻ですよね!」 といったことから 「あんたの好きな本橋マリリンは今回は控えなのね」 「スキップの藤沢さん可愛いなあ」 「僕は3番目の○○さんが…」」 「日本チームのカナダ人コーチはなにげにイケメン〜」 「いくらで雇ってるんだろう…」 なんてことをおしゃべりしあってた。 でも、あまりのメディアの扱いの小ささに、 「みんな見てないのかな?ひょっとして日本で僕とヘイウチさんとあと2,3人しか見てないのかも…」 「いや、地元の北見の人達がパブリックビューイングで何十人か応援してたけど」 「そうかあ…こんなにおもしろいのに…」 で、惜敗の結果に 「よくやりましたよね。」 「充分戦ったよね、うん。」 「でも選手が帰国した時成田に出迎えが誰もいなかったらどうしよう…」 「じゃ、あたしとあんたで出迎えに行こうよ、僕たちだけはずっと応援してました、みたいなノボリを立てて」 「そしたらテレビに映っちゃいますね…ドキドキ」 「よし、行くか!」笑。… てなもんで。 さっきテレビで到着の凱旋中継見たわ。 よかった、祝福がたくさん♪ 藤沢さんの声が森進一みたいにガラガラ。 試合中、彼女の咳をマイクが拾っちゃってたから 「ああ、喉よくないんだな、風邪かな…風邪ならつらかろう、氷の上は冷えるだろうに…」 でもそのことで言い訳はいっさいしないところも好感。 喉は治ってないみたいだけど表情は晴れ晴れとしていて、やっぱり何とも言えず美しかったなあ、うん。
P.S サッカー好きの知人のメールより。 ↓ 日曜日に、なでしこリーグ2部を横浜のサッカー場に観戦に行ったんですが 僕の4段前ぐらいに、某チームの選手が2人現れました 1人は元なでしこジャパンです(アテネの頃の代表)、その元なでしこジャ パンの選手が入場の時にいただいた日体の紹介や選手紹介の顔写真が載って いるプリントでベンチを拭いたり、プリントを座布団がわりにしていて、正 直幻滅しました、元なでしこジャパンの選手でもこんなことするんだ?と驚 きました! 大学生達が一生懸命作ったものに対してなんてことするのと思いました?、 そして人間性を疑いました、 元がついてもプライベートでも日本代表は憧れる存在であってほしいです。 途中仲間が2人現れたみたいですが、だらしないジャージ姿で立ち食いをし ながら現れたり、全員ではないと思いますが女子選手の人間性ってこんなも のなのかと感じ取られてしまいますね。 僕は頭が固いのかもしれないけど、どうしても気になってしまいます。 カーリングの後なのでちょっと残念な話でした。
夏子
「しくしく…Sick…」 …また風邪みたいなのをひいてしまいました…しくしく。 先週木曜日までは特に何ともなかったのに金曜の朝、のどが痛くて起きた。 ありゃりゃ? よくよく考えると、火曜日あたり、くしゃみを連発して水みたいな鼻水が出た。 とうとう私も花粉症になったかな?と以前にアブに刺された時もらった抗ヒスタミン剤みたいなのを飲む…で、症状は治まったけれど、ひょっとしたら風邪の前兆だったのかも。 だってその後花粉症はないもの。 (今年もセーフ!) で、のどは痛かったけど熱はないし他に症状もないので医者には行かず薬屋でうがい薬やトローチなどを買って様子を見る…。 しかし市販で薬買うと高いね!ろくに効かないのに…笑。 そして土曜日。 相変わらず喉は痛いけど熱はなく、少々身体がだるかったし連休前ということもあり近所の医者へ行く。 このあたりは内科クリニックがたくさんあって、土日でもやってるからこういう時は都会は便利かな。 処方薬局も鈴なりだし。笑。 ほんとにうちの近所はクリニックと歯医者と美容院と薬局だらけ。 いっぱいあっても行くのはいつも同じとこだけど。 で、お医者に行って診てもらう。 熱を測ると、37度6分で普段よりは高い方。 でも身体も痛くないしインフル検査は必要ないでしょう、ということで適当にクスリを処方してもらって帰る。 薬の内容は、総合風邪薬=大して効かない(笑)、でも眠くなるので睡眠剤がわりにはなる。 喉の出血止めみたいなの=これが効いてくれると助かるなあ…。 抗生物質=お医者が言うには「軽いものですので気になるなら飲んで」とのこと。 最近のお医者さん、って薬出すとき「どうします?」って聞いてくれるのよね。 でもこっちに判断を仰がれてもなあ… こっちが聞きたいのに…。 絶対必要な薬なら少々リスクがあっても出すでしょ、こっちも飲むし。 だからさほど緊急じゃないタイプの薬だと思ってその抗生剤は飲まなかったの。 のどが痛いくらいで大したことないと思ったし抗生剤、って飲みだすと途中で止めちゃいけないから面倒かな、と。 それに日本の医者はやたら抗生物質を出す、とか巷で言われてて、抗生剤に対する耐性を持ったウィルスの出現とか、うんぬん、問題があるとかの説も。 だからこの程度なら飲まなくていいだろう、と自己判断をして飲まなかった。 一説によると世界のタミフル(インフルエンザの薬)の6割だか7割だかは日本にある、とか。 でやっぱりタミフルに対する耐性のあるインフルが出てきた、とかも聞くしさらにもっといい薬も出てきた、とも。 すごいねえ。 だから大した事ない、と思って薬あんまり飲まなかったらのどが痛い事! ちっともよくならなくてさ! そのうち鼻に来て、両方の鼻がつまってうっとうしいったら。 だから夜間なんか、仕方なく口で呼吸するから乾燥してさらにのどが悪化だよ。 あれがつらかった…。 加湿器なんてちっとも効かなくて。もちろんうがい薬もトローチも気やすめにもならず…。 今まで生きてて一番のどが痛かったかな。 さらに、翌朝出る痰と鼻水ったら…。 うひゃあ、かなりの「大物」が出て、そこだけは結構ゾクゾクして楽しかった…苦しいけど。 連休中ずっとディープな鼻水出してた。 のどはずっと痛い、つば飲み込んでも痛い…。 食事も食べやすいパンか何かを少々…。 ううう。 のどが痛いと首や頭が凝ってうっとうしい…。 一番効いたのはロキソニン。 のめばすぐ喉の痛みが緩和されて助かった。 でも薬が切れるとまたのどが痛くなるから、「やっぱまだよくなってはいないんだ…しょぼん」と。 膿とか黄色っぽい鼻水は、細菌と戦った白血球の死骸、と言われる。 いつまでもそういう鼻水が出る、ってことは細菌がまだしつこくのさばっているんだ…と観念して抗生剤を飲んだのが連休最後の月曜日の夜。 で、よく火曜日もう一度お医者に行くと、 「念のためインフルの検査しましょうか。」 「え、だって身体も痛くないし熱もないですよ」 「最近多いんですよ、熱の出ないインフル。今日も午前中だけで3人も」 と、生まれて初めてインフル検査をする…記念日か。笑。 結果は「シロ」。 ずいぶんしつこいな、ただの喉風邪の分際で…笑。 最初に出された抗生剤飲んでなかったことを告げると、 「ええっ?!飲んでなかったの? だからですよ! よくならないのは! なあんだ、じゃインフルの検査もいらなかったかな!」ですってさ。 だってえ〜…。 お医者さん、飲んでも飲まなくてもいい、ような事言ってたしぃ〜。 自分でもそんなに大したことじゃないと思って…。 で、ロキソニンとか抗生剤とか咳止め薬とか、いろいろ処方してもらい帰宅。 観念して言われた通りの薬を飲む…。 そのせいかどうか、今日(火曜日)はどんどんよくなった。 最初から飲んでおけば…。 でも風邪薬って全部対症療法なんだよね。 だから薬で症状抑えて「治った」と勘違いするのもどうかな?と思う。 「痛い」のはつらいけど「痛い」っていうのは自分の体に何かか起きてるサイン、だからね。 風邪をひいちゃったのだから1,2日つらいのは仕方ない…。 幸い無理してしなければならない仕事がたくさんあるわけではないので(少しはあったよ!)あまり薬を飲まないで我慢してたのでした。 今回はそれが「凶」だったかな。 連休中はうっとうしかったけどおとなしくしてたので「EVIL」の原稿ははかどったけどね。 振り返れば週刊連載を抱えていた時はインフルとか重い風邪とかは引くことはなかった。 高熱が出たこともほとんどない。 ひいたとしても、一晩寝ればたいてい何とかなった。 若かったからかな。それとも緊張してたからか。 とりあえず水曜日はもうだいぶよくなった。 薬も飲んでるし…白旗あげた気分。 くそう。
P.S しかし、処方してもらう薬の安い事! 抗生剤も含めて4,5種類の薬が500円しないんだもん。 もちろん保健があるしジェネリックも多いけどね。 お店で買うと大して効かない薬がすごく高いんだよね。
「猫ブーム」 …なんですって。 あたしん家なんかはずっと前から猫ブーム〜♪ 近所の量販店、行くと必ずペットコーナーを覗くんだけどここ何か月か猫が少ないの。 ケージには犬ばっかり。 あれー、にゃん達はどうしたのかなー、と店員さんに聞くと、 「猫はすぐ売れちゃうんですぅ〜、猫ブームみたいで…」との事。 へえ、猫ブーム! あたしん家はずっと…以下省略。 おかげで猫の値段が上がってる事! その日もわずかに1匹だけいたアメショが30万円! 畜生が30万ですと! たしかにメスで、2か月の子猫で、しかも模様がくっきりはっきりしていてグレードが高い、らしいけど…。 知り合いが昨年バイカラーのラグドールの子猫(メス)を40万円!!(畜生の分際で…!!)で購入した、って言ってたっけな。 うひゃああああ。 うちのココアちゃんなんか6か月の売れ残りで6万、のバーゲン価格だったのよ。 ううむ。6万だって畜生がさ…笑。 ま、売り切れる、というのはいいことなのかな。 でもきちんと最後まで飼ってくださいよ…。 いつだか、スコティッシュホールドが流行った時はたくさん繁殖させすぎて、結果身体が弱いコが産まれちゃったことがあったというから、少々心配だわ。 で、ケージにはほとんど子犬ばっかり。 小型犬が多いからか、どのコも可愛い。 でも猫に比べたら犬の方が飼うの大変なのかな。 お散歩とかしつけとか? ある犬なんか、遊びたいらしくて、ケージの中で一人(一匹)ぬいぐるみを相手に大騒ぎ。 ストレスなのかな…。 それとも、「遊びたいよう、おうちに連れてってようー」と叫んでいるのかもしれない。 最近は猫派の方が多くて7対3くらい、とのこと。 うう、ちょっと見るのがせつないかな。 連れてってあげられなくてごめん、あたしはもともと猫派なので…。 友人は犬派で、しかもシェルティ命、と。 前に飼ってたシェルティが亡くなった後、多忙ゆえわんこはご無沙汰のようですが、時間ができたらきっとまたシェルティを迎えたい、とその日を指折り数えて待っているそうな。 「シェルティの肉球はポップコーンの臭いがするんだよ。ああ、もう一度あの 匂いをかぎたいなあ… でも自分の年を考えると子犬から飼うのは無理かなー、飼うとしたら老犬に するつもりなの。で、最後まで何年かわからないけどちゃんと見送ってあげ たいなー…」 もう一度わんこと暮らしたい…いつか。 知人の息子さんも犬、シーズー派。 昔飼っていたシーズーが亡くなってからはご無沙汰。 「息子さんができたんでしょ、犬飼ったら喜ぶんじゃないの?」 「いや、僕は犬(シーズー)が好きなんじゃなくてクーが好きだったんだ。 クー以外は飼いたくない。」 クールなシステムエンジニアの彼、スマホにその亡き愛犬「クー」の写真を3000枚保存してあるそうな。 「絶対に削除しないんだ」…ってさ。 先輩の漫画家先生は猫派、アメショ一筋だったそうだけど、最近縁あって三毛猫と雑種猫を飼い始めて、「雑種、ってこんなに可愛かったんだー…」と猫の魅力を再認識なさっておられる、と。確かに洋猫ってあんまり鳴かないしきれいだけど愛想のないコも多いのよね。 (うちのアビはばかだしココアはいじわる) ほら、あの超有名な作家さんです、アメショといえば…の。 私はどうしようかな。 今4にゃんもいるしまだみにゃさん若いから(でもココアは12歳か!ありゃ)まだまだこの4にゃんで手一杯だ。 うんこもてんこ盛りだし。 もう1サイクルいけるだろうか。 飼えるといいな。 どんな猫でもいいから。
P.S 久々にマラソン中継で感動。 リオ五輪のかかった名古屋女子マラソン。 うん、確かにあれは気持ち、見えた。 競り負けた(3位の)選手の方の気持ちもしっかりと見えた。 鮮明に、でも残酷に。 P.S2 ありゃ、プレミアリーグの岡崎、すごいことになってるね。 大金持ちのマンUとかチェルシー、シティをおさえてレスター(!)が ずっと首位! これはすごいことですよ。 まさかまさか本当に優勝しちゃうだろうか。 しかもFWに日本人選手が名を連ねているなんて! 久々に感動しそうだわ。 これは見なくちゃ。 選手もだけどレスターのサポの歓喜を見たい。
「なでしこ…」 うわーん、先週のいやな感じが的中…。 やっぱ、初戦のオーストラリア戦の敗戦が思っていたよりずっと痛かったのかな。 気持ちを切り替える、と言ってもそう簡単にはできないだろうなあ、とは思っていたけど。 選手は一生懸命やっていたと思う。 気持ちをこめて、とも言ってた。 でも「気持ち」って見えにくいものなんだよね。 一番わかりやすく見えるのは、ゴールが決まった時。 ゴールネットを揺らして、初めてはっきり「気持ち」が形に現れる。 だって「惜しいシュート」の途中経過を知りたがる人なんていないから。 いるとしたらネタを探しているスポ根漫画家くらいだろうか。笑。 ゴールを決めた時、勝った時初めてマイクを向けられて「気持ちをこめました」って言う機会が与えられる。 本来透明な「気持ち」ってものが、わかりやすい色と形で現れてくる。 敗者には残念ながらその権利がない。 W杯で優勝したチームって難しいよね、その後が。 見ているこっちも、5年前あれだけの感動を味わっちゃったものだから、忘れられないのよね、「あの時」の選手が。幸せの残像がいつまでも記憶に残っているの。 いつまでも澤さんに居てほしいしあの時の優勝メンバー、宮間や川澄に活躍してほしい。 サポもそうだしテレビ的にもスポンサー的にもそうだろうね。 私だってそうだもの。 あの時の感動をもう一度!って…。 監督だって、結局「いい思い出」の選手をセレクションしてしまう…。 でもそれじゃ前に進まないんだね。 これが恐るべき「W杯優勝後遺症」かな。 (加えて「澤ロス」!澤さん、あなたは大きすぎた…) だとしたら今回の惨敗は、必然なのかな。 W杯優勝したチームが必ずたどる道、ならば仕方ないのかな…といって自分を納得させる。苦笑。 98年に優勝したフランスもほら、あの後グダグダに。 いつまでもジダン様の残像が…。 今まで、「気持ちを込めた」勝負をいくつか見てきた。 たとえばソウル五輪の女子バレー。 あの時、我らが日本(大林、江上、中田、三ツ屋、などが主力メンバーだったかな)は初戦のロシア(ソ連、だったかな、88年だから)戦に向けてものすごい練習を重ねていた。 男子コーチが仮想・ロシア選手に扮し「オギエンコ」とか「スミルノワ」とかのロシア選手の名前を付けたビブスをつけ、もう癖も戦術もすべて研究してその仮想ロシアチームを相手に来る日も来る日もシュミレーションの試合をこなせていた、と聞く。 当時の女子バレーは今は無き日立の選手が主だったから、もう365日、ほとんど休みなしみたいに本当に毎日毎日、朝から晩まで同じメンバーで「バレーボール」してたんだわ。 バレーしたくない日もあっただろうしメンバー同士、監督とも喧嘩もしただろう、と推測する。 それでも逃げ場はないからね。勝ちたかったからね。 今と違ってSNSやメールもないから、気分転換もそんなにできなかっただろう。 あえてしなかったのではないかな、気分転換なんて。緊張感を持続させるために。 怪我をかかえ、気持ちが倦んでも、バレーをするしかなかった。 きっと、引退する日を指折り数えて待ってたりしたんじゃないかな。 ボールを見たくない日もあっただろう…。 それほどの準備をして迎えたロシア戦。 勝ったのよ。 フルセットの末。 あの時は感動、なんてもんじゃなかったね。 結果金メダルを取ったロシアに、唯一黒星を付けた日本。 ああいう試合を「気持ちをこめた」、っていうんだ。 「バレー人生のすべてをかけた」「命がけ」と言ってもいいくらい。 あの時の壮絶な戦い(ああいうのを奇跡の勝利、劇的、って言うんだ)の後、マイクを向けられた大林が 「あ、神様がいる、って思いました」って言ってたっけな…。 気持ち見えた、確かに。 勝ったから、そのエピソートが伝わったのだけれどね。 それからアトランタ五輪のブラジル戦も「気持ち見えた」って言える試合だわね。 あの最強のブラジルを相手にとうとう最後まで集中を切ることはなかった…。 他にもいくつかあるけど…。 残念ながら今回のなでしこはそれほどじゃなかった。 「気持ち」は最後まで見えなかった。 5年前には確かにはっきり見えてた「気持ち」は、もう…。 というより「気持ち」って5年も続かないものなんだ、きっと。 難しいんだ…。 来るべくして来た、終わり、ってやつが。 なんか、昨日(7日)でようやくあの「ドイツW杯優勝」の栄光の軌跡が終わった、って気がする。 つまり、今までいい夢見させてもらった、ってことかな。 終わったんだ。 そして次が始まるまで、何年の雌伏の年月を費やすだろうか。
P.S テレビで見ててひとつだけいいな、と思ったのは中学生くらいのサッカー部 の女の子たち、目の前のなでしこのプレーをうれしそうに見ていたこと。 あの子たちにとっては消化試合だろうが何だろうがなでしこは憧れに違いな いんだろう。 サッカーやってる彼女たちにはわかるんだろうな、なでしこ姉さんたちの凄 さが。 「やっぱりああいうトコ宮間さんて上手ーい!」 とか 「川澄さんよく見てる!」 とかおしゃべりしてるだろうか。 (ネットで好きな事いうヤカラと違うんだよ。あ、あたいも含めて。苦笑)
「いやな感じ」 何が嫌な感じか、っていうと先日ネットで話題になった「保育園落ちた 日本死ね」っていう書きこみ。 その書きこみも事情はあろうかと思うけどいやな感じで。 (そういう言葉使うから落ちたんじゃないの?って思った) でももっといやな感じだったのは民主党の女性議員がその件を取り上げて、あたかも鬼の首を取ったかのように総理に文句(?)言ってるのがすごく嫌な感じだった。 そりゃ総理の「一億総活躍なんたら」もいやな感じのお題目だけど、総理に言ってどうすんのよ。 どうせならその書き込みした方を探して説得して連れて来て、堂々と言ってもらったら「うん、やるな、この女性議員」って思ったわ。 ちなみに総理は「匿名の意見にはコメント差し控える」みたいな答弁。 それはまあそうだろうなあ。 確かにネットの書き込み、すべてがいやな感じとは言わないけど (うまい!って思うのもあるし笑えるのもある) 最低限何か意見を世に問いたいなら名前は書くべきだと思うわ。 いわゆる匿名の書き込みって、暗闇から石を投げるみたいなもの。 匿名だから本音が言える、って意見もあるけどみんなが感情だけで本音を言いあったら人間関係がボロボロになっちゃうよ。 知性はどこへ行った…。 そんでその民主党の女性議員、そういうあなたは「待機児童問題」に大して何かされたのだろうか。 いくら野党とはいえ、仮にも代議士だったら不毛な質問で貴重な国会の時間費やすより何か建設的な事してほしいと思うよ。 それにかつて政権取った時、民主党って「子ども手当一人月3万円」って大見えきって、すぐに半分くらいに値下げしてなかったっけ? 言うだけなら誰だって…さ。 そんなヒマあったら議員全員でその問題に取り組んだらどうだろう。 野党というのはひたすら批判だけしてお給料もらってるわけではないでしょうに。 あ、いやな感じは他に、群馬のとあるスキー場。 そこいつも雪質はいいんだけどバーンが硬いのよ! アイスバーンばっかりで。 だから氷の上でスノボしてるみたいで怖いのなんの、って。 わかっているなら行かなきゃいいのにね。 でもこの日は気温が高かったので昼過ぎなら少しはぬるんでいるかなーと期待したら、やっぱり全面アイスでした。 ひゃあ〜。 で、へっぴり腰になってすぐに転んでひざと頭と肩打っちゃって。 ほうほうのていで1本でお終い。 リフト券もったいないー。 幸いにも怪我の方は大した事はなく、軽い打ち身程度で済みましたが。 うう、あたし結構うまい方なのに…嘘だろ! さらにスノボから帰った後、なんか胃の方がいやな感じ…。 あれ?悪いものなんか食べてないけど…熱は出てないからインフルでもなさそうだし… で何年かぶりでゲロ吐いちゃった。胃にくる風邪みたいな。 吐いたら幾分すっきりして、薬飲んでおとなしくしてたらだいたいよくなった。 よく「締め切り抱えて胃が痛い」とか言う事はいっさいなかったので自分は胃腸が強いんだ、と思っていた。 でもおととしはなぞの「小腸炎」とかで5日間入院したし、 自分で思っているより丈夫じゃないのかもしれない… いや、多分丈夫だとは思う。 あ、なでしこもね、初戦大敗。 対オーストラリアでスコア1−3、って超いや〜〜〜な感じしません!? (思い出す…あの悪夢…あの時点で終わっていたのよね、ドイツW杯は) テレビで見た限りではなんでこのチームが(メンバーは多少違うにしろ)去年のW杯で準優勝できたのかそっちが不思議だわ…。 でもなでしこ、って見てていつも危なっかしいのよね。でもここ一番で勝ってきたから人気あるのだけれど。魅力、というか。 リオ五輪のマラソン(女子)選手選考も相変わらずいやな感じがふつふつと。 福士選手はすばらしい結果を出したのだからあせらず待てばよいものを。 じっと待つ…「待つ」ってメンタルはとても重要だと思うよ。 その強さがなくてどうして本番の五輪で自分を信じることができるだろう。 メンタルと調整、マラソンってそれがすべてなのでは? だって練習ならみんな、もういやってほど倒れるまで追い込んでるのでしょう。 全員、間違いなく。 陸連も、非難されてるけど今回は途中から選考規定変えたわけじゃないしね。 スーパーチューズデイってことで相変わらずCNNニュースではいやな感じの中傷合戦(予備選挙、のアレ)で大盛り上がりだし。 あの俗物オヤジの顔見るとほんと吐きそうになるわ。 (事実吐いた) いやな一週間でありました。