「ソチ五輪」 ・・ですね、やっぱり。 で、やっぱり真央ちゃんなのかな、一番印象的だったのは。 巷の感想とまったく同じです、私も。 (始まる前に、アノヒトに金メダルを・・・のアノヒトはもちろん真央ちゃんでしたが) よくぞあれだけのSPの失敗を一日で立て直してきたものだ。 世界中のトップスケーターからツィートがあったみたいだけど、彼らは皆、真央ちゃんの痛みがわかるんだろうな。 メダル狙える選手ほど出番の前には本当に、逃げ出したくなる恐怖と戦っているらしい・・・ だからあれほどの地雷を踏んでしまった心情は自分の痛みとしていやでも感じてしまったのだろう。 自分だって、ああなるかもしれなかった、どんなに怖い事か、と。 そして、それを見事に立て直してきた凄さ!は本当の意味ではスケーターにしかわからないかもしれない・・。 「感動」って言葉だけじゃ足りないくらい、きっとすごい奇跡なんだ。 思い返せば、私が子供の頃は五輪のフィギュア(男子も女子も)といえば容姿端麗の外国人の独壇場だったなあ。 日本人は、フィジカル(技術はもちろんだけどとりわけ容姿)ではとても敵わず、応援するというより鑑賞するものだと思っていた。 それしかできなかったなあ、長い事・・・。 それが、伊藤みどりが技術で革命を起こし(あのカルガリーのみどりちゃんのジャンプ!今でも誰よりもパワフル!!)村主章枝さんや荒川静香さんの世代になって、ようやくメダルも夢じゃなくなって・・・。 そして美姫ちゃんや真央ちゃんが現れて。 (真央ちゃんが15歳で無敵のスルツカヤを破ってグランプリファイナル優勝した時、周りのお姉さんたちはどれほど追い詰められただろう・・・想像するだに・・・恐ろしい子!) 日本人がこれほど活躍する時代が来るなんて。 本当に、この10年間(くらい)楽しませてもらいました。 夢みたい・・・。 (あ、夢は醒めるんだわ。どうすんだ、これから・・・) しかしキム・ヨナ強かったわね。 もういやんなるほど強かった。 真央ちゃんとのライバル物語はまるで「ガラスの仮面」の亜弓さんとマヤちゃんみたいだ。 事実が漫画よりおもしろいなんて、漫画家はどうすればいいんだ・・・笑。 ロシア勢が来るだろうな、とは充分想像できたけど、リプちゃんか?と思ったら(赤いウエア可愛い!) 「アタシがいるのよ!!!」のソトニコワさんでした。 「みんな逃げ出したくなる」というプレッシャーの中で、ひょっとしたら彼女だけが 「早く滑らせて!アタシスゴイのよ!!!」と思っていたかもね。 点数高過ぎ、って後で一悶着あったけど確かに少々のミス(ほんとにわずかの)は吹っ飛んでいっちゃいそうな勢いでした。 ホームタウンディジション、は付きものだしね。 誰かに似てる・・・と思ったら、デンマークの悪童FWのニクラス・ベントナーでした。 男顔? あ、3位のコストナーもよかった。 トリノ五輪の地元のアイドルだったコストナー(バンクーバーではさっぱりだったっけ・・)が27歳らしい、美しい滑りを魅せてくれました。 こんなに素敵なスケーターだったんだ・・・ 何度も欧州選手権で優勝してたけど世界戦ではどうにも波があって・・・。 長身のスケーターって好きなんだ、優雅だし。(荒川静香も好きだった) あのSPの「アヴェ・マリア」、なんで録画しておかなかったのか・・・ くうう。 それにしても真央ちゃんほど愛されたアスリートはいなかったなあ。 あまりに全方位で愛されるので「光」が当たればあるはずの「影」がどこかへ行っちゃったみたいだった。 どこか、異次元で溜まった「影」があの時あんな形で彼女に襲い掛かったのなら・・・うう、残酷。 もちろんこれは私の想像です。 現実ではフリーで乗り越えたのだから、やっぱり稀有なアスリートだったんだなあ。 子供の頃から「トリプルアクセル」という大きくて綺麗な鳥を持っていて、大人になっていくにつれ、その鳥は時々どこかへ飛んでいっちゃたりして・・・ でも最後に彼女のもとに戻ってきた。 もう二度と彼女から離れないだろう。 その姿は私達はもう見られなくなるのだけれど。 P.S たまたま生放送で見たショートトラック男子500mの決勝。 いやあ、すごいね! ビクトル・アン! もちろん知らなかったんだけど、速い速い、強い強い! スタートで出遅れて「あ、だめかな?」と思いきや、 見事な滑りで金メダル・・・!!! あの鮮やかさ、まるで漫画みたいだった! 国籍変更とかサイドストーリーもドラマチックだけどそれをはるかに 凌駕する試合でした!! こういうのが見たいのよね、五輪では!
夏子
*インフォメーション* 週刊少年マガジン10回掲載の「青春少年マガジン」、今週からみたいです。 よろしく。 五輪も半分を過ぎて。 フィギュアの羽生君、転倒したものの後半立て直して金メダル。 ヤッターー。 本田の冷静な解説もよかった。 (ジャンプラージヒルの解説の原田、なんか彼がしゃべると運気が抜けていくような錯覚が・・・笑) しかしほぼ全員の選手がミスをするなんて、こんなフリーもめずらしい。 とりわけパトリック・チャン。 彼がこんなにミスを繰り返すとは思わなかった。 本人も思ってなかったか・・・。 何でも、滑っている最中に「金メダル」がすり抜けていくのを感じたそうな。 インタビューでは、 「しばらくは今日のフリーの夢を見てしまうだろう。 いつ見なくなるのか・・・。」 ああ・・・。 いつか、金メダルよりもっと嬉しい事が起こるまでは。 もしくはもっとつらい事が起こるまでは?・・・ もっとも、ほとんどの選手が同じ思いでソチを後にするんだろうな。 次の五輪を目標にできる人(葛西?!)はいいけど、そうでない人は、どれほどの重い夢のかけらを拾って、まだくすぶっている気持ちを鎮めるのだろう。 ついこのあいだ、五輪出場を勝ち取って、瞳を輝かせていたのにな。 かくもスポーツとは残酷なものか・・・。 あ、カーリング面白かった。 時間帯がちょうどよかったので結構ライブで見てしまった。 (今までなんで可愛いコばっかりで、可愛くなきゃカーリングしちゃ いけないのか・・なんて思ってた。 というよりはメディアのそういう扱いがイマイチ気に入らなかったの だけれど。 今回はカーママですって。う・・ノーコメント) ランキングや順位だけで勝負が決まるわけでもなく割と「番狂わせ」みたいなのが起こるし。 上位のチームでも割とミスショットあるし。 しかし、ここ一番で日本チームの線の細さが気になった。 あと少し!ハジけてくれたら次はきっと・・・。 どの競技、というのは差し控えるけど一部メディアの、いかにもメダルが取れそうなアオリはやめてくれ! 期待して見てたらがっかりしちゃったじゃないか! 今夜(18日)はゆっくり寝られそうだ。 明日の女子フィギュアにそなえて・・・。 P.S しばらく前から右足の親指下に「魚の目」みたいなのができていて、 気になってきたので市販の「魚の目取りテープ」みたいなのを買って きて除去を試みる。 2度ほど繰り返したのだがうまく取れないみたいで、痛みも少しある。 (歩くには差しさわりはないけど) 仕方がないので皮膚科へ行ったら、 「これは魚の目じゃなくていぼです。このテープじゃ治りません」 「えっ、そうなんですか・・・」 「むしろこのテープでよけいいぼウィルスが広がって悪化するものです。」 「えーー・・・なあんだ・・・がっかり。では治療は・・」と 言い終わらない内に先生が酸素ボンベみたいなのを取り、 「これで焼き切ります。」 シューーーッ。 「これは液体酸素です。 まあドライアイスみたいなもので・・・ 冷たくなって・・・ だんだん痛くなって・・」 「あち、あちちちいいいいいいいちちいいいいいいいーーー・・・・」 数秒。 激しく痛いわけではないけど、気がまぎれるので叫ぶ。 多分待合室にも聞こえただろうな。 で、大したことはなく、あと1,2度これを繰り返してかさぶたになって、 治るとのこと。 長いPS.だ!
「♪今咲—き誇—る花—達よー・・・」 ・・・てこの曲が頭の中をぐるぐる。 コブクロの唄は大好きなんだけどこうもしょっちゅう耳にするとメロディではなくもはや「チャイム」に・・・。 ソチ五輪。 始まりました! 開会式は翌日見たのだけれど、あのマスコット、どうでしょう。 う、う。 可愛いのか、可愛くないのか・・・。 やや微妙・・・。 あのつぶらな青い目がまばたきすると・・・。 日本ではいわゆるゆるキャラは黒目なので、見慣れてないせいか少々怖いかも・・・。 爆笑したのは新種目のスノボ・スロープスタイルの「マトリューシカ」!! コースに巨大なマトリューシカがでん!と置いてあって、選手はそれを飛び越えたり板でタッチしたり。 でも迫力満点のエアシーンの隣にあの「巨大姫ダルマ」が並ぶとどうにも緊張感が・・・。 それで実況アナが(当たり前だけど)おお真面目に 「最初のエアがレギュラーから・・・スリーシックスティ、 ミュートグラブ、マトリューシカにタッチは・・入りました!」って やるもんだからなんかおかしくて。 まるでSASUKEの、「そそりたつ壁!山田どうだあーーああーー・・・」 みたいなのを思い出しちゃって・・・。 (Mr.サスケの山田勝己さん、ね) アシのK子ちゃんは大喜びで 「あれホントに五輪ですか?、でも最高!もしも日本で開催されたらマトリューシカじゃなくてドラえもんでしょうかね!?」 そしたら実況アナは 「グーフィースタンスからアーリーグラブ、ドラえもんに・・・タッチ!入りましたねえ!!」でテレビ朝日は大喜び!か。笑。 フィギュア団体はやや残念でした。 でも予行練習、と割り切れば。 見ている方は楽しめましたが。 いつもピリピリしている選手が、なんか和気合いあいとしてるのが微笑ましくて。 モーグルの上村愛子には感動した! 今まで、実力者ではあるけれど線の細い感じが五輪本番では外国人選手のガアーッて感じの迫力にやや押されている感じだったし、今回はメダルは正直・・・と思っていたので。 (どちらかというといろいろ豪快な里谷多英の方が好きで) でも今回はメダルは残念だったけど、最後の最後までメダル争いにからんでことに感動した。 「あ、上村選手、がんばったんだ、最後まで戦っていたんだな」と。 だから前回よりずっと最後のアレが悔しかったけど(私が)・・・ 前回よりもさわやかだった。 里谷多英の解説(読売新聞の)もよかった。 だいたいモーグルバーンって、ゲレンデで時々見かけるけど、見るだけでもう「怖——っ!!!」てなもんで。 当たり前だけどコブコブで、すごい急斜面で、スピードが出るように凍らせて、カチカチで、ほとんど氷みたいなバーンをほぼ直滑降で滑るんだよ! (ターンって呼ぶけど・・・私にゃ直滑降に見える!) うひゃーーー!!! スキーとかスノボでは斜面を「山側」「谷側」っていう。 初級者とかだと、スピード出過ぎちゃって怖くなるとつい身体は「山側」、つまり背を向けちゃうの。 でもどんなに怖くても絶対身体は谷側を向いてなきゃいけなくて、しかもどんな時でも前傾姿勢を取らなくてはいけなくて、かかとに体重が乗ることは絶対なくて。 その姿勢では静止して立っている事は難しくて、スピードに乗って初めてバランスが取れる・・・。 スキーをした事のある人は知ってると思うし、五輪選手と比べられるものではないけれど。 つまり、モーグルはほとんど「谷」に向かって真っすぐに突っ込むようなものなのよ。 ものすごいスピードで!! さらに途中で宙返りしたり横回転したり、時にはナナメに回転したり! スキー板クロスさせたり! 雪上とはいえ、時にはアイスバーンもあるだろう、吹雪で視界不良もあるだろう・・・・ そこを・・・。 見てるだけで怖いです! 昨日の男子モーグルはさらに大迫力・・・!! 上半身はほとんど、静止画像みたいに動ぜず!!! うっひゃーーーー・・・・ そういえばフィギュアの、トリプルアクセルもただ一つだけ前向きに飛ぶジャンプなのよね。 ・・人は怖い時は背を向けるもので、「前向きに飛ぶ」のはすごく怖いらしい・・・。 世界(の女子で)ただ一人、それに立ち向かう真央ちゃんは・・・。 そしてノルディックジャンプにいたってはもう・・・以下省略。 夏の五輪に比べてとりわけ、冬の競技は人間業とは思えないものが多いですね。 でも大迫力で転倒したとしても、立ちあがって「大丈夫!大した事ない!」とばかりにまた立ち向かっていく人間を見ると・・・すごいんだなぁ、と。 もうメダルよりも「がんばれ!」しかないなあ。 暖かい部屋で、ぬくぬくと見させてもらう2週間の祭典。 P.S 雪の日、商店街ではお店がヒマなのか、 そこここに雪だるまが作られていて可愛かった。
「ソチ五輪前」 うひゃあ、もう今週末ソチ五輪が開幕しちゃうよー。 ついこの間バンクーバーやってて、真央ちゃんの悔し涙を見たばっかり・・・つうのはいささかオーバーでした。 でもあっという間だなあ。 長−く待ってた月日の長さに比べたら始まったらあっという間に終わってしまうのだろうか。 バンクーバーの時の真央ちゃんのコメントみたいだ。 ま、こっちは待っているだけなので日々試合は練習に励む選手の長さや重さとはまったく別モンでしょうが・・・。 いやしかし。 冬の競技、スキーやスケート・スノボっていうのはいかに「力を抜ける」か、にかかってきますね。 雪や氷の上で、重力や推進力、バランスをうまくコントロールしなければいけない競技においては「力んで」いい事は何ひとつない。 そして「力を抜く」という事は時に「力を入れる」事よりはるかに難しいだろう・・・。 いかに無心になれるか・・・。 いままで見て来た五輪で、その無心になれた者がメダルを獲ってきたような気がします。 練習して、練習して、もうこれ以上がんばれないくらいがんばって、心身とも疲れ果てて時には倒れてくじけそうになって、くじけたりして、でも起き上がって、「もうなるようになれ」「なるようにしかならないや」といった心境になった時無心を手に入れるのでしょうか。 きっと誰かが「大本命のメダル」。 時に誰かが「大番狂わせのメダル」。 「悲運の〜」有り、 「悲願の〜」有り、 誰かのところに「無情の・・・」が当たり、 隣の誰かに「棚ボタの・・・」が転がり込んだり。 誰かが非情のフライング(スピードスケート)で失格とか不運の転倒とか、 誰かが(縁起でもないけど)怪我によりリタイア、 (フィギュアでは)誰かが転倒、 誰かがノーミス、 誰かの下に「魔者」が覆いかぶさり、 そして誰かの下に「女神」が舞い降りる・・・。 (あ、「魔者」は他にW杯にもいますね。あと甲子園にも。日本シリーズにもいるね。いやだなあ、魔者) 「無心の」 「無念の」 「涙の」 「とびきりの笑顔の」 「最初で最後の」 「あと一歩で(届かなかった)・・・」 「悔やんでも悔やみきれない・・・」 etc.・・・ 、 ・・・他にどんながあるかな・・・。 様々な形容詞のメダルが生まれるだろう。 (メダルじゃないけど、ドーピング違反により「剥奪」、もあるんだよね) いつもいつも「まるでトランプ」みたいだな、と思う。 欲張ってみても、どのカードも一枚きりで。 そして誰かが「ババ」を引き、誰かが最強の「マイティ=スペードのエース」を手に入れる…。 今度の日本選手たちにはどのカードが配られるのだろう。 できれば「金色」が一つはほしいな。 もちろんいくつも取れたらうれしいけど、そうたくさんは欲張れないだろうなあ。 願わくば、「あのヒト」に金メダルが舞い降りるといいのに・・と いつにもましてドキドキしてその日を待ってます。 うふふ。 P.S やっぱり楽しみなのはフィギュアね。 私の好きな曲にヴィヴァルディ〜四季の、「冬」があるんだけど 毎シーズン誰かがこの曲で滑るの。 今年はパトリック・チャン。 楽しみ♪ 日本選手の強力なライバルではあるけどね。 その羽生選手の「ロミオとジュリエット」もきれいな曲。 PS2. ミランの本田、でかいのは口だけかしらね。 ビッグマウスが口ほどでもない時はどうやってプライドを 保つのでしょうか。 興味津々。