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2017年6月29日

 月3回、都内の編み物教室に通って3年たつかな。
一応それなりに着られるセーターくらい編めるようになってる。
もちろん先生に教わりながら、ですが。アイコン

 そこで一緒になる年配のYさんが元気で可愛らしくて。
ほとんど私の母と同じくらいのお年なのですが、いつも元気でリュックとかしょって、通ってこられる。
時々バスで一緒になったり。
もちろん編み物では(人生でも)大先輩なのでいろいろ教わることも…
というよりは楽しくおしゃべりして。
時々先生に注意されたりして。笑。

 先日も、子供の頃のエピソードなどを聞いて。
東北の雪国出身、ある時お兄さんがお父さんに買ってもらった新品のスキー板を内緒で拝借してスキーを楽しんだそうな。
「ねえ、当時のスキーって竹でできたやつ?」と聞くと
「ちゃんとしたスキーだよ!
 それはいて、裏の山行ってびゅんびゅん滑って、ジャンプしたりして…」

 へえ!それはすごい!アイコン
もちろんスキーのリフトなんかなかっただろう。
いくつの時?
小学校3年くらいか…
Yさんは私の母より1歳下、ということは、昭和16年くらいという事か…。
もう忘れたよ!

 と言いつつオテンバぶりを楽しそうに話す。
私は昔の話とか聞くのは大好き。
うちの母もこんなふうに遊んだだろうか…と想像したりする。
戦前の日本なんて、小説とかテレビで見るくらい、そういう作り物と違って実際の話は臨場感があって活き活きしてるし。
リアルってやつね。アイコン
戦前の日本と言っても日本全国窮乏してたわけでもなく、それぞれオリジナルのエピソードがある…
みんながみんな、雑炊食べてわけでもないようだ。
で、Yさんはスキーを楽しんだ、と。

 直滑降で滑り降り、ターンしたり、うさぎのようにジャンプもした、と。
さぞかし楽しかっただろう。
「そしたらジャンプした時お兄ちゃんのスキー、折っちゃってさ。
 だまって拝借しちゃったからこりゃ怒られる、って思って。
 そんで、雪の上に後ろ向きで家にもどって足跡を偽装工作して。
 こたつに隠れていたらそのうち寝ちゃってさ…」
当時のこたつは掘りごたつで赤く焼けた炭をいれる、「あんか」ってやつね。
おばあちゃんの家にあったっけな…
電気こたつほどは暖かくないから私はあんまり好きじゃなかった…
炭の火が怖かったし…。

「そしたら家の人が(足跡を偽装したせいで)あたしが山へスキーに行った
 まま、もどってこないと思ったわけ。
 こりゃ兄ちゃんのスキーを折って、怒られると思って帰れないに違いない、
 って村中の男衆がたいまつ持って大捜索よ。アイコン
 山狩りね。
 Yがいねが〜って。
 あたしはそんなこと全然知らない、こたつでぐうぐう寝ちゃってたさ…」

 それで怒られたでしょ・と尋ねると
「いや、怒られなかった。無事でよかった、と。
 死んだかと思ったらしい。
 むしろ、父ちゃんが親戚の人から子供が二人いるんだからなんでスキーを
 二つ買ってやらなかったんだ、って叱られてた…
 あたしはけろっとしてた…」そうな。
のどかな、農村の一コマか…昭和16年の…。
へええ。 アイコン

 活き活きと語るのでつい、絵に描きたくなってしまった。アイコン
で、お教室の黒板に「アドベンチャーYちゃん」のおてんばぶりを4コマ漫画みたいにセリフ入れて描いちゃった。

「Yさん、髪形は?おさげ?」
「おかっぱだった」
どんな服着てたかは想像して…
楽しいイラスト漫画になったのね。
お教室の黒板に。アイコン
ほっぺた赤くしたオテンバさん、ウサギのような見事なジャンプ、ウェーデルンもあざやかに滑降、そして無邪気にこたつで眠り、こたつの上には定番のみかん、反対側には猫のしっぽ…。
うん、なかなかの出来ね…笑。

 そしたらYさん、携帯のカメラでそれを写真に収めた。
(自分ではうまく取れなかったのでカメラのセミプロでもある先生に撮ってもらったのだけれど)
翌週、それをプリントアウトして、他の人みせて自慢していた。
息子さんだかにやってもらったそうな。
お孫さんにももちろん見せて。
私が漫画家だって事は何人かは知ってらっしゃるが知らない事務員さんとかもいる。
「あら、可愛い!絵が上手なのねえ、あなた」とほめられ…
苦笑い。

 Yさん、ご家族にいつも「楽しそう」って言われるそうな。
「あたしはやりたい事やってるからねえ、若い友だちもいるんだよ!」と自慢してくれてる、と。
私のコト!?
そう、私のコトよ!アイコン
「友だち」と言ってくれてありがとう、楽しいのはこちらも同じです。

 絵、ってやっぱり喜ばれるのね。
改めて実感。
考えて見たら水森亜土(古い!?)みたいなライブはめったにない、おもしろい経験だったわ。
描いちゃうのは、もう「本能」なのよね。アイコン
原稿料なんて関係なく。
描かずにはいられないのよ。…
黒板に描いたからそのうち消されるけれど、描いた直後のみなさんの反応(ウケたのよ!)は忘れないし格別。
あれはもう永遠にYさんのもの。

 漫画の「オートクチュール」(一品もの)、贅沢だと思いません?
うふふ。 アイコン

 

夏子

 

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
2017年6月22日

 空前の猫ブームで経済効果は2兆円?だそうな。アイコン
なにこのおおざっぱな数字は…笑。
わたしん家は前から毎日猫ブーム。

 暑くなったとはいえまだ猛暑というほどでもなく、朝夕涼しい風が入ってくる…
さわやかで1年で一番いい時期かも。
(あ、今日はもう雨だ)
猫達も好き勝手な場所で寝てる…
寝てる…
どいつもこいつも。
笑。

 だいたい机の上とか椅子とか私のまわりでくつろいでる…
うん、やっぱり私の事が好きなんだな、キャツらは。アイコン
ほんとうに気持ちよさそうに、丸くなったり伸びたり広がったりして寝転んでるさまをみてるとこっちも幸せな気分になる…
猫は偉大なり…。

 先日テレビで動物写真家の岩合光明の特集やっていた。
さすがにプロの撮るショットは本当にすばらしく(当たり前か…)
よくこんな一瞬をとらえられるなあ、とうっとりしてしまうね。
でも番組を見ていると、巨匠先生の好きな猫の風情は割とよくある、というか普通の、自然な猫の表情だったりする。
そう、自然な美。アイコン
特別に演出したりしないし、特別に美猫を選んでいるわけでもなく。
むしろ本当に街中や野山に徘徊してる、ブチとかトラ猫の、生活してる猫の動きや表情を好んで撮ってるんだよね。
それこそただ歩いているだけだったり寝てるだけだったり。
そうしてる時に時折見られるふっとした動きとかをプロのカメラは確実につかまえるんだわ。

 だから「そうそう、うちの猫も同じ」ってすごく共感できるの。アイコン
その感じ、だったら私も知ってる〜、今見た、確かに見た、ただカメラで撮れないだけで。
脳内のシャッターはしっかり押され、記憶のアルバムにはばっちり収められているわ…
しかもカネはかかんないぞ…笑。

 編み物教室のお姉さまがたは、
「岩合さんは絶対体に何か、マタタビとか魚のアラとか付けているに違いないワ、でなければあんなに猫が集まってくるはずがない!」と言ってるけどどうだろう?笑。
ま、猫は臭いものが好きだから岩合カメラマンの汗のにおいとか…あるかもね。

 本当に猫、ってかわいいだけじゃなくて「おもしろい」だよね。
ほんとうに、何て格好で寝てるんだい、とか
万歳してたり、洗面器みたいに丸まったり、知らぬ間に押し入れでちんまりと寝ていたり、高いタンスの上にいつのまにか登っていたり。
猫が2匹、まったく同じ格好していたり。
伸びをしながら歩いたり…。
きりがない…。
本当におもしろくて美しい…
完璧だ。アイコン

 子供の頃、なぜだか部屋の隅とか、こたつの中とかに居る猫と、必ず目が合うのが不思議だった。
合うというよりこっちが「見張られてる」感じで。
子供だから、何か悪さをしていて、それを猫に見られていた!って感じで。
バツが悪いような怖いような。
「見たわよ…」
「知ってるからね…」てな感じ。
夜、帰り道でお月さまに追いかけられてるような、あの感じ。
猫は何でも知っている…。アイコン

 今も白猫のピーチがパソコンのマウスを枕にすぐそばで寝ている。
マウスが誤作動し、いつのまにかアマゾンのショップサイトになり、お気に入りの猫エサをクリックして注文をしてる…
わけないか。笑。
猫の肩(どこだ?)に手を置く…
あたたかい…
やおら顔をむけて、
「あごを掻いて」と目でおねだり…
掻いてやると
「いい気持…あ、こっちもね。ここも…もう終わり?」
きりがないんだよ!
「ふうん…じゃいいわよ…」
まったく何様のつもり…。
「抱っこはいやだからね…」こいつ!

 時々鉛筆で突いたりすると、顔だけこっち向けて「何?」って寝ぼけ眼だったり。
いきなり「あ、今夢見てた!」みたいな顔して起きたり。
さっきはネルとココアも机の上に集合して3にゃん勢ぞろい。
頼むから原稿の上に寝ないでくれ…
練り消しゴムにココアの毛がびっしりくっついてケセランパサランみたいになっちゃった…
いい眺めなんだけど仕方なくどいてもらう。
朝顔につるべ取られて…みたいな気分。アイコン
ココアなんかは押してもどかないから仕方ないから歯磨き粉やキンカンとかをかがせて追い払う…。
ははは。
効果てきめんさ。
「何!!いやだ、それ?!」ザマミロ。

 アビはどこへ行っちゃったんだか…
姿は見えず。
脱走か…。アイコン

 でもこれだけ好き放題なさっているくせに、猫達にはけっこうストレスがかかっているみたいなんだわ。
どうも、どの猫もみんな他の猫が気に入らない。
特にココアなんかは一番先住猫だからものすごく縄張り意識が強くて。
常に私のすぐそばに居たがってね。(うふふ)
私が登山とかで留守するのも気にくわないらしくて、帰ってから半日くらいしてから抗議のうんこをするの。
わざとトイレの横にしたり、おしりにビチウンコくっつけてわざと私のひざに来たりする。
「淋しかったんだからね…」かな…。
後から来たピーチもチビたちもみんな他の猫の存在がいやみたいだ。

 ピーチもストレスがたまるらしく、おなかの毛をなめすぎてできたハゲがちっとも治らない。
アビも同じようなハゲがおなかにできてるししっぽとか背中とかにも小さなハゲが5,6コできちゃっている。
こういうのはたいていストレスが原因、とのこと。アイコン

 ネルは一番後にきた末っ子猫だから一番やりたい放題。
他のお姉さんがたを追いかけまわして彼女らのストレスを増やしている。
その割には下痢気味で、体重を落としてしまっている。
まだ若い猫なのにやせるなんて、ちょっと心配だから検査してもらったけど特に何でもなかった。
これもストレスだろうかね。

 何年か前、半分くらい本気で「猫カフェ」やってみたかった。アイコン
でもまあ、生物を扱うのは責任あるから、猫とはいえやっぱり大変そう、ということであきらめたけど。
アビなんか人懐っこいから使えるかと思ったけど、こんなやんちゃなアビでも人知れずストレスをためているなんて。
不特定多数の人間のいる空間にいさせて、しかも触られるなんて、無理よね。
現存の猫カフェの猫さんたちもさぞや…。

 ペットショップなんかで陳列させられてる仔猫や子犬もさぞかしストレスだろうな。
元気そうに見えても思わぬ形でストレスを訴えてるかと思うと…。
大変だよね。
生きものは。
扱う人間の方も。
ただ可愛いだけじゃすまないわけね。
(うちのにゃんどもはもっぱら「抗議のうんこ」攻撃…くそう)

 …と言いながらまた気持ちよく寝てる猫(ピーチ)を起こしたりして。
「何なのよ…」って顔してまたポジションを直して寝る…。
首筋や肩甲骨、背中の丸みがまた美しく…
ああ平和だ。アイコン
パンダの赤ちゃんに悶絶しながらも、目の前のうちの猫もなかなかのもの。
触れるしね!

 

PS.
 先週末また山梨百名山の「節刀ヶ岳」へ。
 山丸ごと、クーラーのごとく涼風に包まれ快適な登山…
 しかしどこでやられたか不明だけどよりによって鼻の頭に虫刺され。
(多分アブだと思う)アブにしちゃさほど痒みはないのが救いか…
 でも赤く腫れて低い鼻が2ミリほど高くなった…
 全然うれしくない…アイコン
 あーあ。

 

夏子

 

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
2017年6月15日

「パンダあああ!!!」

 産まれた〜〜♪アイコン
妊娠したらしい、というニュースはあったけど「偽妊娠」の可能性とかもあったので(確か数年前も…)そんなに期待しないようにしていよう、そうでないと違った時つらいから…とあまり考えないでいたら、本当に忘れてしまっていた。笑。
さっきアシさんに、「パンダの赤ちゃん産まれたんですって」と聞き、
「ほんと!?やった〜〜」と素直に喜ぶ…。
年をかさねたへそ曲がりもパンダの赤ちゃんだけは別♪
もう問答無用で顔がゆるむ〜。アイコン
ついこのあいだプランターのお花に付いた芋虫を殺し、アリを大量殺戮したくせにね。苦笑。

 一度だけ上野動物園でパンダ見たことがある。
90年代、一頭だけのパンダ、多分オスの「フェイフェイ」。
広い檻の向こうに何やらコ汚い毛布みたいなのが置いてあると思ったらそれがパンダだった。アイコン
もうおじいさんパンダのせいか白い部分が茶色くなってたっけな。
だいたいテレビで見るパンダってたいてい寝ているかなんか食べてるか。笑。
テレビや写真で見るだけでも充分かわいいんだけどね。
(しかしなんだってパンダってあんなにかわいいんだろう?もう悶絶もの)

 子供の頃はパンダは絵本か童話の世界のものだった。
でも72年頃、時の宰相田中角栄の中国国交回復の記念でホンモノがきたんだよね。
上野はもちろん日本はもう大騒ぎで…
でも印象に残っているのはパンダ様より飼育員の奮闘ぶりだったりして。
風邪一つひいても深刻に…。
飲ませるクスリも未知なので、とりあえず薬局行って、子供が風邪ひいて…と薬剤師さんに尋ねて
「子供の体重は?」
「え、とあの…60キロくらい…」
「え!?」てなエピソードが
あった、と。アイコン

 ランラン、カンカン。
懐かしい…
リンリン・ランランは龍園…。
その後ホワンホワンとか代替わりして、85年かな、6月、取材でウインブルドンに行ってる時日本人旅行者から「パンダの赤ちゃんが生まれて、でも死んじゃった」といっぺんに聞かされて。
とほほ。

 その後トントンが誕生して。
オスかと思ったらメスだった、何年かわからなかったんだよね。
ちなみにこの時、私も「トントン」で名前応募したんだよ。アイコン
東京で産まれたから「東東」でトントン。
(結局「童童」でトントン)

 先週、NHKのドキュメント番組で和歌山のパンダ飼育日記を見たのよ。
いい内容だった…
久々に感動した。
パンダは産まれても、無事育てるのが至難の業で、番組はパンダ担当の飼育員の愛と涙、苦悩と歓喜の奮闘の日々を追いかけたものだ。

 パンダの姿を見るだけでも楽しいのだけど赤ちゃんパンダは格別。アイコン
見ているだけで発狂しそうなくらい可愛い…笑。
しかし産まれてから白黒が現れて、子供パンダになるまではそれはもう綱渡りの繰り返しだそうだ。
試行錯誤や苦い失敗を繰り返し…
その真剣なまなざしたるや…。
(全部感動なんだけど)とりわけ印象的だったのが
「人間が手助けするのは最小限にして、できるだけお母さんパンダに育てさせる」こと。

 最初の頃は産まれるとすぐ(?)人間の手で保育器に入れ、完全飼育みたいにしてたそうだが、そうやって育てられたパンダは大人になって、出産してもなかなか「お母さん」になれない、子育てがうまくいかないんだって。
自分が産み落とした赤ちゃん(ほとんど芋虫みたいな)をなかなか「自分のこども」として受け入れられず…
抱っこもできない、そうな。アイコン
でも普通にお母さんパンダに抱っこして育てられた赤ちゃんは、大人になってその後割とスムーズに子育てができる、と…。

 すごいことだなあ。
パンダもすごいけど、その法則を発見した飼育員の方がもっとすごいかも。
だってパンダだよ、他の動物とはけた違いの期待(?)を背負う飼育のプレッシャーはいかばかりか…。
人間の手を貸すのは最小限に…
その限界の見極めは…
ああ、尊敬だ。
芋虫風から白黒の毛が現れ、2頭身くらいの本当に愛らしい、パンダちゃんになるまでにどれだけのハードルを越えて行くか…。

 この度の上野の赤ちゃんも無事育ってくれますように。アイコン
しかしテレビの誕生の瞬間のあの元気な鳴き声!
すぐに抱っこしてあげたシンシン。
ああ、大丈夫かな…って。
この母子。
感動だ…。
もうお乳もあげた、っていうから第一関門はクリア、か。

 普段、町中で泣いてる赤ちゃん(人間の)の声聞いてうるさいいなあ…と思わないでもないけど、赤ちゃんが泣くのは当たり前で、泣かない赤ちゃん、泣けない赤ちゃんの方が深刻なんだ。
元気よく、泣いてください。
パンダも人間の赤ちゃんも。アイコン
(一緒にするのは…苦笑)

 昨日からずっとパンダの名前考えてるの。
東京生まれでトントンはもういたから「京」の方で「キョンキョン」…うーん、
まぎらわしいか。
東京五輪を意識して、「五輪」を中国読みで「ウーリン」。
または産まれた時のあの元気な様子、きっとやんちゃだろうなあ、で「ヤンヤン」。
どうだろう…。
もっと考えよう…。
あのこが無事育って、白黒模様でころころと動く日が来ますように。
あ、「祈る、祈る」で「キキ」。
(嬉々…危機?だめじゃん!)

 

PS.
 今後もますます産んでくれますように、とオスメスとも足腰を鍛えるために
 リンゴで釣って、立ち上がらせて運動などを。
 飼育員も真剣。
 可愛いやらおかしいやら。
 がんばれ〜。アイコン

 

夏子

 

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
2017年6月8日

「アイスの思い出アイコン

 まだ夏前だというのにけっこう暑い日が続くね。
今日(火曜日)は昨日雨降った割には湿度は低めで過ごしやすくてホッとしてる。
でも梅雨かな。

 昔、まだ小学生の頃(昭和40年代かな)父がアイスクリームを作ってくれたことがあった。
アイスと言っても卵、牛乳に砂糖を混ぜてそれをアルミのお弁当箱や製氷皿に入れて凍らせるだけだからアイスというよりは氷だろうか。
シャーベット、でもなく。
これに少し小麦粉入れて鍋で煮詰めれば「カスタードクリーム」になるわけだからそれなりに美味しかったかな。
やさしい、懐かしい味というか。アイコン

 まだ家庭用冷蔵庫には「冷凍庫」がなくて、右上の方に「製氷」棚があるだけだったから。
アイスクリームを買ってきたら保存がきかないから、食べきらないとならない…。
もっとも小さいカップのアイスクリームやアイスキャンデーがスタンダードだから食べきりが普通だったわね。
それに甘いものには飢えていたから食べ残すことはまずなかったかな。
贅沢、というほどでもなかったけどやはり甘いものは子供にとってはうれしいもので。

 だからカスタード味の「お父さんのアイス」もそれなりに楽しみだった…。
もっとも、固まるのか待ちきれないから半分氷のままで食べるというよりは飲んじゃう感じだったかな。笑。
カスタードシェイクか…
けっこうイケルでしょう。アイコン
卵の白身をメレンゲ上にして固めれば、もう少し柔らかなシャーベット状になっただろうか。
クックパッドを見てみるとその方法でほぼ同じ材料で作れる「アイス」のレシピがたくさん出て来た。
「つくレポ」でも美味しかった、と。
ほほう、バカにしたもんじゃないわね、お父さんのアイスも。
ちなみにアシのKさんも同じようなアイスをお父さんに作ってもらった、というから当時としてはスタンダードな「甘味」なんでしょうね。
なぜ母でなく父なのか?
…謎だ。

 わたしん家にいつ「冷凍冷蔵庫」がやってきたのかはっきりは覚えていないけど多分70年代中ごろだろうか。
同じ頃に画期的な商品が現れた。アイコン
「レディボーデン」だ!
初めて見る500ミリリットル(大型1リットルもあった)のバケツ型カップに入ったアイス!
これなら残っても冷凍庫に入れて、明日また食べる事ができる♪
ちょっと夢みたいなアイスだった。
いつかこれを一人で食べてみたい…なんて思ってたな。
みっつ年上のいとこのMちゃんは「あんなの一人でペロリよ!」なんて豪語してた…
「すごい、やっぱりMちゃんは大人だ」…なんて尊敬したものだ。笑。

 でも同じ頃、サーティーワンアイスも駅前にできたから、その華やかさにちょっとレディボーデンは敵わなかったかな。
だって31のフレーバー、バニラやチョコはもちろん、ストロベリーチーズケーキやらラムレーズン、ゴリラバナナ(なんてネーミング!でも私は大好きだった)、キャラメルリボンだのロッキーロード、なんだそれ?
チョコミントに至っては衝撃的だった…。アイコン
もっとも、少ないお小遣いから奮発するから全部のフレーバーを試せるわけでもなく、はずすといやなので結局いつも同じようなものをひとつだけ選んでたわね…
いつかダブルを食べたかった…アイコン
トリプルなんか夢の夢だったかな…。

 デイリークイーンもあったけど私はマイナーチェーンの「ディッパーダン」のチーズケーキフレーバーが好きだった…
知らないか、誰も。
武蔵小杉駅にあったんだよ。
今「ムサコ」って言うんだって?
言い方変えてもしょせん小杉だからな…
川崎だし…
ダサ。
でもアクセスは便利ね…
めったに乗らないけど…。
試験が終わった時、とか「自分へのご褒美」って1年に1度くらいの超贅沢だったな…
だいたいお金がないからアイスなんかを優雅に食べるよりはハンバーガーとかやきそばパンとか、腹にたまるもんを喰いたかった…。笑。

 そして80年代に入るととうとう「ハーゲンダッツ」が上陸する。アイコン
もう大人だし漫画家になっていたからアイス買うお金はあったけど、簡単には買えなかったの。
原宿とか都心に行かないと、店舗でないと手に入らなかったから。
噂には聞いてたし興味はあったけど、ほとんど食べなかったかな。
それに私は「ホブソンズ」の方が好きだったかな。
ほら、青山通りのどっかの交差点にあった…
もっとも一度しか食べた事なかったな。
なんせ忙しかったし大人になってたからそんなには甘い物には…ね。

 まだレディボーデンはあるのかな。
いつ頃からコンビニにカップの「ハーゲンダッツ」が定番になっていたのか…。
あ、サーティーワンはまだ店舗あるけどハーゲンダッツはとっくに店舗はゼロになったのよね。
もちろんホブソンズも。
いろいろアイスクリームショップは登場するけど、どれも現れては撤退し…。
ま、そんなにワクワクするものでもないか。

 今まで一番美味しかったアイスは90年代イタリアのローマで食べた「ザバイヨーネ」かな。
卵黄と洋酒が効いた、大人っぽいフレーバー。アイコン
イタリアンジェラート、ってやつ♪
レストランでもめったに見かけないので一度しか食べた事ないけど…。
大人になってスイーツのテンションはだいぶ下がったけど、これだけはぜひ死ぬまでにもう一度食べたい…
大げさか…
美味しかった記憶はあるけどどんな味だか忘れちゃったから…苦笑。
果たして本当に美味しいのか…
ああ、どうでもいいね、実にどうでもいい話題。

 どうでもいいついでに子供の頃一度でいいから食べてみたい…って多くの子供の夢だったのが「アイスのクリスマスケーキ」ではないでしょうか。
そしてお母さんにお願いしてお願いして、ようやく買ってもらって、食べてみたらかなり不味かった…って思い出ないですか。
なんでアイスケーキってあんなに不味いんでしょうかね。アイコン
思うに、普通のアイスクリームより温度が低いんでしょうかね。
だから舌触りというか、甘味をあんまり感じられないというか。
多くの子供をがっかりさせ、やっぱり普通のクリスマスケーキにしておけばよかった、来年はもう頼まない、二度とおねだりしないや…って誓う、禁断のケーキ。
楽しみは少なくなったけど思い出はたくさんあるからいいかな…。

 知人の子供さんも、小さい頃はホールケーキに憧れるけどそのうち長ずるにつれ、どうせなら複数の味を楽しみたい、ってショートケーキを選ぶようになるみたい。
通過儀礼かな。
今ではケーキは見たり買って贈ったりするのが好きかな、食べるより。
なんでケーキってあんなにきれいで可愛いんだろうね♪ アイコン

 

PS.
 先週とうとう「週刊新潮」を買わなかった。
 もちろん立ち読みもしなかった。
 文春は買ったけど、そんなにおもしろくはなかった。
 あーあ。
 ツマンナイー。アイコン

 

夏子

 

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
2017年6月1日

 まだ5月なのになんでこんなに暑いんだろう…。アイコン
そりゃ例年の「猛暑」とはまだ比べるべくもないけど…。
しかし先が思いやられるー、逃げ出してしまいたいなー。

 こんなんで本当に3年後東京五輪やるんだろうか。
いまさら「サッカーの試合は危険」なんて言われれても…
招致の時にすでにわかっていたではないか。
それを、暑さ対策はやるから、とか何とか。
マラソンは早朝とか夜にスタートするから、とかミスト(霧を発生させる?らしい)を取り付けるから、とか、そんなレベルでどうなるものでもあるまい…、
選手はもちろん、世界中から来る観客は…
どうしてせめて一か月後ろにずらすとかしてくれないのか…。
もちろん、アメリカのテレビ局が、カレンダーの変更は絶対させない事はわかっているけどね。
ええ、結局視聴率(アメリカの)、つまり「カネ!」の問題、カネが全てだ、って事は承知委員会ですから。

 せめて奇跡的に「この夏は冷夏だった」とか「この3週間だけ熱帯夜にならなかった」てな希望的観測にすがるか…。
お祈りでもしよう…。
どっかに逃げ出そうかな…
猫連れて…。アイコン

 もう十何年も前から「週刊新潮」と「週刊文春」を愛読してる。
昔はかなり楽しく読んでいたけどここ数年は少々マンネリ…、つい習慣で買ってはいるけど全部を読んでいるわけでもなく。
気になる記事やスクープ記事をとりあえずざざっと目を通すくらいで。
または好きな連載コーナー(町山智弘さんのとか益田ミリさんの漫画や…etc.)とか。

 あとはたいていトイレとか置いといて…。
全部読まないまま翌週の発売日が来てしまい、そうすると二度と読まないまま結局捨てることになったりして。
読む方もマンネリだわね。
でも一応立ち読みはしないんだけど…
仁義として、さ。

 しかし、しかしだ。
最近週刊誌薄すぎませんか!?アイコン

 特に週刊新潮、今週手にとって、「あれ!?!?!」って思ったわよ。
あれー、こんなに薄かったっけ?
見ると活版ページ(記事のところ)が140枚しかないよ!
ちなみに文春の方は164枚。
業界用語で「1台」=24枚、新潮の方が少ないよー。
それで値段はほぼ同じ!ってこれどういうわけよ?

 調べたら先々週も薄かった。
何年か前に両誌がいきなり薄くなったことがあったけど(今もそのまま、さらに薄くなったわけだ)。

 さらに広告ページが真ん中に9ページ(文春の方)もあるじゃんよ。
少し前からコミック(劇画)が8ページ入っているから文春の方も記事自体は減っているわけね。
おいおいー。
(残念ながらこの劇画は読んでない…)

 業界の事情も察する事もできますが、さすがにこれはやばいのでは。

 新潮の、「文春に卑怯なふるまいをされた!」って記事が先々週だか、延々とページ割いていたけど
それも結局読んでないわ。
だってあんまり興味ないし、裏の事情なんて正直どうでもいいんですわ。
自分たちは被害者だ!文春は卑怯だ!!なんてことは。

 そんな自己弁護で何ページも使う余裕があったらもっとおもしろいルポをのせてほしかったです。アイコン
糾弾すべきはもっと別の、もっと大きな悪とか、事件の真実とかではないでしょうか。
自分たちの事ではなく…。
なんて記事読んでないんだけど。
でもさすがに、ここ何週か新潮と文春で、記事がかぶっているなあ、とは感じてましたが。内容もほぼ同じ掘り下げ度で。

 つまり「おもしろくなかった」、と。アイコン

 かつては、1週に2,3こはダイナミックな内容の記事が読めたものですが…。
そりゃすごいスクープがそんなにしょっちゅうあるわけではないのは百も承知ですがそれもこっちには関係ないことで。

 あ、グラビアは好きです、両方とも。アイコン
文春では「美女図鑑」とか、お取り寄せ便とかの食い物モノ、とか。
新潮ではやっぱり「コウケンテツの料理コーナー」とか、別荘のページとか。
風景写真なんかも楽しみ。
さすがに写真はキレイですよね。
切り抜いて取ってあるものもある…。
ネットで何万、って出てくるシロウト写真とは比べ物にならないいい写真ばかりだ。
プロの作品だから当たり前だ!
多分カメラマンさんがたくさん撮ったものから厳選して「この1枚!」で選んだものは一味も二味も違う…。
でもお金がかかるんですよね、グラビアって。
経費とか。
でもそれはこっちには関係ないことで…。

 とくかくこの記事の薄さは…。(量も、質も含めて)
悲しいなあ。アイコン
昔は見出しを見るだけでも楽しかったのに…。
それこそ発売日が待ち遠しい、飛んで行って買いに行ったものだった。
子供の頃は、漫画の発売日を待っていたし、
大人になって、漫画家になったばかりの80年代は、日刊スポーツが楽しみだった。
サッカー記事をあさるために、複数のスポーツ新聞を買ったり、一時期は「東スポ」までしょっちゅう買ってたよ!
(あ、恥ずかしい過去。笑)
そのうち漫画を買わなくなり、スポーツ新聞も読まなくなり…。

 ああ、また一つ、楽しみがなくなっちゃった…。
寂しいなあ。アイコン
まったく読むものなくなっちゃうと寂しいからしばらくは惰性で週刊誌購入するだろうけど…。
いつまで…。

 ははは、我ながらくだらない悩みでした。
実にくだらない。苦笑。
でもつまんないよ!
文春と新潮!

 

PS.
 仕方ないから本でも読むか…
 高校の時好きだったブラッドベリの「10月はたそがれの国」をもう一度アマゾン
 で買った…
 ああ、昔の文庫本の装丁と違う…
 残念だが中身は同じみたいだ。ホッ。アイコン

 

夏子

 

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