「カサブランカ」
CSでたまたま放映していた「カサブランカ」を見た。 イングリッド・バーグマンとハンフリー・ボガードの2大スターの競演、歴代名画とかのアンケートを取ればおそらく必ず上位にくるはずの正真正銘の「名画」ですがね。 もちろん何度も見た事がある、名画座とかテレビで、とか。 で、その時は「うん、名画だ」と知った風にうなずいていたものですが。 でも今見ると…。 これ、そんなにいい映画ですかね? バーでのかの名曲「時の過行くままに」を演奏したり、ナチが見張っている中でフランス国歌の「ラ・マルセイエーズ」を大合唱するシーンとか、ラストの霧の空港のシーンとか、確かに名シーンは多いし今でも語られるのだから印象的なのは間違いないけど…。 主人公のキャラ設定、ってありゃどうなんでしょう? 正直いかがなものか?と思っちゃいましたよ、今回。 一番「??」なのはイングリッド・バーグマン演じるヒロイン、イルザ(って名前だったんだ)ね。 かつてパリでハンフリー・ボガード演じる主人公リックと恋に落ちるんだけど、その時正式ではないにしても夫がいたんだよね。 それを秘密にしていたんだけどその理由が 「夫が革命の志士なので危険が彼女に及ぶことを恐れていたから」 だそうなのよ。 で、連絡の行き違いから彼(ラズロ氏)が死んだと聞かされて悲しくて、それで自暴自棄的に恋に落ちた、と。 (自暴自棄から…ある意味失礼な話…) 本当に愛していたんならせめて1年くらいは喪に服すとかすればいいのに。 悲しいからってすぐ男作るなよ!苦笑。 さらに、リックと二人で旅立つ(アメリカだったかな?)はずがその前日くらいに実は彼が生きていた事を知り逃避行はドタキャンさ。 そりゃないだろう…。 哀れリックは待ちぼうけ。 せめてお手紙でも残していれば…。 どうしてもこのヒロインに感情移入できなかった… 天下の美女に感情移入できるわけないか… 私ごときが感情移入したらそれはむしろ不自然、したら怒られるか? ひゃっひゃっひゃっ。 ボギー演じるリックもリックでさ。 馬面はいいとして…笑。 まあ手ひどく振られて(裏切られて?)すっかり拗ねて女性不信さ。 それをハードボイルドとか硬派、と言われても…。 んでムードたっぷりのカサブランカの地で二人は再会するんだけどさ。 まあ二人とも見苦しいったら。 男は幼稚っぽく拗ねて、女はしゃあしゃあと思い出の曲をリクエストして。 それが名曲「時の過行くままに」でさ。 それだけでもどっちらけなのに女ときたら、夫のために力を貸してくれ、私達を逃がす手助けをしてほしい、って頼むんだからずうずうしいにもほどがある。 で、名セリフの 「昨日の事は?」 「そんな昔は忘れた」 「じゃ明日は?」 「そんな1万光年未来の事は知らない」 ですって! ばっかみたい! それじゃコントだよ!! で、恥知らずの女は(イルザ、だっけ…どうでもいいや)涙をためて「ひどいわ、助けてくれないの!?」って泣き落としよ。 いやしかし中身はともかくそのお顔の美しいこと!!! イングリッド・バーグマンといやあ当代きっての大美女だもね。 少々の(いや、かなりの)ご都合主義なんかふっとぶくらいの美しさよ。 美女と涙は相性がいい。 ブスは泣くとよけいブスに…。 ま「女優は泣いてナンボ」ですからねえ。 いやほんとに美しい… 土下座ものだ…。 で、男は勝てるわけない。 彼女を抱き寄せ、決意するのよ、愛する(?)女を助けよう、って。 このアマ!ずるいなあ、美女は…。 美は力なり…プフッ。 で、策を弄して二人を無事スイス(だったか?)へ逃がす、例の有名な空港のラストシーンへ。 お尋ね者の革命の英雄(女の彼氏ね)を追ってくるナチ高官、二人は果たして無時逃げられるか?(もちろん逃げられる) で、その時企みがばれて危機一髪、リックがそのナチ高官を射殺。 飛行機は無事テイクオフ… 愛する女を守ったのだ… 君の瞳に乾杯さ。 ぷふっ。 で、そこがまた笑っちゃうの。 射殺された上官を探しにナチの部下がどやどやとやってくるんだけど、リックの味方になった脇役の署長が 「すぐ犯人を捜索しろ!」 「了解!」どやどや…部下去る…。 撃ったリック目の前にいるんだよ!? ドリフのコントじゃないんだよ〜〜〜爆笑! 愛する女を見送り、その署長と「美しい友情の誕生だ」ですって。 あの、それは捜査妨害とか犯人隠匿とか言いませんか…。 まあいいか。 万事そんな感じよ。 これ、そういう映画だったんだ…。 昔多感な10代の時は素直に感動したのに… あの感動は何だったんだろう…。 あ、ひとつだけ今でもいいな、と思うシーンは、 ナチを前に「ラマルセイエーズ」を大合唱するシーンで娼婦みたいな(?)女性が号泣して歌うところ。 そこは泣ける… シンプルでいいシーンだ…。 ちなみに「ラマルセイエーズ」って「奴らを皆殺しにしろ」てな歌詞なのよね… 「ベルサイユのばら」参照…。 推測するに、多分ハンフリー・ボガードとイングリッド・バーグマンの二人の大スターのために創られた映画なんでしょうね。 二人をスクリーンで見るために。 二人の悲しくも美しいラブシーンのためだけに。 「プロモーションビデオ」みたいなものかな。 中学の頃は、映画はすべて有り難く見させていただいてた。 お小遣いで見られるものはかなり限られていたし、 テレビでやってくださる時はもううれしくてうれしくて。 録画機能なんてあるわけないから一瞬も見逃すまい、とテレビの真ん前で正座して「一生懸命」見たものだ。 どれくらい大切に見ていたかというと、「ジャガーノート」ですら無理やりドキドキして…。 あ、ジャガーノートっていわゆるB級クソ映画ね。 知らねえって、誰も。 爆弾から市民を守るために正義の味方が奮闘するんだけど、ラストで赤いケーブルと青いケーブルがあって(ブービートラップ、ってやつね)正義の味方が「…カットザレッド!!(赤を切れ!)」って叫ぶの。 チョキーン!! ドキドキするのはそこだけ。 そんなクソ映画でも映画というだけでうれしくて、「お、ここはドキドキするところだ!」と一生懸命ドキドキしたものだ… 渋谷の名画座で2本立て350円払ったし… 今は無き東急文化会館…ヒカリエね。 「ジャガーノート」と一緒にされちゃさすがに「カサブランカ」が気の毒かな。笑。 でもカサブランカを「ありゃなんだ名画」と認定したい。 他にも「風と共に去りぬ」「タワーリングインフェルノ」なんかも… それはまた後日。
夏子
「BBケント哀歌」
一時期よりはだいぶ描く枚数が減りましたが、原稿を描く時の紙はBBケント(細目)を使用しています。 それは初めて連載した「俺たちの頂」の頃からずっと同じ。 少年マガジンに投稿した時は普通の「ケント紙」に描いていたのですがたまたま見学させていただいた漫画家先生の原稿用紙がBBケントではなかったのですがよく似た質感の紙で、それがすごくいい感じの紙質だったの。 で、画材屋さんに飛んで行って「これ、これ!この紙だ!!!」と購入したのが始まりで。運命の出会い、的な。笑。 以来ずっとこれ、BBケント細目! (粗目、もある。より画用紙に似たでこぼこ感、味わいがある…) 何がおきてもこれ!これ以外ない!ってくらいこの紙が好き。 値段は高いけどすごく気持ちよく描ける紙でさ。 (高いとはいえ新人でもいただける原稿料に比べたら、ね。1枚60円くらいだから全然大丈夫。紙は贅沢したかった…) 画用紙の質感(ざらっとしてしっとり?より細い線が描ける)とケント紙の強さ(何度消しゴムかけてもまったくけばだたない)を兼ね備えた最高の紙なんだわ。 カラー原稿をこれで描く、って人は少しいるらしかったけれど1色原稿をすべてこれで、って人はほとんど聞かなかったなあ。 (いや交友範囲は超狭いんだけど…笑) 多くの漫画家さんはいわゆる135グラムの上質紙っていうの?を使用しているらしい。 週マガ編集部には特製原稿用紙がいくらでも用意してあったから(今は知らないけど)それをもらって描く漫画家さんも多かった。 (つまりタダで。笑) 上質紙ならば何でもOKと、特に紙にこだわらない方も以外と多かった。 「コピー用紙でも大丈夫!」なんて強者も…超有名な漫画家さん。 最近は(あ、当時からあったかな)薄水色で枠線が入っている漫画原稿用紙、っていうのが主流なのかな。 画材屋さんに普通に売ってる…あれはたいてい上質紙?。 私は青い枠線入りがいやなので(原稿用紙は真っ白がいい)市販されている原稿用紙は使わず、そのBBケント細目全紙(B1サイズ)をカットしてもらって、千枚通し(知ってます?)で原稿用紙の枠用の穴を10か所に開けて鉛筆で18センチ×27センチの長方形の漫画の枠を描くの。 業界用語で「トンボを切る」って言うらしい… 塀内さん以外それやってる人見たことも聞いたこともないですよ、っていつだか後輩が言ってたっけな… 大昔のやり方らしい… もし誰かこのやり方してる方がいたら連絡ください…なんちゃって。 もう何十年、私のすべての作品は、この紙に描いてきた… あのざらざら感、しっとり感、Gペンを走らせると何ともいえないカリカリ感(実際カリカリ音が出る)と独特の引っかかり感が心地よくて、もうこの紙以外じゃ描かない!描けない!!ってくらいのお気に入りだった。 実際ペン入れの時の快感たるや、私の漫画家としての本質、作品(ペン入れ)に向かう神聖な始まりの儀式だった…。 あ、ペン入れの前の鉛筆(シャーペンは使わない)での下絵描きもね、柔らかくて気持ちよかった…さらさら感が。 何回も消しゴムかけても大丈夫の耐性があったし。 その大事な愛する私の「紙様」がさ。 劣化してるんだよお! 描線がにじむ時があるんだよ!時々!! アップとか、私の描線ところどころぶっといでしょ。 あのGペンの「抑揚」が好きというか快感だったのにーーー!!! 湿気のせいもあるだろうけど、以前はにじむなんてそんな事はまったくなかった。 本当に強くて繊細なすばらしい紙だったのに…。 全部の線がにじむならこの紙ダメだわ、ってなるんだけどにじむのは時々なの。 どこがにじむかは実際描いてみなければわからない。 そして悲しいのは鉛筆で下描きをいれた後ではもう差し替えがきかない、って事! (鉛筆線なので別の紙にコピーしたらインク線になってしまって下描きにならず…) つまりどうにもならないの。 十何年か前にも一時期BBケント紙が劣化したことがあった。 その時もペン入れしてからあわてたっけな。 (その時は週刊連載だったからもっと困ったわ。 何とかだましだましペン入れして仕上げたけど…。) その時、購入した画材屋さんにも聞いてみたんだけどね。 「この紙おかしい」って。 ケント紙っていうのは英国製の紙で、よく知らないけど多分1社で製造してるんだと思うのよ。 そしたら画材屋さんが言うには、どうもそのケント紙会社さん、経営者が変わったらしい、息子さんに代替わりしたらしいのよ、と。 で、どうもその新社長の息子さんはあまり紙に思い入れがないらしく、その頃あたりから紙質が劣化したらしい、って噂があったそうな。 ええ? そんなわかりやすい理由? もっとも噂だけなので真相はよくわからなくて。 で、劣化は一定の時期だけで、しばらくしたら元にもどる、とはいかないけれどそれなりにBBケントらしさはある程度は取り戻してくれた。 少しづつ劣化は感じていたけれど…。 それが最近ちょっとひどくなったみたいだ。 以前の、私の好きだったさらさら感、しっとり感、ざらざら感はかなり消えて、ツルっとした普通のケント紙みたいになっちゃった。 こんなのBBケントじゃない…。 劣化も悲しいのだけれど、怒りとかが湧いてこないのはもっと不思議で寂しかった。 だってクレームつけてもどうにもならないもの。 だいたいどこにクレームつける? 画材屋さんや問屋さんに文句言ったところで何の解決にもならないだろう。 製造元のイギリスのその会社なんて、正式な社名も、どこにあるのかほんとに存在するのかすらもわからない。 まして2代目(3代目?)社長さんにとって私など、 「描き味が違う!描線がにじむ!」なんて日本の一漫画家の嘆きなんかナノレベルにも足らない。 「気に入らなきゃ買わないでいいよ、 こっちだって紙なんかどうでもいいんだ、 たまたまパパが社長で自分が相続しただけだもん。 漫画?…あれって紙に描くの? へえ…あ、漫画なら原稿用紙、ってあるんだってさ、それ買って描けば?。 …おれ漫画って読まないんだけどね。」 なんて言ってないけどね。 だって言う前に(苦情なんて)知らないし。 私のことなんか知らないし。 悲しいな。 ひたすら悲しくて寂しい。 でも少々劣化してもこの紙以外にない。 だましだまし描くしかない。 自分があと何枚描けるかわからないけど…。 でも今ある紙で描くしかない。 紙だけではなく、トーンとかGペン先とかいろいろな物が劣化したり製作終了とかになっている。 BBケントもいつか、ある日突然?消えるかな。 そしたら…。 漫画製作用品って買う人が限られてるから儲からないんだよね、きっと。 政府の肝いりの「サブカルチャー大国」のはずの日本の漫画製作の現状はこのありさま…。 それでも、今ある材料で描くしかない。 それとハート、ね。うん。
P.S 先週拾ったカートは戻してきました。 セイユーのカート置き場に。 返してきてやったのよー持ち出したの私じゃないのに。 使うに使えないので…笑。
「悲しい話」
先週、拾い物をしました。 何を拾ったかというと…。 買い物カート。 ほら、スーパーに必ず置いてある、カゴをのっけてレジまで、もしくは駐車場まで荷物を持って行くのに使うやつです。 実を言うと、あれほしかったんですよね。 だって丈夫だし。 以前に少し高い買い物カートもってたのよ。9000円くらいだっただろうか。 割としょっちゅう使っていたんだけど猫砂(重いのよね、あれ)を運んでいたら壊れてしまった。 で、新しいの買うか…とネットみたりお店で探したんだけれど、ろくなのがなくて。 で、スーパーのアレね、使うたびに「こういうのほしいんだよね…」と思っていたのよ。 業務用なので一つだけは買えないみたいなの。 だいたい売ってないし。 「一つ、持ってきちゃおうか」とよく思ってたんだけどそれはドロボー、といいまして…笑。 そんな感じであきらめていたところ。 先週、うちの前に落ちていたんだよ! アレが。 カゴのところにゴミみたいなのが乗っかっていて。 ああ、願いが叶ったんだ! これは神様からの贈り物だ! と、ゴミはとっぱらって持って帰っちゃったんでした。 これがほしかったんだ〜〜♪ とりあえずマンションの玄関前に置いておく…。 これがあれば猫を入れたかごが3つ4つ重ねて運べる… 重い猫砂もこれがあれば…♪ なんて喜んでさ、アシさんに「ねえねえ、聞いて聞いて。いいもの拾っちゃった」と報告したらさ。 みんな一斉に冷たい目。 「ほんとに落ちてたんですかァ?」 あ、疑いのまなざし。 「ほんとだってば、ほんとに落ちてたのよ、うちの前の、○○屋さんの前に」 「ええー??…落ちてたんじゃなくて…」 まだ疑ってやがる…。 私は盗ってないよ! 「多分、誰かがいたずらで持ってきちゃって、もしくはお年寄りとかが 荷物重いからそのまま持ち出しちゃって、そのままほっぽっといたんじゃ ないのー? 本当に拾ったんだってば!」 「拾ったものは、交番に届けるのが人の道では?」 「スーパーの買い物カートなんか届ける奴いるかよ!」 「どうみてもスーパーのなんだからスーパーに返すべきでは?」 「あたしが持ち出したんじゃないのになんでそんな事しなきゃなんないのよ、 面倒くさい。 だいたいね、商店街の通りにあんなものが放置してあったら視覚障害の方だ ってよく通るんだよ、 危険じゃないの、あたしはね、そう思ってとりあえずうちに保管してある の! 一時保管だよ。 ほめられこそすれ非難される覚えはないよ!」 みんなの白い眼は変わらず…ちっ。 「でもそれ使ってたらスーパーのだって、ばれちゃいますよ。 ペンキでも塗りますか?」 「う〜ん花でも飾るかな…でもそんなことしてもスーパーのだ、って見たらす ぐわかるよ、そしたら あ、コイツ盗んだな、って思われちゃうなあ… それで道行く人に、いちいちこれは 拾ったんですよ、って言い訳するわけにもいかんなあ…」 しかたない、そのうち返しに行くよ。 私が盗ったんじゃないのにな…。 スーパーの前の自転車置き場にでも置いておけばいいかな。 それともいやみったらしく交番まで持って行くかな。笑。 でもほしかったんだけどなあ、これ…。 くすん。
P.S パラ五輪のボッチャ、っておもしろそうだ。 やってみたいなー♪
サッカー、勝ったわね。 (内容は物足りない?) 勝つとは思っていたけど、とりあえずよかったよかった。 (ま、今日負けたり引き分けだったりしたらプロとしては恥ずかしいかも) しかし、次につながるような希望に満ちたものではなかったのは事実… う〜む。 こんなにチャンスをはずして、オーストラリアやサウジ、イラクに勝てるのか?… でもそんなに「海外組」はすごいのかな? もちろん実力があるから海外で契約できるのだろうけど、コンディション面を考えたら…。 時差のある欧州からやってくる、というのはすでにその時点で日本が「海外」なのに。 周到に合宿できるW杯本戦ならともかく、ぎりぎりのスケジュールの合間をぬって招集するほど、なんだろうか? 海外組のビッグネームがいなければホームでのチケットの売り上げが悪い、とかテレビの視聴率が…なんて言われてるけれど…。 そういう私も彼らの活躍は見たいけど。活躍ならね。 お気に入りは浅野。 足の速い選手、って好きなんだわ。 だって理屈抜き、見ていて爽快ですから。 特に浅野は今一番旬のアスリートだと思うし。 あの最前線での動き、走りはかなり派手で見ごたえがある〜。 サッカーの一番おもしろいプレーの一つですね。 どちらかというと「スーパーサブ」的な使われ方すんのかなー、って思ってたけどあらあら、最初から使いますのね。 ちょっと意外かも。 噂されてるハリル監督の余裕のなさの表れ、か?。 タイはめずらしく(?)ガチガチに引いて守って隙あらばカウンター一辺倒、という感じではなかったなのでそれなりに浅野もスペースがあって、足が活かせたかな、と。 割とプレーを楽しめた。 何となく前線での駆け引きはサンフレッチェの先輩、佐藤寿人を思い出す。 ま、同じピッチで目の前で見ていれば自然とイメージが刷り込まれているかもね。 何気に顔も似てるような。 昭和の素朴な好青年系? で、今日は1ゴール! ほしかった2点目をあげてくれました。 ジャガ〜〜!!! 私もテレビの前に真似して一人でジャガ〜〜♪。 よかったよかった。 ま、勝つとは思っていましたが。 (でも日本がもう2,3点取ってほしかったけど…) UAE戦が後味の悪いいや〜な負け方だったしね。 審判のレベルが低いのかな… それとピッチの悪さが気になった。 ま、Jリーグのピッチがよすぎるから。 まるで緑のカーペット、植木職人さんが丹精してるんだよね、Jは。 しかしそれに慣れていると、海外での試合で戸惑う、というのはしばしば(シャレじゃないですー)耳にしますが。 勝ったはいいけどなんかパタパタして落ち着かない試合だったわね。 特に、香川はどうしちゃったんだろう? 何度か決定的なシーンがあったのに決めきれず。 とくに後半だっけ、フリーでGKと1対1みたいな時、あれは決めてくれるかと…。 ああいうシュートはかつては鮮やかに決めて、本場のファンをうならせていのに…。 だってブンデスなんか、あのノイアーもお手上げのゴール!なんかもあったんだよ。 あのマンUのファー爺が惚れこんでじきじきにオファーに来たものを…。 (あ、懐かしい…あの頃はよかった…なんちゃって) なんで香川は日本代表だといまいちフィットしないんだろう…。 かつてのルーニーとの連携なんか素晴らしかったし、最初のドルトムント時代はあのゲッツェを差し置いてトップ下に君臨してたものなのに。 あら昔はよかった的な話になっちゃった。 (ちなみにゲッツェはここのとこ調子落としてるらしいけど) 彼らとならうまくいく、という事なら日本代表のレベルでは物足りない、のかな…。 だってルーニーやゲッツェクラスはつまり世界のトップクラスということだからなあ。 香川がそのレベル、という証明なんでしょうか。 皮肉だわ。 やはり本田と両立、は無理なのかな…。 ポジションも違うのに、本田と香川を活かせないというのはそれは監督の責任なのかな。 監督さんはやはり本田を中心に戦術を組み立てるんでしょうね。 (どの監督さんも本田が一番、だね) 私もやはり代表の「10番」は本田だと思うけど…。 最終予選は始まったばかり、あと8試合、果たして…。 ブラジルW杯のアジア勢の惨敗にかかわらず、 今回もアジア枠は4・5なので多分日本は大丈夫だと楽観してるんだけど。 だって、日本が出場しないW杯だとFIFAはバカ高い法外な額の放映権料を日本に吹っ掛けられないからね! だってブラジル大会は確か全体の25%(!)を日本が負担させられたんだから!! だから日本は絶対大丈夫なはず… なんてのはゲスの勘繰り、ってやつかな。 ロシアW杯、もう再来年なんだわね。 ほんとにロシアで開催できるのかしら。 リオ五輪じゃロシアは散々だったけど。 テロとかも怖いし。 その次のカタール大会は…。 FIFAの汚職問題も最近はどうなってるんだか。 カネはどこへ行った…。 純粋にサッカーを楽しんでいた頃が懐かしいな…。 (でもその時も汚職はあった) あんなに一生懸命応援してたのに。 それは私だけじゃなかったし。 遠いな…。
P.S うちのツンデラレ、白猫のピーチは私のパソのマウスの横がお気に入り。 (私のそばが好き?) 時々寝ぼけてマウスをいじり、アマゾンで自分のお気に入りのキャット フードを注文… なわけない。 あごを掻いてやると気持ちよさそうに目を細め…。 お尻を見るとビチうんこのカケラが毛にくっついて乾いていたので毛ごと むしり取ってやったら「ギャッ」と言って怒った。 猫なら「キャッ」と言え…。
五輪も終わってもうすぐ8月も終わる。 この時期って何となく落ち着かないというか寂しいというかホッとするというか…。 今日(水曜)なんかは台風一過で晴天なんだけど、朝の風なんかはかなり涼しい。 もう熱帯夜じゃない。 やっぱりホッ。 夏休みの記憶なんてもう何十年も前なのにいまだに「8月終わり病」みたいな独特の感傷があるね。 夏休みの宿題がまだ残っているあせりとか、新学期が始まるいやーな感じのトラウマか…。 「終わりなんだ」的な。 あのうんざりするような猛暑も一段落。 (といっても今年は東京は思っていたほどでもなかった… 関西は大変だったみたいね) セミもやたら鳴いたり道に死骸が転がっていたり。 終わりなのよ、夏は。 ここ何年のうんざりする猛暑で夏にあまり登山しなくなったわ。 本来はトップシーズンで(山の日もできたことだし)普段は簡単には行かれない北アルプスとかに行く時期なんだけれど、最近はすっかりごぶさた。 だって結構暑いんだよ、山も。 高校の頃はバスから降りて上高地に一歩足を踏み入れたとたん、ひんやりと涼しかったものだけど昨今は稜線なんかは結構暑い。 森林限界(標高2000メートルくらい)を越えちゃったりしたら、もう木陰はなくなるんで陽ざしは普通にキツイ! 普通に登って下りるだけでもかなりきついのに暑さまで加わったら…。 だいたい家から出て何時間もかけて車とかで登山口までたどり着くのだってうんざりするし… そんなわけですっかり夏は引きこもりみたいになってしまってるわ… せいぜいジムのプールに行くくらいかな。 プールはそれなりに気持ちよい… 大した泳ぎができるわけじゃないけど。 ろくに何もできないままなんとなく8月が終わっちまったわ! それなりに寂しく、でもホッとする方が大きいかな。 終わった終わった終わった! それもまたある意味寂しいか…。 9月になればまた気持ちよく登山もできるだろう、紅葉登山が一番好きなんだ…。 五輪で先週書くの忘れたんだけど気になっていたことを追加。 最終日かな、男子バレーの決勝をたまたま見た。 日本がらみじゃない競技や試合はほとんど中継してくれなかったけれど、これはたまたまタイミングがよくて生中継してくれてた。 (でも勝負が決まる一番いいとこは別の中継に切り替えられちゃったけどね) 男子ハンドボールの決勝も見た。 フランス対デンマーク(デンマーク初優勝!応援してたりして)、 ほとんどの選手が2メートルクラス! 全員大きいから気にならなかったけど…笑。 ボールが小さい感じはした… ソフトボールくらい?…笑。 日本は…敵わないわ、絶対。 くすん。 で、バレーの決勝はブラジル対イタリア。 結果はブラジルが勝利、で金メダル。 五輪の晴れ舞台での男子の最高峰のバレーはどんなものか…。 結構興味深く見てたら、結構ショックだった。 とにかくサーブが凄い。 ほとんどバックアタックみたいな、スパイクみたいなサーブがドカーン!!って飛んでくる。 あれ見てたら、普段の日本の試合でしょっちゅうサーブミスがあるのも無理ないかな、と思った。 ぎりぎりを狙う、「攻める」サーブなのよね。 狙わないサーブは、ただ入れるだけのサーブはほとんど意味ないのね。 (だからってミスしてほしくないけど…) 男子も女子も、日本があれだけサーブをミスするわけがよくわかりました。 (だからってミスして…以下省略) それから五輪の決勝戦でもっと驚いたのはものすごいスパイクを結構レシーブしてる、ってこと。 ブラジルもイタリアも。 ものすごいスパイクを、しっかり正面でかなり完璧にレシーブしちゃってるのよ! あれだけの威力のあるスパイクは、正面でないと受けられないでしょうね、ということは予測して、いい位置に入ってる、って事だよね。 よく日本のテレビのバレー中継で、解説の人(川合とか大林とか)が敵のものすごいスパイクに日本選手が全く触れもしないで失点した時に、「今のは仕方ない」とか「今のは忘れて次!次!」って言うでしょ。 そういうものなのかな、と思ってたけど…、でもそれじゃだめだ、って事だよね。 「今のは仕方ない」で片づけていては、永遠に日本は勝てないんだな。… もうああいう解説はやめた方がいいと思います。 (いわゆるジャニ付きのショーアップ番組も) しかし、つくづくバレーはレシーブが全て、なのね。 レシーブしなければスパイクもないものね。 どうしたものか… 無理かな… くすん。 日本が負けている中継で何か解説しなければならないのはイマイチ難しいのでしょうが日本びいきもほどほどにしないと、少々しらけてしまいます。 陸上の増田明美氏の解説も日本びいき、というか過度の選手寄り、のコメントや解説は少しイラっとしました。 「○○さんはとてもがんばってきました」なんてのを試合中聞きたくないですよ。 がんばってきたのは当たり前でしょう…。 もっと冷静な、経験者ならではの視点からの解説を聞きたいんですが。 時々「おおっ、そうなのか!」っていう解説もありましたよ、他の人でも増田氏でも。 五輪ではしばしば思いますけどね。 アスリート出身のレポーターの人は選手の気持ちがわかる(時にわかりすぎる…)分、やりづらかろうな。 でももう「お仕事」なんだから何かしゃべらなければならないし… 結構ジレンマ感じるんでしょうね。 画面から伝わってくるわ、拙さとして。 時には無言の、でも一層気持ちが伝わる「……」の答えも味わい深いものですが。 でもこの傾向はどんどんエスカレートしてくんだろうな。 次は何といっても東京、だしね。 うれしいんだけど、うっとうしいような…。
P.S 9月は体調をくずしやすいんで要注意。 ホルモンバランスのせいか、トシのせいか〜くっ。 もう今年もあと4か月(!)。 あっという間だよ! キャー。