「いきあたりばったり感」
昨日、ようやく「EVIL」の最終回のカラー原稿を終えた。 (漫画オンウェブ連載、HPのトップページのイラスト参照) 雑誌連載時代からもう何度も数えきれないくらいカラー原稿描いてるのに、毎回毎回…ふうう、苦戦してる。 色原稿はほぼ全部アナログで描いてる。 水彩絵の具と、最近はよく色鉛筆を使うの。 (トップぺージのイラスト参照) それがまあ、毎回、行き当たりばったりで…。 もちろん下絵もしてるし、ある程度イメージを固めてから着彩を始めるんだけど…。 つまり思うように描けないのよ!笑。 (水彩絵の具はだいたいうまくいくんだけど後半の色鉛筆が…) 何年も絵描いてるのに、あれ?もうちょっと上手くなかったっけ、あたし…なんてことばっかり。 あれ?あれ?あれれ? なんてことばっかり。苦笑。 こういう時前回はどの色使ったっけ? …覚えていなくて、毎回片っ端から何色もの色鉛筆手にとり、紙に色をのせ、上手くいくときもあれば 「あれ?あれ?」も多い。 いろんなメーカーの色鉛筆を「大人買い」しちゃったもんだから、24〜36色セットみたいなのを2,3ケース持ってる… 本数にしたら軽く100本以上? 机の上にそれがあふれてますますわからなくなる… うまく描けてない時はいよいよ迷路に入り込む… 締め切りには余裕があるけどこれだけ時間をかけてるのに…とあせるあせる…苦笑。 メーカーによって硬さとか色ののびとか違うからさ。 毎回迷うわけ。 柔らかいパステルみたいなタッチがほしい時もあれば、ここは硬いタッチで描けアミのような感じで仕上げたい…とか 毎回結局行き当たりばったりになっちゃう。苦笑。 相性のよい色2,3色を重ねて使う…。 理論的には「補色」と言って一見正反対の色、例えば青と赤、緑とオレンジ、とかがそれにあたる。 お互いを引き立て合う色のコンビ…。 さらに、同じ赤とか青でも、「暖色系」と「寒色系」があり、それで分けるとだいたい相性がいい… 洋服なんかでもそうなっている…。 迷った時はそういった理論を参考にしたりする…。 それでもイマイチな時は、短くなった色鉛筆を取って、 「あ、これこれ、短いっていう事は前にいい感じで描けた、って事だわね」って結局同じ色を使ったりする…。 買ってからほとんど出番のない色もあれば、もう鉛筆削りでは削れないくらいチビになっちゃったものも。 結局色鉛筆というのは7,8本、多くて12色あればいいというわけだ…哀れ、120色セット…苦笑。 捨てるわけにもいかず、机の上に無駄に(いやむしろ混乱の元)存在している…あらら。 子供用の贅沢な色鉛筆セットに「金色」と「銀色」があったよね。 あれ、っていらないよね。笑。 同じく子供用に「白」もあったけど、あれもあまり出番はないだろう…。 以外と今うれしいのは「たまご色」ってやつ。 他の色と組み合わせたりするとあじわいがある…。 使わないのは「紫」。 紫色にしたいときは青と赤とそのたまご色などを重ねるとぐっといい感じ。 「黒」も使わない。 茶と群青と濃い赤などを重ねると深みも出てくる…。 お化粧品のゲランのコロコロパウダーなんかは、「白」「うすピンク」「薄緑」「薄青」「うす紫」「薄黄色」のラムネみたいな色で構成されており、それをパフでコロコロさせて肌にたたくと(塗る、ではなくたたく。お化粧品も水彩絵の具なんかも塗る、ではなくのせる、イメージ。参考までに)あら不思議、ふんわりとした自然な肌色になる… よくできているね。 そんなのを思い出したりして…。 まあ、毎回新鮮な気持ちで向かっているわけね。 で、だいたい毎回わけわかんなくなっちゃっていろんな色が混ざって、描き殴る…みたいな。 最後はもう何が何だか何色にしたいんだかわからなくなっちゃって、ラビリンスへ…苦笑。 でもそれは時に味わいが出たりして…。 「お、いいな、この重ね色の感じ」 赤でも青でもなく茶だったり紫だったり水色だったり… いったいこの色は何色だろう? でも行き当たりばったりで偶然生まれた重ね色だから同じ色は二度とできない…苦笑。 水彩絵の具と違って完全には色は混ざらないからなんかマーブル色の毛糸玉みたいになったりする。 …淡いんだけど深みがある…時も。 毎回そんな事を繰り返して、最終的にはちゃんとまあまあイメージ通り…(思わぬ展開になり泣く泣く一からやり直すことも…くすん)…に仕上がるからよし、とするか。 同じように描けないっていうのはプロ失格かな?苦笑。 最初は楽しく、だんだんうまくいかなくて苦しくて、でもそれを通り過ぎるとまた楽しくなってきて、最後は「ふうう、こんなものかな、もうこれ以上は描けないや、いいとするか」と…。 翌日もう一度見て、 「昨日は描き疲れて感覚がわかんなくなっちゃってたけど、今見ると割といいじゃないか、うん」 …と思える事もあります。 今回も、まあまあ、ではないか、と。 多分これが精一杯、これが実力… ああ、何十年も描いてきてこの程度だったのね…とため息ついたり…。 ほんとに上手い漫画家さん一杯いるよね。 すごいなあ、かなわないなあ、こっちは何年もかかってこの程度…と思いつつ、でもこれが私の絵、世界でたったひとつの。 それはそれで愛しい…。 人の絵は人のもの、だしね。 創造の世界で評価されるのは「オリジナル」のみ、ですし。 雑誌でもウェブでも、きれいに印刷されてタイトルとかコピーとかで飾られて、修正アトとかは消えて「よそいき」になってプロの作品として「売り物」になるんだけど、ただ1枚の「原稿」、これを見てもらいたいなあ、と思う時もあります。 でもやはり、印刷されたもの、が「漫画」作品ですね。 子供の頃、プロになって印刷されるのが夢だったんだから。 (あ、夢叶ってたんだ、改めて。笑)
P.S1 今回の色原稿、落ち着いたらここでのせるつもりです。 P.S2 パソコンも、けっこう行き当たりばったり。 だから安定して使いこなせなくて…。 せっかくウィンドウズ7で少し慣れたのにいつのまにか8をスルーして 10に…で、また苦戦。 行き当たりばったりだから応用とかきかなかったりして。とほほ。 悔しいのでまた近所のパソコン教室に通い始めた。 打倒ウィンドウズ10。
夏子
盛り土とかベンゼンとか出るわ出るわ… 東京都政は泥沼、って感じですね。 小池都知事がパンドラのふた開けちゃったのかな。 開けなきゃ開けないで恐ろしいし、開けちゃったらもう何が出てくるのかそれもまた恐ろしい…。 うんざりするやら頭くるやら。 正直どうでもよくなっちゃった。 築地やら五輪やら。 最初から猛暑の8月に東京でオリンピック、っていうのは歓迎してなかったけど…。 コンパクトでできるだけカネかけないで、っていうのがセールスポイントで誘致して成功したんじゃなかったのかな。 それがまあ…。 費用が3兆円にふくらみました、とか競技の開催場所も、宮城とか埼玉とか。 あまつさえ韓国も有り?さすがにこれはブラフでしょう。 韓国に比べたら宮城の方かいい、埼玉だって充分いい…てな効果を狙っているのかと。 だいたいなんで今頃こんな事を言いだすのか…。 費用が追加されるのはある程度は予想してたんだけどここまでいい加減だったとは。 石原元都知事も逃げ出しちゃったけどね。 責任者出てこい! あーあ、むなしい…。 当初から新国立とかエンブレムとか、トラブル続きだったっけね、五輪。 呪われてるんだね、きっと。 お祓いしなくちゃ。 サッカーもすっかり熱が冷めちゃって寂しいんだけど…。 W杯も、あのFIFAのごたごたはどこいっちゃったんだろう。 喉元過ぎれば…ってやつかな。 カタール大会も、招致してた時はクーラー付きのスタジアムを建設するから、ってそれが売り(?)で決定したのにすっかり「それは予算の関係で無理」ですって。 そりゃないでしょ! 無理なのは私はわかっていたぞ! 頭来てたけど最近はどうでもよくなった…。 アジア予選、苦戦してるけど多分日本は出場できるんじゃないかな、ロシア大会には。 その根拠は…ほら、放映権料とかさ…以下省略。 さらに最近は、出場国を40〜48に増やす案も浮上、とか。 (本大会で、予選みたいなプレーオフをしてチームをしぼるらしい) さすがに反対意見が強いみたいだけど…。 でもFIFAが本当にそうしたいなら強引にそう決めちゃうだろうね。 FIFAには誰も逆らえないし。腐ってもFIFA。 なんか、出場国を増やしたいのは低迷してる日本とかカタール大会を控えて、でもまともに戦ったんじゃ出場できそうにないカタールの救済?って穿ってしまう。 いつも思うんだけど、「サッカー」を「人質」に取られてるみたいですごく不愉快だなあ。 「気にいらないなら出なくて結構」みたいな。 まして日本みたいな発言力の乏しい国が何言っても鼻もひっかけてもらえない… その割に費用は存分に負担を強いられそうで… 事実そうで…。 でも「じゃ出ないし中継も見ない!」って言えないところがもどかしく、悔しい。 だって「サッカー愛」がある。(もちろん怒りも) そこらへん、五輪も同じだわね。 そうそう、プロレスのWWE、こっちは見るのやめました。 (スカパーの契約解除しちゃった) 最高峰のエンターティメント!なんて宣伝していながら一番おもしろいプログラムのPPVの中継を取りやめ、なんてファンをバカにしてる! もう見ないよーだ! 筋書もさすがに飽きたのでね!! …誰も興味ないか…苦笑。 Jリーグも来シーズンからまた1季制にもどすんですってさ。 やっぱり2季制のルールを覚える前に終わっちゃった。 バカにすんなよ! もう見ないぞ! …と言いたいがフロンターレのアマノ君が出向(みたいな)でフロンタをいったん離れるのでせめて彼に花道を…の思いで今年だけはあと少し、見るけど。 腹もたつけどどうしようもできない、する気も起らない冷めた自分がいて寂しいようなどうでもいいような…。
P.S 週末、久しぶりの晴天で登山。 山梨百名山の「兜山」へ。 秋晴れは格別。 一本だけ紅葉してる木を見つけ、「一番秋見−つけた」 しかし山梨の山はどれも気持ちがいいのだけれど登山口がわかりにくい事が しばしばあるのが難ですな…。
「そりゃないだろ…」
講談社や小学館(だったか…)が意見書を発信してネットニュースでも話題になった例の「キンドルアンリミテッド」だっけ、私の作品も少し被害にあってたんだそうだ。 (そりゃ問題だ!!なんちゃって。苦笑) ほら、一か月いくらかで漫画とか書籍が読み放題!の商品が、予想より読まれちゃって(?)作者側に規定のロイヤリティが支払えなくなりそうなので人気作品を外した、それを出版社側が抗議したら、いきなり通告もなしで全部「棚」から外しちゃった、って。 えええ〜〜? そりゃないでしょう。 電子書籍は、パソコンで少しチェックする程度なのであまり関心はなく、もちろんその読み放題!が売りの商品は買ってもいなかったのですが。 (自分のが出ていたとなった許せん!なんちゃって。) 取次さん(佐藤秀峰氏、のところの電書ばと)に伺うと、(多分小さい文字で)ラインナップの作品は当方の都合で替えることもあります、と書いてあるらしい…ということは違法ではない、と。 世界最大手のアマゾンにしてはちょっとヒドイじゃありませんか? ユーザーは怒らないのかな…。 私も作品を提供した側なので一応被害者(?)というほどでもないけど関係はある…。 「オフサイド」とか私の作品はそれなりに好調だったそうだから…。 取りあえず怒ろう…。 ぷんぷん。 いくら法的には「シロ」でも道義的にはどうだろう? こんな事をしていたら今後信頼されなくなるんじゃないだろうか。 しかし、図らずも「電子書籍はある程度のユーザーは確実に存在する」という証明になったのではないかな。… それから日本のテレビでも生中継されてるからつい見ちゃうんだけどアメリカ大統領選の候補者の討論会ね。 最初は面白がって見てたんだけど、さすがにばかばかしくなっちゃった。 トランプ候補ね…。 女性蔑視発言なんかいまさら驚かないの。 さもありなん、て様相だし、むしろそうでなかったら「ウソだろ!」って思うくらい。 私が「そりゃまずいだろ?」って思うのは連邦税を19年だか払ってなかった、って方。 こっちも、法的にはクリアなんだけど…。 日本でも、何年か前、銀行がバブルのツケだかで大損害を被り、政府が援助(というか税金で助けた)ことあったでしょ。 あのあと、数年間くらいか(?)銀行は税金を免除されたんだ。 しかもそれ以来?銀行は景気よくて、毎年年初来黒字とかを続けたにも関わらず。 赤字だしたら3年間繰り越しできるんだよね。 そういう法律になってるからむしろ「赤字申告」は基本、なんてよく耳にするよ。 (私もその恩恵にあずかったことも) だから確かにトランプは自分で言ってるように「うまく節税しただけ、頭がいい」。 アップル社も本社をアイルランドに置いてるので「特区」で税金はほとんど払わないに等しいらしい。 もちろんそれも合法。 多くのアメリカの大手企業も似たり寄ったりではないかな。 でもさ。 みんながみんな規模はともかくこの手法をとったら誰が税金を払うのかね。 道路や警察や国家ははどうなるんだろうね。 トランプ支持者はなんで怒らないのかな。 トランプが税金(多分巨額な)免れた分、後ろで「トランプ」って書いてある帽子やTシャツを身にまとっている彼らが賄っているのにね。 …なんで怒らないの?!?!? で、討論会ではそれ突っ込まれると、「私は税法を変える、皆さんの税金を安くする」って偉そうに言ってたけどブラックジョークかと思っちゃったわ。 せめて「これからは自分も皆さまと同じ割合の税金(多分巨額)を払います」って言ってたら…苦笑。 なんであの頭の変な(髪型も)男がアメリカであれほど(3、4割くらいか?)支持されるのか何度説明されてもまったくわからんのです。 取りあえずアメリカ人じゃなくてよかった…。 あ、稲田大臣の「領収書」ね、全部同じ筆跡の手書きの、って突っ込まれてたやつ。 ありゃないでしょ… いくら「法的に何ら問題はない」って百回言われても、私達(青色申告)あれやったら絶対通らないよ、それどころか罰金ものよ。 ぷんぷん。 大昔漫画家としてデビューして何年か経ったころ、法人組織にはしてなかったけど一応国税の査察みたいなもんがあったのね。 もちろん初めてで。 で、怖そうなおっちゃんが来て、私の確定申告を細かくチェックしていくの。 それでこれはダメ、経費としては認められない、とかやっていくわけ。 (もちろん税理士さんまかせで私は座って聞いているだけだったけど) 余談なんだけど、なぜだかその国税査察官にお昼として「うなぎ」か「お寿司」だかをふるまうのが習わしだと。 つまり高いものを。苦笑。 (今はその習慣はなくなったそうですが) 話を戻すと、いろいろチェックされて、なんか罪を犯したような気分になってくるし、でも私が睡眠時間を削って毎週毎週懸命に描いた作品で稼いだ大切なお金を、なんでこの人が、漫画の現場を知らない人間がいちゃもん(若かったので…苦笑)をつけるんだ…と腹も立ってきたの。 まして、追徴課税が出そうだし。 それだからつい私、「政治家はいいよね」って嫌味言っちゃったわけ。 そしたら税理士さんは驚くわ、一緒に聞いていた母は「何てこと言うの!この子は!!」と怒るし、国税官にもにらまれて、なんか言われて。 (内容は忘れたけど多分叱責の類) 私はむりやり頭を下げさせられたわけさ。 それからはすっかり猫かぶって… いや、まじめに納税させていただいてますが…。 (時には赤字申告も…) なあんだ、あの時の私の失言、間違ってなかったじゃん!
P.S しかし稲田大臣、ってのはいつのまに涌いて出たんだろうね? あの程度でいつか女性初の総理に…なんてトランプより悪夢だわ。 あ、また失言をしてしもうた。 どうもすいません。
「エアインタビュー…?」
…なんてものがあるんですって。 ニュースによると、スポーツ選手のインタビューで実際に選手にインタビューしてないのにあたかもしたような文章を載せるんですって。 または既成の記事をつぎはぎしたりして。 雑誌名も出てたけど私もよく買って読んだサッカー雑誌だったわ。 好きな選手のインタビューとか有り難く読んでいたのに、ニセモノも混じっていたわけね…。 あーあ、裏切られた思いだわ。 あの雑誌、二度と買わないぞ…。 こういうのあるんだね。 スポーツ記事でなくても、例えば書評なんかで「実際に読んでない本」のこと書くとか聞いた事ある。 特に有名な人だったりする。 なんとなく中身がない文章あるんだわ。 具体的な事が欠けてるの。 主観のみだったりして、文章がスカスカで。 小説の中身よりも思い出話とか近況とか。 一番肝心の、最初にその本を読んだ時の「インパクト」の描写がない。 こういうの、実際に読んでないのかな?の疑い。 有名なノンフィクション作家で、一番最初の本が素晴らしくてブレイクして、売れっ子になって、でもその後の本から少しづつ「手抜き」になっていった人がいる。 ノンフィクションだから、実際に聞いた話のみで構成すべきなのに、水増しみたいな主観が多くなっていったものだ。 実際アシを動かさなくなったのか、仕事が増えてネタを小分けにしていったのか…。 もちろんつまらなくなったのでその後読むことはなくなったけどその作家さんのメディアの露出は増えていったっけな…。 最初の一冊は本当に密度が濃く、みずみずしく、よくこんな言葉を引き出したものだな、と感動したものだ。 それからネットニュースね。 あれもクセモノだわね。 クソもみそも一緒…いや、玉石混交、かな。 サムネイルだけ見るとついだまされちゃうのよね、クソが、みそのツラしてズーズーしく並んでいたりするから。 (それからネットニュースは古いものもいつまでもズーズーしく居座ってるよね…あれもウザい) 見出しでクリックして、読んでみた後「東スポ」発だったりするから。 (東スポってよく「カッパが出た」とか…昔は読んでたっけな。笑) SAP!の記事も雑誌ではネタ自体はおもしろそうなのに中身は浅い、というかリサーチが狭い記事が多くて…。 紙の雑誌では絶対読まない、信じないようなレベルの記事を、ネットだとついつい…。 多分エアも混じってるだろうね。 そんなものを有り難がって読んだり、あまつさえ内容を信じたりするのはばかばかしいな、と前から思っていたけど…。 (いや、つい読んじゃうんだけど…苦笑) NHKのBSで前に「マンガノゲンバ」って番組あったでしょ。 十年くらい前か…知人から電話もらって、その人が 「あなたの漫画を(その番組に)推薦してもいい?」って言ったのよ。 でも 「あれ、Mさん、漫画読まないでしょ?なんで??」と聞いたら 「うん、読まないよ、でもNHKの知り合いから頼まれちゃったんだもーん、なんか推薦してくれ、って」 ………。 幸い、というかその電話の前の週くらいですでに私の作品(イカロスの山)紹介されてたからやんわりと断ったけどね。 しかし、少々NHKへの信頼を失ったわね。 「ええー、漫画読まない人に推薦を頼むなんて、割といいかげん?」ってね。 ついでにその知人の信頼も。 「コネ」で紹介されて私が喜ぶとでも思ったのだろうか? 何でもいいからテレビに出ればうれしいとでも? 何より、そういう形で一度紹介されたらその番組で(正当に)推薦される機会を失う。 幸い、その少し前に私の作品(イカロス)は私が知らないどなたかが正当に評価して推薦してくださっていた。ほっ。 テレビとかで漫画の話題が出る時、そのキャスターが本当に漫画好きなのか、それとも「お仕事」なのでとりあえず気の利いた事言ってるか、は何となくわかるね。 漫画だけじゃないけど。 本当に好きだったら、話す内容が具体的、なんだよね。 具体的なエピソートに触れるもの。 それに表情でわかる。 目が輝くもの、本当に好きな事、ものを語る時は。 いつだか、(私の好きな)NHKの武田アナウンサーがさ、7時のニュースで暮れの紅白歌合戦のニュースを扱った時、相方の女性アナから「武田さんはどの歌手、歌が楽しみですか?」ってふったの、そしたら武田アナ、間髪を入れず「レベッカ!結婚前によく奥さんとフレンズ歌いました」って言ったの。 あの表情。 あれは本物だったわよ。 本当にレベッカの歌好きだったんだなーって伝わってきたわ。 …だからネットやメディアにあふれる数多のニュース。 ホンモノと偽物の区別くらいつけられるようになりたいものだ。 クソニュースを有り難かった読んだり待ったりするものか…。 それから月曜日に発売されるアノ男性週刊誌の見出しね。 相変わらず「この〜〜は飲んではいけない」とか「この〜〜は…」のオンパレード。 そんで必ず隣には「生涯・・・」。笑。 見出しだからオーバーにアオるのは仕方ないけどだまされるものか。 …と言いつつ今日も一応チェックしたりして。苦笑。 しかしほんとに多いね!
P.S 以前に知り合いに、 「サッカーの記事、たくさんあるけどどういうのがお勧めですか?」と尋ねら れた時は、一応 「新聞の記事がいいと思います。新聞は、字数制限がある中でぎりぎりまで文 章を推敲しているしチェックもされているので。」と答えました。 参考に。 そうそう、ネットのニュースではやたら文章が長いのあるね、そういうのは だいたいクソニュース。