PS. 何年かぶりに音楽CDを買おうと、ツタヤに行ったのよ。 そのミュージシャンの名前をはっきり覚えておらず、アルバムのタイトル名 もわからず。 だから探そうにも探せず… その上どのCDが販売なのかレンタルなのか全然わからない。 今年一番の売れ筋のはずなので何とかなるかと思ったのに…。 仕方なくカウンターで尋ねるも 「あのーコメズ…ヨネズ?ケイなんとか、って人の…」ってカッコ悪いったら ないの。苦笑。 そしたら置いてなかった。 (多分売り切れで) ユーチューブとかでただ聴きもできるけどでも仁義として購入しようと思っ たのに…。 CD売れないとか喧しいけど売ってなきゃ買えないじゃんよ! あの大きな三茶のツタヤになきゃどこに行けばいいのさ…。 ああ、聴きたかったのにテンション下がっちゃった。
夏子
「月折山が…」
日曜日に久しぶりに登山などを。 行先は、茨城県の袋田の滝近くの「月折山」(つきおれさん、と読む)なる標高404mの堂々たる低山(?)。 先日テレビで紹介されてて、名前も知らなかったけど紅葉シーズンだしなかなかよさそうな山なので。 登山というよりはハイキングですね。 常磐道を下り水戸の先、広々とした関東平野の田園はなかなかいい感じで…。 ぐるっと周遊して袋田の滝も見よう、と計画。 頂上まで1時間たらず。 久しぶりだったけどサクサク登る… 登山者はまばら… 紅葉は… あれ、山の方は終わってるのかな? やや少なめか…。 足下はなつかしいどんぐり… これを食べる獣はいるのかな… 猿も昨今は塩味や油気のあるポテチとかの方がお好みとか。 頂上近くはやや傾斜がきつくなるがロープを使って余裕で登る… すると。 登山道でご夫婦らしい二人連れが休憩してる… でも登山道の真ん中に座り込んで、ちょっとじゃまだな…と思うも、 「こんにちは」とあいさつを交わして追い越して頂上ヘ。 久しぶりの登山、10月にしては気温は高め、でも渡る風は確かに秋で…。 で、下山だわ… 袋田の滝はどの分岐かな…。 すると。 上空にヘリの音が。 ま、めずらしくないかな…でも。 どうも月折山の頂上を旋回してるようだ。 すぐ上で、何回か旋回したりホバリングしてる… 誰かを探してる? …つまり遭難事故か? もしかしたらさっきの…と下ると、まださっきの男性が登山道の真ん中で座っている… ああ、けが人だ。 それでこの二人連れが救助を要請したんだ。 男性に「もしかしたら怪我ですか?」と聞くと、 「ええ、そうなんです。下山の時、そこの木の根っこに足をとられて 転倒して… 今妻が頂上でヘリと交信を…」 やっぱりそうだったんだ! またヘリが「バラバラバラ…」とけたたましい音をたてて旋回してきた。 間違いない、この男性を探しに来たんだ。 でも山の斜面で樹木がじゃまをして、発見できないみたい。 けが人の男性の衣服は黒色、私の服は黄色、他の人は赤とか… できるだけ樹木が途切れたところに立って、私も他の登山者も大きく手を振る… 「ここです!けが人はここに居ます!!!」 もうすぐそこにヘリが飛んで滞空している、救助隊員の姿がはっきり見えた。 合図をしてくれたわけではないが、多分現場発見してくれたようだ。 よかった!… 実は後で思ったんだけど赤や黄色の服だとひょっとしたら紅葉とかぶったかな?笑。 白いタオルを振るのがよかったか…。 一緒に登っていたG隊長は昔とった杵柄か、血が騒ぐのか、頂上へもどって救助を手伝う… 私も微力ながら何かできないか… でも微力なので何もできず(笑)、せめてけが人のそばに居て、励ましの言葉をかけたりみかんを差し上げたり… 他の女性もゼリー飲料を渡したり…。 ま、私はじゃまにならないようにするのがせいぜいだけどね。笑。 漫画で何度も描いた「山岳救助」、目の当たりにするのは初めてのこと。 (ヘリは何度か見たことはあるけど) ヘリってなんてカッコいいんだろうなあ。 私はヘリを見るだけでも興奮してくる…。 ものすごい風が起こるのよね…。 山小屋に物資を運んでくれるヘリ、涸沢小屋の便槽を下ろしてくれるヘリ… 遭難者を助けに来てくれるヘリ…。 そして救助隊員が二人、到着。(これがまたカッコイイ…) なぜか福島県警。 茨城のヘリは出払っていたのか…。 そして「ここではホイストできないんで痛いと思いますが肩を貸しますので何とか頂上へ移動してもらいます。」 と、応急手当の添え木を。 しかし、どうも男性は足首を骨折しているらしく登るは無理の様子。 一歩も歩けず… ひざを着くだけでも衝撃で痛そうだ… (昔スノボで足首骨折したことあるけど痛いんだよね…ひい) 「…無理ですね…じゃおぶいます」 「現在けが人を補助、しかし頂上までの傾斜がきつく、もう少し 時間がかかりますーどうぞー…」 そんな感じでヘリと交信してる… ああ、これが山岳救助か…。 こんな低い山でも骨折したらもうヘリしかないかな…。 自分だったら…コワ。 20分くらいかな、男性は頂上まで運ばれ、そこでボートみたいなのに乗せられたのかどうか… ともかくヘリに収容された様子。 ヘリの音があっというまに遠くなる… よかった、無事救助されたんだ…。 月折山がとんだ骨折山に… お気の毒だ。 私は下山。 験が悪いので袋田の滝は取りやめ、登ってきた道を戻る… (道を間違えて少し回り道を…苦笑) しかし、携帯電話が通じるところでよかった。 奥さんも、携帯が通じた時はどんなにかホッとしただろうな。 ヘリも来てくれてよかった…。 (ヘリ救助は、県警なので多分請求はこないはずです) 自分でなくてよかった… 同行者でなくて…とつい思ってしまったけれど。 低山とあなどるなかれ。 教訓を胸にしたためる…。
PS. しかし、茨城ってけっこういいところだわ。 里山はいい感じだし、谷内六郎とか山下清の作品みたいで。 都道府県の人気ランキングで最下位、ってニュースを最近聞いたけど、私な らもっと上位に推すぞ。 だって甲信越ではもっとナニな県あるじゃない? 昔温泉慰安旅行とかで栄えたけれど今はすっかりさびれて…みたいな感じを 醸し出している○○県とか△△県とか…。 それに比べたら田園はゆったり広がってかやぶき屋根の家屋とか風情がある し、実ったリンゴの木のなんて美しいことよ。 気に入ったわ…。 ひたちなか海浜公園なんて、むしろ外国人に人気なのよね。 今はコキアの丘かな。 春のネモフィアはぜひ一度見て見たいわ。 ディスカバージャパン、ってやつ。 あ、古すぎ。