夏子
「小林亜星…」
逝く…。 ニュースで知ったのはゆうべ。 今朝の新聞記事で代表作(曲)の数々を知り、どれもそらで歌えることに、改めてすごい音楽家だったんだなと感銘を受けた…。 CMソングにアニメ主題歌。 どれも60〜70年代をまさに代表するものばかりだし、モロに私の10代!の頃! ガチ!ですよ! 一番頭が柔らかくて多感な時期に(まだ空っぽの時期に…笑)ホントに毎日のように耳にしてたからほぼ生活の一部。 さわやかでイキイキしてキュートなフレーズ(…今思い返すとホントに素敵なものばかり)を洗礼のように浴びていたんですよ。 小学生がそれこそスキップ踏むように口ずさむ…まるで水森亜土のイラストの世界みたいな。 (水森亜土も同世代のアーティストね) 可愛くて、カラフルで、リズミカルで… やっぱりスキップ♪ 「作曲・小林亜星」って知った時は「へえ!あんなおじさんがこんなカワイイメロディを」って当時ちょっと思ったっけな。 とりわけ私の世代はアニメソングですよ。 マハリクマハリタですよ! ババンボバンボン・バン・ボ・バンバンですよ! ガッチャマンにハマったし、ああ、怪物くんも大好きだったなあ。 ♪おれは、怪物君だ!怪物ランドの王子ダゾ!… 歌えるぞー、好きだったなあ怪物くん。 特に時々変調する箇所がオシャレで。 当時はアニメ主題歌はちゃんとそのアニメの主題歌として、その世界観で作られていたんだよね。 今みたいに内容と関係ないタイアップ曲を使用することは絶対なかった。 いつ頃からそうなっちゃったのか… 80年代かな?そのあたりからアニメ見なくなったな… 当たり前か、もう大人で、漫画家になってたし。笑。 ま、アニメは当時は「子どものモノ」で。 今よりもはるかにシンプルだしある面(セル枚数とか)では「ちゃちい」けど、テーマや物語はしっかりしていたなあ。 人生の始め、まだ頭が柔らかい… 頭蓋骨完全にくっついてない幼い脳みそにそういった「良質」なアニメを見て過ごせたこと、そして良質なメロディに包まれていたことは本当に幸せだったんだ…。 特に「魔法使いサリー」ね。 あの絵、可愛くてやさしくてあたたかいキャラは大好きだった。 (ジブリにも共通してると思うけど… あ、サリーちゃんの原作は横山光輝なのよね。 私はアニメのサリーちゃんの方が好みだわね♪) サリーちゃんって私が初めて遭遇した女の子キャラなのよね。 初めてテレビでサリーちゃんを見た時の衝撃たるや…。 それまでのアニメはオバQとか怪物くんとか、男の子だったのよ。 もちろんそれも大好きだったけど、やっぱり女の子キャラは感情移入の仕方が全然違う。 一応「少女」だったしね。笑。 「あ、初めて(それこそ歴史上初めて)女の子のためにアニメを作ってくれた!」って感じたもの。 女の子のために… 私のために。 私たちのために! うれしかったなあ!! もう一目で魅了されたわよ。 もーれつア太郎も楽しかったけど。苦笑。 そのサリーちゃんを思い出す時必ず一緒にあのメロディが聞こえるんだから。 切り離せないんだから。 あのメロディ! 小林亜星だったんだから! で、「寺内貫太郎」ね。 もう中学生(お笑い芸人でいるね、「もう中」苦笑)だったし人気テレビドラマだったからすごくよく覚えている。 正直お芝居は上手とは思えなかったけど、普通に毎週楽しく見て、翌日はクラスで盛り上がったものだ… 「ジュリ〜〜〜!」ってね。 今人気脚本家のクドカンもこのドラマの洗礼を受け、影響されてるそうだけど、クドカンはあまり好きじゃない… さすがに今このトシでドタバタはね…。 「寺内貫太郎みたいな」ドラマよりも「寺内貫太郎」の方がいいに決まってるもの。 その後、こっちも10代を終える頃にはアニメもドラマもメロディも一通り卒業してもう何十年も経って… 今日世田谷区のワクチン接種券が届き… もうそんなトシかい!!笑。 亡くなられて当時を思い出して懐かしかった。 当時は子供だったし全然意識しないで口ずさんでいたけど、本当にいい曲ばかりだった。 (というかカワイイ曲ばかり!) 「あ、あのメロディ、あのフレーズも小林亜星だったのか。へえ」 作曲者の名前を知らなくてもメロディは知っている、口ずさめる… これって名前が知られていることよりすごいことじゃないかな。 真に愛される、ってこういうことか…。
PS. ベストスリーを選ぶなら「サリーちゃん」「ガッチャマン」と… 「怪物くん」かな。
「ワクチン」
周りで少しづつ「ワクチンうった」を耳にするようになった。 私のカテゴリーはまだだけど、さすがに年内(!)には。 注射、やだなあ。笑。 ワクチン戦で日本は立ち遅れた、と言われてたけどさすがに軌道にのってきたか…。 その遅れに、批判が集中してたけどね。 メディアとか野党とか。 私も少し思っていたけど…。 でも先日テレビで「イギリスがいかにワクチン戦争に勝利したか」みたいな特集やってたのね。 すると。 スゴイ! もうほとんど諜報戦なのよね。 さすが007の国… 諜報活動はお手のモノというか。 もちろん表向き(?)正当なんだけど、かなりギリギリだったんじゃないかな。 ハッキングや盗聴とか、絶対やったと思うんだわ。だって007の国だもん。笑。 何でも、ワクチンができる前から購入してたそうな。 つまり、カネ出してたのよ。 情報を(ハッキングで…笑)集めて、ワクチンを作れそうな会社をいくつかピックアップし。 ひょっとしてそれ企業秘密じゃ…苦笑。 それも一社や2社じゃない、7,8社に声かけてた様子で。 「ワクチンできたら買うから売って」って多分カネ出してたのよ。 相当「捨て金」もあったと思うよ。 投資だね。 むしろそっちの方が多かったんじゃないか。 (日本の政府に文句言う人はそのことはどうなのかな。 血税をむやみに使うな!とか?結局文句言うんだろうね。) さらに、カネだけじゃない、人を…つまり治験参加者を提供してたっていうんだから。 もちろん囚人とかじゃないよ(笑)、きちんと募集して、集めたんだから。 国の危機、ぜひ協力したい、という勇気ある善意のイギリス人を。 そこはボランティアじゃないと思うんだけど、相当数を集めたんだよね。 万単位かな。 自主的に「ワクチンのために!」って胸を張って身体を差し出した「有志」の数も半端じゃない。 「一番先にワクチンを売って。その代わりに治験者とそのデータを渡すから」と。 これは敵わないわ。 日本ではあり得ないね。 「国が人体実験をやるのか!!」ってどっかの政党や団体が猛反対がでるのは明らかで。 私だってできないや。 いくら「神聖なワクチンのために」とはいえやっぱり怖い。 イスラエルとか、大金で買ったのかな?って思っちゃうけど(推測) イギリスは違うんだな。 これは確かに、「一番先にワクチンを買う」資格あるよね。 しかも、ある意味「実験台」の面もあるんだから…。 だから日本が立ち遅れたからって政府を批判する気にはなれないわね。 遅い組には遅いなりのメリットもある。 多くの国、多くの人間が試してくれて、もし何かあれば回避できたり、ワクチンを改良してくれたり、様々な情報やデーターが出された後に恩恵にあずかれるのだから。 どんな副反応があるとか、アストラゼネカは避ける、とか。苦笑。 ワクチンの打ち手が足りない、とメディアが伝えると「アメリカなんかは薬剤師がうってる」「医学生が」とか「イギリスなんかはボランティアまで」なんて。 さも日本が怠慢で無能かのように批判っぽくアナウンスしてるけど。 でも私は学生とかには打たれたくないなあ。 アストラゼネカのはいやだ…苦笑。 もちろん「治験」に参加するのも… ごめんなさいごめんなさい。 みんな「先にうってくれた国の、国民」のおかげだよね。 感謝、だわよ。 それしかない。 身体を張って、「ワクチンが安全かどうか」を教えてくれたんだから。 それはお金の問題じゃないよね。 だから私はワクチンが遅れたことで政府を責める気は全然ないの。 イギリスはそれだけの対価(お金だけじゃない)を払っているからね。 ですので私は一番ビリでいいです。笑。 私以外のみんながうって、するとすでに収束して、もしかしたら私はうたなくていいかもしれない…なんちゃって。 インフルエンザの予防注射もしたことないからね。 かかったこともほとんどなかったんだけど。 (3,4年前、初めて罹った。すごく軽かった。) 私は元々そんなに外食もしないし旅行もあまり興味ないからぜひワクチンをうちたい、とは思いませんが、早く収束はしてほしいと思っています。 やっぱり、なんか空を覆っているような重い空気が早く晴れてほしいし活気がもどってほしい。 マスクもやだ。笑。 特にどこかへ行きたい!ではなく何より「日常」を取り戻したい。 そう、「日常」を。 それが一番大切なんだ、とつくづく思い知らされた1年ですからね。 ワクチン競争には遅れましたが、それでも欧米に比べたらはるかに死者も桁違いに少ない。 「ワクチンなしでもここまでがんばってきた、もう少しだけがんばっ てくれませんか。 罰則でも強制でもない、 日本は他のどの国もできないことを成しているのですから。」 とか労ってくれないかな、総理とか都知事はさあ。 ヒステリックに危機感ばかり煽るよりほめて。笑。 そしたら気分も多少違うものを。
PS. イギリスはもっとすごい実験してるんだよね。 ワクチン打った人や検査して陰性だった若者を2万くらいだか集めて普通に コンサートして盛り上がった後検査して、どれくらいの感染者が出るか、 って。何カ月かかけて。 また、イギリスかどこかは忘れたけど幼児にワクチンの治験を実施してる の。 幼児は「早くお友達とあそびたいから」って立候補して。 これも日本じゃ考えられない! そうしたデータの上になりたっているんだなあ、つくづく。 代償も払わずに文句や批判ばかり言うのはクールじゃないね。
「ナオミ、カンバック!!」
あー、やっぱり棄権してしまったか…。 もっとも、騒ぎがどんどん大きくなっていく中で2回戦以降大丈夫かな? アウェイで(しかも苦手と言われるクレイコートで)容赦ないブーイングでも浴びせられるような事態になってしまったら…って気になってたから。 いくら試合後の記者会見拒否の「義務違反」でも、最初から「罰金」、そのすぐ次が「追放」(みたいな包囲網)はないだろうよ。 あまりに主催者側はお粗末な対応だったような気がするわね。 しかも4大大会まとめて勧告、なんてあれじゃ「強要」または「脅迫」ともとれる… 従わないなら出場させない、なんて。 刑務所じゃないんだから…。 まず「どういう質問が不快で不要なのか、今後どう改善していったらいいだろうか?」と話し合いと歩み寄りの姿勢をとるべきだったのでは? 大坂選手もそのことをテニス界全体で話し合ってほしかったんだろうと。 即レッドカード出すなんて。 むしろクソな質問をするメディアの方を警告・追放すべきでは? 興行は選手在りきで成り立っていてメディアもそれで仕事してるんだから、大坂のようなトップ選手を追い出してどうすんのよ…。 (もちろんスポンサーやスタッフが支えているんだけど、誰を支えている かって言えば「選手」さらには「素晴らしいプロの試合」だし。 ファンは、やはり素晴らしい試合を観たいよ、何をおいても) もしかして有色人種だから?って少しだけ勘ぐってしまったね。 もともとテニスは「白人」のモノだったからさあ…昔は。 若くて強い大坂が気に入らなかったのか…。 でも大坂なおみが特別メンタルが弱いとは思えないんだよね。 極論すればテニスのスーパースター選手はみんなそうだったと思うんだわ。 マッケンローやボルグ、ナブラチロワやエバート、グラフでさえ、もれなくテニス以外の何かと闘っていた…。 セレナもさっきテレビでそう言ってた。 え、あんな強い選手が?って思うけど。 むしろスーパースターの宿命、なんだろうな。 世界のトップで戦うってことについてまわる重い荷物を…。 多くのアスリートの「できるものなら逃げ出したかった」ってコメント、しばしば聞くもの。 (弱虫って言われるからできれば口にしたくないかな) 「今すぐ世界が終わればいいのに!! そうすれば試合に出なくていいのに!!」 それは悲鳴のようで。 もちろんそれを乗り越えて戦うから、素敵なんだけどね。 勝てば最高!だし負けたとしても、その負けの受け入れ方で感動したりした。 ブラジルW杯決勝で敗れたアルゼンチンのメッシが、勝ったドイツを仁王立ちで見つめていた姿… あれはよかった…。 笑顔も拍手もない、ひたすら拳を握りしめて… あの「絵」に比べたらどんな言葉も色あせる…懐かしい…。 ゲッツェの決勝点もよかったけど私の好みではメッシの仁王立ちだな♪ だってドイツ対メッシ、みたいな試合だったもん。 あれこそ「小さな巨人」だよなあ。… 話をもどすと。 超トップ選手が戦っているのはテニスだけじゃないからね。 時にジャッジだったり、パパラッチだったり、メディアだったり。 きっと一般人はもちろん並の選手でも想像がつかないような苛酷なプレッシャーの中にいたんだろうな。 テニスは、試合が始まるとコーチとはいっさい話せないんだよね。 アイコンタクトもだめなんだから。 どれほど孤独だろう! 孤独と戦うのは仕方ないにしても、メディアに対してよけいな消耗をしたくなかったんだろう…。 選手の義務、でもそれとてもツライんです!! テニス以外の事で戦わなきゃいけないんでしょうか?! テニスだけではいけませんか!?!?って訴えたかったのかな、ナオミ…。 アスリートの第一命題は競技をすることであって、競技を「語る」ことは、極限すればどうでもいいことではないかな。 そりゃ気の利いた事やおもしろい事をしゃべってくれるアスリートの方が記事にしやすいしメディアは仕事がしやすいでしょうよ。 でもそれって、メディアの側の都合だからね。 アンタたちの「シノギ」のために選手を追い詰めてどうすんのよ…。 ナダルが「メディアが伝えてくれるから」ともコメントしてたけど私たちが一番に感動するのはテニスの試合そのものだから、記事は二の次というか…。 私は好きだけどね。選手のプロフィール(横顔)を知るのは。 この件に関してのメディア側の反省的なコメントがほとんど出てこないことも気になるな。 横綱一人失ったのに…。 失ったんだよ。 よけいなトラブルを抜きにした大坂なおみのテニス観たかった。 苦手だって言われるクレーコートでどう戦うのか楽しみだったのに… 私たちも失った… 残念です。
PS. あ、4大大会主催者側が連盟で「歩み寄り」を表明ですって。 最初からそうしていればよかったのに。 今からでもナオミカンバーック!してくんないかなー! (70年代の大ヒット曲、「ナオミの夢」知らないかな? 私の世代はナオミといえば これ、ヘドバとダビデ、イスラエルのアーティストでした♪)
PS.2 あ、一人だけ「メンタル弱い」とは無縁の超トップ選手いました。 柔道の山下泰裕。 決勝の前夜、試合に備えてイメージトレーニングしたんですってさ。 相手がこう組んできたら、こう攻めてきたらこう動く、こう攻める… と一抹の油断に足下が掬われることのないように考えられる限りの組手を 想像したら… 「いかん、どうやってもオレが勝ってしまう!!」となったそうな。 さすが山下!