「松本零士とパンダ」
同列にくくるものでもないけど、同じ日にニュースで聞いたので。 松本零士は、うんと小さい頃動物漫画で初めて見たなあ。 少女雑誌かな。可哀そうな猫と少女の話…。 とにかく絵が可愛くてね。 すぐ好きになったわ。 初めて目にした猫漫画かもしれない。 その後しばらくしてから「ハーロック」とか「戦場漫画シリーズ」「ガンフロンティア」とか読んで、けっこう好きだった。 宇宙戦艦ヤマトは、あまり松本零士の作品という印象はなく、単行本も2巻くらいであまりおもしろいとは…。 やっぱりアニメの方が強いかな。 本放送の時、中学の友人がすごくハマっていて私に「古代君の絵描いてー」って頼んできたっけ。 今と違って資料もなくて、その友人はテレビ画面を直接カメラで写真撮ってプリントして渡してくれた…。 彼女は富山敬(古代君役の声優さん)にも入れ込んでたっけ。 今はスタンダードだけど当時は「声優推し」ってのを初めて目にしたわ、私。 でも、訃報のニュースでしばしば「反戦漫画家」をうたうのはやや違和感あり。 だって、松本零士の戦争漫画ってあまり「反戦」は感じなかったし、むしろイキイキと戦争描いてたような記憶が。 それがまだ10代の私には新鮮で、とてもクールに思えて好きだったんだけどね。 絵も独特でカッコよかったし。 あの前髪!笑。 (ドイツの軍服や鍵十字もバンバン出てたし…今じゃ全然アウトだね) 「ガンフロンティア」も、トチローとハーロックと、美女シヌノラの3人の珍道中というか3人やりまくり、殺しまくりの話だし。 あの頃の松本零士、一番油がノッテた時期じゃないかな? ある意味女性蔑視もはなはだしいけど、まあ今の基準にあてはめちゃいけないね。 実際私は相当好きだったし。苦笑。 でもやっぱり「反戦」のメッセージは当時の私は印象に残ってない。 単行本も全部持っていたけど今はもうないので…とっておけばよかったなあ、 紙本は貴重になってしまった…。 で、まったく関連はないパンダの中国返還ニュース。 いなくなっちゃうのはもちろん寂しいけど、でも繁殖を考えたら中国へ帰すのが一番いいのかな。 ずっと上野にいてもお相手はいないんだから。 でも和歌山の永浜は高齢なのにわざわざもどさなくても…と思わないでもないけど。 長寿と絶倫…いや健康の秘密を調査するかな? 永浜のこどもの「桜浜」と「桃浜」は、シャンシャンと同じく繁殖のためだから。 しかしパンダって、なんであんなにユニークな造形なんだろう? 可愛いにもほどがある…笑。 なんで耳、あんな形なんだろう? だいたい目の周りの黒は何だ?なぜ…。 どこから見ても何してても可愛い…爆弾級だよ。笑。 そんで、ニュースではいつもおっさん座りして竹食べてる場面ばっかりだけど。 だいたいいつも何か食べてる… もちろん食べてても可愛い… どこから撮っても絵になるし。 イラストにしても映える… 白黒でスタイリッシュだし。 でもいつもなんか食べてるか、遊んでたりごろごろしてたり、落っこちたりして人間は大喜び! いつだか動画でひたすら丘を転げ落ちるパンダも可愛い以外なかった…。 木に登るパンダ、めずらしく走るパンダ、けんかして吠えるパンダも、ああ、何もかも可愛いぞ!笑。 昔一度だけ上野動物園でパンダ見たことある。 オリの台の上になんかモップみたいなカタマリがあって、それが「フェイフェイ」だったかな。 オスが1頭だけの時期で。 誰も並んでいる人はいなかったっけな。 居なくなって寂しいのは飼育員さんも同じか、それ以上かな。 もっとも、飼育員さんたちは人気者のパンダでなくてもどの動物でも同じように心をこめてお仕事されているのは間違いないでしょう。 (むしろ、パンダ飼育係の重荷はいかばかりか…それから解放されるかな?) でもま、パンダは確かに可愛いけど、猫や犬も負けずに可愛いしおもしろいですよ! 家で飼えるし。 ぜひ機会あれば保護猫や保護犬を迎えてあげてください。 パンダと違ってたくさん居るし…なんちゃって。
夏子
「ブルース・リーの思い出」
月曜日、NHKでブルース・リーの特集やってた。 私はドンピシャの世代でしてね…懐かしい!! …と言いたいところなんですが。 中学1年の時映画にはまったのよ。 「タワーリングインフェルノ」「ジョーズ」「明日に向かって撃て!」、派手なアクション映画以外でもテレビとかでも今よりたくさん、深夜とかほとんど毎日のように名画をたくさんオンエアしてくれてね。(吹き替え版、もちろんカットも多かったけど) 「奇跡の人」「コレクター」「いちご白書」「卒業」「猿の惑星シリーズ」あげたらキリがないほど。 たくさんの映画に魅了された…作品が、というより映画というコンテンツそのものに。 こんな素敵な世界があるのか…と。 多感な頃だし。 で、「燃えよドラゴン」が日本で公開されたのは73年なのでもう「どストレート!」ですね。 でもね。 でも私は観なかったの。 というのも、公開された時すでにブルース・リーが故人であることを知ったから。 水野晴郎が映画紹介の時に「素晴らしい映画ですよ〜、でもこのヒト残念なコトにすでに死んでるんですね〜」って…。 今でもよく覚えている…。 ええっ?! うそ!! こんなカッコいいヒトが?! もうポスターや紹介動画観ただけで惹きこまれて、あ、絶対好きになっちゃう! 映画はもちろんブルース・リーに!絶対タイプだもん、かっこいいし可愛いし! (東洋人だってこともすごくポイント高かった) でももうこの世にいないの? どんなに好きになっても新作はもちろんニュースすら二度と会うことができないなんて! そんなの悲しすぎる… 思春期ど真ん中の私は、本当に本当にこの映画を観たかったんだけど、あえて「観るまい、観たら絶対ファンになる、好きになればなるほど悲しく苦しくなるだけなんだから…!」と、ブルース・リーの存在を頭の中で消去したのだった。 ばかみたいだねえ…苦笑。 どうせ映画スターなんてスクリーンの幻、存在していようがいまいがどっちだって同じじゃないの…と当時は考えるコトができず、ようやく「燃えよドラゴン」を観たのは公開されて5,6年くらい経ってからかな。 そん時はすでにブルース・リーに恋することはなく、「カンフーは新鮮でカッコいいけど物語としては大したことないな…」と冷静に思ったのでした。 他にも何人か好きな俳優さんはいて、ロードショーとかの映画雑誌あるでしょ、あれの小さな記事、4,5行くらいのベタ記事でも載っていればラッキー、名前を見つけるだけで幸せな気分になれて… もちろんカラーグラビアなんかあったらもう夢見心地♪ 今みたいにネットもないしね。 わずかな情報をかき集めてはうっとりしてたのさ… 純情だねえ。 お小遣いだって少ないからとても毎月雑誌を買うコトはできず、こそこそ立ち読みしたりして。 いつだか、職員室の先生の机に多分生徒から没収した「ロードショー」のバックナンバーを発見した時は読みたくて読みたくて、職員室に行くたびそれが有るのを確認して、ドキドキして…。 そして学期末かな… とうとうそれ持ってっちゃったのよ。 つまり盗んだワケ! 神様、私は罪を犯しました… お許しください。笑。 ドキドキして家に持ち帰ったそれを1ページ1ページていねいに読んで、後ろめたさとうれしさが混じった、複雑な気分だったなあ。 その雑誌の俳優の人気投票では故人であるのに4,5年間かな、ブルース・リーはぶっちぎりで1位だったなあ。 本当に日本だけでなく、世界中で大人気だったのよね。 今さらながら。 遅ればせながら「燃えよドラゴン」観てつくづく思ったのは柔道着とかの道着、って黄色人種が一番似合うな、って。 どんなに強くても上背があっても、白人やアフリカ系って「悪役」なんだわ。 やられ役というか。 絶対に主役にはなれない…。 カンフーはアジア人が一番強く見える。 一番カッコいい。 これはもしかしたら「ブルース・リー」のおかげかもね。 本当にブルース・リーってカッコよかったもの。 「カンフー功夫」という単語は彼とともに現れ、世界に認定された印象。 小柄なのに…小柄だからかな? あのスピード感と無駄のない肉体・動きに惚れ惚れするわ。 真の強さはかくあるべき…と心から思う。 その後ジャッキー・チェンやリー・リンチェイ(ジェット・リー)につながるのかな。 二人とも強くて、明るいのよね。 チャーミングというか。 ブルース・リーは、ストイックでどうしても悲壮感が漂っちゃう。 ハンサムだし死んじゃってるし。苦笑。 死んでなかったらなあ、きっと映画観てたなあ。 観ておけばよかったのかな…。 思い出としては中身はゼロで、幼かった自分の乙女ぶりが可笑しいやら愛しいやら。 そのブルース・リーに「ヌンチャク」を教えたのが倉田保昭で、その倉田保昭はうちのすぐそばに住んでるの。おほほ。 わりと最近何度か見たけど今でもカッコよかったよ!うふふ。
PS. …でもテレビでブルース・リー見ながら何となく中川家の兄さんの方に 似てるなーとも思っちゃったんでした。笑。
「渋谷はいつでも工事中」
災害に強い街を造る、てなテーマで渋谷はずっと工事してるね。 (用事がなければほとんど行くこともなく、たいてい電車乗り換えで通り過ぎる程度だけど) 思えば渋谷は10代の頃から一番身近な都会だったなあ。 (小田急線沿いのコは新宿なのよね。私は東急線なので渋谷) 初めてのロードショー映画も渋谷の東京文化会館(今はヒカリエになっちゃった)だったっけ。 ちなみに観たのは「タワーリングインフェルノ」♪ 中学の時、母ちゃんにもらった1万円(!!当時としては目玉の飛び出る額!!)握りしめて友だちと服買いに行ったのも渋谷… 渋谷SEIBUで…。 今みたいに安くてかわいい服なんかなかったから考えて考えて迷った末に、もう思い切って8000円くらいしたサロペットジーンズを買い、残りでたしか、幅広の赤と白のボーダーTシャツ買ってでコーディネイト。 かなり気にいって、まあまあ似合ってたかな。 …でもそれで1万円使い切っちゃって。 着回しのバリエーションが全然できなかったのが少々残念だった…。 ちなみに一緒に行った友達も、「同じのがほしい」って翌週やっぱり1万円握りしめて同じ店に行ったっけ。 今みたいにH&Mとかユニクロとか、700〜800円くらいの安くてカワイイシャツやパンツがあったら、1万円あったらもっと枚数買えて、いろいろ組み合わせて楽しめたのにな。 せめて109があったら…。 高校卒業してまもない時、地下鉄から地上に出て、いきなり初めて109見た時はたまげたもんだ…。 同じ頃初めてバイトした喫茶店や居酒屋もここらへん…とっくにない。 どっちもクビになっちゃったんだけどね。だはは。 映画は、名画座というものがあったので300円とか350円で洋画が3本は観られたの。 大好きなロバート・レッドフォードの「スティング」と「明日に向かって撃て!」がいっぺんに観られた時は本当に幸せだったなあ…。 で、東急本店が31日で終了、とのこと。 さすがに東急本店には思い出はほとんどないわ。 存在は知ってたけどさすがに高級品ばかりで縁はなく趣味合わなかったしね。笑。 今でもだけどいわゆるブランド物って全然興味なかった。 おばさん臭いなあ、って思ってたよ。 とっくにそのトシなんだけど。苦笑。 よほど用がなければ行くとこじゃないね。 いつだかあの通りの前をたまたまタクシーで通って、運転手さんがしみじみ、 「ここでお客さんがいるの見たコトないや…なんであるのかね」ってつぶやいていたっけ。笑。 去年かおととしだか、どうしても東急本店にしかないショップがあってね。 (ワコールのオーダーブラ) しょうがなく行ったのよ。 階段とか廊下とか、デパ地下の食品コーナーとか見て、つくづく 「古いなあ、天井も低いし、階段も味気ないデザイン… コーヒーショップなんかもモロ、昭和のテイスト… ま、それはそれで味わいと言えなくもない…」なんて思ったよ。 懐かしくもある…レトロ感。 しかし、やっぱココだめじゃん!って思ったのは付いてくるポイントの低さだよ! オーダーブラジャーはまとめ買いしたから合計4万くらいしたのね。 でも付いたポイントは、ほんのわずかだったの。500円くらいだったかな? ちなみに伊勢丹なんかは(Iカードの会員のステージにもよるけど)2割引きだよ? ヨドバシなんかはいつでも1割のポイントだよ? 1万円くらいの家電買ったら帰りに電池とか電球とか、充分に買えるよ! 伊勢丹で服を何万か買って、ポイントバックで地下で豪華なお惣菜が3,4品は買えるんだよ! それにくらべて東急本店は…はああ。 「ええっ?わざわざ外のATM行って現金下してきて (現金払いでだけポイントが付くカードだったので) それなのにポイントコレだけ?!?!」って思わず叫んじゃったわよ、私。 オワッテルなあ…。 閉店もいたしかたあるまい…。 それにしても渋谷すっかり変わっちゃった。 とくに東急線、あの通路もとっくになくなったし新しいビルがにょこにょこ建っちゃった。 私が使う地下鉄、地下4階でしたか!知らなんだ。 駅ビルかどこかに屋上公園もあるんだってね。 だから私渋谷の駅通路で迷うんだよ。 駅の人に道聞いたり。 今どき、外国人旅行者の方が渋谷よく知ってるんじゃないかな? で、「私の渋谷が…何がヒカリエだ、しゃらくさい名前付けやがって…」 ってブツブツ文句言いながら歩いていると、同じようにブツブツ文句言ってるババア…いやご婦人がいて苦笑い。 変わらなかったのは宇田川交番。 スペイン坂もいちおう、まだ坂道だ…当たり前か…。 20歳くらいの時、ここであやしげなキャッチセールスにだまされたっけな…苦笑。 昔から定番なのよね、渋谷でキャッチ、は。 うれしかったのはその東急本店向かいに「ヨシモト無限大ホール」を見つけた時。 「あ、大好きな男性ブランコが出てる、オズワルドもトリなのかな? 見取り図とか、テレビで見る芸人さんがいっぱいだー…」って中学生みたいに胸に手をあててときめいたっけな。笑。 いつか観に行こう、っと。苦笑。
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