シルバーウィーク…?ですってさ。 いつのまにこんなしゃらくさいものが…。(2,3年前からかな) 土日も入れて5連休か… まったく連休でイイコトなんかひとつもないのは昔からだわい。 いくつかの休日が、ハッピーマンデーとかで(しゃらくさい…)第何月曜日、になってもうすっかり定着しちゃったんですけどね。(迷惑な…) ジャンプの作家さんなんて大迷惑でしょうね、〆切が早くなって。 発売が土曜日になるの?読者の方は大歓迎でしょうが印刷所さんや本屋さんとかもさぞかし大変でしょう…気の毒に。笑。 〆切が2,3日も早くなっちゃうなんて、ゾッとしちゃいますね。 ジャンプでなくてよかった…。 もっとも私がデビューした頃はGW休みもお盆休みもなかったんだから、それに比べたら天国ですよ。 なんちゃって。 GWなんか普通に〆切あったので、当時の仕事場から首都高速の渋滞見下ろして「ざまあみろ」とうそぶいてたもんでした。笑。 あ、ラグビーがすごかったみたいですね。 私なんかW杯をやってることすら知らなかったのでニュースで聞いてもピンとこなくて。 でも現地(イングランド)では大騒ぎだったようですね。 漠然と、サッカーのW杯で日本がブラジルとかドイツに勝っちゃうよりすごい出来事だったみたいです。 「日本になんか負けて国民に申し訳ない」と謝罪する南アフリカ…なんてニュース聞くと(そんなに恥かい!!)サッカーのたとえよりもっとすごいんですね、きっと。 でニュースで試合のダイジェスト見ると、もうまるでいにしえのスポ根漫画もここまでストレートには描くまい、と思うほどシンプルな、感動的な衝撃的な展開のようでした。 うん、「感動的」というのはこういうのを言うのですよね。 昨今のサッカー中継なんかでやたらアナウンサーが「感動の!」とか絶叫したりするけどね。 ちなみに私が感動したサッカーの試合は、やっぱりアトランタ五輪のブラジル戦、ジョホールバールのイラク戦、2002年のW杯ロシア戦、そして南アw杯のカメルーン戦、なんかですね。 やっぱり勝利!でないとね。 (あ、なでしこの2011年W杯のドイツ戦、アメリカ戦もかなり♪あの澤選手の奇跡のフリック…♪) 感動っていうのはああいうのを…。 それ以上の快挙だったようです、今回のラグビーは。 スポーツはだいたい好きだけどラグビーだけはどうしても…ダメで、ルールもよくわからないんですが、ラグビーサポの方の号泣を見て、へえ、やっぱり本当に凄い事だったんだ、と遅ればせながら感動したんでした。 次の試合は見てみよう♪ 代表選手は外国人も多く、少々違和感もありましたが、でも日本の為に、とがんばる姿はちょっと新鮮でした。 願わくばこの後も勝利してほしいです。 (だいたい初戦劇的勝利の後に…ってケースはしばしばあるので…) なんか、トシのせいかどうか、夏の疲れが抜けきらなくて。 ぐっすり眠れるんだけど朝の目覚めがすっきりしない…。 去年の今頃は確かお腹をこわして(小腸炎、なる病名)入院してたから9月は要注意、ですかね。 ちょっと短いけどこのへんで。 皆さんも御自愛を。
夏子
大雨被害や欧州難民問題、地震や阿蘇山噴火、事件事故、もろもろあわただしい一週間でした。 長雨が続いて(大災害も…)久しぶりに晴れた土曜日に登山に行こうとした朝(トイレに…)どかん!と地震が起こり、猫がびっくりして飛び上がるも、テレビで震源やら震度やらの情報が即座に出て(いや、早い事!)まあ大丈夫だろう、と予定通り出かける。 山梨方面の小さな山(二十六夜山=にじゅうろくやさん、登るまで知らなかった…)はそれまでの大雨の影響もほとんどなく、早朝犬と散歩してるおじさんに「揺れました?さっきの地震」と聞いても「いや、ほとんどわからんかった」ということなのでまあ安心して登る。 土砂崩れとかはちょっと心配だったけど、山というのは樹林で守られているのでそれも大丈夫か、と。 で、ほとんど問題なく登って下りてきました。 しかし、小さいながらもなかなか心地よい山だったのにすれ違った登山者はゼロ! まったく誰にも会わなかった…というのは200以上登って多分初めてでした。 意外っちゃ意外、の「初めて」エピソートでした。 大雨被害と欧州のシリア(&イラク、アフガン等)の避難のニュースを見ていると、なんとなく気になったのは… どちらもトイレどうしてるんだろう? ってことでした。 町ごと冠水して水道が止まると、当然下水道も、アウトなんですよね。 つまりトイレ、流れない。 飲み水の確保も重要だけどそれと同じく、いや時にはそれ以上に深刻な問題ですよね…。 (飲み水はペットボトルとか運んでもらえるし) 大昔汲み取りトイレだった頃は大水被害あると当然、というか恐ろしい事に中身も全部、あふれちゃうわけで…(!)。 あれもそれもこれも、みーんなそこらにぷかぷか浮いて…。 「ちびまるこちゃん」にもそういうシーンが出て来たっけな。 「ほのぼの劇場」のほうだったっけ、あの漫画はおもしろかった…。 教室に「う○こ」が流れてきちゃって…。 なんて笑い話じゃない、被災者の方にとっては深刻な事この上ないだろう。 欧州の方はもっと深刻、というかそれどころじゃないのだろうか。 でも身一つで命がけで(本当に…)海を渡って、食べ物も飲み水もままならなくても、排泄はするだろう…。 お尻拭く紙は…イスラムの方は紙じゃないのかな… いつかサッカーの応援で中東行った時ホテルやスタジアムのトイレは水洗だったけどちょっと町中に行くとイスラム式のお尻洗い用のホースやバケツが置いてあったっけな。 ホースからは暑いのでなまぬるいお湯みたいな水が出て来て…。 その水も紙もなさそうだ。 テレビ画面にはドイツを目指すおびただしい人の波は増えるばかり。 電車に乗れなきゃ歩いて国境超えるぞ、とえんえんと続く行列… 靴は…靴下は…。 子供もいる…何日も歩いているという… 疲労は…想像も追い付かない…。 トイレは……。 ハンガリーはもちろんドイツのミュンヘンの大都市でも、一度に何千人ものトイレをまかなうことは容易じゃないだろう…。 テレビのレポーターは何も触れないし画面から臭いは伝わってこない。 猫のうんこですらものすごく臭うのに、あの人数の人間のそれ、となったら。 本当に想像するしかないけれど、多分とても凄い状態なんだろう…。 (想像したくないけれど……) 大変だな。 本当に大変だ。 少しでも早く普通にトイレで用をたせる日がもどりますように。 堤防をくずし、町を飲みこんだ水。 青空が戻り、なかなか引かない水。 飲み水、炊事用の水、必要なきれいな水。 洗濯用、掃除用の水。 お風呂の水。 何日かぶりでお風呂(自衛隊の、移動風呂とか)に入り「ああ、さっぱりしたあー」と本当に気持ちよさそうな顔。 トイレを流す水。 さまざまな水。 怖ろしい水、憎い水、どろ水。 貴重な水、ありがたい水、待ちに待った水…。 ひとすくいの水、 浜名湖一つ分(らしい量)の水。 台風の大気が温暖化の海水から水分を巻き上げ、雨になって河を下り、また海にそそぎ、そしてまた海水になって雲が水分を含み…。 山に降った雨は土が含み、浄化されて沢水になり、きれいな水に生まれ変わり…。 H2Oの循環…。 いろいろあれど、やはり大切な水。 「水」の不思議、ひとしお。
P.S どこへ行っても話題はあの「白い家」と「犬」と「電信柱につかまって 救助を待ったおじさん」。 生中継(何だよね…)見ててヒヤヒヤ、怖かったけどみんな無事救助さ れて本当によかった。 犬も一緒でよかった。 いい子にしてたね、さすが犬。 「猫だったらパニック起こして無理だね」と猫友達と。
バレーボール、残念でしたね。 ロンドン五輪で悲願のメダル(銅)後で世代交代の時期かと思い、そんなに期待していなかったので、思っていたよりよかったか、と。 あ、でも昨年だかやたらテレビで騒いでいた「ハイブリット6」って言葉、今回は使われなかったのはなんでだ? (それよりハイブリット6って何だったのか?…) 若手のアタッカーがのびのびと決めていたので見てておもしろかったし序盤は割といい試合を見る事ができました。 木村沙織が不調なのは残念でしたが…。 (でも一番上背があるのは木村なのね) 故障でもしてるのだろうか、もしくは古傷とか…もっとも怪我のない選手はいないかな? それでもなかなか決められなかったりそれで交代するシーンでは本人もすごくつらそうだったし見ているこっちも…。 でもちゃんとキャプテンとしてインタビューに答えているのは立派だったな。 しかし…う〜む。 ところでアメリカ戦見てて最初は見ても気づかなかったんですが、監督はカーチ・キライだったんですね!!! きゃー!!!! 現役時代大好きだったんだー。 80年代、バレー漫画描いてたから、代々木に試合観に行ったりしたなあ。 それで、プレスカードもらって記者会見にもぐりこんで、調子にのって質問とかしたもんだ。 東欧特有の、明るい色の髪(しかもサラ毛♪)に茶色い大きな瞳(目も大きいんだけど瞳の部分がさ、今時のカラコンみたいに大きいの)は萌、萌、でした。(ピクシーもこのタイプ♪)しかも真面目でど根性、バレーに対する真摯な姿勢はまさに「ミスター・バレーボール」にふさわしかった。 (ちなみに私の読み切りの「ミス・バレーボール」はここらから取ったのよ) 間近で見るとテレビの数倍カッコイイんだよー。 当時カーチが腰にはさんだ雑巾で、プレー中汗が床に飛び散ると(危険なので)すぐによつんばいでふき取る姿が好きだった…もう、萌萌。 (もちろん選手は全員そうしてたけどね、男子も女子も。当時のルールでは) ハンカチならぬ「雑巾王子」…そりゃないか。笑。 190cm、つうのはバレー界じゃ「小柄」になっちゃうのよね。(ひゃあ) でも目の前で見ると当たり前だけどものすごく大きく、でも顔は小さかった。 懐かしい思い出。 その時のアメリカ男子は世界1位で、ちなみに日本は5,6番手だっただろうか。 川合もこの世代よ。少し年下かな。 ついでに中国女子の監督は「郎平」でしたね。 少し前にアメリカの監督をしていたのは聞いたことあったけど。 ああ、あの郎平か。 こっちもひとしお懐かしい…。 84年ロス五輪の中国の金メダルの立役者でしたね。 (ちなみに銀メダルはアメリカ、日本は…銅) 郎平には日本は散々苦しめられたものだ。 憎らしいほど強かった… もう30年以上前かよ!!! 当時はまだラリーポイント制ではなく、1セット15点の5セットマッチ、サイドアウトがあって、サーブ権がなければ得点は入らなかった…。 この制度が導入された時正直複雑だった。 しかも、変える理由が(試合時間が長すぎる、という)テレビ中継の都合と知った時は腹が立ったものだ。 アメリカのテレビ局の、ね。 サイドアウトを繰り返して、粘って粘ってなんとかリズムをつかんで逆転勝ち、というのがバレーボールの醍醐味だと思ってたからなあ。 でももうすっかり25点、ラリーポイント制にも慣れた。 昭和は遠くなりにけり、だ。笑。 しかし、そのラリーポイント制によって、サーブ失敗すると敵に1点献上してしまうにもかかわらず、(今大会だけじゃなく)どのチームもどんどん「攻めるサーブ」を繰り出すのはすごい。 今の主流はジャンピングフローターなので、ほとんどバックアタックに近い威力だ。 そのまるで大砲みたいなサーブも凄いんだけどそれをレシーブしちゃったりするんだから凄いなあ、バレー選手は。 木村のサーブレシーブが悪い、とかリベロが弱いとか言う人がいるけどそういう人は一度あれをコートで受けてみるといいよ。 大砲の球みたいなのが真正面から来るんだよ。 テレビで見る時は横位置の俯瞰だけど、コートではタテ位置だからね。 ドガーン!!だよ、ドガーン!! お腹で受けたらゲロ吐くね。 頭だったら脳震盪、運よく手で受けられても素人なら骨折ね。 ヘタすると死ぬね…笑。 慣れるとあざなんかできない、全然痛くない、というからまじバレー選手は凄い。 「こんな痛みより球を床に落とす方が痛いよ…」は拙書の台詞でした。笑。 失礼!…30年も前の…ぎゃー!! 高校生の時、2歳上の姉のバレーの試合見に行った事あるけど、大昔の高校生(多分インターハイレベル、結構強かったの、うちの高校)女子のフローターサーブだって、間近で見たら大迫力だったからね。 高校女子だって、手元で揺れるわ曲がるわ落ちるわ…。 いわんや世界大会を、や…ですね。 男子の迫力は言うまでもないけど、あまりの大迫力であんまりラリーにならなかったりするからバレーに限っては女子の方がおもしろいかな。 日本男子は成績イマイチだからね。… 知り合いのバレーファンの美容師のお兄ちゃん(真央ちゃん大好きの)は真鍋監督が現役時代セッターだったことを知らなかった。 川合も、ただのデカいタレントと思っていたみたい。 中田久美、大林素子の全盛期も知らない…。 (だから大昔ミュンヘン五輪で日本男子が金メダル獲った事知らない人も多いだろうね…トホホ) その時の日本男子が上背に勝る海外勢に勝つために、時間差攻撃とかコンビバレーをあみだし、 (あれ、日本人が創ったんだよ!BクイックとかCとかDとか〜〜涙) (さらに移動攻撃とかも)世界と堂々と渡り合い、勝利した。 皮肉な事に海外勢のそのフィジカルでコンビバレーをマスターされちゃった日には、栄光の日本バレーはすっかり低迷し…。 今ではコンビバレーはもう当然のように定着した。(中学生、ヘタすると小学生でも?) 世界中で普通にやっている。 それを誰が創りだしたか名前は知らなくても、世界のだれもがそれをやっている、こういうのを「レガシー」、遺産、というのではなかろうか。 もしくは「文化」と。 ちなみにそれ以前のバレーボールはほとんどオープン攻撃ばかり、クイック攻撃は少しはあったけど。 創りだしたのは松平(監督)、森田、猫田、大古、横田、南、嶋岡、他ミュンヘンの日本代表よおおーーー…笑。 森田好きでした…髪型がカーチ・キライと似てる♪ そんな時代が長く続いたものだからもうすっかり日本は勝てない、って思ってた。 だから今回の女子バレー、結果は5位だったけれど内容は光るところは充分あったしこれからの伸び代を大きく感じたのでした。 ま、最終予選もあるし中国がイチヌケしちゃったので充分五輪出場はできると思ってます。 あとは「メンタル」ね。 メンタル。 上背のハンデは致命的じゃない。 充分戦える、と思ってます。 (メンタルよお〜〜) あ、新しいルールの「チャレンジシステム」はいいね。 少々時間がかかるので(生中継などの時は画像がすぐには出てこないので)少しもどかしい時もありますが。 ソウル五輪だったかバルセロナ五輪だったか忘れちゃったけど江上(古い!!)がホールディング取られた時に、このシステムが あったら…。 あれは絶対ホールディングじゃなかった…って江上も目を真っ赤にして言ってた。 懐かしい…悔しい…遠すぎる…。 さすがに日本の監督さんはしっかり見てる、って印象です。
P.S ジャニ付の中継もすっかり慣れました。(…) ジャニ付くともれなくスポンサーも中継も付いてくる。 ちなみに、日本ほどバレーボールの生中継してくれる国はそんなにないはず。 地上波で生中継を楽しめたのだから悪口言う筋合いじゃないですね。 もう慣れたし。 P.S2 火曜日から男子。 ありゃりゃ、男子は世界ランク20位?参加チームの中で下から2番目ですと。 1勝できればGOODなんですかね。 こんな日が来てたとは…。 トホホ。 でも19歳の石川?いいね。全然マッチョじゃなくてシャープなバレー。 バツグンのセンス、というのかな。 「涙バレ」の河合君はこんなイメージだったのよ。 古いッ。笑。
「平成狸ぽんぽこ」
テレビで観ました。 以前から評価高いのは知ってたけど何とく見損なってて…。 ようやく観られました。 が。 微妙! さすがジブリ!と感動する場面もあったのですが相変わらずジブリ…ってげんなりする場面も…。 物語の構成でリアルな狸と擬人化された狸が時々入れ替わるのだけれど、それ自体はすごくおもしろいし感動するシーンもあって。 リアル狸はさすがのジブリ、でもう動きなんか完璧でした。 狸、って結構顔がとんがって、きつい顔してんのよね…。 でも、擬人化…キャラ狸の方が、 かわいくない!! 全然可愛くないし古臭い。 なんか、北朝鮮とか中国の国産アニメみたいなダサさでした。 とくに、中途半端に服を着たり、日本髪のっけてたり、メス狸に人間みたいなおっぱいがあったり、あまつさえ、キスシーンなんかやられた日にゃ、もう静かに目を伏せ…。 ちょっとこのキャラデザはないでしょう…。 黎明期の東映作品だってもう少し可愛かったよ…。 さらに、いつもの事だけど声優が…。 エンドタイトルみたら案の定、名の知れた俳優ばかり。 でもなんで野々村真?泉谷しげる?石田ゆり子(ジブリ好きだよね)? いつものことだけど「わっ!……」でした。 清川虹子、ってこんなヘタだったっけ? もののけの時の田中裕子も「ええっ?」だったな…。 ハウルやもののけの森光子も下手くそだった。 それにくらべたらキムタクは思ってたよりずっと上手だったわい。 みんな、映画では演技派で通っていて、堂々たる存在感だけど、「声」だけを取り出すと… 決して「よく通るいい声」ではないんだな、声もひっくるめてやはりビジュアルの存在感あっての名優なんですね。 それに比べてやはりプロの声優さんはうまいです。 なまじ声優さんの顔を知らないからすんなり役にシンクロしているからこっちもよけいな事考えずにすんなりキャラに入っていけるものを…。 なんでジブリはプロ声優使わないのかね。 駿御大がプロ声優好まない、っていうのは有名ですが…。 (「風立ちぬ」なんてもう見てられなかった…違和感どころか不快感が…) それから、冒頭からナレーションが多すぎて、しかも噺家を起用してるから変なリズムでどうもなじめないし、 すんなり物語に入っていけない。 えんえんとあらすじをダイジェストで見せられてるみたいだった。 そりゃないでしょ…。 よかったシーンは、「狐の嫁入り」のシーン。 ほんの数秒なんだけど、あれはすごくよかった。 さすがジブリ、のセンスと動き。 なぜキツネの嫁入りを出すのかはおいといて、すごくお気に入り。 リアルだけど可愛い。 かわいいというよりそこはかとないユーモア…センスだね、やっぱり。 (鳥獣戯画を髣髴と) その次のカットの小さい阿波踊りもよかった。 なんで小さいのかはおいといて。笑。 ただただ意味もなくおかしくて明るくて。 阿波踊りとか、お祭りってそうだよね。 明るいんだよね、ひたすら。 明るくて美しくて、どこか懐かしくてそして一夜限りの命。 明日は現実が待っている…。 狸の「化け」をそういう風に表現してるところは本当によかった。 ひたすら明るくて間抜けで…悩むよりぽんぽこ踊りだす本能の、狸の狸たるゆえんみたいな…。 だからキャラ狸がもう少し可愛かったらさ!!!! 世界一のゆるキャラ王国が泣くよ、あれじゃ…。 高畑勲とあろう方が…。 ラストの、最後の全員化け、で失われた里山を一瞬再現するシーンは白眉でした。 泣けました。 「あれは小さい頃のおら達だ!」って叫んで泣きながら幻に向かって走り出すシーンは本当によかった。 (だからなおさらもう少しキャラ狸がかわいかったら…くう〜〜!) 走りながらキャラ狸からリアル狸に入れ代わり…そして自分達の創りだした幻ははかなく消え…。 あそこは、まさにジブリらしい、さすがのジブリ!でした。 子供達が「たぬきだー」って喜ぶシーンで、ニセコのスキー場でキタキツネ見た時を思い出した。 「まだキタキツネいるんだ!可愛い!」 いるんだよ、キタキツネ。 里山の背景もきれいで。 さすが男鹿和男兄。 (兄弟子なのよ、自称だけど。笑。漫画家になる前同じ系列の背景スタジオに居たの、私)笑。 よく登山に行く秩父山系の景色とかぶっていて、すんなり感動。 そうそう、木々や渓流、あんな感じなのよ…。 しかし、テーマは…。 「人間のせいで狸の住処がなくなって行った」つうのは、すんなり感動できませんでした。 東京に住み、あらゆる文明の恩恵を受けている身では…もうしわけありませんと狸さんに言ったところで 偽善的だし…。 「狸に人権を」と言われましても…すいません。 そりゃ無駄に自然破壊はしてほしくないけど。 道路とか、整備されていると雨の時とか安心だし…。 日本は7割が山なので少しくらい…笑。 でも物語の中の、「化けられない狸」は集団で死んじゃったんですか? あれひどすぎません?… 部分的におもしろいシーンはいくつもあったんですけどね。 「火垂るの墓」とかの出来と比べると…。 (火垂るの墓もある意味しんどいんだけど…) せめてプロの声優さん使ってください。 いちいち俳優さんの顔が浮かんでしまうのはうっとうしいです。 見る側にストレスです。 プロの声優さんは本当に物凄く上手いです。
P.S 随分前に、世田谷で狸見た事あった。 近所の駐車場で、夜だし少し距離あったけど猫より大きく犬とは違う丸い シルエット。 狸だったんだよ。 ほんとに絵本みたいに丸かった。 ぽんぽこ踊ってた。…うそつけ!