「セクハラ…」
テレビのニュースはこればっかりで、もういい加減にしてほしいのよね。 スケベ男もたいがいだけど、野党の女性議員の嬉々とした表情にはうんざりだわ。 そんなにケンカがしたいのかね。 ここぞ!とばかり… 「テレビに映るんだ!!」って? まるで祭みたいだ。 とにかく安倍を下ろせ! 麻生を辞めさせろ! 政権つぶせ! …その後は? 万が一政権取ったところで結局何もできなかったじゃないか…。 こっちは裏切られた思いだったぞ。 とにかく選挙が大好きなヤカラがいるのよね… 祭かよ、やっぱり。 ああ、うっとうしい。 貴重な国会を、こんなことで費やして。 他にいくらでも討議しなきゃならない問題はあるのでは? 次官を辞職したスケベ男。 私もテレビや週刊誌をちらっと見ただけなので詳細なんかわかりようもないけど、本人は「デート」の気分だったのでは? だいたいいつもこんなエロトークだから今さら「それはセクハラ!」って指摘されても、 「えー、いつもこの程度OKじゃんよ!なんでこれくらいで??」なのかな。 ヤったわけじゃあるまいし…? まったく… 家族もあろうかと。 さらに、テレビを見ている全国のお子様たちに何と言う…。 ま、いわゆる「お偉い」男性ってスケベなのよね。 それでいつでも自分が正しい、と。 今までずうっとそれで生きてきたから。 間違えてた時も、謝り方を知らない。 ああ、うっとうしい。 それに、当の女性記者も、なんで出てこないのかな。 当初はともかく、今ならみんな味方なのに。 いっぱし、社会人で、仕事してるんでしょうに。 次官一人葬ったんだから、今でも組織(テレビ局)の陰に隠れているのはちょっと違和感ある。 これが未成年とか、まったくの通りすがりの女性の被害者ならともかく…。 スクープをほしくて取材に赴いたのではないのですか? 何のために音声を録ったのか…。 週刊誌にタレこむのが目的ではなかったでしょうに。 どうやら自分トコの組織(テレビ局)の仲間に迷惑がかかるらしくて(出禁とか)自分トコからは告発できなかった、と。 それはそれでそっちの組織の問題ではないでしょうか? そっちはそっちの、組織の事情? 男社会のルール?があるのなら… 知った事か!そんなの。 「署名記事」ならこっちも信頼を置いて読むけど。 匿名のまま、ということでは共感できないです、私は。 LAW&ORDER(私の好きなアメリカのテレビドラマ)だったら被害者は一世一代の勇気を出して証言台に立ちますが。 そういう姿をさらすから、陪審員は「この人の言う事なら信頼できる」と有罪判決を下すのに… あ、これはテレビドラマの話ですけど。 「次官にも人権がある」と大臣が言ってまた炎上してたけどそれは確かに一理あるんですが。 「痴漢冤罪」とかのケースも聞くし…。 裁判では「疑わしきは罰せず」の精神もある…。 ま、次官もまったくのシロ!!って言い張るなら辞職する必要はなく、徹底的に裁判で闘うでしょうがそれをなさらずに「やめる」んだからクロいのかなーって思われても仕方ないね。 オレはセクハラはしてないけど業務に支障をきたすからやめる! 誰のせいだと思ってるんだ!!って誰のせいよ…笑。 その女性記者さん、許せないスケベ男に制裁を加えたい、というのなら組織の陰に隠れていては結局肝心の「真実」はうやむやのままでは? 本人に「セクハラと思っていない」って言わせておいていいの? 私は「誰と誰が」「いつ」「どこで」「どういう状況で」何が起きたのかを知りたいです… あ、そんなには知りたくないや。 くだらなすぎて。苦笑。 与党も野党もうんざり。 こうしてる間にも、まともな議員さんや官僚の人、そして日本中の多くの社会人は目の前の仕事してるよ! 週刊連載してる若い漫画家さん達は睡眠時間を削って漫画描いているのに…。 (私は3か月に一度の締め切りで夜は寝てる…苦笑) ほんと、いい加減にしてほしいわ。
PS. 先週末、新潟のかぐらみつまたスキー場で多分今シーズン最後のスノーボー ドを楽しむ…。 天気がよすぎてかなり暑く、上はロングTシャツ一枚で滑る。 それでもまだ暑い… でも柔らかい雪でバランスをくずして時々転ぶ… するとシャーベット状の雪が付いて、すぐ融けて濡れる… 春滑りはこんな感じ。 宿泊はいつもの温泉民宿。 昨年、お母さんを看取った宿のお父さん、前よりも明るくなってきて私も うれしい。 前から気になっていたのが宿の廊下に置いてあるアップライトのピアノ。 「誰が弾いてたんですか?」と尋ねたら 「せがれがね。作曲をしてたんだ。」と。 へえ!! あの無口な息子さん、音楽やってたんだあ! さらにお父さんは若い頃ギターを弾いていたとのこと! 意外な一面! 「ピアノもね、いちおう調律してあんだよ」と。 いいなあ… ぜひ聴いてみたい…。 私は「猫を踏む曲」と「駅馬車」くらいしか弾けない… ああ、ピアノが弾けたらいいのになあ…。 NHKBSでやってる「空港ピアノ」いいよね… いいなあ、ピアノ… もし生まれ変わった時はピアノを習いたい…。 「たぶん今シーズンはもう終わりかな、また来年、 必ず来るからよろしくね!」 「はいはい…」とお父さん。 今年は積雪量は多かったのだけれどこう気温が高くてはもう滑れないかも しれない… 高速入口へ向かう帰り道の端にはもうほとんど雪はない。 雪解け水の轟音(ゴーッってすごい音なんだよ。すごい量で)を後にして 帰路へ。 里山には山桜と私の好きなコブシの花…。 今年もケガなく滑れてよかった、ありがとう。…
夏子
「沈黙のハンター…」
沈黙、といってもスティーブン・セガールの新作映画ではない… なんちゃって。 ここ一か月ほど、室内でしょっちゅうハエを見かけるようになった。 いきなり暖かくなったからか…。 長年マンション住まいなのでハエも蚊も、ほとんど見ることはなかったの。 ゴキブリなんかもかなりごぶさたで…。 世田谷の商店街なのでもちろんたくさんいるはずなのよね、本来は。 実家にいたころは一軒家なのでしょっちゅう遭遇して「ひえー!!」てな思いをしてきたから、マンションに引っ越してから、「ああ、なんてマンションって素晴らしいんだ!」と感激したものさ。 とくに蚊、ね。 もうほとんど刺されることもなくなっていたから。 だからたまーにエレベーターなんかで蚊と「二人きり」になっちゃった時なんかは緊張感が走るよね。 絶対刺されないように、一人でばたばた身体動かして、タコ踊りしてるわけさ。苦笑。 それでも今まで2回だけ自宅マンションで「ヤモリ」と遭遇した時はびっくり。 でもなんかうれしかった。 肌色のトカゲみたいなソレを見た時、ほとんど初めて出会ったのにすぐ(ヤモリだと)わかり、「ああ、あなた、ヤモリね?居てくれたんだ、私の家を守っていてくれたのね…」と、ほっこり、懐かしいような気分に…。 でもちりとりで取って、窓から出ていただいた…。 マンションの外壁にしっかり あの吸い付く足でくっついていたけど…。 追い出したのかい、結局。苦笑。 その数年後、玄関のドア外に小さいチビヤモリに遭遇。 子孫だろうか… 今でもマンションのどこかで守ってくれてるかな? 何言ってんだ、 「おまえ、いつか母ちゃんを捨てただろう?」かな。苦笑。 去年はマンションのエントランスで花の苗を植え変えていた時、小さいねずみ(たぶんどぶねずみの赤ちゃん)がちょろちょろこっちへやってきた時も緊張した… ぐりとぐらに出てくるような、かわいいねずみだったけどやっぱりねずみはいやね… 私ねずみ年だけど…。 自宅マンションに住まわれちゃ困るのでそばにあったちりとりでそーっと追い払う。 そしたらねずみちゃんは手をあげて横断歩道を渡って(嘘つけ!)お向かいのパン屋さんに入っていったわ。 うん、そっちの方が美味しいものあるわよ。 よかったね…。 幸いそれ以来遭遇してないけど多分どこかにファミリーでいるんだろうね。 ねずみといえば大昔新宿の喫茶店でバイトしてた時、店の厨房にネズミ捕り仕掛けたのよ。 金網でできた、四角いドーム型のネズミ捕り器。 そしたらある日それにねずみが入ってたのさ! 「お、ほんとにつかまえたぞ!」とみんな歓びながらも 「はて、捕まえたはいいがこの後はどうしたらいいんだ?」ってことになって。 店のマスターもバイトのお兄ちゃんも 「お、おれ触れねえよ!」 「俺だって無理!」ってびびって、檻を囲んで固まっていたっけな。 もちろん私もできないよ…。 「このまま、網のまま水いれたバケツに沈めるんだ!」って誰が言ったか、その通りにしたのかもう覚えてないけど…。 ゴキや蚊を殺すのには躊躇しないけどネズミになるとさすがに…ね。 で、ハエね。 外から入って来た感じじゃないの、そしたら今までだって見たはずじゃない? どうも、室内、もしくはポストスペースとか通気口とか、そういったところでねずみかなにかの死骸があって、そこで繁殖?…とも思ったんだけどそしたらもう少したくさんのハエが飛んでいるかなあ、と。 毎日2,3匹程度(多い時はそれ以上見かけるけど) やっぱりマンション内のどこかで適当に産卵しているんだと思う。 昨年から天窓近くに置いてあるプランターあたりあやしいかな…。 キッチンとか、猫トイレの方からは来ないから。 プランターでウジが涌いているわけ?ゾゾーッ。 そのプランターは高いところにあるからすぐには確かめられず…。 ま、ともかく飛んでるハエは退治しなきゃならないので百均でハエタタキを買ってくる。 たたくにはやっぱりこれが一番なのよね、あのしなやかさが最高♪ 見つけたら、そーっと忍び寄って(ここが沈黙の、ってやつ)一撃必殺! しくじると飛んでいっちゃうから。 きゃつらは羽を持ってる…。 場数を踏んでいくと、だんだん上手くなってさ。笑。 かすかな羽音や気配がわかるようになって… 居るな、って気が付く…。 気分は忍者かゴルゴ13…。 すり足忍び足…。 もしくは沈黙のスティーブン・セガール… かつて大阪に在住し、寝屋川弁を話せるというハリウッドのアクションスター気分か…。 ハエの動きを見切って… シュッ! 殺った! おお、なんてデカイ銀バエだい… 不快な中にも快感が。 どっちだい…笑。 達成感と爽快感も。 だんだん楽しくなってくる…。 弑逆とは快楽也… おっと。 連日1,2匹殺る。 だいたい見つけるのは午前中なので朝起きるのが楽しみで… さあ今日も殺るぞ…ひひひ。 猫のアビも大活躍だ。 きゃつら(ハエ)を見つけるのはキャッツの方が先なので、興奮した動きをしてたらたいていそばに居る。 アビも見つけたら大興奮で楽しそうになぶり殺しにしている…。 ずたずたになったハエがあおむけで足をばたばたさせて見せる断末魔は、ちょっと哀れも… ハエが手をするアシをする… 手はないね… 一茶先生…。 最近はキンチョールとハエタタキの二刀流だ。 左手でクスリをシュッとひと吹き、もがいたところを右手でハエタタキ。 一丁あがり。 (臭いがいやなのでキンチョールはほんとに最小限、だけど) しかしひと吹きで殺すんだからこんなクスリを作る人間は恐ろしいねえ。 ネットで古来のハエ取り紙(黄色っぽい、ねばねばしたやつ)を取り寄せ、吊るして置いたら今のところ1匹だけ捕獲… ちょっとうれしい…。 たくさん取れたらそれはうれしいのか気持ち悪いのか…ビミョウ。 でも最近は1匹いるかいないか、かな。 ちょっと少なくなってきた… それはそれで少しさみしい…なんちゃって。
PS. 20年以上前、近所の駐車場でタヌキを見た時は感動した…。 のらタヌキか…。 登山の時は猿やカモシカ、キタキツネ、(一度だけヤマネ見た!)とか いろいろ見たけど、都会では格別。 登山の時見て哀しかったのは捨てられたらしい犬や猫。 特に犬は人間を忘れていないようで、止まる車に近寄っていた。 哀れだ… 捨てたヤツ、懺悔しろ。涙。 猫は私を警戒し「近寄るな」って眼で睨んでたっけな。 たいてい猫はそういう目してるけどね。 うちのにゃんどもも。苦笑。
知り合いに「何かおもしろいDVD」ないかい?」と聞いていくつか紹介してもらい借りて見た。 普段はあまり見ない邦画や韓国映画などもあり。 全部で6作。 仕事をしながらだったので吹き替えのついてるものはそれで…(邪道かな?) まずフレンチサスペンスの「ELLE」、イザベル・ユペール主演。 もちろんまったく知らない映画。 しかしフランス映画らしく、スタイリッシュだけど意味不明の展開でかなり集中しなければならず、仕事しながらではなかな…。 というわけで残念。(私のせい、ね) 次は宮沢りえ主演の「湯を沸かすほどの熱い愛」 てっきり宮沢りえが男から男へと渡り歩く官能映画かと思ったら家族モノでした。 う〜ん、いわゆる「泣ける」カテゴリーなんでしょうが少々「作った」感が強く、それほど感情移入はできず。少し子役がわざとらしかったかな。 一か所だけ「お」と思ったのは末期がんの母親に扮する宮沢りえのラスト近くのビジュアル。 かなりリアルでもう死んでいるかと思うほどのやつれ様は女優魂を感じました。 だってねえ、女優さんてきれいに映りたいでしょうから…。 それ以外ではあまり…。 これで泣くほど私は素直じゃないので私の責任。 三作目はちょっと頭を軽くしようと「新感染」という韓国映画。 これがけっこう当たりでした。 ゾンビ映画は好きじゃないし、韓国ものによくある人情模様もくどいんだけどそれが気にならないほどテンポがよくて。 映像やアングルもシンプルでスタイリッシュだった。 特にラスト近くの走る列車を追いかけてくるゾンビの群れ、列車を掴んでできる累々のゾンビ絨毯は圧巻だった。 怖い、というより笑える、というか。 でも構図は力強くて美しいのよね。 誰が生き残るのか…おそらく子供や妊婦は大丈夫だろうという「お決まり」は守られるだろうと思いつつ、まさか……とは。 いやいや、傑作でした。 でも「泣けるゾンビ映画」との触れ込みですがこれくらいでは私は泣かない。 へそ曲がりなので私の責任。笑。 さあ気分が乗って来たぞ…と知人が絶賛の「お嬢さん」(これも韓国モノ)へ。 名作「オールドボーイ」のパク・チャヌク監督、こった構成だけどやや複雑すぎてあまり感情移入できず…だって「レズビアンもの」なんだもの。 ちょっと…苦笑。 でもそのシーンはなかなかの熱演で好きな人は好きかも。 ヒロイン二人が「石原さとみ」と「松嶋菜々子」に似てる。 時々「椿鬼奴」にも…笑。 チャヌク監督の大好きな(?)拷問シーンもあります。 韓国人俳優のしゃべる日本語のセリフはやや残念(でもエロな放送禁止用語がちょこちょこでてきてそれはそれで味わいがありました)。 長かったので早回しでみた私がよくない…。 ラストは知人のイチオシの「ああ、荒野」。 今をトキメク菅田将暉がボクサーを演じる。 もう一人の主演(どっちかというとこっちの方が主か?)が韓国人俳優のヤン・イクチュンは結構好き。 (傑作「息もできない」の監督・主演) この二人の存在感が全て、というか。 二人の若者の孤独と葛藤と怒りや望みがテーマの、ボクシングを題材に展開。 へえ!菅田将暉ってこんないい表情をするんだ! 知らなかったわ! 印象的な場面やセリフもたくさんあり、かなりの見ごたえ。 もちろんいくつかはツッコミどころもあるが。 (ラストの試合、普通レフェリーが止めないかね?とか) ボクシングって、よく「リングでは孤独」って表現されるけど実は逆なんだよね。 ボクサーにとっては、ボクシングをしない方が孤独なのよね。 あいまいな不安や不満、怒りもイライラを抱えたまま普通に毎日暮らす方が苦しいんだわ。 他人と、かかわっているようでかかわってない。 自分の望むようには。 彼らが孤独でない、と実感できるのはリングに上がった時だけ。 闘っている時だけ彼らは目の前のもう一人のボクサーと通じ合えるんだ。 そういった感情がていねいに激しく、時にいとおしくつづられていく。 最後の試合に臨む二人、そのただ一つの試合のためにめぐりあった二人の若者の人生、運命…それは始まりなのか終わりなのか…。 いやほんとに菅田将暉がよかったわ。 でも素晴らしい作品ではありましたが原作が寺山修二、とのこと。 さすがに少しテーマが古いかな、とも感じました。 特にデモのエピソートなどはよくわからなかったし 女優さんとの色っぽいシーンやエピソートは少々ありきたりか、と。 それにかつて力石徹の葬式を執り行った寺山修二、ということも有り全体的に「あしたのジョー」のオマージュっぽく感じました。 懐かしいデジャブ感は悪くはないんだけどオリジナリティという点では少々…。 というわけで勝手な感想をあれこれ。 いやいや、昨今映画を一本創るのはさぞ大変でしょうね。。 見る方は気楽で無責任に言いたい事を言うものであります。苦笑。 でもほんとうはどれも見てソンはないかと。 すっかり映画レンタルのスペースが狭くなっていくばかりのツタヤを寂しいと感じつつ。
PS. 女子レスリングのパワハラ認定ね…。 あの決着は、なんとなく裁判の「司法取引」みたいだな。 比較的軽い方の「罪」は認め、もっと深刻な方はスルー。 第3者委員会が少々怪しい?… レスリング協会としては(栄監督を生贄にして)彼の権力だけをはぎ取りた かったのではないか?お偉いさんの「背広組」としては365日の選手育成なん てめんどくさいからやりたくないのでそういうのは「ジャージ組」に丸投げ して… 推測ですよ! 完全に追放はしない、もちろんこれからも選手を育てさせて、汗はかいても らうがそれ以上は与えない…。 まるで古代中国の去勢…「宮刑」みたいだ。 今後、協会には頭があがらないだろう…。 これはパワハラそのものではないか。 図らずも、谷岡学長の「パワーのない人間ですよ!」の言葉通りになってし まったワケか。 栄氏は負けた。 (というかスケープゴート?) 今後この人は選手に「勝者のメンタル」を教えることができるのか? 少女たちは万全の信頼を捧げることができるのか? 少女にありがちな、妙な「やさしさ」や「哀れみ」を抱きやしないか… それともそれを全部背負ってレスラーとして大人の女性として強くなれる のか。 私は正直五輪の金メダルの数だけをカウントするのはうんざりしてるので どうでもいいんだけど。 それよりもっとおもしろいレスリング見たいなあ、投げたりフォールした り。 にらみ合いばかりじゃ退屈。
「自己責任…」
少し前の八ヶ岳での遭難事故。 3人が亡くなられたのか…惨い事故ですが、どうしても違和感を感じました。 どうして7人がザイルで繋がっていたのか…。 私は冬山のその稜線を知らないし詳細もわからないので何も言えないのだけれど、詳しい人に聞いたところ、「やっぱりちょっと理解できない。ザイルの使い方が違っている…と、気の毒だからあまり言いたくないけど…」と。 「コンテニュアス」(登山者が同時に歩く)の場合、ふつうザイルでつなぐなら2人、せいぜい3人まで、と。 ザイルでつなぐ場合というのは一人滑落した場合、もう一人がそのザイルで止める、止めながらザイルを流して衝撃を弱めるためだから。 よほどのエキスパートでも止められるのは人間一人がやっと、と。 また、岩登りなどでアンザイレンする時は、登るのは一人、もう一人は動かずにしっかりした足場で確保の態勢を取って、いざという時(滑落)に備えている。 私も知識としてはそれくらいは知っているけど…。 だからなぜ7人が…、って。 遭難事故の場合続報が知らされる事はほとんどないので実際どうだったのかは結局わからずじまい。 こういう時、よく聞くのが「自己責任」っていう言葉だ。 私はこの言葉にもすごく違和感を感じてる。 自己責任ってつまりどういうこと? 私も山岳保険に加入するために一応知り合いの山岳会みたいのに所属していて。 もっとも、ほとんど形だけなんだけど。 その会で一緒に山行に行くことは全然ない。 (その会はエキスパートさんが多くてロッククライミングが主だから) 一応メールで「入山届」と「下山報告」を出すくらい。 たまたまその会の規約みたいのを見たのね。 そしたら「自己責任で登ること」と書いてあったの。 だから私、会長さんらしき人に 「あの、自己責任で登るって具体的にはどういうことですか?」って聞いたら、 「うん、それはね、もしなんかあった場合助けなんか求めるな、って事ですよ」 ですって。 ん?? その時もすごく違和感を感じて…。 じゃあもし遭難事故に遭って自力でリカバーできなかったり、怪我したりした時はあきらめなさい、つまりそのまま死んでしまいなさい、ってことでしょうか。 それはあんまりじゃないでしょうか。 スキー場でもよくコース外滑走は自己責任で、って聞くけどあれもどうかと思う。 事故が起きたら助けませんから、って事なのかな。 そして滑る方も、もし何かあっても助けてくれなくていいです、ってこと? 自分で戻れるならいいけど、怪我とかしたり動けなくなったらそのまま死ぬのを待つ、ってことでしょうか? そんなの無理でしょう!! 自己責任、って言ったっていざとなったら助けてほしいでしょう。 家族や友人がそうなったら「助けてください!」って頼むでしょう。 自分で「責任」なんて取れないでしょう! つまり「自己責任」なんて言葉だけじゃないですか。 現実では山でもスキー場でも、救助隊出てくれる。 (有料になるケースもあるらしいけど) 言葉だけが一人歩きしてる気がするんですよ、「自己責任」って。 できもしない事をお飾りのように使っているような…。 そして遭難事故が起きた場合、「勝手に登ったり滑ったりしたんだから税金使って助けるのはどうよ?」って意見も聞くけど、それにも違和感があります。 だって例えば犯罪者が逃走中事故起きて重症を負っても、助けるじゃないですか。 猫とか鳥とかが事故にあっても助けてくれるし。(消防署の管轄かな) それに比べたらなぜ登山者だけがいつも「自己責任」と非難されるのか…。 動物や犯罪者を助けてくれるなら登山者だって助けてくださいよ、と思う。 お叱りや反省はその後で…。 もちろん登山者も充分に備えておくべきですけどね。 とりわけ、今回のような事故が起きたら、その後でどういう形であれ 「なぜこうなったのか」 「今後どうするべきなのか」 充分に総括して知らせてほしいです。 聞けば答えてくれるような窓口がほしいですね。 私は知りたいです。 充分に備えたとして、どういう時に登山者は遭難してしまうのか?を。 あ、コース外滑走、あれは問題外ね。 いざという時「死んでも仕方ない」って覚悟なんかできるわけないんだから。 「自己責任」なんてあいまいな言葉を口にすべきじゃないです。 あまりに軽すぎる…。 パトロール隊だって、「助けられるけど自己責任でそうなったんだから助けません」なんてしないでしょう。 助けられるなら助けに行くでしょう。 以前に、スキーパトロール隊の方が訓練中に雪崩にあって埋まってしまい、仲間に助けてもらった時のことをテレビで見たことがあって。 その中で印象的だったのは 「雪崩に埋まった時は、当人は何もできないんです。助けてくれるのを待つしかないんです。」という証言。 想像するのもキツイんだけど、その時どんなにか助けを待つことか。 助けてもらった時、どんなに感謝することか。 だから…。 ちなみに、山岳会の知り合いに 「もし仲間が遭難に遭ったら助けに行きますか?」と聞いたら 「もちろん行く。行くに決まってる」と。 自分が自己責任で山に入り、事故に遭っても助けてもらおうとは思わないけど、仲間がそうなったら自分は行く、と。 ほら、「自己責任」なんて形骸化してるじゃないですか! もうこの言葉、封印した方がいいです。 意味ないんだから。 その代り、その言葉に変わるできるだけの「想像」をして山に臨むべきです。 例えば天気予報をチェックする、地図を頭にたたきこむ、雨具と非常食、着がえは当然もつ、登山届は忘れずに提出し、前日には充分な睡眠をとって、早朝出発を心がけ、天気の変わりやすい午後2時くらいまでには行動を終えておく…etc…。 そしてそれでも事故が起きた時は、お願いです、助けてください。
PS. 私は冬山には登らないしコース外も滑らない。 実は数年前に北海道でコース外滑って、そしたら「そこのスノーボーダー、 そこは滑走禁止です、命が惜しくないですか」ってアナウンスされちゃって ものすごく恥ずかしかった。 いいトシしてね。笑。