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2014年6月26日

「コロンビア戦」
 負けちゃった。
終わっちゃった。アイコン
しかも最悪の形で。

 さっきY新聞に電話で感想を聞かれたんだけどしゃべっているうちに支離滅裂になっちゃって・・・
頭を整理するために番外更新コメントをば。
ううう。涙。

 始めから不調やら故障やら病気(?)やら下り気味の日本チームなんで、さほど期待はしてなかったのですが、いざ負けてみると想像よりずっと悲しく、残念で・・・
思っているよりずっと感情移入してたんだなあ、あの子たちに。
前半、キックオフからずっと歯の根が合わず、身体が震えてガクガクドキドキして・・・アイコン
こんなのは初めて、あのドーハでもドイツ大会でもこんな状態にはならなかった。

 何というか、怖くて・・・。
「なぜ?」と記者さんに聞かれたんだけどよくわからず・・・。
「多分自分が、前よりもずっとW杯の重みを感じてしまったのか、と・・・。」
だから見ているだけでこんな有様なので選手に対して「メンタルがどうの」なんて言う資格ない。
ああ〜〜〜・・・。アイコン

 5大会連続でW杯出場できて、幸せな事にW杯観戦にも慣れて(!)、なんか当たり前のようにグループリーグ突破、なんて言われるようになったけど。
やっぱりね、今回は少し無理め、だったかな。
コンフェデからずっとこんなシーン(3点も4点も取られて負ける)を見てきたから結局変えられなかったのかな。
(むしろもっとひどい・・・)
残念・・・そしてなんか悲しい。
ひとしお悲しい。アイコン

 まあせめて敗因は検証してほしいわね、責任者がいるのなら。
ドイツ大会の時はなんかうやむやになってしまった記憶がある。
選手に「力が足りなかった」と言わせるばかりでなく。
なぜあの監督だったのか、舵を切り替えられるポイントはなかったのかどうか。
なぜあんなに選手のフィジカルがよくなかったのか・・・。
調整失敗の原因があるなら知りたい、ぜひ。

 南ア大会の時、守備重視とFK(だけじゃないけど)でグループリーグを突破できた。アイコン
でもそれがベスト16の限界、とも感じた。
攻撃ができなければそれ以上は望めない、未来を見据えて、というかブラジルW杯の為にザックジャパンが舵を切ったわけだ。
選手も「もっと上を!」を望んで、残念ながら挑戦は負け、と出たが、戦った証なのだから受け入れるしかないよね。

「勝ち」だけが存在するわけじゃないから。
時には「負け」も配られちゃうわけだから。
そう思って自分の頭を整理しているのであります。

 ブラジル大会で、トップ下香川、ボランチ本田、というのが私の夢だった。
夢で終わってしまった。 アイコン

P.S
 前からよく言われているけどメキシコチームなんか参考になりませんかね?
 小柄だし・・
 あ、小柄ってだけか?

夏子

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
2014年6月25日

「アメリカチーム」
 やっぱりW杯ですね。アイコン
グループリーグ2戦終わって日本は残念な結果だけれど(まだ首の皮一枚・・・)スコアレスドローが少なく(貴重なそれが我らがJAPANに・・・涙)逆転勝ちが多い、とも聞くしいい試合が多いかな。
怪我人も多くて始まる前は「どうなか?」と心配してたけど、結構熱戦が多くて割と楽しんでます。(日本戦を除く・・・涙)

 特にアメリカね。アイコン
特別好きではなく、選手もほとんど知らず、チームを率いる監督のクリンスマンくらいしか顔を名前が一致せず・・・。
それでも十分楽しませてくれる!
というより「強いわ、アメリカ!」ですわ。

 もとからサッカー人口は世界2位(ちなみに1位は中国。人口が多いので・・・)でプロサッカー不毛の地、なんて長らく言われているけどどっこい、日本よりずっと前からW杯に出てるしいつもちゃんとグループリーグは突破してる。
(日本と比べるべくもない・・・うう、涙)

 以外だけれどアメリカ、って「ど根性の国」なのよね。アイコン
英語で言えば「NEVER GIVE UP!!」かな。
女子の強さは知られているけど、男子もどうしてどうして。

 技術もフィジカルも当然あるけど、何より精神力がスゴイんだよね。
ひょっとしたら世界一かな、あのメンタルは。
ポルトガル戦なんかさ、2点目はお腹だよ、お腹でシュート!アイコン
日本みたいに「流れの中で」とか「自分たちのサッカー」とか理屈は言わないんだよね。
(言ってるかな?英語で)
今体現している、今走って、球追いかけてるサッカーが「自分達のサッカー」なんだよね。
その辺、すごくシンプルで力強い。

 1992年のバルセロナ五輪の男子バレーボールで思い出す光景がある。
グループリーグの日本戦、サミュエルソンという選手(スキンヘッドで熱血漢、日本リーグでも活躍してた)がミスをして誤審もあって、一度はアメリカ勝利が告げられたんだけど日本側の抗議で翌日判定が覆った。
(それは今でも当時でもすごく異例)

 確かに覆った判定自体は正しく、サミュエルソンがそれを招いた事は事実。
熱血漢の彼の心痛はいかばかりか・・・。
しかし、次の試合でアメリカチームはベンチメンバーを含む全員が彼と同じスキンヘッドにしてきた。
表向きは判定を覆されたことに対する抗議、という事になっているが、私の推測だけど、多分サミュエルソンを守ろうとしたのではないか?アイコン
マスコミや国民の非難・中傷から、何より本人の心の傷から。

「彼だって情熱ゆえにした事、アメリカチームは彼一人を責めたりはしない、
 俺たちはチームメイトを守るんだ!
 俺たちは仲間だ!・・」

 頭を丸めたから何だっていうんだ、それで判定が覆るわけじゃあるまいし・・・
実際敗北を招いたのは彼じゃん!と言う輩もいるだろう。
(日本ではよく謝罪の手段としても坊主頭が使われるけど)

 でも全員の坊主頭は壮観だった。
滑稽でかわいくて、そしてさわやかだった。
終わってみたらアメリカは銅メダルを獲得していたっけな。
(ちなみに日本はその時6位)
しっかり仲間を守ったのだ。・・・

 日本よりもはるかに熱血で泥臭いんだよね、アメリカって。
そして力強い。
(ここ数回必ずグループリーグは突破してる)
サッカーといえば欧州勢、のイメージが強くて今一つアメリカって存在感薄いけれど・・・。
そこらあたり、日本チームもぜひ参考にしてほしいわね。
言葉で「やるしかない」「あきらめない」と言うのではなく、ぜひ行動で。
うん、ぜひ。アイコン

 しかし、クリンスマン〜〜、現役時代と変わらずカッコイイわあ、とうっとりしてたら後頭部にザビエル禿げが、後光の如く。
(サッカー不毛の地、と長らく言われてきた)アメリカにサッカーの福音を告げに来たのだ・・・
なんちゃって。
いやいや充分カッコイイです、こんなチームを作り上げたわけだし。
仕事もできて、イケメンね。笑。
実はクリンスマン(サッカースタイルは置いといて)顔だけ見たら外国人では一番好みなのでした。
見た目だけで言うなら、ね。
漫画でもよく似たキャラとか描いたっけな。
うふふ、ハンサム〜♪
(頭も半分寒く・・・こら!愛しのクリンスマン様になんて事を!)

 ちょっと応援しようかな。アイコン
チームはもちろんだけれどクリンスマン監督が喜ぶシーンを見たいわあ♪

P.S
 日本がさ、イマイチだから他に楽しみを・・・うう、涙。

夏子

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
2014年6月18日

「コートジボアール戦――・・・」
 ありゃりゃ・・・。
負けちゃいましたね。アイコン
あんな早い時間に先制できると思ってなかったので喜んだのもつかの間・・・。

 予定通り山梨県方面に登山に行き、持って行ったラジオで聴きながら登ったんでした。
(あとで録画で画面を見たけど・・・うう涙雨)

 登りながら、頂上付近で他の登山者に会い、
「ラジオうるさいですか?」
「いいや、日本、勝った?」
「今キックオフです。アイコン
雑音交じりのラジオをザックの横っちょに入れて、頭の中でおなじみのFIFAの行進曲を奏で、君が代を歌いながら登る・・・。
そしてまさかの先制点!
「ヤッター!!アイコン
登山道でガッツポーズ!
すれ違う登山者に、
「日本勝ってる!点取った!」
「ホント!?誰!?」
「本田が!!アイコン
「おおお・・・」
「山登ってなかったら見てたなー・・」とは50代くらいのおじさん。

 そして頂上へ。
先に居た家族連れに
「日本勝ってますよ!アイコン
「ホント!?わあー」
・・・しかし写真を撮っていい気分で遠くの南アルプスの山々なんかを眺めていたら
「うわあ!同点にされた!アイコン
「えええ!?ホントぉ・・・え〜〜」
さらに下山しろうとした(2分後ね)
「ぎゃあ!逆転されちゃった!!アイコン
「ええーー!!!」

 そして大久保が出るも結果はご存じの通り。
今回は始まる前から怪我人も多いし不調も聞くのでさほど期待はしてなかったものの・・・
梅雨のつかの間の貴重な晴天、この上ないさわやかな風もひとしお
寂しく虚しく・・・ううう。
自分が思っているよりずっとがっかりしちゃった。アイコン

 しかし。
いまさらどうする事もできないのでせめてもの気休めにグル―プリーグの行方でも占うか(水晶玉?)。

 まずは2−1での敗戦。
これは同じ得失点差マイナス1でも0−1での負けよりは少しまし。
ましてスペインやポルトガルの、ついでにギリシャの負けよりはるかに希望はある。
それからどこかが一人勝ちして勝ち点9をゲットしてくれれば残り3つがダンゴになる。
そうすれば残り2試合1勝1分けでも争える・・・かも。
その時に2−1での負けが、1点取っていたことが生きてくる・・・かも。
願わくば一人勝ちがコートジボアールであってくれれば。
(ダンゴになった時コートジボアールがいると直接対決で負けてるから不利?)

 さらに2戦目にそのコートジボアールがコロンビアと当たる。
まだ2試合なので双方ガチンコで勝ちに行くだろう・・・
これが3戦目でどっちもすでに突破が決まってたりしたら(フランス大会を思い出す・・・)怪我しないように、流したりする・・・かも?
ドログバや、ヤヤを休ませたりとか。
もちろん日本は残り2戦を勝ってほしいが。
選手はそれだけを考えて戦ってくれると思うが。

 ・・・ま、そんな事を考えるのもW杯の楽しみっちゃ楽しみだね。アイコン
フランス大会の時のように2戦目ですべて決着!だけは避けてもらいたい。
そしてドイツ大会の時のように、1戦目の敗戦で、あのオーストラリア戦の後半のあの8分ですべて終わっていた、心の傷は癒えようもなかった・・なんてことだけはゆめ再現されてないように祈る。
コートジボアール戦の「あの2分」がすべてだった・・・なんてことだけは。
それだけは、切に。

 なあに、イングランドもスペインも、初戦落としてるんだからさ!
ウルグアイもポルトガルも仲間さ!(・・・)
南アの時だってオランダ戦で黒星だったじゃん!
順番違うだけ!
1点もぎ取った、2−1の敗戦がモノを言いますように!
CHEER UP!! JAPAN!アイコン
・・・私もな。 アイコン

P.S
 民放のサッカー関連番組見てない。
 スカパーじゃなけりゃ見ないぞ。

夏子

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
2014年6月12日

「もういくつ寝ると・・・」アイコン
 あと2つ寝るとW杯が開幕、4つ寝ると日本対コートジボワール戦だあー。

 しかし、日本戦の15日、日曜日なんて登山の予定が入っている。
梅雨なんで、先週みたいに雨ざあざあなら中止なんだけど予報によれば梅雨の合間のお天道様が。
まずいなあ。アイコン
日本戦だけは(しかも初戦)ライブでしっくり見たいのに。
キックオフは午前10時だからもろ登っている時間だ・・・。
登り終わってからニュースや誰かの立ち話とかで先に結果聞くのやだなあ・・・
勝ってたら、その瞬間を味わいたかった、と思うだろうし負けてたら・・・
いやーん。

 多分近場の山なんで、ラジオ持って行ってせめて中継を聞きながら登るかな。
どうでもいい悩みですね、すいません。笑。

 しかし、W杯、怪我人多いですね。アイコン
ファルカオやリベリはすでに代表から離脱してる。
スアレスやクリスチアーノ・ロナウドも怪しい。
(ネイマールはちょこっと怪我したらしいけどこれは大丈夫だと思う)
他にもたーくさんリストアップされちゃっていて・・・
名前を挙げるのが間に合わないくらい。

 もっとも誰かしらどこかしら故障を抱えてはいるんだろうね。
そういう苛酷な競技、ということだろう。
スケジュール的にも。
むむ・・・。

 いやだなあ、と思うのは(ひとにぎりの)スーパースターはどんなにフィジカルが悪くても欠場が許されないという事。アイコン
クリスチアーノ・ロナウドは近所のチキン屋さんで「ロナウド祭り」ののぼりが旗めいてる。
スポンサー的には「欠場なんてありえない!」だろうな。
事実はあんまり重症じゃなくて、ファンをやきもきさせているだけ、もしくは対戦国をゆだんさせてるだけで大丈夫だよー・・・なんて展開?・・でいいのか?
(日本選手も、不調が伝わっているスター選手のテレビのCMとかを見るとやや複雑な思いが・・)

 ・・・北京五輪のハードルの劉翔を思い出すわ。アイコン
(故障で)出られる状態ではなかったのに国民的英雄だからか、スポンサーの思惑だか、はたまた保険・保障のからみなのかはわからないけど、ギリギリまで棄権を許されず、スタートラインに立たされスタートの笛が鳴って初めて「走れない」事があらわになったあの惨いシーン。アイコン
あれは・・・がっかりだったし気の毒だったしある意味滑稽で・・・。
様々なしがらみにがんじがらめになって、スタンディングブロックに走れない脚をかけた本人の心境はどんなもんだったんだろう?・・・
苦痛にゆがんだ劉翔の表情を覚えている。

 サッカーでも、98年のフランス大会で、その時のブラジルのスーパースターだったロナウドは決勝を明日に控えてひどくフィジカルが悪かったと聞く。
(胃腸かどこか?)
でも彼のいない決勝なんて許されず、点滴を打ったりして?ピッチに出たんだろうなあ。
4年に一度の晴れ舞台、どんなにかベストコンディションで迎えたかったことか。
まあ体調云々は、誰のせいでもないのだけれど。

 だから、「離脱」という決断が出る事はむしろホッとする、わけじゃないけれど休む事を許されたんだ、せめて怪我をそれ以上悪くしないで次のシーズンで無念をはらして下さい、という気持ちです。

 我らが日本チームも、いろいろ噂されているけど、監督が最終的にピッチに送り出すのなら闘える、という事なんだろう。
それならもう応援するしかない。
そのイレブンが今の日本のベストチーム、という事なんだし。
一番強いメンバー、ですよね。

P.S
 願わくば大久保に出てほしいなー♪アイコン
 30代でも負けてないゾ!というシーンを観たいですね。
 あとベイルが観たかった・・・
 叶わぬ夢。

 あ、ニュース!開幕のブラジル対クロアチア戦の審判が日本人トリオですって!
 すごい!!アイコン
 これは!!!

夏子

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
2014年6月5日

「さよなら国立競技場」
掲示板でえいいち君から「国立競技場の思い出は?」と聞かれて、そうか、国立今月から解体されるんだ、最後だったんだ、と改めて振り返りますと。

 80年代に初めてサッカーの試合観に行ったのが国立だったな。アイコン
カードは忘れちゃったけどトヨタカップだったと思う。
それから初めて代表戦を観たのも国立だったっけ。
というよりビッグマッチは国立でしか開催されなかったもんな。
日本でただひとつの5万以上のキャパを持つスタジアム、それでも芝はろくに生えていなかった。
(茶色のピッチでプラティニにプレーを・・・)
当時は日本には欧州のような芝は育たないのだ、と聞いてたから
「うん、そういうものなのだ」と何の疑問も持たず納得してたけど・・・笑。

 後にJリーグが誕生して(94年)、青々としたピッチを目にして、芝うんぬんではなくて単に手入れ、つまり費用の問題だった、と知ったわ。
「なあんだ!」
今じゃJの芝は多分世界のトップクラス、職人さんが心をこめて仕上げて、まるで緑のカーペットのような美しい芝・・・で慣れたJの選手が、国際試合とかで海外の荒れた芝で戸惑ったりする皮肉。笑。

 そうなのよ。
80年代は国立競技場しかなかったのよ。アイコン

 生まれて初めてスタジアムで生で観るサッカー、カードは忘れたけど席に着くためにゲートをくぐった時の感動は覚えている。
ばあーっと広がった観客席のなんて美しかった事!アイコン
たくさんの人で、色とりどりで試合前の様々な音、ざわめきや三角フォーンの音、そしてあの歓声!
選手が入場して来た時の華やかさ!
あの昂揚感!
おおおお!・・・・
ホントにカードは忘れちゃったのに・・・。
漫画で、何度もゲートをくぐるシーン(選手の視点からも)を描いたけどいつもいつもその美しさを、昂揚感・緊張感を忘れた事はなかった・・・
スタジアムとは、サッカーの試合とはかくも美しい、素晴らしいものか、と。・・・

 初めて観た代表戦は87年(?)の雨中のソウル五輪アジア予選。
たまたま知人がチケットを取ってくれて、でも当時の実業団リーグの選手はほとんど知らず。
中国相手に引き分け以上なら出場権獲得、のはずがあえなく敗退・・・
涙雨・・・。

 当時はサッカーファン(サポーターという言葉はまだなかった)というのは9割がた男性で、観客席ではほぼ全員が解説をつぶやいていた。(つまりバラバラ、ね)アイコン
「だめだ、何々であれしてこうしなきゃ」
「ほら、俺が言った通りだっただろう、ダレソレを使ってうんたらかんたら・・・」
「う〜ん、あれがそうでこうなんだよなあ・・・ほら!ああ・・・」
みんな、誰にしゃべるわけでもなくすごく専門的な解説をつぶやいている・・・
(うっとうしかったりして)。
多分ほとんどが元サッカー部みたいな。
すごく真剣。
すごく熱い。
でも独り。アイコン

 一人だけ覚えているFWが、(多分ヤンマーの)「手塚」という選手。
今から思うとひたすらロングボールほおりこむだけの単純なサッカーで、そのロングボールをひたすら追いかけていたのがその手塚選手で。
頭部が少々薄かったせいか、トシのせいか?、チャンスになるたび観客から
「行けー、御老体!!」
「走れー、御老体!決めてくれー!おしこめーーー!!!」
「ああーーー・・・・仕方ないよ、御老体だから・・・」
と歓声と嘆きの繰り返し、その時だけばらばらの解説者が統一され、唯一スタジアムが盛り上がったものだ。アイコン
でもすぐばらばらに。
そしてタイムアップの笛、もしかしたらと思ったけどやっぱり・・・の涙。

 ゴールを決められなかった手塚選手は、試合後、バスの中で生まれたばかりの子供を抱いて茫然としていた・・・という記事を新聞で読み、そのエピソートはそのまま「Jドリーム」に描いたっけ・・・。
もちろん「オフサイド」でも何度も舞台となり・・・。
(資料写真にも不自由したな。今ならクリックポン!でいくらでも)

 今と比べたら随分お粗末なサッカーだった。
戦術、という言葉もなかった。
(作戦、と言ったのか?私が知らなかっただけか?)
当時の日本チームのユニは日の丸の赤。
でもJリーグの誕生に合わせてオフト監督の招聘、青のユニフォームの誕生、三浦カズが現れ・・・
ドーハの悲劇・・以下省略。

 国立でたくさんの試合やたくさんのゴールを目撃したけれど、一つをあげろ、と言われたら97年のフランス大会アジア予選の対韓国戦の山口素彦(当時フリューゲルス)のループシュートだね。
生で観たし悲願のW杯出場を勝ち取る(はずの)先制点だったし、「削るサッカー」一辺倒の韓国に対抗するために模索していた日本が選択した、しっかり中盤を作るパスサッカーの勝利なのだ、と心から感動したっけな。アイコン
あの端正な山口の、冷静でおしゃれなゲットゴール!・・・
うおおおおおおお!!!と大歓声、紙ふぶき・・・
どうだ!日本のサッカーは美しいだろう!見たか!・・・
今でも思い出すと胸が一杯になる・・・。
(ご存じのようにその後韓国に逆転負けをくらうのだけれど)

 正直見やすいスタジアムではなかった。
同じ陸上トラック付でも横浜スタジアムはずいぶん見やすくなっていたわ。
(2階席でも随分せりあがっているの設計なので)
新しい国立競技場もトラック付は仕方ないけど多分もっと見やすい、美しい造りにしてくれるんだろう。
開閉式の屋根もあるそうだし。

 うん、もう使命は果たしたのかな。
お疲れさん、なんだな。

P.S
 コスタリカ戦、午前中だったのに気付かず、後半から見る。
 う〜ん、セカンドの黄色のユニ、弱そう。

夏子

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
 
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