「いわゆるインスタ映えってやつ」
もうすっかり定着した「インスタ映え」。 やたら画像をアップして主張したがる感じがビミョウで今まで少しバカにしてたんだけど…。 自分は写真を撮るのも撮られるのも苦手、さらに撮った写真を整理するのももっと苦手で…。 まして一日何回も(?)写真撮ってSNSとかにアップするのは考えただけで…笑。 でもあれって、楽しいピークがあって、その後ぱったり飽きて全然更新しないのとかありそう。 というのも。 先日、今佐藤秀峰さん主催の電子書籍雑誌「漫画オンウェブ」で描いてる「EVILII」の作画中で。 男の子キャラが二人、徹夜明けで腹減った、と朝食を取るシーンを描くんだけどなんとなくうまく描けない… というか絵にならない…。 「楽しい朝食」だったら美味しそうなトーストや卵料理、おしゃれっぽいサラダ、コーヒーなどをレイアウトすればいい感じになる。 ヨーグルトなんかを添えれば完璧! お花なんかを飾れば描いていてすごく楽しいんだわ。 絵的にも映えるし。 でも男の子二人だよ。 そんなに料理がうまいわけでもないし特別食に関心があるタイプでもない。 せいぜいパンに牛乳、ゆで卵くらいだろうか。 いやいや、コンビニあたりでおにぎりか、調理パン? お腹が減ってるならカップ麺とか牛丼で済ませちゃうだろうか…。 でも、こういうメニューって絵にならないのよね、全然。 描いていても楽しくないし画力も足りない…。 コンビニの出来合いのサラダをパックのままなんて「絵」としてもたない! 映えない、ってやつ! せめて普通にちゃんと作った料理だったら全然違うのに。 同じく「EVILII」の中で女性キャラが憧れのダッチオーブンで作る料理を語った時はそれはそれは美味しそうで、メニューを考える時も楽しかったし何より描いていて実に楽しかった。 うれしかったし…。 それで巷の「インスタ映え」って単語が浮かんだの。 やたらスマホをカチャカチャやるのはいかがなものか…と一歩ひいてたけどね。 しかしああいう料理って、きれいだよね。 美味しそうだし、楽しそうだ。 どこそこのパフェとか。 スイーツって本当にきれいで可愛いのよね。 もちろん美味しそうだし。 撮る方も人によってはすごく気を遣ってたり、何より作った人の熱意がちゃんと伝わってくる。 ほとんどアートの域だったり。 (時にはそこまでしなくても…と思う事もあるけど。苦笑) プロの料理でなくてもお母さんのお弁当だったりシロウトさんの自炊でもそれは同じ。 ちゃんとお皿やお椀に盛って、テーブル周りを演出したり、料理そのものにも「ひと手間」「一工夫」加えてあるんだわ。 愛情とか。 誰かに食べてもらいたい、って情熱とか…。 そういうのって「絵になる」んだよね。 コンビニで買ったパックに入ったままのサラダやパックのままの牛乳だとやっぱり「映え」ないんだわね。 漫画の中でも描いててつまらないし…。 そうか、「インスタ映え」ってこういうことなのね。 ちょっと納得したわ。 少し前にたまたまネットで見た「アメリカの給食」てのもおもしろかった! 逆インスタ映え、というか。 まあアメリカの給食の不味そうな事! (付いていたキャプションもおもしろかった。ほとんど残飯?とか概ねゲロ、とか。爆笑) だいたいクラッカーとか出来合いのサラダとか、謎のディップとか。 もちろんパックのままの牛乳やジュース。 冷凍食品まるだしの謎の揚げ物みたいなのとか。 例外なしに冷たい料理。 そう、湯気がまったく感じられない。 湯気がないと料理って全然美味しそうに見えないの。 それは絵に描く時もまったく同じで。 湯気を表現するとぐっと質感がアップするものなのだ… 名作「美味しんぼ」しかり…。 アメリカの子供はこんなものを喰わされてたのか… 心から同情したわ。 「世界の給食」もおもしろかった。 なぜだか先進国の給食はだいたいまずそうで、割と小国のものがきちんとしてたり。 イタリアはやっぱりおいしそうだったけど。 でもまあ、一番美味しそうでバランスがよかったのは日本の給食だったけどね。 和食はもちろんカレーや野菜炒めやラーメンなんかもある… 美味しそうなパンとシチューとか… 地産地消を心がけているところはもれなくレベルが高い…etc。 私が小学生の頃は米飯はなかったけど、和のおかずでもナポリタンでも何でもかんでも「パン」で食べたけれど、それでも充分美味しかったなあ。 少ない予算で「給食のおばさん」(かな?)がいかに子供たちに美味しくて栄養のあるものをたくさん楽しく食べてもらいたい、って心が…そう、「心」なのよね。 ひしひし伝わってきた… 日本はこれを誇るべきだ! インスタ映え、ってそこに「心」をこめることだったのね。 だからただ料理が来たから習慣でパシャッと撮りアップするものは多分グレード下がる…のかな。 手間暇かけた料理、って絵に描きたくなるんだよね。 私の場合の「インスタ映え」ね。
PS. 昔まだ携帯なんかない頃、海外旅行とかして食事の写真を撮ったものだけど 撮れたのは最初の一回か二回だけ。 だいたいその後は撮る前に食べ始めちゃって。 「あ!撮るの忘れた!」って毎回。笑。
夏子
先週事務所マンションの消防設備点検があったのさ。 あれ、半年に一回あるんだけど毎回「えっ、もうその時期?」って思うんだわ。 月日の経つのは…ふう。 で、その立ち合いを。 まあ、ほぼ毎回「異常なし」なんですけどね…。 点検作業のお兄ちゃん。 若い人。 なぜだか表情がにこやかというかはにかんでいるというか…。 シンパシーを醸し出す…。 作業はサクサク終わり、もちろん「異常なし」で。 するとはにかんだお兄ちゃん、おもむろに… 「あの…サッカー好きなんですか?」と私に尋ねる。 事務所の壁に、ルーニーやらクリスチアーノ・ロナウドやらのパネルが飾ってあって。 (サッカー雑誌の付録のポスターを簡単パネルにしたやつ。なかなか カッコイイ写真だったんで。ルーニーは好きだけどクリロナは別に…) 「うん?まあまあ好きだけど。ちょっと前のサッカーだね、 ルーニーには毛がないし。笑。」 で、その隣に「中澤佑二物語」を描いた時のパネルもあったんで、 「ほら、私が描いたんだよ」って指さすと。 「はい、知ってます。」 どうやら私が漫画家だってこと知ってたようで。 それでなんか、はにかんでいたみたいな?きゃ。 「ボク、サッカーやってて…マリノスの下部組織入ってたんです」と。 出身は東京都下、でマリノスに。 なぜフロンターレじゃないのだ…笑。 でも練習中(だったかな?)怪我しちゃって… 腰やって、すねのここらへんの神経を損傷して… 内側の感覚が鈍くなっちゃって… でサッカー断念して…。 しばらく指導の方もやっていたんですよ、子供たちとかの。 とサッカーを懐かしむように語りだす…。 私も応えて、つかの間おしゃべりをば。 時々サッカーやりたくなるでしょ、ほら、フットサルとかもあるし。 そうですねー、でもあれ、ちょっとテクニックとかビミョウに違ったりして。 でも割と手軽にできるんじゃない? ええ、メンバーとか、集めやすいですよね。 でも自分の理想のイメージのサッカーはできないのかな… 故障のせいで…。 サッカー、って厳しいよね、コンタクトスポーツだし。 けっこうガッツンガッツンぶちかますから身体はたまったもんじゃないね、じゃあJリーグでやってる選手ってやっぱりすごいんだね。 何が違うんだろう? って聞いたらお兄ちゃん曰く、 「彼らは…すべて持っている人達です」 技術はもちろん、身体の強さやメンタルタフネス、そして環境や運とか、すべて。 Jで何年もプレーできる選手はそれだけですごいしタイトルを獲れたり、そしてW杯に出られたりしたらもう最高クラス。 もうそれだけで目玉が飛び出るほどのヒーローなんだわ。 だから無神経に勝った負けた、ゴール外しただのミスしただのを簡単に批判するものではない…。 だいたい「批判」って簡単なんだよね。 批判しかできないヤカラもいるし…。 でもまあ、スタジアムっていうのは「ヤジ」で成り立ってたりして。笑。 たまにすごくセンスのいいヤジを飛ばせるヤツもいて。 そのヤジを何より楽しみしたり、愛情にあふれるヤジもある…。 サッカーに限った事じゃないけどこのお兄ちゃんみたいに不運にも故障だったり、つまづいたりして夢半ばでピッチを後にした選手がどれだけいるだろう…。 それでも心の真ん中で、もしくは片隅で、サッカーを、競技を愛しく思っている…。 忘れることなんてできない、青春を掛けて追いかけたんだもの。 甘くてしょっぱくて、悔しくてせつなくて、そして苦い味… 苦いのは当たり前、だってだいたいが敗北で終わるんだもの、ほとんどのスポーツは。 最初の味覚は「甘さ」と「しょっぱさ」次に「酸っぱい」と「ピリリと辛い」を知り、その次に「うまみ」、最後に「苦味」を知るという… 「包丁人味兵」原作者ビッグ錠曰く…笑。 苦味まで到達しなくちゃ「やった」って言えないのだ、うん。 楽しいだけじゃホンモノじゃないさ…。 「苦味」は年を経て「愛しさ」に変わり、一生の思い出、宝物に変わるのだ。 お金を積んでも買えないゾ。 それはサッカーに限った話ではなく…。 「そうだね。Jを見る目が変わるわ。これからは。」 そんな感じで仕事中なもんでお兄ちゃんは戻って行った。 帰りしな、事務所にあった「中澤佑二物語」の単行本をお兄ちゃんに差し上げる。 「ありがとうございますっ、大切に読みますぅー」 ほんとはもっと単行本あったんだけど巻数が多いからそろえるヒマなかった。 まあ一冊くらいで…。 事前に名前で私が漫画家だってことわかってたんだろうな。 少々恥ずかしいけど喜んでくれたのならよかった。 私もサッカーの話ができてうれしかったよ。
PS. さっき海外ニュースで知ったんだけど、カタールW杯って、12月開催に変更 してたのね。 そういう話が出てたのは何となく耳にしていたけど決定してたとは知らなか った。 不覚…。 だったら、東京五輪も少し日程ずらせませんかね。 せめて一か月でもいいから後ろに。 アメリカのテレビ局が絶対的権限を持つからあちらの事情で変更は絶対無理 !って聞いてはいるけどさあ。 選手ファーストの理念に照らしたら…。 猛暑じゃなかったら私もボランティアやりたかったんだけど…。 ついでに、ボランティアの愛称の投票、アレ、いかがなものか? 「サポ」じゃいかんのですか?
「トリプルアクセル讃歌♪」
いやあ、すごかったですね、グランプリファイナル。 そう、女子シングルの紀平梨花選手! ジュニア大会から3Aを跳ぶ、ってニュースでは聞いてたけど。 実際に(テレビで)見るのはほとんど初めてだったので、いやあ、こんなにしっかり3A跳べるんだ!って改めてびっくり。 3Aの系譜といえば伊藤みどりから始まって浅田真央と名古屋系が続きロシアからトクタミシュワがモノにして… 他にも何人かが公式戦で成功させたけれど1回だけとか、安定して武器にできる、というレベルにまでは達しておらず…。 男子の4回転ジャンプがあっという間にスタンダードになったことに比べたらいまひとつ、物足りなかったのでした。 挑戦する人すらほとんど見当たらず…。 特に五輪の金メダルを狙うにはあまりにリスクが高く、その割には成功させてもさほど高得点が得られないみたいだし、3Aだけで勝てるわけではなく、むしろ「鬼門」に近いような扱いだった。 真央ちゃんがあれだけ挑み、成功させても評価はむしろ低いというか「3Aだけじゃね…」「成功すればの話でしょ」とかやたら回転不足を取られて、なんだかケチつける材料みたいに見えた事はすごく違和感を感じた。 シロウトだからわからないのかな… でもジャッジだって映像で確認してもビミョウなんでしょ。 選手が選手生命を賭けて跳ぶものを、いやしくもジャッジを名乗るならもっと肉眼でしっかり判定してやれよ!って怒ったものだ。 そして真央ちゃん引退後、トクタミシュワが何度か成功させたけれどさらに続く選手は見当たらず…。 平昌五輪で優勝したザキトワらロシア勢も3Aはなかった。 女子にとっては3Aというのはもはや「禁忌」みたいな、誰も跳ばない幻になっちゃったのかな…って寂しく思ってたよ。 あの浅田真央の挑戦は何だったんだろう?って…。 それが! 今回の紀平選手の圧倒的な活躍で蘇ったよ! 3Aが!! しかもあの安定感! 小柄な少女が身の軽さでチュルチュル!って回っちゃうのと違うの。 しっかり、高さも兼ね備えた圧倒的な3Aを跳んでくれるじゃありませんか!! まるで伊藤みどりのパワーと浅田真央のしなやかさと、両方を兼ね備えた掛け値なし!ごまかしなしの3A! (ついでに、荒川静香の冷静さも持っているような気もする…スゴ!) 実はあの3Aを見た時、正直浅田真央の3Aが少々かすんで見えたの。 確かに「回転不足」が取られてしまうスキがあったのかな?と。 トクタミシュワの3A(最初の頃)もかなりよかったと思ったけど…。 ロシア勢もガーン!!って頭殴られたみたいな大ショックを受けたようで。 だってあのザキトワが歯が立たなかったんだから。 ザキトワがノーミスでも、理論上紀平選手のプログラムに及ばないのだから。 いよいよ「3Aを習得しないと金メダルが獲れない」って流れが来たのかな!? ああ、ようやく! なんか浅田真央の挑戦が今報われたみたいな感じがするよ。 あれだけ彼女がこだわった3Aを、当時は世界は無視し、ケチをつけるばかりだったものを…。 ようやく「3A必須」の時代が来たんだとしたら、やはり紀平梨花の出現は「革命的」って言っていいと思うワ。 アメリカ勢もだまってないだろう。 きっと、ジュニアとかノービスとかで遊びながら3A跳んでるコも間違いなくいると思う。 今まではコーチに「世界で勝ちたかったら、得点を取りたかったら3Aは止めときなさい」って言われていたけど(推測よん)これから逆だろう。 金メダルがほしければ3Aがないと!…と指導するだろう。 それほど紀平梨花の3Aスゴイんだわ。 名古屋系の蒔いた種が、大きく花開いた感じがする。 もう誰も3Aを無視できない。 やっぱり革命、感無量です。
「スポーツ残酷物語…」
マラソンの元日本代表選手だった女性が度重なる万引きで逮捕起訴されて結果執行猶予になった件で。 それのニュースをテレビのワイドショーみたいなので見てたらコメンテーターが、「なぜあれほどの実績のあるアスリートが事件を起こしたのか…理解に苦しむ、あれほどマラソンをがんばれる人が…」と言っていたのを聞いて思わず、「あれほどの選手だからだよ」って思ったよ。 私はよくわかるなあ。 才能も根性もあるアスリート、特に厳しい体重制限のある個人競技だったらメンタルが健全に保っていられる方がむしろ不思議だと思うよ。 10代のうちからトップレベルだったらなおさら。 普通じゃないスピードでレースを、人生の始めを走っていたんだから。 普通じゃないスピードで走れちゃったんだから。 時間や景色がきっと普通じゃなかったのでは?と推測する。 栄光や才能が大きければ影の深さも…。 特に日本のアスリートはその競技だけに打ち込むから。 海外の選手とかは夏季は〜、冬季は〜とか、いろいろな競技を取り入れたりするケースよくあるらしい。 もっとも、各国とも年少のアスリートこの手のメンタル問題は潜んでいると聞く。 特にスポーツメディアが発達して、かつ「お金」の国のアメリカとか。 あ、中国も。 ロシアとか。 東欧とか… やっぱり世界中か。苦笑。 少し前の体操選手の場合も似てるけど、競技のレベルとメンタルのバランスが悪いんだろうな。 競技はプロレベル、世界レベルでも中身はまだ10代(時にもっと下)のコドモ。 まだ子供なのに! さらにメディアとかお金とか、大人の事情がからんできた日には…。 よほど親や指導者がしっかりしてないとマジで危険と紙一重。 その上本人はがんばりやさんだからね。 ど根性の持ち主でないと、マラソンなんてできないでしょ。 だから「マラソンをやり遂げられる選手だからこそメンタルやられちゃったんだよ」と私は推測する。 普通の人とは違う高みに到達するんだもん。 で、一歩間違うと墜落する。 高ければ高い分だけ、墜落した時の衝撃たるや…。 ブランコみたいなもの。 それも特注の空中ブランコね。 猫は高いところから落ちても着地できる、っていうけどそれはせいぜい2,3階からまでらしい。7,8階になるとやはり激突して大けがしてしまうらしい…ひい、可哀相にゃん…。 その時猫は、「あ、この高さ何!?」って思うかな。 ここまで高いところに自分は登っちゃってたワケ?!とか…。 サーカスの空中ブランコみたいにものすごい揺れ幅で栄光の高みに浮遊したかと思えば次は揺れて落ちていく。 勢いがあればまた次の高みに浮遊できる… それの連続。 勢いをコントロールできているうちはその揺れ幅は快感だろう。 あ、太陽がこんなに近い!? 私だけの太陽…、 究極のアイデンティティに違いない。 でもいったんバランスを失えば… 下にネットがあればいいけど…。 そして一人。 まわりにコーチや親や友人が応援してくれても、戦う時は一人。 うまくいってる時はいいけどうまくいかない時の孤独感たるや…。 アスリートが、一線を退いた時に味わう空虚感はどれほど大きいだろう。 それは敗北の比じゃないかも…。 青春のすべてをかけてきたのに、それこそ遊びもせず、食べたいものも我慢して、がんばってがんばってさらにがんばって… 毎日毎日…。 せめて金メダルが獲れてたら! でもあれは世界でただ一人のもので…。 ほとんどの選手は自ら納得したり、周囲に恵まれたりたりして受け入れていくんだけど… 大人になって…。 本当にあの選手は気の毒だと思う。 万引き自体はいけないことだけど、どれほどの孤独だったか。 その苦しみに比べたら、マラソンの苦しみなんて!…かな。 走り始めた時にこんな苦しみが待っているとは思いもよらなかっただろう。 走るより、歩くことがつらいとは…。 でも歩くしかない、一歩一歩。 でももう「空中ブランコ」じゃないから…。 スポーツって残酷な一面があるよね。 栄光の影にはどれほどの闇が潜んでいるか。 だからねえ、今一つ五輪にも一歩引いてしまうんだわ。 スポーツの世界に限らないし…。 猛暑だしね。 そこかい!