「Jリーグ2期制か・・・」 ちょっと前のニュースなんですけど、Jリーグが前期・後期でプレーオフ導入に変更になるんですってね。 え〜〜〜、せっかく今のスケジュールに慣れてきて、ようやく「季節感」を持てるようになってきたのにー・・・。 やっぱ、スポーツって季節感、大事にしたいよなあ。 (大昔ここでも書いた覚えがあるけど) ちょうど今、野球の日本シリーズテレビで見てるんだけど、この時期なんだよね。 もうすっかり秋で、肌寒さを感じながらようやく長かったシーズンの終わりを実感するの。 「お、いよいよ最後の闘いだな」って。 さすがにここ数年は興味をなくしてほとんど見ることもなかったけど、今年は楽天なんでね。やっぱり見ちゃいますね。 私の周りも楽天応援してる。 野球が一足早くポストシーズン制を導入してそれなりに成功してるんでサッカーも・・・ってわけじゃないでしょうけど。 その野球もそれのせいでリーグ優勝の緊張感は失われた。 (今年は楽天なんで、一応の盛り上がりはあったけど) 何年か前、リーグ3位の球団が日本シリーズに出ちゃった事もあったけどね。 プロ野球はもうすっかり興味をなくしてるんで正直どうでもいいんだけどサッカーは別だよ。 サッカーは。 2位や3位でも優勝の可能性がある、っていうなら「1位」の意味はどうなっちゃうのか。 この件で、選手が直接抗議して説明を受ける機会があったそうですが(フロンターレだったと思う) 選手が、 「お客さんが入らないから変更するわけです」なんて聞かされても、彼らはどうしたらいいのか。 彼らは結局、制度が変わっても目の前の試合をがんばるしかないわけだけど、振り回されるサポーターはどうしてくれるのよ・・・。 せっかく十何年、少しずつ思い出を積み重ねてきたのに。 ようやく「おお、11月か、いよいよシーズンも残りわずか、今年はどこが優勝したものか」なんて季節の色やにおいを勝敗表に重ねてきたのに。 寒くなって、いよいよ長かったシーズンの終わりを実感してきたのに。 シーズンは終わってもまだナビスコが残ってる、その後に天皇杯もある、元旦に国立競技場で試合ができる幸せなチームは今年はどこだろう、とかその決勝戦(昔は必ず観に行ってた)は、お正月のつまらん番組の中で数少ない緊張感のあるライブ番組で、退屈な元旦の楽しみで。・・・ Jリーグが生まれて20年。 初期は2期制で(新鮮味もあってそれなりに楽しんでた)その後ぱたぱたしながらも今の形でようやく定着してカレンダーに組み込まれていたものを。 これを変更しちゃうのか。 大事なものを失くすような気がします。 いや、奪われるんだ。 季節感を。 もっといやなのは、「思い出でしたらもう一度積み重ねて下さい。」ってサッカー協会の事務員のお姉さんだかに事務的に言われて、でも20年後に「ようやく2期制」に慣れてきたな、って予感がまったくしない事! まったくしない! 本当に!! さらに不快なのは、Jリーグだけではなくスポーツ界全体の問題なんだけど、「テレビ放映権料」がすべてに幅をきかせている、って事です。 結局「オカネの問題」かい!! なんでサッカーを好きなだけじゃだめなんだろう。 そんなに巨額な予算を組まなければプロスポーツ成り立たないんでしょうか。 P.S あ、スカパーがブラジルW杯の中継できなくなっちゃったらしいです。 あまりに放映権料が高騰してしまった、という理由で。 う〜〜、スカパー(月々料金払ってます〜)見てるだけじゃだめですかーー!!
夏子
「スポーツの秋」 ・・・つうことで様々なスポーツが活況です。 楽天が日本シリーズ進出か・・・ とうとうこの日がくるとは。 やはり地元に支えられて・・・ というのは外野で見てても気持ちがよいですね。 まして仙台では。 田中マー君は最初から好きだった。 「ドラフトで指名を受けたらどこでも入る」となんともストレートでさわやかな。 「巨人でなければ」とか言わないのね。 スタートがさわやかだとこちらも気持ちよく応援できるね。 江川や桑田はその後どれほど活躍をしようとも、最初の「シミ」を私の記憶から拭い去る事は最後までできなかったわ。 フィギュアの真央ちゃん、五輪まで、の決意のシーズン始まり。 うん、いいプログラム。 (フリーの)トリプルアクセルは1回しか入れてないけど昨年まで「苦手」ではずしていたルッツもサルコもちゃんと入れている。 これは「闘うプログラム」だな、と感じた。 苦手だから、と初めから外していたら(昨年までみたいに)初めから「負けのプログラム」だものね。 しかも今回のスケートアメリカではルッツの踏切は減点されてない。 このまま何回か試合で滑って磨いていけば、五輪でもうまくいくかもしれないし、五輪本番でライバルの調子によってはトリプルをダブルに落として加点を狙う戦略に切り替える事もできる、金メダルを狙って戦略を練る余裕も生まれよう。 トリプルアクセルの申し子、最後と決めた五輪で、再びトリプルアクセルを取り戻して輝けるような可能性、力強さを充分感じた。 でも相変わらず美しいビールマンスピンやスパイラルを見ていたら、身体(背骨や腰)の負担は相当なものだろうなあ、と思う。 (もちろんトリプルアクセルも) これを何年も続けたら(まだ23歳、でも17,8年のキャリア)・・・さすがにもう限界なのだろうか。 来年からグランプリで本当にもう真央ちゃん見られないのかな? ホントにもう最後なのかな・・・。 最後にするんだな、という緊迫感、凄み・・・魂といういうものをヒリヒリと感じてます。 真央ちゃんが最後、と決めたのならこちらも心して大切に観よう。 ひとつも、一瞬も見逃すことなく。 サッカー、マンUの香川、出られませんね。 う〜ん、寂しい。 新監督(しかもあのファーガソン監督からあのマンUを!引き継いでしまった!!・・・)というものはより結果を欲しがるもので(求められるし)、そういう時の監督は身体の大きい選手を使いたがるんだよね。 香川の上手さ、キレよりてっとりばやくドカン!とやってくれそうなフィジカルの強い選手の方が安心できるというか。 余裕がない、というか。 しかしエバートンから連れてきたプレミアアフロ・フェライニ、なんか見かけよりずっとおとなしいというか。 あまりモイーズ新監督の思うようにはできてないみたいだけど・・・。 そしたら超新星・ヤヌセイ現る!なんと18歳!! (しかも香川とバッティングしちゃう左サイド!) 初先発した試合でいきなりの2得点、先週は決勝点になったゴールの起点となったキラーパス! スタートで躓いたチームを救う活躍に、監督の揺るぎない愛と信頼を強固なものにしてしまった・・・。 なんか、ドルトムント1年生だった時の香川と重なる・・・ 衝撃のデビューとあの後の大活躍・・・ そしてクロップ監督の絶対的な寵愛を手にした・・・。 あの時の香川も、誰かを押しのけてスター選手に駆け上っていったのか。 そして(ちょっと早すぎる?)入れ替わりにプロサッカーの残酷さと宿命を感じてしまう・・・。 なんて苛酷な世界だろう・・・ こんな苦しみはきっと味わった事はなかっただろうな。 怪我した時の苦しみとは比べものにならないだろう・・・。 がんばれ、がんばれ。 試練を乗り越えてさらに強くなる香川を見たい。 今までそうだったのだから今回もきっと・・・。 (移籍はしない方がいいと思うけど) 11月に日本代表がベルギーと親善試合をするそうな。 ベルギーといえば、アザール、フェライニ、そのヤヌセイ(選抜されるかな?)、ルカク、ベンテケ、コンパニ、とプレミアの主力級がずらりと並ぶ今をときめくベルギー(世界ランク5位!!)と今の日本(・・・微妙)が対決かあ。 果たして。
「ベラルーシ戦」 ・・・負けちゃいましたね。 相変わらず何だかよくわかんない交代、後半5分で柿谷代えるのならなんで後半初めからそうしなかったのかな。 柿谷の後半の5分、ってなんだったんだろう? 5分与えて結果が出なかった(点取れなかった)から交代? ・・・よくわかんないね。 ハーフナーも相変わらず最後の5分少々だし。 そのハーフナー入れたらもうとにもかくにもロングボールほおりこまきゃ。 一回でも多く。 真ん中すっとばしてさ。 柿谷、すっかり顔が変わっちゃった。 Jリーグで活き活きと活躍していた風情は消え、なんか海外組のお兄さん(って香川とかとは同い年だっけ?)の中ですっかり「一年生」の顔になっちゃった。 「自分、こんな感じでいいっスか?」てな感じ。 前半の決定的なチャンスをモノにできなかった時の情けない顔ったら・・・ あそこは歯を?いて「クソーー!!!!」って叫んでほしかった。 自分に対しても、敵に対しても、さ。 結果だけど、あれ、「ただ一度のチャンス」だったのに。 悔しくないわけじゃないでしょうに、あの時彼は何考えてたんだろう? 大方、 「あ、決定的チャンス外しちゃった、 結果出さないと代表に生き残れないかも・・・。 どうしよう、ボク・・・ せっかく監督様にスタメンにしていただいているのに〜 やばい〜・・・・」 ってとこだろうよ。 そんな顔だったよ。 なぜ叫ばない? なぜ敵に、「次はぜええったい決めておめえらボコボコにしてやるからな!!」・・・って「言葉」じゃなくていいけど、どうして「威嚇」の顔しないのかな。 FWというのは「ケダモノ」にならなくちゃいけないポジションではないのか? 野良犬が「ウウウーーォ・・・」って近づいてきたら誰だって「ギョッ」とするじゃない。 柴犬やシェルティが居てもね。 あれじゃ敵に何のインパクトも残してない。 (ウルグアイの)スアレスなんかはほんとに噛みつくんだよ。 そんな彼をみんなバカだ、って言うけど・・・。 柿谷だけじゃない、全員がね、縦にきれいで早いパスまわして完璧な形を作ってからでないとシュートしないのよね。 そりゃそういう理想的な形は一試合で一回くらいはあるでしょうけど。 それじゃ敵は守っててちっとも怖くない。 「うん、これならこいつらはまず打ってこないワ」としか思わないよ。 「全然OK」、てなもんで。 そうそうきれいなサッカーばかりできるわけじゃないだろうに。 今回の2試合の代表戦テレビで見て、選ばれなかった国内組がどんな思いをしたか・・・。 相当悔しかったはずだよ!! (もう何度も書いた気がするけど) 「攻めないなら俺にそのポジションくれ! 俺なら敵に噛り付いてでも戦うぞ! 身体がボロボロになったってかまわない、 その十数分を与えられたなら、 もう、サッカー生命すべてと引き換えにしてもかまわない、 倒れるまで走って、走って・・・・・・・」 今日の柿谷なら大久保を見たかったよ。 大久保があの場にいたならどんなにか・・・! まだ見てないけどきっとまた毎度おなじみのコメントが並ぶんだろうね。 「ぜんぜんダメ」とか 「このままじゃいけない」とか 「攻める意識を統一して」とか 「課題が見えたから一つ一つ乗り越えていかなければならない」とか。 「勇気を持って・・・」とか? じゃあ今日はどうしてそれができなかったんだよ?! 今日は勇気、なかったの? 今日は自分たち本気出してないだけ??? いつやるのーー? 今日じゃなかったの?!?!?−−−−・・・・・・。 ああ虚しい。 ・・・まじめにもうあのジーサン、解任した方がいいです。 長友が壊れちゃったらどうしてくれるのさ。 香川はすっかり試合勘を失ってしまってたし。 お気に入りの長谷部や遠藤が故障したりした時は・・・。 あと気になったのは、攻撃陣も守備意識を持って、まめにチェックに行ってたけどそれがなんか、「一応詰めてみました」程度で、なんか事務的に寄せただけに見えた。 つまり脅威になってないの。 あれじゃ疲れるだけだね。 P.S ああ、だんだん日本代表キライになってきた・・・。 それも事務的かな。 泣いて悔しがる程の怒りじゃなくて。
「溜飲が下がる」 ・・・胸がすく、不満の気持ちが直ること、とな。 ちょっと前だけど話題のテレビドラマ「半沢直樹」を見た。 (後半の3回くらい) 噂通り、「溜飲が下がる」内容でカタルシスは充分あって、久しぶりに次回が待ち遠しい数少ない番組でした。 ところで先日ドラマと同じ、銀行を舞台に「溜飲を下げる」経験をしました。 5年前、事情があって友人にお金を貸したことがあって。 本来はお金は貸さない主義だったけど、 「5年後には銀行から融資を受けられて必ず返せる」というし、まあいろいろ事情もあってね・・・。 で、5年を待たず、昨年あたり「融資を受けられそう」だとの報告。 よかった、大切な友人であればあるほど、こういった貸し借りからは一刻も早く解放されたい。 友人にとっても。 なんといっても「友情」が担保、お金ももちろんだがそれ以上に失いたくない大切なモノだ。 なのにさ。 某銀行め、なんやかんやとわけわからん理由をつけてなかなか融資してくれない。 「まったく望みがないなら他の銀行へいくからはっきり言ってほしい」と 再三友人が訴えても 「いや、まったくだめというわけではなく・・・」 「何月まで待って上の決済を待ち・・・」とか 一年以上もぐずぐずぐだぐだ引き延ばす引き延ばす。 「担当が代わったから」 「上の判断を仰がないと」 「月々いくらいくらの積立貯金をしてほしい」 「金利はこのくらいでないと」とか。 条件をすべてのんで、融資を待つ友人のいらだちはいかばかりか・・・。 私だって、「5年後なら必ず融資できる」との銀行の言い分を信じて友人にお金貸したのだ。 銀行を信じた私はばかか? あまりにわけわからん理由にもならない理由をぐだぐだ言い続けるもんだから、本当はすぐ答えが出るのに、いかにも「仕事をしている」風を装いたくて延ばせるだけ延ばしてんのかよ?!と思ったさ。 「エア仕事」かよ?!?! ・・・しかし一年以上かかってようやく融資を受けられることになった。 (足下見やがって、結構高い金利設定されたけど・・・怒) そして当日。 某銀行の一室。 解放の刻が近づいてくる。 よかった、お金返してもらえる、 「友情」も守られる・・・。 司法書士さんが来て、さまざまな書類、確認事項、印鑑などを用意し・・・その時。 私、ふと 「現金でいただきたい」と言った。 「えっとぉ、げ、現金で?」 「振込だと振込料840円かかる、今日なら車もあるしボディガードもいるから 現金で受け取ってその足でそのお金み〇ほ銀行に持って行く」 (もっと気持ちよく融資してくれたらそのままその銀行に預けるつもりだった)、さらに 「機械は信用しないから私の目の前で現金を数えてくれ」と。 (あ、今まばたきしちゃった、もう一度最初から数えなおして・・・とか) 「ええっ?!それはそのお・・・」とっちゃん坊やみたいな若い銀行員、戸惑う。 前もって言っておかなければ現金の用意が出来ないことは解っていたけど、 「現金で。何も一億円用意しろ、って言ってるわけじゃないでしょ」と私。 「げ、現金の場合前もって言っていただかないと・・・」 「聞いてない。伝えた?」 「あ、いえ、その・・・」 「現金で」 「あ・・・・その、あの・・・」 「現金で」 「しょ、少々お待ち下さいッ、ちょっと、上の方へ・・・・」 あたふたと部屋を出る若造。やや時間あって、 「も、申し訳ありません、今現金のご用意がぁ・・・・」 もうちょっとねばってもよかったけどようやくこぎつけた取引、無事終わらせたかったので、 「・・・・冗談だよ」と、振込を了承。 「あ、あ、ありがとうございますっ、ただいまぁ・・・・」あたふた部屋を出る。 へっ、ホッとしやがって・・・ ちょこざいな青二才、すっ転べ。 振込料840円支払い、無事終了。 「友情」は守られた。 友人曰く、 「あの若い奴が眼を白黒させてあわてるの見てすっきりしたよ」 なかなか融資をしてもらえず、どんなにか悔しかったか、情けなかったか、 私に対して申し訳なく思っていたか。・・・・ 「半沢直樹」はおもしろかったけど、でも結局銀行屋じゃないか。 メガバンク、なんて言っても動かしているのはしょせん「人のカネ」、我々預金者のお金じゃないか。 ヒーローを気取るのもいいけどもうちょっと預金金利上げろよ! (もう屁みたいな・・・電車賃も出ない雀の涙みたいな利子しかくれないくせに!) 貸出金利(随分下がったとはいえ)との差はバブル前の、何百倍、らしいぞ! そっちこそ百倍返ししてくれぇーーーーー!!!!! 私のしたいやがらせなんて、「半返し」にもならないやい。・・・・ 後半しか見られなかったけど、ドラマ自体はおもしろかったから続編あったらきっと見るよ。 しかし銀行(しかも日本を代表するメガバンク?)って、あんなばかばかしいすったもんだを日々やってんのかね?つくづく・・・。 でも「やられたらやり返す」とはちょっと子供っぽいかな、と。 しかも最終回の「100倍返しだ!」には吹き出した。 なんか「7年殺し!」を思い出しちゃって。 (トイレット博士・・・知ってます?笑) P.S 「あまちゃん」は見てなかった。 朝の連ドラ楽しみに見るのって、なんかおばさんになったみたいでさ・・・。
「秋晴れ!」 ・・・とばかり、猛暑も過ぎて晴れわたる空。 幸運なことにちょうど週末から登山に行きました。 しかも北アルプス!、しかも3106mの北穂高岳!! 有名な涸沢の紅葉にはまだ少し早く、2割ほどの色付き。 それでも一日目、2日目、と・・・いや半日ごとくらいにどんどん色が変わってくるさまはなかなかの妙味。 途中一足早く一本だけ赤く染まったナナカマドに出会い、 「おまえがこの秋の一番乗りかい」と話しかけたりして。 涸沢はナナカマドが多いのでもう本当に、盛りには涸沢じゅう真っ赤になるんだよね。 でもまだ紅葉には少し早く赤いのは実だけで・・・。 この赤い実も可愛いだけど、 「全然美味しくないらしくて鳥も見向きもしない」んだってさ。 赤い実、赤い紅葉、でも花は白い・・ナナカマド。 涸沢に入った日はもう雲一つない!っていうのはこんな空って言うほどの晴天! こんな見事な秋晴れはいつ以来だろう・・・ 小学5年の時の運動会以来か・・・ 風はじゅうぶんさわやかで・・・。 かいた汗は流れる前にひいていって・・・。 ああ、秋だなあ。 あの基地外じみた猛暑は終わった事が、うれしいような寂しいような。 そして翌日、朝5時頃の日の出前はいわし雲みたいのがひろがってたけど徐々に流れて、そして北穂の頂上に向かう南稜を登っている間にはいい感じの量の雲を添えた青空! これ以上は望めないくらいの見事な秋の空!! まるで絵に描いたような・・・。 一生に何度こんな空を拝めるだろう・・・・。 そしてそして、360度のパノラマ!!! 富士山を正面に右に奥穂高(脇に滝谷!!)、左は大キレットから槍ヶ岳を抱え、遠くには鹿島槍が岳、薬師に黒部五郎、鷲羽・水晶、笠が岳、常念、燕、蝶が岳、エトセトラ、エトセトラ・・・ 名だたる山が連なる・・・ そしてその名峰をほとんどすべて登っていることがあらためてうれしく誇らしく・・・。 「これ全部登ったんだよ」と、頂上にいる誰に言うわけでもなくつぶやく。 いやあ、きれいでした! 「きれい」って言葉じゃ足りないくらい、ほんとに見事な大パノラマ。 「こりゃどこでシャッターを押してもいい写真が撮れちゃうわ、誰でもプロのカメラマン?」 ほんとはきついし北穂には一度登ったことあるからよそうかな、と思ってたりして。 でも、涸沢でこれだけの天気、好条件は望めないから登らなきゃソンかな、と思い切って登って本当によかった。 ・・・それに最近よく、ひょっとしたらもう来れないかもしれない、今回が最後かもしれない・・・なんて思うのはトシのせいだろうか。 少なくとも、北穂は多分これが最後かな。 きつくて大変だから、もう北アルプスの縦走なんてできないかなあ・・・なんて思いが頭をよぎるのでした。 実際今回はその後もキツかった! 下山の三日目は行動時間がなんと12時間! あれ、ひょっとして今までで最長?! ひゃあーー、キツいわけだわ! 3000mの頂上から一気に上高地まで下りて、もうへろへろのくたくた! 夕方6時の最終バスにようやく間に合った時にはもう真っ暗で。 (どんどん暗くなる山道はあせるやら心細いやら。もちろん街灯があるわけもなく・・・) その日のうちに東京へ帰る予定が帰れず、あわててバスの停留所で宿を探してもらい・・・・。 いやなんとも思いがけずハードな山行になってしまいました。 ほんとに、もうこれが最後にしたいわ、さすがにもう二度は・・・。 (今も筋肉痛でアシがぱんぱん) しかし上高地・沢渡(さわんど、と読む)の人はとても親切でした。 突然の電話にもかかわらず泊めてくれたり、食堂を教えてくれたり。 温泉も最高で。 (でももう二度は・・・笑) P.S その前の夜の、星のきれいだったこと! 近眼なのでよくわからなかったけど天の川も見えたんだって。 さらにさらに、流れ星も見ちゃったんだよ! それもすごく大きくて流れる時間の長いこと!思わず 「あ、あ!流れ星だよ!ほら!あそこに!・・・・」と 誰に言うでもなく叫んで。 いや、しかしデカイ流れ星。まさか飛行機かUFOか?・・・ なわけないけど。 お願いする時間はあったけれど特に何も願わなかった。 見るのに一生懸命で。
「9月の・・・」 文字通り台風一過、雲一つない空! この風! ああ、秋なんだな! ようやくあの基地外じみた夏が終わった・・・ふうう。 子供の頃はだんぜん夏が好きで(夏子、だし)、秋っていまひとつ好きでも嫌いでもなかったけど、こんなに秋が待ち遠しい日々はなかった・・・。 もう指折り数えて・・・・ ああ、この風、ひんやりとして・・・。 ようやくクーラーから解放される時が来たれり・・・ 消費電力も下がるわ。 ふうう。 勝ったぞ・・・ (何にだ?!)。 それにしても西の方ではちょっと大きい台風だったみたいですね。 東京はまあ風と、大雨くらいで、マンションの部屋に居ればさほど困った事もなく。 休日なので通勤・通学もないし。 (あ、でも最近は竜巻とかゲリラ豪雨とか・・・) 子供の頃は、台風とか嵐が来るとかなりの確率で停電になったっけな。 そうすると雨戸を閉めて、家族がみんな居間に集まって、と言ってもたいていお父さんはまだ会社で、お母さんがろうそくを取り出して日をつけて食卓の真ん中に置き、その周りにきょうだいが3人集まって、雷の光と音の間隔を数えたりして。 「光が先で、音が近いと雷も近いんだよ」と姉が物知り顔。 ピカッ! 一、二、三・・・バリバリバリッ!! 大音響! 「近いよ!近くに落ちたかも!」とか 「大丈夫、避雷針、っていうのがあって雷はそこに落ちるようになっていて・・」とか怖いんだか楽しいんだか・・・。 たいていメニューはカレー、それもうれしい。 (割とすぐ作れるからかな?じゃがとか玉ねぎとか、常備してある食材で) ある時、小学校2年か3年か・・・そんな感じで台風が来て停電になって、 ろうそくを囲んできょうだい3人雷を数えていたら「ドンドン!バタン!!」ってドアがいきなり開いてびしょぬれのおじさんが飛びこんで来た。 「あ、〇〇さん!」と母。 出入りの植木屋さんだった。 「どこそこで仕事してたらこの夕立に遭って・・・ちょっと雨宿りをさせてくれねえか」 「それは大変、入ってください、まあ難儀で・・・」とタオルやら差し出して、で、身体を拭きながら植木屋のおじさん(天才バカボンのパパみたいな恰好です。屋号の入ったハッピと土方ズボンに地下足袋スタイル)が母の出したお茶と軽い食べ物、せんべいとかチーズとかを口にしながらあぐらをかいて、本当にほっとした感じでくつろいで、 「どこそこで雷が落ちた」とか「イナビカリが西の空を真横に走って」とか 「俺の目の前に大きな木が真っ二つに・・・」とか。 臨場感たっぷりに話してくれる。 他にも昔の話とか戦争の話とかしてくれたっけな。 何しろ、そのほんの20数年前には戦争があったのだから。 (!!太平洋戦争、ね) 子供たちは神妙な面持ちで大人の話に聞き入って・・・・。 嵐の夜は怖いけど楽しかった。 停電もイベントみたいなものだった。 ミョーにハイテンションだったし。 停電なら宿題もしなくていいし。 家族が集まっているから安心感もあったんだろう。 母はまだ若く、お父さんは必ず帰ってきたし。(当たり前かな?) 私も姉も、ちびまる子ちゃんみたいな吊りスカートをはいてたし、弟は母の手作りみたいな長ズボンをはいていた。 ふふ、昭和の映画のひとこまみたいね。 今はめったに停電も起こらなくなった。 雷の間隔を数えることもないし、集まるきょうだいもいないしね。 もちろん飛びこんで来る植木屋さんもいるわけもなく。 (あの植木屋さん、まだ生きてるかな・・・) 一人で部屋で、CSで「LAW&ORDER」の再放送とか見ながら台風が通り過ぎるのを待つ。 怖いことはない、子供の頃と違って、どんな嵐もピークはせいぜい一時間くらいで、気づいた時はたいてい通り過ぎている、って知っているし。 そして一晩眠っちゃえば、ウソみたいに晴れた空。 今日みたいに。(火曜日) ああ、それにしても風のキモチいい事! 午後に空にスジ雲。 すっかり秋の雲。 あの忌まわしい積乱雲はもうない。 勝った。 (だから何に・・・) P.S すいません、西の方はそれどこじゃありませんね。
「東京オリンピックですって」 やっぱりこの話題ですね。 東京に決まっても決まらなくてもどっちでもいいと思ってたけどさすがに決定までの生放送は見ちゃいましたね。 とはいってもテレビ付けたまま寝て、時々起きて・・・。 (しかしほとんどのテレビ局が一晩中ぶっつづけで生放送するのはいかがなものか・・・NHKだけでいいじゃないか。笑。) 前から本当はほとんどイスタンブールに決まっていて(IOCはそれを望んでいて)、東京もマドリードもただの頭数・・というか経過に関心を集めさせて決定をより感動的に盛り上げるための脇役で、全ては誰かの(IOC?)の演出、筋書きかと思っていた。 だいたいW杯も五輪もほとんどどこかの国とか団体の利益のため、どこかの誰かの思惑であらかじめ密室で決まっているんだ、ごく少数の、本当に世界の数人による「権力のパイの切り分け」に過ぎないんだ、と。 だからいちいちハラハラなんかするもんか、W杯も五輪も好きだけど、そんな思惑に踊らされてたまるか、とひねくれて白けて見てたものだ。 そんなへそ曲がりでも、「TOKYO」と決まった紙を見た時はうれしかったな。 これで招致費用をどぶに捨てないで済んだ、とか、表に出ているギャラがもらえるアスリートとかVIPはともかく、縁の下でがんばっているたくさんの人たちはうれしいだろうな、とかね。 あ、少し前にここで書いた、いつも行く美容院のスポーツ好きのAさんは喜んだだろうな。 「時差なしの中継を、できるなら生で大好きな水泳やバレーボールをスタジアムで観たい」って言ってた・・・、 よかったね、Aさん。 アシのK子ちゃんも「開会式観たーい!!きっとすごいですよ〜〜!」 「いろいろな有名人が来るよね、ベッカムは絶対来る!」 「ベッカムは縁起物、だしね」 「メッシも来るかも!」なんてちょっと盛り上がった。 長すぎる開会式ショーはかんべんしてくれ! あ、今度こそ鳥山先生の公認キャラをぜひ!!(2002年のサッカーW杯の時にそうしてほしかった・・・) もろもろ・・・。 後追いニュースによれば、消去法で一番安定してる東京に決まったそうな。 確かにイスタンブールはいろいろ魅力的で、当初は本命だったと思うけど、ありゃ、シリアがお隣じゃん、と気づいて「さすがにキビシイな・・・」ひょっとしたら東京かも?!って思ったけどね。 まあとりあえず経済的にはよかったのかな。 間違いなく恩恵にはあり付けるだろうし株価も上がるし。 しかしだ。 どうしても気になるのが「猛暑」! 年々ひどくなっていく、この殺人的な猛暑!! 「猛暑」はどうすんだよ!?!? この夏も毎日ニュースで「熱中症に注意!」「外での運動は危険!!」ってさんざん言ってたじゃんよ、 じゃオリンピックは?!?! 外での運動・・・競技はどうすんだ?!?! 熱帯夜でサッカーや陸上させんのか!? マラソンはどうなるんだ? 見ているだけで熱中症になるぞ・・・。 '64年の東京オリンピックは10月10日に開会式だった。 (さすがに覚えていないけど) それを記念して「体育の日」ができた。 (今はハッピーマンデーで10月の第2月曜日) なぜ10月10日、というと気象庁がそれまでの記録を調べて一番晴天率の高い日を選んだそうな。 うん、10月なら最高の空の下で運動ができるだろうなあ。 せめて9月にずらせてはもらえないか・・・。 エアコン漬けの五輪観戦なんていやだ・・・。 まるで我慢比べみたいな試合なんか見たくない、選手に「猛暑」という敵と戦わせるつもりか? あまりに酷で、しらける話だ。 それは五輪憲章にひっかかりやしませんか。 見たいのは最高の闘い、究極の人間の力のはずだ・・・。 する方も、観る方も、青い空の下で風を感じながら最高のパフォーマンスを目の当りにできたらきっと素晴らしいのに。 自然がくれる、最高の「おもてなし」ではないのか?・・・・ ・・・でもきっと変わらないんだろうな。 猛暑で大会をすれば、きっといろいろ経済効果が期待できるんだろうな。 クーラーやビールや電気がよく売れる、とかさ。・・・ 期待半分、憂い半分であります。 ああ、今日はようやく涼しい。 この風!せめてこんな日に・・・。 P.S サッカー勝ちましたね。ま、親善試合だからね。 さほど感動もなく。 香川のシュートはよかったな。 まるでドルトムント時代の、本来の香川。