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2017年12月14日

「ラムちゃんの電撃」アイコン

 もう20年近く前。
不思議な経験をした。
それは「痛み」だ。
心の、とかじゃなくて。笑。
肉体的な痛み、左目の奥で、「ビリッ」という痛みに日に4回ほど襲われる…。
瞬間的なもので、痛みは一瞬なんだけど実に不快で、不安だった。アイコン

 マガジンスペシャル(今は亡き…)で「ボーイミーツガール」というリトル野球を題材にした作品を描いていた頃。

 最初はかすかな「ピッ」というしびれみたいな感覚で。
そのうち「ビリッ」というはっきりした痛みに代わった。
目の奥、そんな痛みは初めてで…。
取りあえず眼科へ行って診てもらうもお医者さんもわからず。
適当な(?)目薬を処方してもらったが特に改善はなく。
日に4,5回くらい瞬間に起こるだけだから症状としては正直大したことじゃないんだろう。
お医者さんも「こっちもわからない」とのんきなもんだった。
有名なお医者さんにも診てもらったが、わかったのはとりあえず「ドライアイ」ということくらいで。
もちろん鎮痛剤も効かず、神経っぽい痛みなのだが「帯状疱疹」でもなさそうだ。

 それが何なのか、どういう時に起こることか、因果がまったくわからないので自分でもうまく説明できず…
当然お医者さんにも見当はつかず。

 今みたいにネットで調べる…みたいな事はしてなかったので自分としても途方にくれていた。アイコン
仕事はできていたのだけれど…。

 そのうち、「痛み」は「恐怖」に変わっていった。
もしかしたら重大な病気なのかもしれない、目の奥だから、脳みそに何か異変が起きているんじゃないか…
命にかかわるような…とか。アイコン
でもどの病院のどの科に行くのかもわからない、まして漢方とかが効くとも全然思えず、誰に相談もできず、ただ絶望して震えていることしかできず…。
おおげさだよね…。
ま、今だからそう言えるのですが。
それでも漫画は描いていて…
何とかメンタルを保ち…。

 そして日に4回くらいだったその「ビリッ」の頻度が増えてきて、かなり頻繁に「ビリッビリッ」って感じになってきた。
経験はないんだけど、「感電」「放電」、もしくは「うる星やつら」のラムちゃんの「電撃」を受けているみたいな感じ?が一番あてはまった。
ラムちゃんとか、雷様が私の左目めがけて電撃を落としているみたいな。アイコン
深刻なんだか滑稽なんだか…
でも当時はかなり不快だったし怖かった。
そのうちとうとうペン入れに支障がでるようになってしまった…。
1,2日くらい休んだかも…。

 そしてある晩、その痛みは最大になった。
一晩中、ラムちゃんの電撃みたいなものがそれまでよりずっと強く、一定の間隔で襲ってくる…
ビリッビリビリッ…
てな感じで。
恐ろしい…。
その電撃攻撃(?)に対して布団の中で私は転がっているしかなく、夢うつつ、
「もうどうにでもしてくれ」と降参していた。
怖がることにも疲れ、もはやあきらめの心境。
自分でも、誰にもどうすることもできなかったし…。
実際には一晩中、ではなく、多分1時間かそこらだったと思うけど、脳裏に浮かぶのラムちゃんの姿が何ともアンバランスだった…。

 そしてそのまま気を失うように寝入ってしまい…
気が付くと朝になり…
そして。

 もうそれはなかった。
その晩の最大の「電撃攻撃」を最後に、それは突然に終わる。
ウソのように消えてなくなっていた。
以後、20年近く経っているが一度も起きていない。
(ドライアイはそのまま)

 あれは何だったんだろう?

 結局原因も何もわからず。
見当もつかず。いまさら知りたくもないし。
精神的なものだったのだろうかね。
何かの呪いとか?笑。
何にしてもよかった。アイコン
二度と起こりませんように、と祈る。
もちろん左目も脳みそも無事で、ドライアイによりコンタクトレンズが使えなくなり、めがね着用によりブスになった…
まあそんなことはどうでもいいわ。笑。

 不思議、不思議。
二度と関わりたくないけど。
とりあえず今、「不思議」で済むことにほっとしている。
よかったよかった。

 

PS.
「うる星やつら」は大好きだったなあ。アイコン
 高橋留美子先生の作品では一番好きかも。
 一番好きな話は「怪人赤マント」。
 好きなキャラはサクラさん、大食らいのレイさん、
 雨降り妖怪アメフラシなど…
 このアメフラシ、俵万智に似てるなあ、とか。
 アシさん達とうる星話になると一番人気なのが怪僧チェリー。
「おぬしの顔、ものすごく悪い!」のセリフに一同毎回爆笑。
 印象に残っているのは(1回こっきりだけど)「悪魔べリアル」。
 …犬連れている悪魔が現れて、その犬が「ちゃうちゃう犬」で、
 漫画の中でその悪魔が「ナニナニなのだ!」って言ってる隣で犬が吠えて
 るの、「ちゃうちゃう」って。
 それであたるさんが「違う、って言ってますが…」って突っ込むの。
 …高橋先生このネタ使いたくてこの話描いたんだよ、きっと!
 なんちゃって。
 懐かしいなあ!アイコン
 私も20代、一生懸命この大天才の先輩を追っかけて走ったっけな…
 雑誌やジャンルは違えども。
 私の記憶では「オタク」という単語はこの「うる星やつら」ファンから
 発生したような…。

 

夏子

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
2017年12月7日

「ケンゴに戴冠を」

 今シーズンのJリーグ、(もう承知の通り)川崎フロンターレの初優勝!!で幕を閉じた。アイコン
なんと!!!……

 感無量、というのはこういう事を言うのかな。アイコン
応援するようになってから10数年?J2時代からだったから…。
しかし、私はもう「サポ」の称号は失くしてるわ。
今年は一度も等々力行ってないし…。
先シーズンで、さすがに「…もういいか……これ以上はもう…マゾじゃないし…」
何度も何度もあと一歩!あと1試合!でタイトルを逃し続けて、ごめんなさい、もうかんべんしてください…
待ちくたびれました…の心境でしたから…。

 それにさすがに今年は残り数節で鹿島に勝ち点8差(くらいか?)をつけられていたからおそらく無理だろう、と思っていたし。
あと残り2,3試合になった時正真正銘フロンターレサポの友人から電話があった時も、
「ごめん、もうサッカー愛がないんだ、家じゅう探したんだけど
 どこにもないのよアイコン
フロンタだけじゃなく、ここ数年W杯での惨敗やFIFAのスキャンダル、そのほかにもいろいろ、いろいろ、うんざりするようなニュースばっかり聞かされて、
「ふざけるな、いいかげんにしてくれ!大人は汚いやい!!」って気分だった。
もちろん汚いのはサッカーだけじゃないですけど…。

 すっかり、サッカーに対する興味を失くしてしまっていて、どこをどう押したら愛がもどってくるのか途方にくれてたのよ…。
昔はあんなに愛していたのに…
終わったかな、と。
さみしいけど…。

 それにフロンターレの広報だったアマノ君がクラブを離れた事も大きかった。
うん、実はそれが一番大きいかな。アイコン
初めてアマノ君が三軒茶屋に来てくれて、「一緒にフロンターレを応援してください!!!!」と口説き(笑)に来てくれた頃、フロンタはまだJ2だったっけ…。
初めて等々力にフロンターレの試合を観に行った時もJ2で、相手は強敵サンフレッチェだった。
広島、その時J2落ちしていて。その時のフロンタから見たら一番手ごわいカードで、まだ初々しいケンゴ、FWは我那覇君、ジュニーニョが居て。
で、なんと1−0でしぶとく勝ったんだ!!
その時アマノ君とハグして、二人でぴょんぴょんはねて喜んだ…
私を「勝利の女神〜〜」と呼んでくれたなあ…。
その後も、浦和とか手ごわいカードの時を選んで試合を観に行き、その度勝っていたものだから私の霊験あらたかに…
なんちゃって。アイコン
もちろん私は関係なく、フロンタは「大物食い」してくれたんだよね、しばしば。だから何となく、観に行った時はいい思いをさせてもらったのさ。
あの頃はせいぜい3,4千人くらいの観客だったなあ。それをこの日は27000人!
10何年もかけてアマノ広報が何をしてきたかはずっと見てきたよ。…

 でももうそのアマノ君はいない…。
もしもその時が来るならば、あんたの隣で、あんたと一緒に迎えたかったよ…。

 昨年、五輪組織委員会の方に移ることが決まり、アマノ君にとっては最後の初タイトル奪取のチャンスだった。
それがあの(昨シーズンの)結末で…。
さすがに気持ちが離れてしまった…。
もちろん選手もアマノ広報部長にシャーレを捧げたかっただろうね。
私が思うよりはるかに大きく。百倍、千倍、10億倍か…。
アマノ君には間に合わなかった……。

 でも!
ケンゴには間に合った!アイコン

 私(だけじゃないと思うけど)さすがに無理かな?と思ってたから最終節はテレビ観戦してたのよ。
地上波で鹿島、BSでフロンタ。
ザッピング。
でも途中で、鹿島は引き分けじゃダメ、の情報を聞いて(引き分けOKかと勘違いしてた)
あれ?もしかしたら?って期待がむくむくと。
まさか!
そんなスポ根漫画みたいな事は…!

 フロンタはそうそうに2得点取って、鹿島は0−0のまま。
だから中継はもっぱら鹿島戦の方見てた。磐田を応援してたわけ。
そしてフロンタは追加点、追加点…
サクサク取るじゃない、こりゃもう磐田様、俊輔様お願い!よ。
それでも心の中では猜疑心で一杯…
絶対何かやらかす…苦笑…。
最後の最後で1−0で勝ちぬける鹿島の姿はもう何度も見せつけられてきたし、後半3点差を付けていてもわずか10分で逆転されるフロンタの姿も見せられてたか
ら(笑)。
最後の笛が鳴る時まで…。
信じて等々力に行ってたサポもそうだと思うけど、ほんとに最後の一秒まで賽の目がどっち転ぶかわからない、
手に汗握る、いいシーズンだったよね。

 ロスタイムの残り30秒くらいで優勝を確信し、チャンネルをフロンタの方に移すと、最後のケンゴの姿がアップで。(カメラマン、狙ってたね!)
その時のケンゴの表情。
視線は(多分)ベンチの方へ、
「どうなの!?俺たち…やったの?!?!」と、喜びと驚きと涙の入り混じった何とも言えない表情を浮かべて。
そして膝をついて号泣。…

 ああ、よかったね。アイコン
他の選手はともかく(いや、まだ若かったりするし、笑)ケンゴにだけは、ケンゴにタイトル間に合ってよかった!!!
正直言って年齢を考えたら「無理なのかな…そういうアスリートもいるよね、実力はあっても、運みたいなのが…くすん」と思っていたから。
ようやくケンゴに戴冠、皆さま一緒に喜んで~♪

 振り返れば、フロンタに関わってサッカーに関することをいろいろ学んだ。
とりわけ、「いくら点を取っても勝てない時がある」ことを教わった。(苦笑)
特に、09年のシーズン最終節は、どんなに点を重ねてもタイトルは遠かった…。
しかし、この日はどんどん点を重ね、どんどん得失差を積み上げ、鹿島にじわじわプレッシャーを与えた。
ありゃボディブローみたいに効いただろうね。
やっぱり「追いかける方」が強いかな?

 かつて何度もアマノ君に「ねえ、5点も6点も取らなくていいからここ一番の1点を取れるチームにしてよおー」と愚痴るたび、「…でもそれがフロンターレなので…」の苦笑い。
「つまり子供っぽいチームなのかな」…するとアマノ君「…ボクは、ボクはそのスタイルでタイトル獲れる時が来る事を信じてます!…よぉー…」…なかばやけくそに…。

 その日が来たね。アイコン
アマノ君、勝ったね!

 

PS.
 MVPは小林悠に!
 得点王とJとトリプル受賞〜!
 一番いいタイトルが全部まとめてきちゃった〜!!贅沢〜♪
 友人の小杉在住、正真正銘のサポ曰く、
「昨年はねえ、ユウは後半へたばっているとこ時々見かけたけど
 今年はそんなのなかった、強くなったよォ!」
 ハイ、もう一度「等々力劇場」のフィナーレに拍手を〜♪

 

夏子

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
 
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