P.S いやいや・・・アマノ君とは 10年近い付き合いで、何度かフロンタの選手の似顔絵描かせていただきましたが、サッカーだからでなく川崎だからでもなく、ひとえに「アマノ君だから」描いたような気がします。 「それは無茶かも・・・」とか 「ここまでやって、それでだめならあきらめもつくでしょ」なんてドタバタを繰り広げ・・・。 今回は上記の漫画のように「さすがにキビシイかな?でも・・・」 うまくいってくれたらいいな、そしたら私もきっとうれしいだろうな・・・と。 実際間に入ってくれたH田さんも顛末を見守り、結果アマノ君の執念が実を結んだ事を我が事のように喜んでくれました。 「いやあ、あきらめない、ってすごいですね。よいものを見せてもらいましたよ! ちょっと興奮しちゃいました。・・・」と。 そして何より、厳しいスケジュールの合間をやりくりして描き下ろしの原画を2枚(!!)も描いてくれた日向武史先生に大大感謝です。 また、担当編集のSさんも快く取り持ってくださいました。 (漫画家さんに余計な負担、はできれば避けたかったでしょうから) 感謝、感謝であります。 ほんとに、週刊連載というものがどれほどきびしいカレンダーで進行しているか、ようくわかっております。 少しでも休みがあったら心身とも休みたいところでしょう、実際。 それを、こんなすばらしい原画(必見よ)を心をこめて描き上げてくださった・・・・。 ほんとに、ほんとに魂入った絵です! 必見!! ・・・私も描かせてもらいましたが、いやあ、負けてますね。 やはり厳しいスケジュールをやりくりして、それでも描いた絵の迫力にはちょっと、かなわないですね。 ぜひ御覧あれ。 (私のは、フロンタのユニを着た五郎ちゃんと鷹君です。他にもオマケ有り) いやいや・・・。
*** インフォメーション ***
「闘Aまんがまつり」のイベント内容が分かるアドレスは以下の通りです。 http://www.frontale.co.jp/info/2013/0607_1.html 等々力の近くの方、ぜひ足をお運びください。 当日川崎対鹿島戦を観戦した方はスタジアム内でその日向先生の原画(!)も見られます。 (ついでに私の原画も見られたりして) いやあ、私も(データでだけど)日向先生の絵見せてもらったけど雑誌で普段見る漫画とは違って、なんかすごく素敵でしたよ!! 鉛筆のタッチがきいてて・・・ 自分の絵は当たり前だけどいつでも見られるけど、他の漫画家さんの、オフの絵、ってめったに見る機会ないのですごく新鮮でした! ぜひぜひ! この感動をスタジアムで味わってください。
夏子
「まだ本気だしてないだけ?!」 コンフェデ始まりましたね。・・・・・ う〜ん、充分に時間があって、ベストのメンバーで十二分に戦術を練って、 完璧にフィジカルを作ってキンキンに集中して・・・・ さらに120%のチームワークを持ってしても対等に戦うにはかなりの困難を要求されるサッカー強国のブラジルが相手だよ? 移動での疲労が取れないまま、ろくにチーム戦術も統一できないで、まともに戦えると思っていたのかな。 ちょっとブラジルに「失礼な」レベルのような気がします。 これで勝てたら(引き分けでも)むしろ不思議。 有りえないけど。 古い話ですが、 あのアトランタの時のチームは、もっともっと集中してたよ。 そりゃフル代表と五輪代表じゃカレンダーが違うけど、もっと、ブラジルと 闘える喜びというか、魂を感じたなあ。 初戦がブラジル、と決まった時日本中が「ダメだこりゃ」って思う中、彼らだけが少しでも彼らを本気にさせてやる!っていうガッツがみなぎっていた。 一年間365日、1分1秒、ブラジルの事だけを考え、考えられるすべての準備をし、心のホントの奥底では「勝ちたい!!!!」って思っていたはず・・・。 あの時の「きらきら度」いや、「ぎらぎら度」は今回のチームとは比べるべくもない・・・。 もっと古い話だけど88年のソウル五輪で、女子バレーで日本は当時世界一だったロシアと初戦戦う事になっちゃったんだけど、あの時の全日本もスゴかったよ。 1年間、ひたすら五輪のロシア戦の為だけに生活し、それこそ試合が始まる時間に合わせ、仮想ロシア(男性スタッフが女装して・・いやしないか、ロシア選手の名前をつけてなりきって)チームを作り、敵選手のすべてのクセを分析して、シュミレーションして、その時のためにそれこそバレー人生のすべてをかけて挑んだんだ。 結果は、フルセットで勝利!! あの五輪で金メダルを獲った最強ロシアは、日本にだけ負けたのよね・・・。 その時のアトランタの彼らほど、ソウルの彼女らほど準備してないよね。 勝てるわけないじゃないの!・・・ それより腹がたったのは試合後の選手らのコメント。 「全然だめ」本田かな? 「こんなんでW杯優勝、なて言ったら笑われる」たしか長友。 「全然決められなかった」香川か・・・。 「もっと攻めなきゃ・・・」とか。 他、いくつか、詳細は忘れちゃったけど、かなり自虐的な台詞が。 あの敗戦の後、何言ってもカッコ悪いよ!!! そんなセリフを言うならいっぺん代表返上してみたら?と言いたくなった。 あのすばらしい場を与えられて、「攻められない」なんて。・・・ 「攻められないならそのポジション俺にくれ、俺ならどんどんぶちかますぞ」って思う選手一杯いたと思うよ。 もちろん選手を選ぶのは監督で、選抜されなかった彼らはそれを心の中で叫ぶだけ、どんなにか悔しい思いでその苦いものをお腹に落とすのだろう・・・。 選ばれなかった者の事を少しでも思っていたなら、もう少し前へ攻めていたと 思う。 監督の顔色ばかり伺いやがって!! ・・・ってそんな事はないと信じてますが。 もちろん、長友らをはずすことはまずないだろうけど、その事を本人達が無意識に自覚しちゃいませんか? 今日はダメだったけど次があるから、今日はまだ俺本気出してないだけ・・・とか? いつ出すのよ?今でしょ!!(やや旬を過ぎたか・・・。) ドルトムント時代の香川が、ちょっと調子を落としていた時クロップ監督が2,3試合ベンチに座らせていたな。 その時の香川の心境は充分想像つく。 そして充分「飢え」させた後の香川の活躍たるや・・・。 ザック監督はそんなマネできないよね。 ふっ・・・。 攻めなきゃいけない時に守備の選手入れる監督ですもの。 韓国やオーストラリアを率いたヒディング監督は、後半もういよいよ、という時はFWが4人、なんて選手交代をさせたっけな。 細かい戦術とか理屈はもうカンケーない、とにかく攻めろ!攻めなきゃ明日はないぞ!!・・・ ・・・って監督の心意気が十二分に伝わってきたものだ。 (たいてい、功を奏して逆転!そしてガッツポーーーーズ・・・・) 来年W杯だけど、 ねえ、やっぱあの監督でいいのかな・・・。 P.S1 次は20日のイタリア戦、イタリア強いねえ。 ピルロ様、なんか映画俳優みたいな。うふふ。 おヒゲが萌♪ メキシコのFWのチチャ(エルナンデス、香川の同僚)、 NHK「シャーロック」に出てくるモリアーティに似てる・・・ 知らねって。 「チチャリート」って「小さい豆」って意味の愛称らしい。 ちいちゃいりーと、豆=リート・・・ではない。 ドスサントス可愛い、でも強いぞ倒れないぞ。 スペイン、シャビとイニエスタ、こんなに小さい・・・ ピケと並ぶとまるで北アルプスの吊り尾根か大キレット・・ 知らねって、誰も・・・でも強いぞうまいぞ。 メッシがいない、あ、スペイン人じゃないわ。 FWは遅咲きのソルダード。ソルジャー・・・ 「戦士」って意味。いい名前。がんばれ。 P.S2 イタリアのバロテッリ、ゴールした後、ユニを脱いじゃったら イエローカード、ってわかっちゃいるのに 脱いじゃう愛すべきお馬鹿さん♪ シーズン中も無断駐車しちゃいけないとこに駐車して、怒られて、 ずうーっと彼をかばってきた監督さんも匙を投げ・・・ で本人スネて、「誰もホントのマリオ(彼の名前)を わかってくれない・・・」って泣く・・・わかんないよ!!!笑。
「W杯アジア予選最終戦・・・」 なんですけど・・・。 中立地で観客がほとんどいなかったせいかもしれないけど・・・ しまらない、というかつまらない試合だったなぁ。 気温32度くらいで、暑いはずなのに熱気は全然伝わってこなかった。 今日雨降って肌寒かったせいかしら? でもこれで今週末、15日のコンフェデのブラジル戦のスタメンは決まったね。 つまりいつものメンバー、ってこと。 (アジア杯の、優勝時の) 強烈に感じたのは出ていない本田の存在感だ。 念願のトップ下に入った香川も、結局本田にとって代わる事は出来なかったということか。 (ますますザック監督の本田依存が高まるか) しかし本田がいるといないとではこれほどまで違うものか…改めて実感。 やはり10番は本田の方が・・・・・・・・。 先週、本田が記者会見でチームメイト一人一人の名をあげて語った事は何だったのかな。 彼のあの言葉を、自分のものとして受け止めた選手は何人いたか・・・。 すでにW杯出場を決めている「ゆるみ」や「ゆだん」があったとは思わないけど、ほんと、それは本田の言うように「自問自答」を繰り返して対処するしかないじゃないか。 (あのセリフ、好き) 競技は違うけど柔道の山下泰弘を思い出した。 70年後半〜80年前半、山下は無敵だった。 (確か、公式戦では一度も負けずに畳を降りたのでは?) その山下、84年のロス五輪を控えて、自分にゆだんがないか、自問自答を繰り返し、イメージトレーニングを続けたそうだ。 すると・・・ 「いかん、どうやっても俺が勝ってしまう!!」(爆笑・・・でもスゴい) で、さらに精進を続けたそうな。 結果はご存じ金メダル。 今のスタメンの一角を突き破るような選手は残念ながら現れなかった、というわけだ。 「俺がとって代わってやる!」 「俺こそが(たとえば)トップ下だ!」って 気概を感じられるようなプレーはあんまり印象に残ってないわ。 むしろ退場になっちゃったイラクの選手、彼の方が熱かった? もちろん退場食らう事自体は愚かには違いないんけど、馬鹿にすらなれない、というのは時に負けるよりカッコ悪い・・・私の好みでは。 ナブラチロワ(テニスね)は昔宿敵エバートに勝つために、トレーナーから 「エバートを憎め」と刷り込まれたそうだ。 身体は大きく、才能はスゴかったナブラチロワだけど本来は普通の、田舎の少女だった。 お姉さんのように慕ってあこがれていた(強くて美人でしかも性格もいい)クリス(エバート)を本当は憎みたかったくなんかなかっただろう。 アメリカへ亡命したばかりで、ヘアピンすらどこで買っていいかわからず、クリスに選んでもらっていた っていうのに!・・・・ でも勝ちたかったから。 彼女は「鬼」の仮面をつけた。 そしていつしか仮面を取ってもその下は鬼の顔になっていた。 「鬼神」となって、とにかく勝ち続けた。 エバートを完膚なきまでにたたきのめした。 次の鬼、シュテフィ・グラフが現れるまで・・・・。 本田はあの会見で、チームメイトに「鬼になってほしい」と言いたかったのではないか。 「闘いの鬼」になって、ポジションを奪い取ってほしい、と。 かつて自分が(中村)俊輔からそうしたみたいに。 (そういえばナブラチロワも金髪に染めてから変わったような。ほんとは黒髪なのよね) う〜〜む、本田、深い・・・。 なんか昨日のイラク戦を示唆してたような・・・思いは結果、裏切られたのだけど。 今までなんとなくピリッと、スカッとしないのは監督のせいかと思っていたけど、 そればかりじゃないわね。・・・・ 試合中、解説者の人が言ってた、 南アW杯の直前の、親善試合のイングランド戦での川島を思い出した。 あの試合で正GKに抜擢された川島君はルーニーの右上スミのボレーシュートを掻き出し、ランパードのPKを見事に止めたっけな。 あれがあって、今の彼が在るんだよな・・・。 後日、本人が言うには、 「俺、失うものなかったし」。 そこまで危機感を持った選手が、昨日何人いたかなぁ。 そう、危機感。 何人かの選手、「危機感」と口にはするものの、ピッチから、画面からは残念ながら伝わってはこなかった。 うわあ、もっとハジけろよ!!!! 残念だけど、違う選手(たとえばJとかから)を招集する時期かもしれませんね。 P.S 渋谷の「DJポリス」、この後よけいなおしゃべりをしなかったら「粋」ですね。 とかくメディアが引っ張り出したがるから・・・。
「20年前の私へ」 日本、無事2014年ブラジルW杯出場決定! ・・・って今日はやっぱりこれしかないでしょ。 引き分けでも決定、負けても他国の結果次第で決定、っていうかなり鉄板の大一番(?)だったのでそうとう余裕でテレビ見ていられましたわ。 ま、ホームで決定の瞬間を迎えるのは初めて、ということなのでメディアは当然盛ってましたな。 試合自体は点は入らないまでもまあ普通に引き締まった展開だったような。 しかしやはり本田は頼もしかったですな。 ザック監督があれだけ依存するのも理解できるわ。 (監督としては及第点、というか「凡庸」かも) 最初の香川のシュートはかなり惜しかった・・・・うむ。 川島はナイスセーブ!! イエイ♪ でも感動するほどじゃないわね。 ほっ、と、もしなかったような。 当然、というか。 W杯に出場できる、という事が。 こんな日が来るなんて・・・。 20年前、「アノ試合」観るためにカタールのドーハに居た。 後半、終了間際、イラクのコーナーキック、ショートコーナーから上がったセンタリングをイラクのFWオムラムにヘディングシュート入れられた時。 GK松永が一歩も動けず見送った時。 200人足らずだった日本サポーター(私も)だけが目の前で見ていながら状況を、つまりW杯に出られなくなった、という事を理解できないでいた。 現地のスタジアムでは当然実況も聴けず、他会場の情報もまったくわからなかったから、私達はタイムアップ後、15分くらいきょろきょろしていた。 「引き分けになっちゃったけど、どうなの?」 「出場権は、まだ可能性あるのかな?」 「他の試合の結果次第ではまだ望みがあるかも・・・?」 なんてことを知らない人同士でつぶやいていたんだ。 でもピッチでいつまでも立ち上がらない選手を見て、 「ああ、やっぱりダメだったんだ・・・」と、 がっかりし、記者の人が最終結果の出た順位表を金網ごしに私達に渡してくれて、 ようやく 「ああ、日本はW杯に行かれないんだ・・・・」と 思い知らされたっけ・・・。 脳天に、ズン!て感じで。・・・・ 悲しいとか悔しいとかの感情はあまり記憶になく、ただただ茫然、としていた。 他の人、200人ほどのサポもみんな同じ表情でぼうっとしてたっけ。 不思議と涙とかは出ず、誰も何も言葉を発することもなく・・・ ほんとにただただ茫然、と。 「ああ、W杯はやっぱり夢だったんだな・・・ さっきまでここに、てのひらにあったはずなのに・・・。」 あの時の私に、 あのスタジアムにいた200人に、飛んで行って言ってあげたい。 「大丈夫、日本はこれから少しづつ強くなっていくから。 今回はダメだったけど、次のフランス大会は苦しんで闘いぬいた末、 見事に出場権を勝ち取るんだよ。 次は日本大会だから開催国権利で出場できるしその次のドイツ大会も 無事出場できる。 ドイツの本大会は残念な結果だったけど、その次の南ア大会では とうとう実力で(ホームタウンディジションでなく)グループリーグを 突破するんだ。 あの時は世界中が日本を賞賛してくれた。 そして何人もの若い選手が海外に渡る。 その中には世界のビッグクラブで、スタメンとか、トップ下を まかされるような選手も現れて・・・。 そして今日、もう5回目、5大会連続出場できる事になった。 W杯に出場して当たり前、って時代が来るんだよ。 来たんだ。」 「そんなのウソだっ、信じられるもんか!! 今、目の前で勝てなかったのに・・・ 明日の事なんて、考えられないやいっ・・・・ 涙も出ないのにッ・・・・・・・・・・・」 「今は考えられなくても、そういう日がくるから大丈夫、 日本サッカーは少しづつ、でも確実に強くなっていくから。・・・・」 そう言ってあげたい。 ドーハでは怖くて顔を半分おおいながらゲームを見ていた。 ジョホールバルでは祈るような気持ちで見つめて・・・。 そして今日は。 料理しながらキッチンとリビングを行ったり来たり。 録画もしなかったしオーストラリアに先制されても「何とかなる」と思ってなんか安心して見ていた。 最後のPKでは、 「大丈夫とは思うけど時々あるな、PKふかしたり・・・ 誰が蹴る?遠藤かな・・・ あ、本田だ。まあ大丈夫でしょ・・・。」 てなもんだよ。 ほんとに「大丈夫」になっちゃった。 一度も心拍数上がることはなかった。 それがいい事なのか寂しい事なのか・・・ 大丈夫にもほどがあるだろ!!笑。 こら!実況アナ、劇的!って言うな! 劇的、っていうのはもっと劇的なんだ! そんな日が来てしまいました。 ああ、20年経ったんだな。 でも「祝・ブラジルW杯出場決定」! 次はコンフェデだぜい! 興奮させてくれ!! P.S しかし、さすがの本田君もPKは緊張してたんだろうかな、唇が紫色だった。 黒目も瞳孔が開きっぱなしか?真っ黒で。 それにやつれて、か?引き締まって、か? 顔の輪郭がすごいシャープ。