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2009年8月26日

「北アルプス縦走」
 ようやく北アルプス行かれました。アイコン
3泊4日。
夏だってのに天気がぱっとしないのでなかなか出発できなかったのですが。
ようやく夏山らしい登山ができました。

 始めは「燕〜大天井〜槍ヶ岳〜中岳〜天狗原」の、いわゆる表銀座縦走コースを行くはずだったんですが、初日が雨で、少し予定が狂い、「燕〜大天井〜常念〜蝶ケ岳」のやや易しいコースに変更。

「おお、楽チンアイコン」と甘く見てたらやはり甘かった。
燕〜大天井までは風が強くてやや寒かったんだけど、晴れて真正面に槍・穂高がくっきり見えてこの上なく美しく、
「こうでなくっちゃね!」と御機嫌アイコンで足取りも軽かったんですが・・・。

 三日目、常念岳を登頂した後、蝶へ向かう道が・・・しんどかったあ。アイコン

 高校1年の時夏合宿で横尾から蝶ケ岳に登り、その時簡単だったんで今回も
「軽い軽い」・・・のはずが、疲労が重なっていたのかかなりバテてしまいました。
く〜〜〜、初めておばさんパーティーに追い抜かれてしまった・・・。 アイコン

 下り、ってしんどいのよね、太ももにくるの、少しづつ。
考えてみたらその日は行動時間が9時間になっていたなあ。
やはりオーバーワークでしたな。・・・

 それでも燕では初めて(野生の)コマクサを見られたし、槍穂のパノラマをいやって程(別にいやじゃないけど)堪能できる稜線歩きは極上でした。
「やっぱ夏山はこうでなきゃ!アイコン」と雄叫びをあげながらね。

 でも風はかなりひんやりとし、雲の形は早くも秋の装いを感じさせ、
「ああ、8月も後半だったんだなあ」とも思ったんでした。

 4日目は贅沢にも「徳沢園」(それまでの山小屋とはちがってホテル)の個室を取り、お風呂にも入り、豪華なディナーを食べ、縦走の終りを締めくくり・・・。
そして徳沢〜上高地の梓川沿いの美しい樹林を眺めながらのんびりと歩く。
「いつもこの道せかせかと歩くんだよねー」とかしゃべりながら。

「徳沢園」は井上靖の小説「氷壁」の舞台にもなった場所。(大好きな小説!)
その中で主人公が友を山で亡くした直後同じ道を歩きながら、
「そこを過ぎれば前穂高が見えなくなる」と心でつぶやくシーンがあった。

 歩きながら「ああ、あのシーンはこの辺だったんだな」とか思いだしたりしていた。
下山の時は8割方ほっとしている。
で、残りの2割はなんとなく寂しい感じアイコンもするものだ。
後ろに残してきた山があの槍穂高のパノラマなら、とりわけ。

 それにしてもこの夏は短かったなあ。

P.S
 常念小屋では混んでいたので1畳に2人で寝たのよ。奇跡的にぐっすり眠れたのら。・・・
 週刊スピリッツ「明日のない空」掲載中。アイコン

夏子

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
2009年8月20日

一段落しました。アイコン
で、今週のお題・・・。

「夏休み」
 今年の夏、さほど猛暑でなくてほっとしてます。
雨にはたたられたけど。アイコン

 子供の頃の夏休みといえば、近場の海とかに連れてってもらったりもしたけど、たいてい家でごろごろしてたなあ。
それはそれで結構楽しくてね。アイコン
夏休み帳やったり宿題の絵を描いたり、ひまわりの観察をしたり・・・。

 朝ラジオ体操に行くのはおっくうだったけど、まあ基本的に何もしないのよ、日記に記せるような事は。
(書くことなくて困ったっけな・・・)
そういえば子供の頃の夏の朝はひんやりさわやかで、夏の匂いがしたな。
朝露の湿気とか草の匂いとかだったのかな。
今山へ行くとそういう匂いがして懐かしいね。アイコン

 近所に新しく出来たプールがあってね。
市民プールなので当時としてはめずらしいリッチな、リゾートタイプのプールでさ。
アメーバみたいなクネクネした形のかなり大きいプールが3つ(深さが違うの)にさらに競泳用にも使える50メートルのレーンが8つくらい取れて子供じゃ足が立たない深さの本格的、でもなぜだか6角形のプールがあって、プールサイドには広々とした芝生と、リゾートチェアみたいのがいくつもある。
まるでバリのホテルのプールみたいだったなあ。

 そのプールが、川崎市民は2時間50円!アイコン(当時でもこれは安かった!!)で利用できたんだ。
家から近かったから水着にワンピースか何かはおって、タオルひとつ持って、よく泳ぎに行ったなあ、子供だけでさ。
帰りに屋台のおでんとか一杯100円のラーメン(当時でも安かった!!なぜだかアイスとかよりあったかいものが美味しかったなあ、身体が冷えてたんだろうね)とか食べて、水着下に着たまま帰ったもんだ。

 そうすると午後は昼寝だね。
疲れからほんと、ぐっすり眠ったものだ。
あんないい眠りはもう味わえないかも・・・と長らく思ってたんだけど近年は登山やってるから(スノボも)かなりあれに近い眠りを得られる時もある。
幸せかも。アイコン

 8月ももう半分過ぎちゃった。
そうなるとなぜだか速度が上がるのよね、夏休みの過ぎるスピードが。
「巻き」が入ったみたいに。
「終わるぞ!もう終わるぞ!」って誰かが言っているような。
夏のやつ、スパートかけてやがる・・・ラストスパートだ。・・・

 もう「夏休み」はないのになぜだかあの速く過ぎる感覚だけは変わらないよなあ、とっくに大人になっているのになあ、と苦笑いする8月。
終わるぞ! アイコン

P.S
 週刊スピリッツにて「明日のない空」掲載中。
 今週から。
 よろちくね。アイコン

夏子

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
2009年8月12日

「大雨の白馬大雪渓をゆく」
 先週末、天気予報が晴れなので満を持して白馬縦走に出たのですが・・・
あいにくの荒天で、よもやの雨中の登山をなってしまいました。
くすん。アイコン

 いやあ、しんどかったあ。
大雪渓(白馬の有名な残雪地帯)にかかった時点で、小雨。
予報もあったし雨は止むだろう、と踏んでアイゼン着けて登りだしたんですがね。
雨、止むどころかどんどんひどくなった。アイコン
1時間ほど登ったところで「戻ろうかなあ」とも思ったんですが、そこで下山してもし雨が止んだら悔しいし、てなわけで続行。
(この時中止してたら・・・と後で何度も思いましたね)

 大雪渓、って登り出したらもう行くしかないんだよね。
で、雨降っても逃げ場はない。
普通の登山道だったら樹林とかで雨あんまりかからないで済むんだけど・・・。
もう4時間、雨の中を目指す頂上小屋までひたすら登るのみ。アイコン

 幸いゴアテックス製の品質のよい雨具のおかげで体温は大丈夫、風もあったけどさして冷たくはないし・・・。
ただ雨のせいで眼鏡ができないのは不便だった。
まだ昼なのに空は暗いし、不安だし。

 大雪渓が終り、ほっとしたのもつかの間、同行者の連れが、
「・・・肩が冷えてバテた、先に行って」と言いだす。
「だめだよ、一緒に登るよ」
こう言ったけど、その時が何よりも怖かった。
私より体力も経験もある人が・・・。アイコン

 ・・・しかし不思議なもので、そうなると私の方は俄然、元気が出てきた。
「一人がばてたら自分が風よけになってもがんばろう、いざとなったら荷物も
 持ってやろう。」とさえ思った。アイコン
実際私はまだ体力が充分残っていたし。
それでも雨のせいで気ははってても自分では気づかない内に体力が消耗してたら怖いなあ・・・と心配もしながら。

 ゆっくりだけど確実に、時折後ろを振り返りながらひたすら雨の中を登る。
登山道は大雨のせいでまるで沢だ。
3時間ほど(コースタイムより速かった♪アイコン)でようやく三角の小屋の屋根が見えた。
あれが幻じゃありませんように・・・と、
「あれ、頂上小屋ですよね?」と他の登山者に聞く。
「・・・みたいですね。」
ほっ。

「頂上小屋だよー、もうすぐだよー」と連れに声をかける。
連れもゆっくり登ってくる。
ようやく雨から解放される。アイコン
これほど山小屋がありがたかったのは初めてだ。・・・・

 ・・・で、翌日も天気は快方に向かわず、登頂せずに大雪渓を下る事に。
残念だけど白馬は2年前一度登ってるし、前日の雨で、すっかり気分も萎えているしね。
それにしても、今年の夏は変な天気だなあ。
短い夏山のシーズンが終ってしまうよ・・・。 アイコン

P.S
 来週発売のスピリッツ、よろしく。アイコン

夏子

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
2009年8月5日

「登山のススメ」
 梅雨がホントに明けたんだかホントはまだなんだか、異常気象なんだかかんだかよくわかんない天気で・・・。アイコン
先週から北アルプスの白馬岳の縦走に行きたいんだけどなかなか行かれません。
(白馬はもちろん一回登ったことあるんだけど別ルートから登る予定)

 例の北海道トムラウシ山の遭難事件の影響で、このところよく人から
「大丈夫?」って聞かれる事が多くて。
「うん、私はあんなにハードな日程で行かないから。天気が悪かったら様子見るし」
って言ってる。アイコン

 「安易な百名山ブームも問題」って意見も。
う〜ん、百名山はいいと思うんだけど。
私もやったし。
でもねえ・・やっぱりねえ自分の力量は分かっていた方がいいと思うよ。

 もし百名山完登したいなら若いうちから始めておくことだ。アイコン
もちろん個人差はあるし70過ぎでも知識も体力も豊富な登山者はいるけど、そういう人達は多分若い頃から登っていた人達じゃないかな。
剱岳とか、やっぱりかなり怖いし・・・。
あんまり百にこだわらなくても、いい感じの山にだけ登るのもいいし・・・。

 登山って基本的に苦しいんだよね。アイコン
歩くだけなのにね。
特に登り始めの1〜2時間くらいがリズムや息が整わなかったりしてけっこうしんどい。
「マジ苦しい」「やぱ登るんじゃなかった」なんて毎回思ってる。
でもその「苦しい」のが本当に「苦しい」のか、もう少しがんばれば調子がでてきていい感じになってくるのか、苦しい中でそれを見極めるのも割とおもしろい。
で、たいていは「いい感じアイコン」のペースになってきてね。
そういう時なんか「うん、いいぞ」と思う。
快感、といえるのかな。

 本当に「だめだ、苦しい」と思ったのはいきなり2000メ−トル地点から登り始めて高山病になった「木曽駒ヶ岳」と4時間の急登の「笠ガ岳」、11時間の行動時間の末、よたよたになってたどりついた「薬師沢」かな・・・。

 汗がぶんぶん出て沢の水頭からざーっとかぶる夏の北アルプスもいいけど、私が一番好きなのはゆったりと4、5時間歩く紅葉登山かな。アイコン
どっちも楽しい。

 でも若い人こそ山に登っておくといいよ。
先は長いしね。 アイコン

P.S
 8/17 発売のスピリッツ38号より「明日のない空」続編掲載。
 よろしくね。アイコン

夏子

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
 
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